記録ID: 101454
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
日程 | 2010年04月29日(木) 〜 2010年05月02日(日) |
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メンバー | |
天候 | 【20100429】曇り一時雨 【20100430】快晴のち曇り一時雪 【20100501】晴れ時々曇りのち快晴 【20100502】快晴のち高曇り |
アクセス |
利用交通機関
【往路】新江古田508ж539大門546ж600浅草620ж946会津田島948≡1013県道369号線栗生沢先の車止め
電車、
タクシー、
車・バイク
【復路】白河高原スキー場駐車場跡1455(山岳会の方の車で送って頂く)≒1523新白河1559〓1623黒磯1635〓1858赤羽1900〓1910池袋1920ж1926江古田
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地図/標高グラフ


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コース状況/ 危険箇所等 | 【20100429】車止め(標高約800m、林道S字カーブ手前)1013―1019(休:S字カーブ出口)1025―1142オーガ沢橋1147―1228男鹿沢橋1234―1238白糸橋(くろう沢)―1252切通し(1224m)―1332大川峠(1347―1352水場1358―1406、幕営) 【20100430】403―522栗石山―542男鹿岳603―623栗石山―646大川峠(撤収)735―819無名峰(1422m)828―852無名峰(1438m)―926肩(1475m)942―951上海岳954―1001北西峰―1009無名峰(1445m)―1023大萱峠1027―1054コイ松山(1360m)1108―1123無名峰(1330m)―1136コル―1157(休)1204―1228肩(1230―1243黒滝股山1247―1300)1310―1319コル―1349(休)1359―1405無名峰(1389m、幕営) 【20100501】518―530無名峰(1350m)―610無名峰(1427m)620―712(休:1440m、アイゼン装着)733―746無名峰(1504m)752―850赤柴山905―937反射板跡広場―955番屋のコル―957無名峰(1490m)1014―1043無名峰(1616m)1054―1127無名峰(1697m)―1138(休:1710m)1153―1240縦走路合流点(三角点のやや南、ザックデポ)(―1242三角点峰(1854.0m)―1257三倉山最高峰1313―1327三角点峰―1329縦走路合流点(ザック回収)―1330三角点直下の棚状地形(幕営) 【20100502】516―536大倉山539―630流石山最高点642―644流石山三角点―700肩(1750m、アイゼン外す)720―744大峠800―812無名峰(1524m)―821無名峰(1560m)―852標識(1700m)―900(休:1730m小岩)917―939標識(1820m)―948ケルン(1850m)―952分水嶺・須立山分岐―1005三本槍岳1020―1045北温泉分岐1055―1115赤面山分岐―1129(休:トラバース途中の草付)1135―1142トラバース無事終了―1200最低鞍部1210―1225赤面山1235―1300地元山岳会の方に追いつかれる―1312少年自然の家分岐―1330スキー場最上部リフト終点(山岳会の方はふきのとうを採取)1350―1415下部のリフト終点1425―1443白河高原スキー場駐車場跡 |
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過去天気図(気象庁) |
2010年04月の天気図 |
写真
感想/記録
by nomoshin
ゴールデンウイーク前半は、ライフワークの分水嶺つなぎ。3週間前に山王峠〜男鹿岳区間を歩いていたので、今回はその続きです。
・起点となる男鹿岳へは、北側の大川峠から(ピストンで)登ることとし、アプローチは会津側からにしました。一番電車で自宅最寄駅を出発し、浅草から東武線・野岩鉄道直通の会津田島行に乗って終点で下車。ここからは、奮発してタクシーを利用。入れるところまで入ってもらったところ、標高800m付近のS字カーブの手前にある車止めまで。乗車賃は、4,370円でした。下車する時に、旭タクシー(会津交通株式会社)の印刷のある名刺(乗務員の携帯電話番号入り)を頂戴しましたが、こちら側に下山するときは敗退のときだからなぁ、と思いつつ、小雨降る中を出発。
