八ヶ岳(2度目の赤岳〜横岳〜硫黄岳縦走、今冬1番の好天)


- GPS
- 13:12
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,139m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
- 11:03硫黄岳山荘11:16 - 11:37硫黄岳11:42 - 夏沢峠12:06 - 12:40箕冠山12:55 - 夏沢峠13:20 -
14:22硫黄岳14:30 - 15:17赤岳鉱泉15:42 - 八ヶ岳山荘17:27
行動時間 13時間12分(休憩含む)
天候 | 今冬1番の雲ひとつない快晴! 八ヶ岳山荘 -15℃ 箕冠山 -3℃ 行者小屋 -20℃ 赤岳鉱泉 0℃ 赤岳 -15℃ 横岳 ∸10℃ 硫黄岳 -8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※蓼科観光駐車場 1日 500円 八ヶ岳山荘 → 諏訪南IC → 八王子IC → 町田 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★行者小屋〜赤岳 文三郎尾根は積雪が増え、鉄階段もほぼ隠れている状態です。 風はいつもの文三郎尾根分岐周辺が酷かったです。いつものことですが。 それも岩場までの辛抱でした。赤岳山頂は穏やかな風で大展望を楽しめ ました。 ★横岳 日ノ岳ルンゼはトレ-スがあり難なく通過出来ました。 鉾岳のトラバ-スは歩行技術の基本が出来れば問題ないでしょう。 距離が短いのでロ-プ等も必要ないと思います。 奥ノ院の先は左右が切れ落ちた下降です。慎重に。 その先は岩場を少し下ってカニの横ばいの通過です。気を抜かないように。 この日はトレ-スがついていたので横岳の通過は問題ありませんでした。 しかし、降雪直後などはトレ-スは期待できないと思われます。その場合は 上記の限りではないのでご注意を。自分でル-トを判断し前進していくこと が必要です。 ★硫黄岳周辺 八ツ恒例の強風は落ち着いていました。 ★温泉 もみの湯300円(17時以降〜) |
写真
感想
今冬8度目の八ツで2度目の縦走。
移動性高気圧の恩恵を受け快晴のもと縦走を楽しむことが出来ました。
当初は
4日 赤岳〜天狗岳を縦走し、黒百合ヒュッテ泊
5日 黒百合ヒュッテ〜ピラタスロ-プウェイ
の予定でした。しかし、移動性高気圧が5日にやってくるとの予報を
受けて日帰りの赤岳〜天狗岳縦走に変更しました。
そうすると問題は渋の湯発の最終バスに間に合うかどうか。
14時55分発なので逆算すると八ヶ岳山荘を3時30分〜4時頃にスタ-ト
しないと間に合わない。いつもと比べるとかなり早い時間のスタ-トです。
いつものように双葉SAで仮眠と食事を摂り、八ヶ岳山荘に3時半前に到着。
4時にスタ-トしましたがヘッドライトの電池が消耗していて交換を余儀
なくされました。結局少し遅れて15分にスタ-ト。夜道を黙々と歩きます。
南沢の途中で夜が明けました。行者小屋が近づいて稜線が視界に入ります。
雲ひとつない天気。今日の素晴らしい山行が目に浮かび喜びを隠しきれま
せんでした。気温は久々の-20℃。じっとしていると手の感覚が薄れて
いきます。行者小屋を後にします。
文三郎は積雪が増えましたね。鉄階段は雪の下です。文三郎尾根分岐では
相変わらず強風が吹き荒れていました。でも山頂直下の岩場まで我慢して
風はおさまりました。山頂は風が穏やか大展望が待っていました。至福の
一時でした。気温は-15℃。何度来てもいいですね。
さて横岳です。地蔵を登ってくる人をみながら稜線を行きます。トレ-スに
沿って高度をあげ、日ノ岳ルンゼへ。少し雪が流れる感じでしたが足をとら
れることもなく登り、上部で右へトラバ-ス。ルンゼを抜けました。
今度は鉾岳を西側から巻くため、いったん下降します。そして鉾岳西面の
トラバ-ス。距離は短いがここでの滑落は許されません。山側の足は進行
方向に、谷側は少し開いてガニまたぎみにして滑落を防止します。このよ
うな基本の歩行技術をしっかり身につけて実践したいものです。
この先でもう1箇所斜面をトラバ-スします。トレ-スは斜面ではなく岩の
上についていました。おそらくトラバ-スを回避して正規ル-トを外れた
のでしょう。ほどなく三叉峰です。杣添尾根を見下ろすと登ってくる人が
見えます。ここからは2箇所の短いハシゴを越えて奥ノ院です。杣添尾根を
登ってきた人がいました。少し話を交わして先へ進みます。左右が切れ落ち
たところを慎重に進んでハシゴを下りるとカニの横這いです。トレ-スが
しっかりありました。ここで横岳の難所が終わります。
