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滑り込みセーフで見てまいりました。一番の目玉である四足歩行説の最新復元による、スピノサウルスを舐めまわすように観賞しました。
体長に対して異常に華奢な後肢帯と、脱臼したみたいな膝関節の展示方法に、首をかしげすぎてムチウチになりそうです。後ろ足は別人じゃあないのですか？ついでに言うと、胸椎から胴椎にかけて、椎体の隙間を開きすぎているように思いました。
が、念願叶って、肝心のミソである背中の帆＝棘突起を見れて良かった。写真��
少し想像力をたくましくすると、この形、横浜ベイブリッジの橋梁と似て見える。頸椎(写真��)の棘突起と、強力な棘上靭帯で連結すれば、長い吻部を持つ頭骨を上下運動させるのに都合が良く、水面付近の魚類を掬い上げて捕食する生態を裏付けられる。頸椎の上関節突起と下関節突起の確かな関節具合も好印象で、活発で激しい運動をする生物だったようだ。
さらに棘突起の進展方向が面白い、腰部ではほぼ垂直方向で、胸部では頸椎に近づくほど前方に傾斜する。骨の形質は見るからに頑丈で、元祖帆かけ恐竜とは違う。(写真��ディメトロドンとエダフォサウルス、通常展で見れます。)
スコミムス、バリオニクスの形状からの進化には、力学上の必然があるのではないか。素人の想像は無責任に発展して止まない。
本当に半水棲と定義すると、背中の帆の必然性を説明できなくなりませんか。横波受けたらツライですよあれ。ついでに日本館の常設展示で、港川人と縄文人骨にも挨拶して、上野の山を後にしました。
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