・オーガ沢橋、男鹿沢橋、白糸橋と橋で現在地を確認しながら進みます。13時半には初日の予定地・大川峠に到着。林道にも雪が積もっていますが、大川峠のところは一部地面が露出していたので、そこに幕営。林道は栃木側が廃道化していますが、廃車が1台あって、ちょっと不気味な雰囲気。
・翌日は、テントを張りっぱなしで、4時には出発して、まず男鹿岳をピストン。天気も回復し、霧氷がきらきらと綺麗。北斜面ということもあり、雪も十分にあって、難所もなく3週間ぶりの登頂。樹に掲げられた山頂標識板の位置(高さ)から、この3週間での雪の減り具合を実感しました。
・7時前には大川峠に戻って、テントを撤収してから、いよいよ未知の世界へ。雪のおかげで藪に苦しめることもなく、順調に進みます。振り返ると男鹿山塊がどっしりしています。上海岳を越えて、大萱峠に一度下ってから、コイ松山(1,360m)に11時頃到着。
・黒滝股山(1,405.7m)は、山頂が分水嶺から北西に少し外れていますが、せっかくなのでピストン。樹林帯の中で展望は分水嶺上の南東肩の方が優れています。ここから先は小さなアップダウンが多く、雪の状態も少し心配。14時を少し回ったところで到着した1389m峰の山頂には雪もあって水の心配がないので、二日目の行動をここで打ち切りました。
・三日目も5時半前には出発し、忠実に分水嶺を辿ります。ところどころ危なっかしい雪堤を越えたり、藪を漕いだりしますが、大きな難所はなし。1,504m峰は雪の急登になり、手前でアイゼンを装着。その後も、なんとか残雪に助けられましたが、さすがに赤柴山(1,634.5m)の手前斜面には雪がなく、しばらく藪(薄め)を漕ぎました。赤柴山に乗ってしまうと、また雪があって、快適になります。1,624mの台地にはかつては鉄塔(反射板)があったらしいですが、撤去されていて人工物はありませんでした。
・1,489mコルを10時少し前に越え、あとは三倉山までの登りですが、少々へばり気味。三倉山の一角である三角点峰の少し南側についたのが12:40でした。ここから先は夏道があるところというわけで、今回の踏査の難区間はここで終了。思わずガッツポーズです。三倉山本峰(北峰:1,888m)はピラミダルな山容で、東側は切れています。山頂にはまだ新しい祠と山頂標識石柱があります。三角点峰まで戻ってから、直下の棚状の雪面の上が気に入ったので、時刻は早いですが、ここに泊まることにしました。天気もどんどん良くなるし、展望も最高で、世界を独り占め。
・四日目は、快晴の中を早朝(5:15)出発。三倉山〜大倉山〜流石山の空中散歩を楽しんでから、大峠にいったん急降下。登り返して、甲子山分岐。ここから先の分水嶺は、1977年11月に歩いているので、これで分水嶺踏査区間がつながりました。南へ少し登って、今回の山行の最高地点である三本槍ヶ岳。山頂には南側から登山者が登ってきたので、シャッターを押して頂きました(ほぼ丸3日ぶりに人に会いました)。
・下山は、できるだけ人のいない静かな方が良いなぁ、ということで、清水平の手前から、北温泉方面に左折し、さらに中の大倉尾根に入る手前の分岐を左折して、赤面山に向かいます。ここは黒川の源流部で、広大な雪の斜面をトラバース。もし滑落したら、相当下まで止まらないきれいな滑り台でした(怪我をすることはないでしょうが、登り返すのが大変!)。赤面山も展望の良いところ。
・赤面山からの下り道は雪の樹林帯で夏道が不明瞭。ピンクリボンを探しながら進みますが、ときどき外れそうになります。赤面山でお会いした方は、そこをスイスイと進むため、あっという間に追い抜かれてしまいましたが、白河高原スキー場の上部に到着すると、その方がリフト降り場付近で、ふきのとうを摘んでいました。摘み終わるまで待ってるなら、車で来ているので乗っけてってくれる、というので、もちろんお言葉に甘えてしまいました。新白河駅まで送っていただいて、それはもう感謝感謝でした。
・起点となる男鹿岳へは、北側の大川峠から(ピストンで)登ることとし、アプローチは会津側からにしました。一番電車で自宅最寄駅を出発し、浅草から東武線・野岩鉄道直通の会津田島行に乗って終点で下車。ここからは、奮発してタクシーを利用。入れるところまで入ってもらったところ、標高800m付近のS字カーブの手前にある車止めまで。乗車賃は、4,370円でした。下車する時に、旭タクシー(会津交通株式会社)の印刷のある名刺(乗務員の携帯電話番号入り)を頂戴しましたが、こちら側に下山するときは敗退のときだからなぁ、と思いつつ、小雨降る中を出発。
・オーガ沢橋、男鹿沢橋、白糸橋と橋で現在地を確認しながら進みます。13時半には初日の予定地・大川峠に到着。林道にも雪が積もっていますが、大川峠のところは一部地面が露出していたので、そこに幕営。林道は栃木側が廃道化していますが、廃車が1台あって、ちょっと不気味な雰囲気。
