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茅野市が一部のコミュニティバス路線を廃止してまで導入した「AI乗合オンデマンド交通 のらざあ」とは一体なにか? 市のHP(https://www.city.chino.lg.jp/site/new-kotsu/noraza-kihon.html#noraza-toha )は次のように説明しています。
「「のらざあ」は、これまでの定時定路線の路線バスに替わる茅野市の新しい移動サービスの愛称です。(中略)エリア内であれば乗りたい場所から行きたい場所へ、利用者の予約に対して最適ルート、配車をAIがリアルタイムに行う乗合輸送サービスです。」
つまり、利用者の予約が入った時だけ走る公共交通機関というわけですが、この説明だけでは「それってタクシーとなにが違うの?」という疑問が浮かぶことでしょう。この場合「AIがリアルタイムで配車を行う乗合輸送」という点が、タクシーとの最大の違いなんじゃないかと思います。近い時間帯に複数の利用希望者がいたら、多少迂回することになっても複数の利用者を乗合乗車させることで、運送の効率化を図り、運用コストを抑えるという理屈ですね。バスより少ない運行コストで、タクシーより効率よく人を運ぶことができる交通システムというわけです。コミュニティバスの代替として導入されたものですが、実態としては乗合タクシーとでも呼んだ方が正解に近いんじゃないかと思います。
と、ここで訂正のお知らせがあります。前回の日記で「八ヶ岳登山に使えそうな茅野市のコミュニティバスは既に路線が廃止されていた」という趣旨のことを書きましたが、当該のバス路線、実は茅野市のものではなく、お隣の自治体である原村が運行していた「セロリン号(原村循環線)」というものだったようです。八ヶ岳(赤岳)の登山口である美濃戸口バス停は茅野市にありますが、そこから一番近い(美濃戸口から2.5キロくらい)コミュニティバスの停留所(三井の森管理センター)は隣の自治体だったんですね。
前述のように「のらざあ」はそもそも茅野市が始めた輸送サービスでしたが、その運用実績を目にした原村が、自村のコミュニティバス路線を整理縮小した上で、後追いで「のらざあ」に参加(?)したというのが、実際のところのようです。(「セロリン号」は廃止になりましたが、同停留所(上の画像)は、通学通勤支援便ならびに「のらざあ」の停留所としては存続しています)
さて、なんだか「のらざあ」の説明だけで終わってしまいましたが、次回はいよいよ自分がどのようにして登山口から駅までのアクセスしたのかについて、具体的に説明したいと思います。……次で終わるのかコレ?
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