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記録ID: 103419
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳-黒戸尾根-

2011年03月19日(土) 〜 2011年03月20日(日)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
29:30
距離
15.6km
登り
2,335m
下り
2,338m

コースタイム

【19日】
竹宇駒ケ岳神社(登山口)10:00-笹の平分岐11:50-刃渡り14:20-刀利天狗14:50-五合目小屋跡16:35-七丈小屋18:30
【20日】
七丈小屋4:10-八合目5:25-甲斐駒山頂6:45-八合目7:40-七丈小屋8:15/9:10-五合目小屋跡10:25-刀利天狗11:35-刃渡り12:00-笹の平分岐13:40-竹宇駒ケ岳神社(登山口)15:30
天候 【19日】晴れ
【20日】晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
特急スーパーあずさ1号で小淵沢駅まで。
駅から竹宇駒ケ岳神社までタクシー、片道3950円。
コース状況/
危険箇所等
■駒ケ岳神社〜笹の平
 雪はあまりないが凍っている箇所多数。
■笹の平〜刀利天狗
 だらだらと長い雪道の登り。刃渡りの通過も特に問題なし。
■刀利天狗〜五合目
 黒戸山の巻き道は雪が深く、何度も足をとられる。ワカン等があった方がいいと思う。
■五合目〜七丈小屋
 鎖、梯子が連続する急登。雪で梯子が埋まっているような場所はアイゼンをきかせて登る。
■七丈小屋〜山頂。
 七丈小屋より下に比べると雪が締まっていて歩きやすい。八合目から上は岩の間を縫うように進む。慎重にルートを選んでいけば問題なし。

予約できる山小屋
七丈小屋
中央線からの南アルプス
2011年03月19日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 8:16
中央線からの南アルプス
中央線からの甲斐駒ケ岳
2011年03月19日 08:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 8:52
中央線からの甲斐駒ケ岳
登山口駐車場
2011年03月19日 09:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/19 9:40
登山口駐車場
駒ケ岳神社
2011年03月19日 09:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 9:57
駒ケ岳神社
尾白川
2011年03月19日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 9:58
尾白川
笹の平分岐
2011年03月19日 11:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 11:48
笹の平分岐
奥秩父方面を望む
2011年03月19日 12:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 12:10
奥秩父方面を望む
刃渡り
2011年03月19日 14:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 14:18
刃渡り
八ヶ岳
2011年03月19日 14:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 14:22
八ヶ岳
樹間から望む甲斐駒
2011年03月19日 16:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 16:29
樹間から望む甲斐駒
氷瀑を望む。見づらいが・・
2011年03月19日 16:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 16:39
氷瀑を望む。見づらいが・・
信仰の山というのがわかる
2011年03月19日 16:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 16:45
信仰の山というのがわかる
落ちないよう慎重に登る
2011年03月19日 16:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/19 16:50
落ちないよう慎重に登る
夕暮れ前の鳳凰山
2011年03月19日 17:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/19 17:33
夕暮れ前の鳳凰山
木製の橋
2011年03月19日 17:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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木製の橋
8合目付近で夜が明ける
2011年03月20日 05:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 5:25
8合目付近で夜が明ける
山頂も見えてきた
2011年03月20日 05:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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山頂も見えてきた
山頂はさらに奥。ホントにこんなところ進めるのか・・
2011年03月20日 05:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/20 5:48
山頂はさらに奥。ホントにこんなところ進めるのか・・
山頂手前から
2011年03月20日 06:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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山頂手前から
山頂
2011年03月20日 06:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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山頂
三角点
2011年03月20日 06:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 6:46
三角点
中央アルプス
2011年03月20日 06:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 6:49
中央アルプス
鋸岳と奥に北アルプス
2011年03月20日 06:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 6:49
鋸岳と奥に北アルプス
仙丈ケ岳
2011年03月20日 06:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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仙丈ケ岳
鳳凰三山と富士山
2011年03月20日 06:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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鳳凰三山と富士山
北岳と奥に連なる南アルプスの峰々
2011年03月20日 06:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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北岳と奥に連なる南アルプスの峰々
トレースを振り返る
2011年03月20日 07:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 7:14
トレースを振り返る
遠景北アルプス
2011年03月20日 07:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 7:43
遠景北アルプス
8合目からの八ヶ岳
2011年03月20日 07:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 7:51
8合目からの八ヶ岳
一晩お世話になった七丈小屋
2011年03月20日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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一晩お世話になった七丈小屋
梯子
2011年03月20日 09:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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梯子
下りはあまり怖くなかった
2011年03月20日 10:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 10:22
下りはあまり怖くなかった
五合目から振り返る甲斐駒
2011年03月20日 10:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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五合目から振り返る甲斐駒
刀利天狗
2011年03月20日 11:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3/20 11:37
刀利天狗
刃渡り手前で昼食。眼下に街を望む
2011年03月20日 12:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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刃渡り手前で昼食。眼下に街を望む