横岳〜硫黄岳にかけて風は穏やかでした。時々西からの強風を受けますが
1月の時に比べればマシな方です。あのときは凄かった。爆風というか烈風
をまともに受けたので。硫黄岳山荘で休憩です。ここは風をやりすごせる
ので休憩にもってこいの場所です。
ケルンに沿って登りつめると硫黄岳山頂です。ここからの赤岳〜阿弥陀の
眺めは素晴らしい。もちろん北アも。ゆっくりしたいところですが先を
急ぎます。
夏沢峠へは快適な下降です。しかし途中で引き返してきてここを登るのは
きついだろうなぁとの思いが頭をよぎりペ-スをあげます。
緩斜面の箕冠山を登り、展望のない山頂に到着。12時40分。ここから渋の湯
までは急いで2時間半ぐらいか。う〜ん、最終バスは厳しそう。残念ですが
ここで引き返します。体力は問題ないのですが時間の制約はどうにもなら
ないですね。美濃戸口へ戻ります。
戻る途中で天狗方面をちらっと眺めて、まぁ、仕方ないかと納得します。
夏沢峠からは気力で硫黄を登り返しました。硫黄の山頂で写真を撮って
あとは下るだけ。シリセ-ドの跡を借りて赤岳鉱泉へ。さすがに週末と
あって大賑わいです。アイスキャンディ-を横目に北沢を下山します。
17時半に八ヶ岳山荘に到着。恒例の「もみの湯」に立ち寄って帰路につき
ました。
今回はスタ-トが遅くなり天狗まで届きませんでした。
赤岳〜天狗岳縦走は十分日帰り圏内だと思います。
いつか実現させたいですね。
残るル-トは権現〜赤岳と阿弥陀。何とか3月中にやりたいです。
siriusさん、こんばんは
今回は最高の御天気に恵まれてよかったです!
課題?の早朝出発もこなして・・・冬の八ッでこの行動距離は凄いですね
充実ぶりが写真からもわかります
連続でお写真みて・・思わず見入りました
八ッからの奥秩父はこう見えるのですね
以前八ッに登った時は見た覚えがないので・・
次回はしっかり見たいです
この日は・・私と登山開始時刻がほぼ一緒でした
shira-gaさん、こんにちは。
今回は移動性高気圧に感謝です。
ほんとに雲ひとつない素晴らしい晴天
風も穏やかトレ−スもばっちりでいい条件に恵まれました。
ここの縦走は条件次第だとつくづく感じています。
早朝出発は歩きだすまでが大変ですね。双葉SAで休憩
したのですがほとんど眠れませんでした。
あらためてshira-gaさんの凄さを思いました。
写真はお気づきかもしれませんが硫黄岳〜しか登録してません。
実はデジカメのメモリースティックを紛失しちゃいまして・・・。
硫黄岳山荘で差し替えてザックにしまったのですが。
どこへいったのやら見当がつきません。
赤岳や横岳の素晴らしい写真をお見せできないのが残念
です。
こんにちは。
横岳縦走お疲れさまでした。
素晴らしい景色で、穏やかで最高の山行をされたことと思います。
いつも、思うのですが、この行動時間でこの距離って、
どういう感じで歩かれているのかなって思います。
siriusさんは天候に恵まれてって謙遜していますが、私
には驚愕の記録です。
でも、それをshira-gaさんが言うのもどうかなって思い
ます(笑)
あの方も相当の健脚でいらっしゃるので(笑)
どこの世界にも凄い方がいますけど、山歩きに関しても
身近にたくさんいるって、ことは十分に解りました。
画像メモリーを紛失されたのですか?
それは、スゴイ痛いですね。
思い出の沢山詰まった画像は二度と戻ってこないので、
無事、出てくることを祈っています。
ところで、カニの横這いはsiriusさんがトレースを付けた
のですか?
それとも既にあったのでしょうか?
4日にはありませんでした。
私自身、ルーファイできると豪語していて、雪庇だと
思って通過していたあそこがカニの横這いだなんて夢にも
思いませんでした
奥の院方面から歩くと、あそこはそこを登るより、ルート
通り右側をトラバースする感じの方がスムーズに通過
できるのでしょうか?
しかし、あそこは急斜面で高さもあり、相当危険と感じ
ました。
なにしろ、あの岩陰は、全く風がないところだったので、
人が一人入って休憩するには凄く都合が良かったのには
違いがありませんでした。
onsen♨
siriusさん、こんばんは。
赤岳から横岳、硫黄岳と縦走して天狗まで行かれるつもりでしたか
あまりの健脚っぷりにびっくりしてしまいました。
どこらへんで引き返すことに決めたのでしょうか?
登り返すと分かっていると硫黄岳から夏沢峠に下る気力が私だったらなかったと思います〜
次回はいよいよキレットから赤岳でしょうか?
楽しみにしています
siriusさん、こんばんは。
メモリースティックの紛失は痛かったですね。。。
どこかに挟まっていて、ポロっと出てくることを期待しています。
それにしても、相変わらずの健脚ぶりですね!
