槍ヶ岳 滑り初め

2016年12月31日(土) 〜 2017年01月01日(日)

• GPS: 26:36
• 距離: 33.3km
• 登り: 2,544m
• 下り: 2,534m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 0:22
• 合計: 5:23

12:28 スタート地点
12:48 12:48 新穂高温泉バス停
12:52 12:53 新穂高温泉駅
13:09 13:10 小鍋谷ゲート
13:52 14:05 穂高平小屋
14:53 14:54 白出小屋
16:22 16:23 滝谷避難小屋
16:28 16:33 藤木レリーフ
17:51 槍平小屋

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 2:32
• 合計: 11:07

3:58 槍平小屋
6:26 6:35 飛騨沢千丈乗越分岐
8:35 8:47 飛騨乗越
8:57 9:23 槍ヶ岳山荘
9:34 10:17 槍ヶ岳
10:27 10:46 槍ヶ岳山荘
10:52 11:04 飛騨乗越
11:23 11:23 飛騨沢千丈乗越分岐
11:47 12:11 槍平小屋
12:53 12:55 藤木レリーフ
12:58 12:58 滝谷避難小屋
14:15 14:15 白出小屋
14:27 14:27 穂高平小屋
14:38 14:38 小鍋谷ゲート
14:44 14:47 新穂高温泉駅
14:49 14:50 中崎山荘 奥飛騨の湯
14:53 14:54 新穂高温泉バス停
15:05 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

新穂高温泉登山口の林道入口からシール歩行可能でした。穂高平までは2、3か所水出ているところ有り。槍平の手前まで川が出ていたので夏道を進みました。飛騨乘越手前からは氷結のため、シール歩行は無理で、アイゼン歩行。飛騨沢はパウダースノーでスキーを楽しみめました。

