インターネットコオロギについて、いつか誰かに話してみたいと思っていた。
でもいざ誰かと一緒にいる時には忘れている。
というわけで、インターネットコオロギについて話をしたいと思いつつ
今まで叶えられなかったものを、ちょっとここで書かせてもらおうと思う。
あくまでも私の記憶に基づいて、表現してみたいと思う。
私が購読しているTVブロスという雑誌には、大学の研究者がその研究内容を説明してくれるコーナーがある。
もう10年近く前ではないかと思うが、コオロギを研究する先生が登場した。
人の脳内にはセロトニンという脳内物質がある。不足するとうつ病になるものだ。
なんとそれはコオロギの脳内にもあるという。
人もコオロギも、形は違えど同じ生物であり、その脳にはセロトニンのような共通点もある。
脳に共通物質があるならば、生物として、共通するような行動もあるかもしれない。
そんなところが、先生の研究テーマだったと思う。
研究室では研究のため、コオロギを一匹ずつタッパーに入れて飼っている。
卵を一つタッパーに入れておき、そのまま大人になるまで育てる。研究室の棚にはそんなタッパーが何個も並べられている。
不思議なことに、そうやって育てたコオロギは普通のコオロギより大きく、色も黒くなるという。
さて多くの生物の例に漏れず、コオロギは交尾の時期に、オス同士戦ってメスを獲得する。
自然界に暮らす普通のコオロギは、オス同士戦っても相手が負けを認めさえすれば、そこで戦いは終わる。相手の息の根を止める、ということまではしないのが通常だそうだ。
コオロギ以外の多くの生物でもオス同士の戦いは見られるが、相手が負けを認めさえすれば殺すまで追い詰めたりはしないのが普通だ。
しかしタッパー育ちのコオロギは、体が大きいため殆どの場合勝ち、そして、
必ず相手を殺すのだそうだ。
(恐ろしい・・・)
さて、圧倒的な強さを見せるタッパー育ちのコオロギだが、交尾の時期は自然界に暮らすオスも、アドレナリンなどがいっぱい分泌されている。そんなオスの一匹がメス獲得のためにすごく頑張って、ごくたまに勝ってしまうことがある。
そうなると、タッパー育ちのコオロギは途端に弱々しくなる。こそこそし、打ちひしがれて、二度と戦いの現場には出なくなるそうだ。
挫折に弱いというのがよく分かる。
研究者は、タッパー育ちのコオロギをインターネットコオロギと名づけた。
タッパーのコオロギは、透明な壁を通して向こうに別のコオロギがいるのが見えている。だが決して触れ合うことは出来ない。
相手の存在はわかっても、直接のコミュニケーションはとれない。
そんなところがインターネットに似ているから、ということだった。
インターネットコオロギについてさらなる研究結果を知りたい人は、ググって見るとよいだろう。
Francescaさま
こんばんわ(*^^)
ん〜 なかなかに興味深い話です。
コオロギにもセロトニンに似た物質があるとは・・・。
ん〜
ググります!
pin
ん~
つまらない話で申し訳ありません。
8/27追記 読んでくれてありがとうございます。
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