日帰りで赤岳〜天狗岳縦走を計画する時点で、すごいですw
でも、最高の天気に恵まれて、体力的にも問題がないのに、バスの時間で引き返さないといけなかったのは、すごく残念ですね。
逆にいえば、時間的制約がなければ、どこまででも行ってしまいそう!
次回のレコも楽しみにしてますね!
onsenさん、こんばんは。
>いつも、思うのですが、この行動時間でこの距離って、
>どういう感じで歩かれているのかなって思います。
とくに歩きが速いわけではないですよ。登りが好きな
のでそこで頑張っているからでしょうか。ひとつ言える
ことは基本的に長距離指向、縦走が大好きだということ
です。体がそれにもう慣れてしまっているんだと思います。
北アの縦走や厳しい黒戸尾根の日帰り山行の賜物かもしれないですね。
>でも、それをshira-gaさんが言うのもどうかなって思います(笑)
>あの方も相当の健脚でいらっしゃるので(笑)
そうですね
ヤマレコユ−ザ−にも少なからずそういう方がいますね。大いに刺激を受けています。
画像メモリ−の紛失は痛いです。いい天気だっただけにお見せできないのが残念で
仕方ありません。そのうち何処からか出てきてくれるといいんですが・・・。
カニの横這いには綺麗なトレ−スがありましたよ。
この日は三叉峰の手前でガイド山行の2人とすれ違いました。
彼らがトレ−スを付けてくれたのかもしれないですね。トレ−スがなかったら、
右側をトラバ−スせず登っていたかもしれないです。トレ−スに感謝です。
nagagutuさん、こんばんは。
赤岳から天狗へ行って、渋の湯までは何とか日帰り圏内
だと思ってました。問題はバスの時間なんですよね。
それを考えて本当は4時前にスタ−トしたかったのですが・・・。
少し遅くなってしまいました。それでもいつもよりは
メチャクチャ早いスタ−トでした。
引き返すタイミングは箕冠山でした。そこから渋の湯までの時間を考えると
必死に歩いても最終バスにギリギリ間に合うかどうかという感じでした。
一瞬、天狗まで行こうかと思いました。でもそこで引き返すことになると
帰りの時間が遅くなってしまう。箕冠山がちょうど判断のところだったと思っています。
無理して渋の湯を目指すのは嫌だなという気持ちがありました。
余裕をもった山行がしたいですからね。
そういう意味でスタ−トの遅れが悔やまれます。
実は夏沢峠への下降でここを登り返すのは大変だな〜と思いました。
出来れば登りたくなかったのですが・・・。実際にキツカッタですね。何とか気力で登りきりました。
権現〜赤岳は西穂を挟んで今月中にやりたいです。
やるとしたら天望荘泊で阿弥陀か北八ツへ向かうことになると思います。
naoki99999さん、こんばんは。
メモリ−スティックの紛失はほんとに痛いですね。
忘れた頃に何処からか出てきそうな気もするんですが・・・。
早速、購入してきました。小物の管理は注意が必要ですね。
基本的に縦走が好きなので距離が長いほどやる気が出るんですよ。
渋の湯の最終バスは時間が早過ぎますね。本数も3本しかないんですよ。
時間の制約は承知のうえですが余裕をもった山行をしたいので今回は引き返しました。
>逆にいえば、時間的制約がなければ、どこまででも行ってしまいそう!
そうですね、体力の続く限り何処までも・・・。というのが理想ですが。どうでしょうか。
実は雪が解けたら八ツを全山縦走してみようと企んでいるんです。
観音平から行けるところまで行っちゃおうと。
いまから楽しみなんです。
siriusさん、こんばんは。
今回は最高のコンディションでしたね
天狗を目指したのですね!
私も2/28の山行で硫黄岳の山頂に到着した時に、冗談半分で息子と
この感じだと天狗も行けるなあ、などと話をしていたのですが。。。
記録を拝見していると天狗まで行ってみたくなります
それにしてもメモリーの紛失は大ショックですね
特に赤岳の部分ですか。。。
一度デジカメを忘れて山へ行ってしまったことがある
のですが、登るの止めようかとまで思いました。
youtaroさん、こんばんは。
やっと晴天
今冬の八ツでは悪天続きだったので喜びも一入でした。
今回はお天道様に感謝です。
赤岳〜天狗岳の縦走ですが、私のようにスタ−トが遅くならなければ
十分可能だと思います。
日帰りでもいいですし黒百合ヒュッテに泊まって北八ツに足を延ばすのもいいですね。
機会があれば是非、息子さん共々やってみてください。
メモリ−の紛失はほんと痛いです。赤岳〜横岳のメインの部分でしたので余計に残念でなりません。
ヤマレコに記録を登録するようになってからデジカメは必須のものになりました。
最近はこれがないと山に入れない状況になってきてます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する