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東京からの客だと知って、受付のお姉さんがいたく喜んでくれた。あいにく学芸員さんは休みだとのこと。頼みもしないのに、せっかくだから学芸員さんの自宅に電話してくれるというので、お言葉に甘えることにした。館内の子機越しに、素人の不躾な質問を学芸員さんにぶつけてしまった。今思うと恥知らずだったと思う。
質問その一…現生のマッコウクジラと直接つながる種類なのか？中間種の化石は？
お答え…中間種については今は答えられない。種としての系統樹は直系と思って差しつかえないだろう。
研究がよほどに進まないと、祖先形として断定するのは難しいのに、夢を壊さない様に言って頂いた様な感じがする。
質問その二…現生のマッコウクジラでは、鼻の穴が上顎骨の左側に偏っている。シガマッコウクジラでも同様の偏りは？写真��
お答え…同様に偏っていたとして問題ない。同じく館内に展示のあるシナノイルカの頭骨を見てほしい。イルカは歯クジラの仲間、エコロケーション能力を持ち始めると、鼻腔はどちらかに偏る。
あ、ではメロン体があったのですか？と言いかけると、研究論文の翻訳があるので、後日コピーを送るとなだめられてしまった。学芸さんとのマッコウ勝負はならず、はたき込みで見事に負けたのは、東京から来た面倒な素人の方だった。
頸椎、脊椎、上肢帯、同室に展示されているミンククジラやアロデスムス(昔のアシカ類)と比較して、ああでもないこうでもないとシガマッコウを鑑賞した。写真�� 館内には他にも興味の湧く展示が多く、結局昼時まで見入ってしまった。そこへ受付のお姉さんが、これまた面白いクジラの解説書を持ってきてくれて、さらに小1時間拝見した。歯クジラとヒゲクジラの系統が分れたのはあまり古い時代ではないらしい。進化とは思いのほか速度の速いものらしかった。
化石館には次々に地元の小学生がやって来ては、恐竜の塗り絵などを楽しんでいた。地球の生命の歴史と、地質年代のサイクルから見れば、10歳未満も47歳の中高年も全く大差ない話だ。そう思って化石館を後にした。自然科学には興味が尽きない。また機会を見て、中高年小学生、次回は地層など見におじゃまします。
jimzaemonさん、四賀化石館とは、またシブいところに行かれましたね！
カテゴリーが「整体」とある様に、骨格の勉強になりますね！（笑）
ヤベオオツノジカの展示はもう終わってしまったかしら。
見に行きたかったのですが、行けませんでした。
お向かいのカフェも楽しい出会いの場ですよ♪
こんばんは
ヤベオオツノジカ、事情があって、解体と移動が間に合わず、展示されたままです
今の内ですよ
シカはだいぶオープンな広いロビーで展示してあったので、たいへん見やすく、細部まで見やすく
すみません、骨と地質の他は目に入らず、カフェに気が付きませんでした。
さらに無断で、坂城町の鉄の展示館にもお邪魔致しました。
なんですって
教えて下さればこっそり行きましたのに
すみません、こっそり忍び込むのがクセでして
こんなのもございます。
https://www.nagano-museum.com/info/detail.php?fno=37
ご一報まことにありがとうございます。
シンシュウゾウ
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