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日光から国道121号線で山王峠を越えて会津田島へ入り、国道289号を外れて駒止湿原へ。湿原では一帯を真っ白に染める見事なワタスゲの大群落に出逢えました。駒止湿原からはダートの林道を通って昭和村に抜け、国道401号を南郷方面へ。途中、高清水自然公園に立ち寄り、こちらではピンク色の花弁が可憐なヒメサユリの群生地を見物していきます。次の目的地は後回しにして、ランチを取るべく一度道の駅きらら289に向かい、片わらじソースかつ丼に舌鼓を打ちました。休憩を取った後で訪れた南郷スキー場と宮床湿原では、ヒメサユリはほとんど終盤でしたが、黄色いニッコウキスゲのお花畑に夏の訪れを感じました。
花巡りを終えた後は国道401号を南下し、伊南地区へ。この日は久川ふれあい広場キャンプ場でキャンプしていきます。ここは管理人不在、予約不要ながらソロは1泊700円という破格の無人キャンプ場です。手早くテント設営を済ますと、国道沿いの道の駅やスーパーで購入してきた食材でステーキやトマトスープをこしらえて楽しい晩餐です。トマトは南郷の特産品ですが、地場モノは時期はずれのため、秋取れトマトを加工したトマトジュースを利用しました。焚き火の炎で地元酒造のカップ酒 花泉の熱燗を作ったりもしました。
開けて2日目。朝飯前のさんぽで、キャンプ場の隣にある久川城趾に足を延ばしてみました。戦国時代末期に築かれたものというだけあって、如何にも実戦的な雰囲気が漂う山城でした。あまり展望はなく、石垣なども残っていませんが、土塁や空堀といった遺構は良好に残っており、意外(失礼!)と迫力がありました。
テントサイトに戻ると、優雅な朝食の時間……といきたいところでしたが、ぽつぽつと小雨が降り出してきたので、アルファ米のおにぎりだけを作ると、すみやかに撤収に取りかかりました。
朝の7時前にはキャンプ場を引き払いましたが、家路に就く前に木賊温泉に寄っていくことにします。国道352号線から脇道に入っていくと、舘岩地区の最奥部にあるのが木賊温泉です。ここには渓流沿いに作られた岩風呂と呼ばれる公共の湯があり(無人なので)24時間営業の上に料金は驚きの300円です。簡素な造りのこじんまりとした施設ですが、自然湧出なのか時折足元からポコッと水泡が湧き上がってくるのがなんとも楽しい温泉でした。
まだまだ時間は早いですか、天気は下り坂の予報なので、寄り道せずに帰ることにしました。短い期間に楽しみがギュッと詰まった旅になりました。
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