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鉈は時間が足りずに仕上げまでは進みませんでした。人造の荒砥で肉付きを整えてから、天然砥石の大村砥をかけました。
よう知らんですが、大村砥は堆積岩のうち、砂岩に相当しそうです。粒度は300番くらい、荒いのですが、砥面が崩れにくく、研削力が低い、不思議な研ぎ味です。桐生特産の片刃鉈を研いだところ、くっきりと地金と刃金の境目が出て、なかなかに良い表情になりました。
「人造大村砥」という、ナニワ研材さんの傑作砥石も気に入ってよく使用していますが、ボケ味は天然ものが優れております。
他の鉈では出ない肌だったんですが、どの素材で硬度がどうでと違いが判らず、研いでみないと相性がわからない。よほどに修行すれば、鉄を見ただけで、合わせる砥石を選べるようになれるかも知れません、でもパートタイムでは先が遠いです。
最近は家の包丁は仕上砥をかけずに済ませています。大村砥をかけて、天草砥でお終い。それでも刃持ちが良く、切れるから不思議です。見た目にくっきりと刃紋が出るので、初めの頃、母が「鋼を付けてくれたか。」と誤解してました。そんなに器用だったらもっと出世してますって。
山仕事の無理がたたり、半月板を損傷いたしました。膝も研ぎなおしが利けば便利ですね。
jinさん、お久しぶりです。
研ぎの「ボケ」とはどういう状態なのでしょうか。
こちらでは「りんごがボケる」といいますが、
そんな感じでしょうか
3枚目の写真は刃のアップ映像かと思いましたら
なんとjin様の半月板
寒さはだいぶ緩んで来ましたが、お怪我の方お大事に。
ご無沙汰いたしました。
上記の怪我がもとで、山にとんと出かけておらず、日記もサボっていました。
天然砥石で研いだ時に、鉄の粒子や境目、硬度の違う場所が、色の違いになって出てくることを、「天然」にかけてボケと呼ばせてもらいました。本当にぼけた研ぎ上がりでは怒られてしまいます。
「リンゴがぼける」は検索させてもらいました。古くなって水気が抜けて味が落ちることを、やさしく言い直した方言ですね。大阪弁のアホと同じで愛があります。
ちなみに、「醤油がみてる」ってわかりますか
MRI画像は自分で見て感心しました。我ながら太えヤツだな
怪我が治らない場合、進退を考えます。
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