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画像2は、ウクライナ国旗の元になっていると言われる、ウクライナの風景です。これが、本来のウクライナの姿です。（Wikipediaより）
画像3は、チェコが、ウクライナに提供する「T-72戦車」です。東部・東南部戦線での、活躍が期待されています。（Future Publishing via Getty Images）
ウクライナの人々の必死の戦いに依って、首都キーウ（キエフ）周辺のロシア軍は、ベラルーシに撤退したとのことです。ロシア軍の撤退した後には、拷問・虐殺された民間人の遺体が、沢山、放置されていたとの事です。恐ろしい事です。
報道では、ロシアの一般兵が侵攻して来た後、FSB（ロシア連邦保安庁）と思われる部隊が入って来て、拷問・虐殺を行ったと云われています。ロシアの一般兵も、FSB（ロシア連邦保安庁）の部隊を怖がっているとの表現でした。
追記：【ベルリン時事】ドイツ誌シュピーゲル（電子版）は4/７ 21:21 連邦情報局（ＢＮＤ）が、ロシア兵らがウクライナの首都キーウ（キエフ）近郊ブチャでの市民殺害について無線通信で会話していたのを傍受したと報じた。会話は、自転車に乗った人を撃ったなど、出回っている遺体の写真と合致する内容だった。別の会話では、ウクライナ兵を尋問した後に銃殺したことなどが語られていた。さらに、シリア内戦などでも活動したとされる、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の傭兵（ようへい）が、殺害に関与していたことも示唆されているという。
今回のプーチン・ロシアに依るウクライナ侵略の外的要因について、考えました。
2008年、グルジアでの南オセチア紛争（2008年）で、国際社会は、プーチン・ロシアの横暴を許しました。これで、プーチンは、武力での領土拡張を、上手くやれば、「西側諸国が目をつむる」と云う自信をつけたと考えています。しかも、この時、米国は、イラク戦争で手一杯と云う状況でした。更に、米国は、大統領選挙の時期でした。これを、プーチンは、上手く読んだ様です。
2014年、ソチオリンピック閉会式後に、ウクライナのクリミア半島にロシア軍は侵攻し、一方的に併合を宣言しましたが、米国のオバマ大統領は、「見て見ぬふり」をしていました。とても信じられない事です。
米軍の偵察衛星や、通信の傍受等から、ロシア軍が、クリミア半島侵攻の態勢に入っている報告を、当然受けていた筈です。でも、オバマ大統領は、何もしなかった。得意の「見て見ぬふり」です。
これを見ていて、中国の習近平は、南シナ海占領の命令を出したと思われます。プーチンや習近平から見ると、オバマ大統領は、国際社会の秩序を守る気概の無い、「気の弱い無能な指導者」に見えた様です。
現在のアメリカ合衆国のバイデン大統領は、当時のオバマ政権の副大統領でした。プーチンからすれば、また、オバマ流の「見て見ぬふり」をしてくれるのでは？と「悪しき期待」をした様ですが、これは、さすがに、外れた様です。
ドイツの首相を務めた、メルケルさんは、安いガス・石油・石炭が欲しくて、プーチン・ロシアにすり寄り、ドイツ経済・ヨーロッパ経済の基盤を「ロシアのガス・石油・石炭依存」と云う危険な体質に、変化させました。
この、「ロシアのガス・石油・石炭依存」と云うドイツ・ヨーロッパの状態が、今回のプーチン・ロシアのウクライナ侵略を誘引したと言っても過言では無いと思います。
ドイツの政治家が、引退後、ロシアからのガス輸送パイプライン「ノルドストリーム1/2」の利権等に群がっている事は、報道で、良く知られています。この点については、ウクライナのゼレンスキー大統領が、テレビ演説で、いつも遠回しですが、触れています。
ドイツの政治家達が、「第二のアドルフ・ヒトラーとも言える、ウラジーミル・プーチン」を作り出す事を手助けしたとすれば、大きな皮肉です。また、ウクライナの人々にとっては、この事は、「大きな悲劇」になっています。
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