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毎年のように観たくなります。
その中でも印象的なシーンの１つが、映画の冒頭で物語の始まりとも言える弘前の第８師団第４旅団司令部での会議？のなか、故 大滝秀二氏が演じる師団参謀長が、斯く斯くとよどみなく語るシーン。
以下引用
「これまでに述べてきた事を総合すると、我が日本とロシアとの開戦は、すでに仮定の段階を越え、その時期が遅いか早いか、ただ時間の問題になっている。
軍は、その開戦に備え、あらゆる努力を傾倒している。兵器の充実しかり、兵の教育しかり。
だが、我が陸軍にとって明らかに準備不足のものが１つある。
それは寒地総理・寒地訓練である。
予測される戦場は、この遼東半島から満州にかけて。
すぐる６年前の日清戦争では、この遼東半島で寒さのために4,000名もの凍傷者を出し、軍の作戦に大きな支障をきたしている。
だが我々が今度戦う相手は、シベリアの寒さに耐えうる装備と、極寒零下数十度においてもなお戦うことを修得しているロシア軍である。
寒さに対する装備、兵の教育と訓練は１日もゆるがせに出来ない。
…それから、本州北辺を鎮護の我が第八師団には、もう１つ大きな課題がある。
開戦ともなれば、いち早いロシア艦隊の動きにより、津軽海峡とこの陸奥湾の封鎖が予測されるが、その時、艦砲射撃でこの鉄道や道路を破壊されたらどうなるか？
青森と弘前、青森と八戸方面はそれぞれ遮断され、つまり日本海側と太平洋側の交通は不可能になり、その場合は、この八甲田山系を縦断する以外に方法は無い。
夏場なら、まぁ何とかなるだろうが、冬の交通路が設定できるかどうかは、今のところ全く不明である。
冬期の厳寒、深い雪を侵しての軍の移動や一般物資の運搬が可能かどうか、また、それを可能ならしめるためには如何なる方法を用うべきか？
しかしこれは、決して師団の命令では無く…強いて言えば師団参謀長の私案、若しくは希望であるが、先に述べた「寒地装備の訓練」、と同時に万一の場合の「交通路確保」、以上の２つを作戦目的とし、中隊若しくは小隊編成でこの八甲田山系を踏破し、雪とは何か？寒さとはいったい何なのか？その真実の姿を提示して欲しい。」
これ、今時なのでWebで検索したら何らかのセリフの書き込みがあるかと思ったけど…無かったので、レコのアップが遅いくせに
？飛び石連休を活用して何とか書き起こしてみました 
💦www【写真中】2025年2月9日撮影
大阪でも山ではチョッピリ雪が降ります。
【写真右】2025年2月9日撮影
最近…岩湧山からの眺めは日本一なんじゃないかって思ってます。
（知らんケドｗ）
【参考図書】�睫� 勉 著
八甲田山から還ってきた男
雪中行軍隊長・福島大尉の生涯
家にいる時、窓の外に雪が降っているのを見かけると、八甲田山のサントラをかけたくなります。
八甲田山の映画の中の印象的なシーンといえば、もう数え切れないくらいたくさんありますが、中でも私は、事前調査で村長の古老（加藤嘉）に会うため、キラキラに光るススキの原をまるで埋もれるように行くシーンの美しさが好きです。
おぉ、お目が高いですネ
撮影は『『駅 STATION』『鉄道員 (ぽっぽや)』『劒岳 点の記』等々の思い出深いシーンの多い木村大作氏。
映画の冒頭とラストは、色とりどり、色彩豊かな秋の八甲田山ですが、一転、劇中では「白い地獄」となるのが、深い印象を残すような気がします
看過できない（笑）キーワードがいくつも出てきたので、引き続き、、、
木村大作氏には、昭和の最後の邦画職人・親方のイメージがあります。劇場で氏の作品は本作のほか、『劒岳 点の記』と『散り椿』を観ました。散り椿は少々無理のある強引なストーリーでしたが、ため息が出る贅沢な映像美のシーンを次から次へと呼び出すためのストーリー、と考えれば納得できる何度も観たくなる作品でした。それぞれAmazon primeの無料配信でも見直しましたが、残念ながら今は有償になったり引っ込められたりしているようですね。
そもそも、家に16型白黒テレビしかない小学生の私が、親に連れられ初めて映画館のスクリーンで観た作品が八甲田山、受けた衝撃のいかばかりだったことか
そして白い地獄との対比をなすといえば、子供時代の夏祭りや川遊び、春の野山のツツジのシーンも印象的でしたね。
むむ、映画好きに火をつけちゃいましたネ（笑）
『散り椿』はワタシも観ました
木村大作氏は、師を黒澤明と言ってるだけあって、その職人肌や作風にあらわれてるように思います。
山にちなんだ『春を背負って』も地味だけども良かったですよ。
これまたサクラの季節に観たくなるかな
白黒ＴＶと言えばワタシも子供の頃に観ていましたが、今ですが『みんなのベスト紅白 懐かしの「ＮＨＫ紅白歌合戦〜第２０回」（リマスター版）』を観てますが、今になってみれば1969年の白黒放送番組っていうのも新鮮な気がします
『春を背負って』はAmazon primeでだけ見ました。もうストーリーは忘れてしまいましたが、奇妙なラストシーンと、衣装の雨具についてるロゴマークがモンベルの菱形３つにもう一つ追加した４つにしてあった、の２点のみ覚えています。
なるほど。
なにわともあれ、いや〜映画ってホントにいいもんですネ
八甲田山！いい映画ですね
長い映画ですが少し見てしまうと最後まで行ってしまいますね
この映画を見て健さん隊と欣也さん隊がどのルートを通って再会するのかなと調べました
健さん隊は八甲田山の周りを反時計回りに一週したと思いますが
なんと欣也さん隊は時計回りでわずかしか進んでおらず
欣也さん隊が全滅という痛ましい結果でした
私はこの２人がお酒を交わすシーンが大好きです
ちなみに苦しい登りの登山道でよくこのテーマ曲が脳の中をエンドレスで流れてきます
たまには｢雪の進軍」が流れてもいいんですけどね
史実と違うところもあるのですが、やはりストーリーとしてよく出来てますよね
原作は新田次郎氏
青森の５連隊は、雪中行軍に重点を置いていたようで、神田大尉は創作上の人物らしいのですが、徳島大尉は、実在の福島泰蔵大尉をモデルにしたそうで陸地測量部にも勤務した人で、ほんとに研究目的もあったようです。
ワタシは２度、馬立場に立てられた雪中行軍遭難記念像を見に行きました
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