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無人の無料キャンプ場なのでチェックイン時刻もアウト時刻もありませんが、ハイシーズンの週末や連休中には朝からの場所取りも珍しくないとのことだったので、気持ち早めに出発。途中の道の駅などで食材や飲料を調達し、現地には13時半頃に到着。その頃には隣接する駐車場はほとんどが埋まっていました。
(……しまった! 出遅れたか?)と少し焦りましたが、沢沿いのキャンプ指定地(完全フリーサイトで区画割りなどはされていません)に下りてみると、テントを張る場所にはまだ余裕がありそうな感じでした。あとで分かったことなのですが、日中はデイキャンプ利用者や付近の遊歩道を散策する人のクルマも駐車場に止まっており、結局この日の宿泊利用者のテントは、自分を含めて3張りだけでした。
沢のすぐ横に高くなっている平場にテントを設営すると、キャンプ場の登山口から土岳へハイキングに繰り出しました。キャンプ飯においては腹を空かせることが何よりのスパイスになります。小滝沢キャンプ場から土岳の山頂を踏み、反対側に下山した上で花貫渓谷を通ってスタート地点に戻る周回コースを選びました。下山後、クルマで片道20分くらいのところにある日帰り温泉施設、ぬく森の湯で汗を流し終えた頃にはすっかり日も傾き、キャンプ場に戻って晩餐を始めた時には日没直前でした。
とはいえ、切った貼ったが必要な凝った料理などはしません。着火剤を添えた炭にマッチで火を付けると、すぐに炎が大きくなりました。やや火勢が落ち着いてきたところで、道の駅で購入した久慈川アユの開きの一夜干しを網の上に並べます。地ビールの小瓶をラッパ飲みしなからよく炙り、時折引っ返してやります。充分火が通ったところで頭から齧りつきました。ほんのり塩味が効いており、パリパリとした食感を楽しみつつ、あっという間に2尾を平らげてしまいました。
次は同じく道の駅で購入した常陸牛のボロネーゼ風ピザです。これも同じように網の上に直置きです。焦げつかないか心配でしたが、熾火の炭は適切な効果を発揮してくれたようでした。表面のチーズがグツグツしてくれば食べ頃です。ピザカッターなんてものはないので、少々やりにくいですが十徳ナイフでの切り分けです。こちらも大満足の1枚になりました。
ビールが終わったのでハイボールの缶を開け、最後は刺身コンニャクでサッパリと締めます。あらかじめスライスされているので、水気を切って皿の上に並べ、付属のからし味噌をかければできあがりです。炭を片付けたところで焚き火に移行します。バトニングなどはせず、大きめの薪を2〜3本燃やしただけですが、焚き火の炎を眺めながらアルコールを傾けるだけで不思議と満足感があります。あまり事前準備はできませんでしたが、素晴らしいキャンプを楽しむことができました。
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