感想

1月の谷川岳以来2ヶ月ぶりの山行。21日(月)は天気が悪そうのなので1泊2日で帰ってこられるルートを探した。八ヶ岳あたりでも良かったのだが、どうせならまだ登ったことがない山にしようと思い甲斐駒ケ岳に決定。中央線からのアクセスがいい黒戸尾根から登ることにした。

駒ケ岳神社手前の駐車場には車が1台停まっているだけ。果たしてトレースはついているのだろうか?ラッセルは嫌だな・・と少し不安になる。

駒ケ岳神社で安全を祈願して登山開始。神社脇からつり橋を渡る。尾白川はまさに清流といった感じで、透き通った水が印象的だった。いきなり急登が始まりどんどん高度を稼ぐ。凍結箇所も出てきたのでアイゼンを付けたりはずしたりしながらしばらく登る。

笹の平までくるとすっかり雪に覆われていたが、やはり先行者がいる気配はない。ここから先は総じてだらだらと続く樹林帯の登りであまり印象がない。刃渡りも問題なく通過できた。雪がついている分歩きやすかったのかもしれない。

刀利天狗を過ぎた辺りからはいよいよ雪も深くなってきて何度も足をとられる。特に黒戸山の巻き道は雪が深く、疲れも相まって大きくペースダウン。日没前に七丈小屋に着けるかどうかも怪しくなってきた。やっぱり他者のトレースを期待しているようではダメですね。自分の力でガンガン進めるような体力が必要だと今更ながら気がついた。また帰ったらワカンを買おうと強く思った!!

五合目から上は梯子、鎖が連続する。雪さえなければさほど気にならないのだろうが、怖いなと感じる箇所もあった。特にカチカチに凍っているようなところは、アイゼンを利かせながら慎重に登った。いよいよ疲れてきて日没も近づいてきたが、たまに樹間から見える鳳凰山が気を紛らわしてくれる。

18時半にようやく七丈小屋着。小屋の中はストーブで暖かくなんともありがたい。素泊まり3500円。小屋の主人が迎えてくれたが、今日登ってきた人間は他にはいないそうだ。まあ当然か。登山口から約8.5時間掛かった旨を伝えると山頂までいくのは厳しいだろうとのこと。自分自身でもちょっと厳しいかなと思ったが、せっかくなので行けるところまで行こうということで早く寝ることにした。

翌日3時に起床し4時出発。ヘッドランプを頼りに登り始める。直後は前日同様深い雪に苦しめられるが、樹林帯を抜けたあたりから雪も締まり軽快に進めるようになる。

8合目で夜が明け始め頂上へ続く稜線が照らされるようになる。いかにも岩稜といった風貌でこんなところ登れるのかと不安になるが、実際に取り付くと岩の合間を縫うようなルートで岩を登るような要素はない。滑落に注意しながら慎重に歩を進める。

小屋を出発してから2時間半ほどで山頂着。風は弱く、快晴とまではいかないが遠く北アルプスまで見渡せた。特に目を引くのが北岳で、スッと引き締まった姿がかっこいい。ここまで来てホントに良かった。

先はまだまだ長い(標高差で2,200m)ので10分程で頂上を後にする。8合目までは慎重に、そこからは滑るように一気に下り降りる。頂上から1時間15分ほどで七丈小屋帰着。1時間ほどゆっくり休憩して長い下りに備えた。

昨日怖いなと感じた梯子もゆっくり慎重に下れば特に問題はなかった。その後は小休止をとりつつひたすら下り続け、いい加減足も痛くなってきた頃になんとか登山口まで帰ることができた。ついに登山者には一人も出会わなかった。

天気にも恵まれ素晴らしい山行になった。

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