・翌日は、テントを張りっぱなしで、4時には出発して、まず男鹿岳をピストン。天気も回復し、霧氷がきらきらと綺麗。北斜面ということもあり、雪も十分にあって、難所もなく3週間ぶりの登頂。樹に掲げられた山頂標識板の位置(高さ)から、この3週間での雪の減り具合を実感しました。
・7時前には大川峠に戻って、テントを撤収してから、いよいよ未知の世界へ。雪のおかげで藪に苦しめることもなく、順調に進みます。振り返ると男鹿山塊がどっしりしています。上海岳を越えて、大萱峠に一度下ってから、コイ松山(1,360m)に11時頃到着。
・黒滝股山(1,405.7m)は、山頂が分水嶺から北西に少し外れていますが、せっかくなのでピストン。樹林帯の中で展望は分水嶺上の南東肩の方が優れています。ここから先は小さなアップダウンが多く、雪の状態も少し心配。14時を少し回ったところで到着した1389m峰の山頂には雪もあって水の心配がないので、二日目の行動をここで打ち切りました。
・三日目も5時半前には出発し、忠実に分水嶺を辿ります。ところどころ危なっかしい雪堤を越えたり、藪を漕いだりしますが、大きな難所はなし。1,504m峰は雪の急登になり、手前でアイゼンを装着。その後も、なんとか残雪に助けられましたが、さすがに赤柴山(1,634.5m)の手前斜面には雪がなく、しばらく藪(薄め)を漕ぎました。赤柴山に乗ってしまうと、また雪があって、快適になります。1,624mの台地にはかつては鉄塔(反射板)があったらしいですが、撤去されていて人工物はありませんでした。
・1,489mコルを10時少し前に越え、あとは三倉山までの登りですが、少々へばり気味。三倉山の一角である三角点峰の少し南側についたのが12:40でした。ここから先は夏道があるところというわけで、今回の踏査の難区間はここで終了。思わずガッツポーズです。三倉山本峰(北峰:1,888m)はピラミダルな山容で、東側は切れています。山頂にはまだ新しい祠と山頂標識石柱があります。三角点峰まで戻ってから、直下の棚状の雪面の上が気に入ったので、時刻は早いですが、ここに泊まることにしました。天気もどんどん良くなるし、展望も最高で、世界を独り占め。
・四日目は、快晴の中を早朝(5:15)出発。三倉山〜大倉山〜流石山の空中散歩を楽しんでから、大峠にいったん急降下。登り返して、甲子山分岐。ここから先の分水嶺は、1977年11月に歩いているので、これで分水嶺踏査区間がつながりました。南へ少し登って、今回の山行の最高地点である三本槍ヶ岳。山頂には南側から登山者が登ってきたので、シャッターを押して頂きました(ほぼ丸3日ぶりに人に会いました)。
・下山は、できるだけ人のいない静かな方が良いなぁ、ということで、清水平の手前から、北温泉方面に左折し、さらに中の大倉尾根に入る手前の分岐を左折して、赤面山に向かいます。ここは黒川の源流部で、広大な雪の斜面をトラバース。もし滑落したら、相当下まで止まらないきれいな滑り台でした(怪我をすることはないでしょうが、登り返すのが大変!)。赤面山も展望の良いところ。
・赤面山からの下り道は雪の樹林帯で夏道が不明瞭。ピンクリボンを探しながら進みますが、ときどき外れそうになります。赤面山でお会いした方は、そこをスイスイと進むため、あっという間に追い抜かれてしまいましたが、白河高原スキー場の上部に到着すると、その方がリフト降り場付近で、ふきのとうを摘んでいました。摘み終わるまで待ってるなら、車で来ているので乗っけてってくれる、というので、もちろんお言葉に甘えてしまいました。新白河駅まで送っていただいて、それはもう感謝感謝でした。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- 男鹿岳 (1777.1m)
- 三本槍岳 (1916.9m)
- 三倉山 (1888m)
- 流石山 (1812.5m)
- 大峠 (1457m)
- 黒滝股山 (1406m)
- 大川峠 (1259m)
- 上海岳 (1501.3m)
- 赤柴山 (1634.5m)
- 赤面山 (1701.1m)
- 大倉山 (1885m)
- 三本槍・甲子山・大峠・三斗小屋温泉分岐
- 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐 (1856m)
- 五葉の泉
- 赤面山分岐 (1800m)
- 釜沢橋 (797m)
- 男鹿岳北西尾根登山口 (1124m)
- 前岳 (1702m)
- 八合目(スキー場跡分岐) (1521m)
- 大倉山(三角点) (1854m)
- スダレ山 (1860m)
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