気乗りせずも雲取山へ/実際登るとまあまあ楽しい


- GPS
- 08:51
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,151m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れ、微風、気温高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
以前は林道崩落のため鴨沢から上がれず、所畑に迂回する必要がありましたが、現在は鴨沢からも上がれます。但し東京都側から山梨県側に入ってすぐのところから入るとすぐ上の切り返しが非常に困難(車種によっては不可能)なのでもう少し西に回り公民館前を過ぎたところで右折するとスムーズです。 東側からのアプローチの場合、古里駅前のセブンが24時間オープンの最終コンビニです。青梅街道将門交差点から奥多摩南岸道路に入ると愛宕大橋交差点まで信号が少なくカーブの緩やかな道を走れます。奥多摩駅前など混雑する箇所をショートカット出来るのでお得です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
顕著な危険個所なし。 全行程中90%以上は地面が露出していました。往路に関してはアイゼンは無しでも問題ない状況でした。復路は下りなので装着した方が気を遣わず歩けると思います。 富田新道方面も定点観測に行ってみました。踏み跡はありました。 七ツ石小屋の水場は凍結のため使えないと表示されていました。小屋から中段巻き道を少し歩いたところにある水場は出ていました。 奥多摩小屋下の水場は確認せず。廃屋と堂所の間にある水場は出ていました。 |
その他周辺情報 | 今回は行きませんでしたが、道の駅たばやま併設の「のめこい湯」がお勧めです。名前の通りのめこい(つるっとした)湯質です。鹿そば、鹿カレー、鹿ソーセージなど鹿肉メニューが充実しています。 |
写真
感想
●●2017.1mだそうで…●●
昨年皆様のレコを拝見していると、雲取山や七ツ石山の山頂標識が新しくなっていることに気付きました。定点観測に行かなきゃなあ、と思いつつも山行そのものへの意欲が低くほったらかしになっておりました。
年末になると何となく雲取山の標高が2017.1mであることがヤマレコでも話題になってきて、やがては世間のニュースでも取り上げられるようになりました。年が明けてグダグダしている内にレコ友さんの雲取山レコも上がり、1月最後の日曜日は予報良好。
定点観測、標高の件、予報良好。ついでに言えば鴨沢から村営駐車場へのアプローチが回復したのかも気になっています。要するにですな〜これだけの条件が整って雲取山に登らないとなると、私は山に登る人ではないってことになるのではなかろうか。
全く気が進まない中、山登り趣味の維持のためとりあえず登ってみることにしました。
●●スローペースキープで●●
前回の山行は先月末。三ッ峠山など累積登り700mそこそこの楽なはずの山行でした。にも拘わらず太腿の痙攣で苦しみ翌日以降の山行を断念した経緯があります。今回は雲取山の新しい山頂標見物が最大の目標なので、しっかりとスローペースをキープしたいものです。まあ結局のところ太腿の痙攣は避けられそうにないのですが、そのタイミングをなるべく遅くしたい訳です。
いつの間にかヤマレコに実装されているペース評価で言うところの1.0-1.1を目標に上手くコントロール出来ると良いですね。
まだ暗いうちに村営駐車場をスタートしました。登山道に現れたイノシシの亡骸には驚きましたが順調に七ツ石小屋近くに到達。今のところ太腿痙攣の兆候はありません。兆候がなくても来る時には来るんですけどね。
●●奥多摩巻き道の醍醐味を●●
七ツ石山の山頂でも新しい標識を見たいとの願望はあります。しかしそれは最大の目標ではありません。雲取山を最優先するためにここは下段巻き道を採用です。
そしてこの七ツ石山下段巻き道。本邦を代表する巻き道揃いの奥多摩でも屈指の好巻き道なのです。ピークを確実に巻きつつ一定の割合で高度を上げる。せっかく稼いだ高度を無駄に吐き出すこともなく、道幅も必要十分な広さ。巻き道は斜面についているため、道が谷側へ傾斜しているとリスクがあるのですが、ここに関してはそれも無し。誰がつけたかこの巻き道。天才巻き道師がいたんでしょうね。
それはともかく下段巻き道を通ってブナ坂に到達。今のところ太腿痙攣も問題なし…と思ったら甘かった。ブナ坂から少し北に行った登りで始まりました。
●●慌てず芍薬甘草湯とアミノバイタルで事態を収拾●●
太腿の痙攣は想定の範囲内…と言うか想定のド真ん中です。何とか奥多摩小屋前まで到達しドーピングでしのぎます。屈伸運動で大腿四頭筋を伸ばしてさらに自力でマッサージ。ふむ、行けそうだ。その後悪化することもなく、当然のようにヨモギの頭を巻いた後の小雲取山の登りを無難にこなせば雲取山到達は目前です。帰りの七ツ石山については判断を先送りすることにしました。
