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最寄りの伊勢市駅に着いたのは朝の9時頃。駅のロッカーにザックを放り込み、身軽な姿になり外宮を目指して歩き出しました。表参道を通り、正宮、土宮、多賀宮と順番に巡ったあと、風宮を参拝するときに事件(?)が起こりました。
お社に近づいたところ、警備の人に「少々お待ち下さい」と呼び止められました。これから神事が始まるところで、終わるまでお参りできないというのです。「なら先に行こうか」と一度は素通りしようかと思い出しましたが、このまま立ち去るのもなんだか気持ち悪かったので、待機をすることにしました。地鎮祭の時の神主さんみたいに一人二人がやって来てお祓いみたいなことをするだけかと思いきや、神職の人が5〜6人はやってきました。2人で葛籠(?)を担いでいる人もいます。いつの間にか、周囲には参拝待ちの人だかりができていました。衆人環視のなか、参拝客を待たせながら儀式を行うのもやりづらそうだと思いましたが、あるいは本職の方には慣れっこなのでしょうか。結局、後片付けも含めて30分くらい待機することになりました。せっかちな現代人からすると「30分のロス」などと考えてしまいますが、こういった神事を執り行う場所であるからこそ、この場所は神聖な場所と言えるのでしょう。人間の都合に神様が合わせるのではなく、神様の都合に人間が合わせるのが道理です。とにもかくにも参拝を終えると、バスで内宮に向かいました。
内宮前でバスを下車すると、おはらい町に向かいます。お昼の混雑を避けるべく参拝前に昼食を済ませていくことにしました。伊勢うどんとミニてこね寿司をいただいた後、内宮を参拝。その後、バスで伊勢市駅に戻り、13時19分発の名古屋行きの近鉄線急行に乗車しました。午後から天候が悪化する予報だったので、大事を取って早めに現地を立つことにしたのです。名古屋で東京行きの新幹線に乗り換え、東京からは在来線で宇都宮に帰るつもりでした。自由席の車内は混雑することもなく、無事に東京までたどり着きました。予定通り在来線に乗り換えます。
いろいろありましたが、充実した3日間になりました。特に伊勢神宮の外宮では、先を急ぐばかりが正解ではないと思った……などと考えていた矢先、赤羽で宇都宮線に乗り換えるつもりで乗車した高崎線の車内で、停止信号が出たというアナウンスが流れ、電車が止まりました。安全確認が済めばすぐに運転再開するだろうなと思っていたものの、一向に電車は動かず、ここでも30分以上立ちっぱで足止めを食いました。動き出した電車を赤羽で下車し、流石に疲れたのでグリーン券を購入。宇都宮線に乗り換えると、今度は滞りなく地元駅にたどり着きました。結果的に、本来乗るつもりだったバスの2本後の便で帰宅。あえて待つこともあれば、意図せずに待たされることもある、そんなことを思い知らされた一日でした。
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