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フリーパスを収めていたはずの、スマホケースのポケットのチャックは無情にも全開状態。「落とした? まさか盗まれた?」と、心当たりのある場所を探し回るも、まるで手応えはなし。バスで移動してきたところまでは持っていたはずだと、これまでの行動を落ち着いて思い返してみたところ、乗車時に運転手さんにフリーパスを見せた後、バスの座席に備え付けの網ポケット(?)に、そのままパスをぶち込んでいたことを思い出しました。フリーパスは乗車時に検札があるだけで、下車時には見せる必要がないことから、すぐにケースにしまえばよいものを、網ポケットに入れたまま下車してしまったようでした。
アルピコ交通のホームページを確認したところ、忘れ物のお問い合わせフォームを見つけたので、何時に乗ったどこ行きのバスのどこに忘れたのか、覚えている限りを子細に入力しました。翌日まで有効なフリーパスだったので、運良く回収されても、おそらく処理されたころには有効期限切れ。せめて一緒に入れていた18きっぷ(残り1回未使用)だけでも郵送してもらえれば御の字と、フリーパスについてはなかば諦めていました。
状況が急変したのは宿に着いた後。なんとその日のうちに、アルピコ交通からフリーパス発見の連絡が入ってきたのでした。しかも、こちらの翌日の行程を確認した上で、朝一のシャトルバスで畳平に向かうつもりだと伝えると、畳平行きのバス発着場である乗鞍観光センターのチケット売り場に、忘れ物を届けてくれるというではありませんか! 過分な心遣いに深く感謝しつつ、電話口の担当者に「よろしくお願いします」と伝えました。
翌朝、朝の5時に宿を出て、シャトルバスの発着場である観光センターバス停に向かいました。宿の近辺からの始発のバスだと、シャトルバスへの乗り換えの時間が僅かなため、余裕を持って忘れ物の受け渡しをしたかったためです。登り一辺倒の1時間強の道のりでしたが、早朝の涼しい時間帯で助かりました。6時過ぎには忘れ物の受け取りを終え、無事に7時発のシャトルバスで畳平に向かうことができました。
忘れ物の問い合わせに迅速に対応してくださったアルピコ交通の皆さんに、感謝の言葉が尽きません。
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