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ヤマレコを始めてから、日記で2,3度投稿文を読んでみたりしていたので「なんだか面白そうだな?」と思って、特に内容も知らずに買いました。
巻末の「寄稿」にも書かれてますが‥『山賊』や『怪』などと書いていると、うさんくさくも思いましたが‥読むに従ってとても面白く、通勤途中の降車駅のホームで座り込んで読んでみたり(笑)
本の内容としては、終戦直後に三俣山荘(旧三俣蓮華小屋)、水晶小屋の所有者となっり、湯俣山荘、雲の平山荘を建設された、伊東正一 氏(勤労者山岳会の創設者でもあるそうです。)の様々な体験、見聞の実話に基づく話です。
山賊‥と呼ばれた「猟師」たちとの関わりや、黒部源流部にまつわる伝説、遭難に関わる話や山荘の建設に関わる話などなど‥彼の地で長年暮らし、生活して来た人だからこそ知り得るいろいろな話があって、黒部第4ダム建設以前の黒部源流部を知ることもできて、とても面白かったです。
全くの偶然とも言えるのですが、今年の夏に北アルプスの裏銀座コースを歩いた後だったので、「へー、そうだったのか」なんて思いながら読みました。
私の親の岡山の故郷も源流部とも言える山奥なのですが、祖父母の時代には「山賊」がいるという話を母も聞いたそうです。たしかに猪猟をする猟師の方もおられたそうなので、きっと、そのことだったのだろうと思われます。ちなみに、たまたま出くわしたイノシシに体当たりされて亡くなられた猟師の方もいたそうです。
そんな中で私自身の怪‥文中にもある話なのですが‥ワリモ岳から鷲羽岳に向かっている途中の鞍部にさしかかった時のこと

きっと絶景のコースに感動している誰か(子供?)が「ヤッホー」のつもりで言ってるのかな?と思い「正しく(?)はヤッホーだよ」のつもりでこちらも「ヤッホー」をかけてみようかと思って振り返ってみると誰も人影がありません

「岩の向こう側なんだろうか?」と思ってしばらく眺めても人影はなく、その声もしなくなりました。
今回、この本を読んでから、「

ちなみに‥自分ではそういった感覚の強い方だと思ってます。
(山での不思議は初めてでした。)
【写真左】
この写真を撮ってたあたりで「声」を聞きました。
【写真中】
ワリモ岳
【写真右】
三俣山荘のテント場から見る鷲羽岳
私もこの本が定本として復刻されてからほどなく購入して読み、その後黒部源流域の山行をしました。「オーイ」と声がするといわれるカベッケが原は薬師沢小屋手前のあたりですけれどワリモ岳のあたりでも・・・ですか。
私はその感覚は鈍いので特に感じませんでしたが、前を歩いていた若い男女がカベッケが原の話をしていたことを思い出します。
引きずり込まれなくてよかったですね!
コメントありがとうございます。
かつて、先輩にとある山での不思議体験も聞いたこともありましたが‥。
山で私自身が何がしか体験したことはなかったのですが‥。
本の中で、ワリモ岳近くの遭難話のなかに、「聞いたのかもしれない」的な表現があって‥
「そう言えば、あの時‥」と思い出したのです
山ではなかったですが、今年になって、とある山の帰りの宿でちょっと不思議なこともありました。以来、ソロ宿泊がちょっとドキドキしてます。(テント場は、たいてい人がいるので、かえって安心かな?)
どういう訳か、遭難碑(又は慰霊碑)なんかを山中で見つけるのは得意?なほうだと思っています。
一般向けでないようなのを不思議と見つけてしまいます。
谷川岳の西黒尾根を登っている時、見過ごしやすいんじゃないか?むしろそうだから建てたのかな?と思われる遭難碑を一発で見つけてしまいました
あの声も、空耳だったのかどうなのか‥真相はわかりません。
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