写真

12/31 13:52

穂高平小屋、穏やかな天気です。白出のコルでしょうか、綺麗に見えています。

12/31 14:57

白出沢、雪少ないですね。

12/31 14:57

美しさに見とれる。

12/31 15:59

夏道を進みます。トレースはバッチリついてました。

12/31 15:59

12/31 16:12

やぶ多し、背負ったスキーが邪魔だが、だんだん避けるのが上手くなっていく。

12/31 16:25

滝谷避難小屋、ここで泊まろうかとも思ったが、もう少し頑張ることにした。

12/31 16:28

滝谷

12/31 16:28

日が落ちてきた。

12/31 16:32

藤木氏レリーフ。大先輩たちに思いを馳せる。

12/31 16:43

こんな感じで川が出てました。

1/1 7:25

飛騨乘越方面、まだ視界が良くない。

1/1 7:43

だんだん見えてきた。テンション上がりますね。

1/1 8:36

飛騨乘越、到着。

1/1 8:57

槍ヶ岳山荘が見えてきた。

1/1 8:59

穂先も・・・天気が急速に良くなってきた。

1/1 9:33

小槍かな

1/1 9:33

神々しい・・・降りるのがちょっと怖かった・・・

1/1 9:46

穂先から！来てよかった！

1/1 9:46

下山する先行者。見てる方が怖い、ヤバいよね、落ちたらアウト！

1/1 9:52

素晴らしい景色

1/1 9:52

そんなに風も強くはなかった。

1/1 9:52

西鎌方面

1/1 9:52

頂上の祠、見守ってください。

1/1 9:52

北鎌方面

1/1 9:52

雪が少ないのでここまで来れた。

1/1 9:53

山荘方面

1/1 9:53

雲のダイナミックな感じがいいね。

1/1 10:51

飛騨沢方面、ここを滑りに来たんだ。

1/1 11:05

遭難者の救助にヘリコプターが出動してきてました。弱くない風の中、素早い救出！ザ・プロフェッショナル！ご苦労様です。

1/1 11:15

ノートラックの飛騨沢。今年、最初のシュプールを刻ませていただきます。

1/1 11:20

脳みそが痺れる！薬はいらないよ。

1/1 11:23

滑っても滑ってもパウダー

1/1 11:24

太ももが持たない・・・

1/1 11:26

この時期に滑れたなんて、いい思い出になりました。

1/1 11:34

槍平に降りてくると、暑さを感じるくらい。

1/1 11:34

絶景が・・・

1/1 11:41

無事降りてこれてよかった。

1/1 12:21

天気は最高。

1/1 12:53

もう少し雪欲しいよね。

1/1 12:53

楽しかったな〜

1/1 12:54

滝谷から

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

装備

個人装備

Dynafit TLT Vertical ST Salomon/BBR 7.9 FISCHER TransalpTS Lite

感想

tooruoh

年末年始の槍ヶ岳、天候が良さそうなので、年越し山スキーに出かけました。大晦日、あれやこれやで出発が遅くなり、新穂高温泉を昼過ぎに出発。林道入口から雪はシール歩行には十分ですが、どうせ水が出ているところがあるだろうと思い（2、3箇所出ていた）、スキーは背負ったまま穂高平小屋まで歩き、ここからシール歩行です。天気も良く、気分良く進みます。白出沢で一旦、雪が途切れたのでシートラーゲンで夏道に入っていきます。多くの登山者が入山しているようでトレースはバッチリで歩きやすかったです。河原に降りれるかなとも思いましたが、槍平手前まで川が出てました。滝谷付近からは枝がスキーに引っかかることが多くなり、ちょっとストレス溜まります。帰る頃にはだいぶ避け方が上手くなってきましたが・・・日が暮れかかってきたので、滝谷避難小屋で泊まろうかとも思いましたが、明日の行程を考え槍平まで行くことにします。日も暮れてヘッドライトを出して槍平冬季小屋に到着、中はほぼ満員でしたが一人分空いていてそこに入らさせていただきます。人が多いので思ったより暖かかです。コンロを出してカップ麺とカロリーメイトで夕食を済ませ、シュラフに潜り込みます。翌朝は誰かのアラームで午前3時に起床、ちょうどいい時間です、紅茶にカロリーメイトで朝食は済ませ、一番に小屋を出て槍を目指します。小雪が降るなか、ヘッドライトの光とトレースを頼りに進みます。途中、トレースを見失ってしまいましたが、とりあえず上を目指して登ればいいんだろうと、適当に進んでいきましたが、暗くてよく分からない。GPSで確認すると夏道からは少し外れているようで、修正しながら飛騨沢を登って行くきます。スキーでもブーツラッセルになるところもあり（今回は軽量化のためスーパーファットスキーではなかった）、帰りのパウダー確定だなと自然と笑みがこぼれてしまう。明るくなってきて飛騨乗越が見え出すと、結構厳しい登りだがテンションが上がってくる。稜線上に立つとさすがに風が冷たく強くなるが、行動困難なほどではない。ふと前を見ると雲の流れる先に槍の穂先が見えた！もう少しだと進み、槍ヶ岳山荘の冬季小屋に到着、中に入り一息いれる。しかし、小屋の入り口付近に黄色の染みが雪の上に大量にあり閉口した、ちょっと匂いもしたしね。泊まる人にはもう少し考えて欲しいです。気を取り直して、ピッケル片手に槍の穂先へ行ってみよう。ちょっと怖かったが頂上に到着！最高の気分！天気も良くなり、絶景を楽しむことができました。思ったほど寒くなかったしね。しかし、槍からの下りが自分にとっては今回の核心でした、ヤバすぎ！無事に降りてこれて心からホッとした。ここからは飛騨沢滑降です。飛騨乗越までアイゼンで下り、適当なところからスキーに履き替えます。氷結しているところもあったけれど斜度はないので問題はなかったのですが、遭難者救助のヘリコプターが救出作業中だったので作業が終わるまで伏せて待ちます。素早い作業に感心すると同時に大変な仕事だなと思いました。さて、パウダータイムです。元旦のノートラック！下手くそですが、飛騨沢に書初めです。広大な斜面を感じるがまま滑り落ちていくと脳みそが痺れてきます！一生の思い出になるでしょう（先はそんなに長くないが）。槍平近くまで降りてくると暑さを感じるくらい、今回は天候に恵まれました。槍平小屋にデポした荷物を回収して、来た道を戻ります。さすがに夏道はスキーでは難しそうなのでシートラーゲンで白出沢まで歩きました。新穂高温泉までの林道はスキーを履いたままで滑走可能でしたね、水が出ているところはチャバチャバそっと板を傷付けないようにしてね。いい年末年始でした。