そして雲取山の山頂に久しぶりに到達。2017.1mの件もあり、1月の最終日曜日のこの日ですので相当な混雑を想定していました。しかし意外に空いていましたねえ。1月中の日曜日は大体天気が良かったので、皆さん既に目的を果たしていたのでしょうか。
山頂からの眺望を楽しみ、記念の写真も他の登山者の方にお願いし、避難小屋前のベンチでビール&カップラ&コーヒーを楽しみました。風も弱く気温は5℃前後。ポカポカ陽気で快適でした。
●●七ツ石山は巻きでお願いします●●
復路は小雲取山から富田新道方面へ偵察を兼ねて下りてみました。踏み跡はしっかりとあり、傾斜も緩やかなので、万が一滑り止め対策をせずに雲取山に登ってしまった方は、下りではこちらのルートを採ることをお勧めします。富田新道にも踏み跡はありました。
その後石尾根に復帰し、帰りはヨモギの頭のピークを経由します。ここから見る七ツ石山に繋がる石尾根の眺めは好きなんですよね。とは言うもののどうしたもんか、七ツ石山…。新しい山頂標識を見たい気持ちはあるんですけどねえ。ブナ坂の分岐まで来ると強烈な見た目にギブアップです。
ポール牧よろしく一回転し、指パッチンで巻き決定し七ツ石小屋への中段巻き道を目指すのでした。
●●感想●●
冬の石尾根と言うとどうしても泥濘のイメージが強いのですが、この日は復路で多少ドロドロなところがあったものの概ね快適に歩けました。風も弱く暖かな一日で、初めて雲取山から北アがはっきりと見えたのも嬉しかったですね。
登る前は登山趣味の維持のため、半ば義務感を奮い起こしたようなところもありますが、実際に登ってみるとやっぱりそれなりに楽しいものですね。以前のように行ける時は毎週登ると言う程の意欲はありませんが、月一程度で続けて行きたいと思います。満足度は105%と言ったところでしょうか。
2017mで年の山でもある雲取山。
実はいまだに登っていないんですよ
雪が融けた新緑の頃に行けるといいなぁなんて思っています
珍しくかみさんがやる気なので、ケンカしないよう日帰りではなくノンビリテントを担いで行こうかなと。
そういえばこの後千葉で飲むんでしたね(笑)
後ほど詳しい話を教えてください
ラーメンご馳走様でした。
千葉駅近くのネカフェで酔い覚ましがてらキーを叩いております。
近々ゲレスキーご一緒しましょう。
雲取山にテント泊で行くならロケーション的には奥多摩小屋にテントを張るのがお勧めです。トイレが気にならないのであればと条件付きではありますが…
新緑の雲取山を鴨沢(村営駐車場)から歩くコースは奥様もきっと気に入るかと思いますよ。ぜひ楽しんできてください
お疲れさまでした(*^。^*)
2017.1mの山に、2017年1月に登る!
きっと輝いた年になることを約束したような・・・
間に合って本当に良かったです
結局、私は間に合わず
「9月に登るのか?」と聞かれたらそれもままならないと
今からすっかり諦めモード
マスさんは、満足度が100%を超えているのであれば
それ以上何を求めましょう(*^。^*)
雲取ゲットが目標で、七ツ石山の山頂標識は石材ですから
半世紀以上の存在は確約です!慌てずにお出かけください
2017.1
さすが やるときはやりますな\(^o^)/お見事です☆☆☆
ニョロさんとの
どうぞ楽しんできてください
こんばんは、beeさん。
コメントありがとうございます
さきほどまでニョロさんと新年会(と言っても2月になっちゃいましたが)で飲んで参りました。
とりあえず登山趣味の維持のため、緊急性の高い目標と言うことで雲取山に登って参りましたよ。正直なところレコで書いた通り、やる気はなかったんですけど登ってみるとそこそこ楽しいのが山なんですかねえ?
最近では登山よりもウン十年振りにやる気になったゲレスキーの方に関心が行きがちな私ですが、山もボチボチ登ってみたいと思います。beeさんも是非belさんとご一緒に雲取山に登ってみて下さい。新緑の頃がいいですよ。それとクドイようですが上高地スノシュも是非
こんにちわー
巻道愛に溢れるレコ!
楽しませてもらいました〜(^_^)
毎年いきたいと思ってるんだけど、日帰りのアクセスが難しいのがネックなんだよね〜
でも、この巻道は歩きたくなったー。
今年こそ都合をつけられたらいいなぁ。
と、案外評価が普通な感じだったね〜
もう少し高得点かと思いながら読み進めていたのに(笑)
こんばんは、muniさん。
コメントありがとうございます
いやいや、この辺りの巻道は高丸山といい、日陰名栗山といい絶妙な巻きっぷりで登山者の脚力を守り、お得感で精神的満足度を高めてくれるんだけど、その中でも随一なのがここ七ツ石山の下段巻道なんだよ。一見平坦なようでいて微妙に高度を上げていき、穏やかにブナ坂に至る巻道の真髄を是非味わって欲しいな
行きたくなったら声かけてくれればいつでも車でお連れしますよ。登山自体への興味が薄れつつあると言っても、新緑の頃のこの辺りなら楽しく歩けそうなので。
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