赤岳主稜(赤岳・阿弥陀岳バリエーション)


- GPS
- 64:00
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 769m
コースタイム
4月10日
東京 16:35
19:08 赤岳山荘 19:26
20:13 堰堤広場 20:14
21:05 赤岳鉱泉
kanemaru
4月9日
行者小屋テン泊
4月10日
13:00 赤岳鉱泉
昼食後、アイスキャンディーにてアイスクライミング講習。
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆美濃戸口〜赤岳山荘 徒歩の場合全く問題ないと思います。 車の場合、林道の雪は相当減っています。 また南斜面では全く残雪のない所もあります。しかし全般的に雪が残っており、悪路 のた車高の高い四駆に限られると思います。 低い四駆でも通行可能ですが、必ずフェンダーや腹を擦ります。 ◆赤岳山荘〜堰堤広場 殆んど林道歩きですが、シャーベット状態路面は凍結していない。 一部、登山道も歩きますが凍結している部分が多いので通過には注意が必要。 ◆堰堤広場〜赤岳鉱泉 北沢伝いの登山道。 3月上旬より相当雪が解けて木道、橋などが露出している。若しくは踏み跡が細く残る。 ここ数日、暖かったのか日当たりが良い部分の雪は腐っており踏み抜き多数。 ◆赤岳鉱泉〜赤岳主稜取り付き トレースはハッキリしているが、10日までは踏み抜き多数。 赤岳鉱泉から赤岳主稜は11日の早朝冷え込んだため、午前中はクラストしていて歩き やすかった。 文三郎尾根の階段は全て埋没。しかし支柱は所々出ているので3月より積雪量は減少 しているが、今年はまだたっぷりと雪はある。 ◆赤岳主稜〜赤岳山頂 取り付きは文三郎尾根の三番目の階段から赤岳沢をトラバース。 |
写真
感想
訳あってonsenのUPが遅くなっています。
ごめんなさい。
さて、3月4日に横岳に於いて凍傷になってから初めての八ヶ岳でした。
今回の八ヶ岳のバリエーションはいつも私がガイドをお願いしている登山の先生ですが、
赤岳主稜と阿弥陀岳北西稜をリクエストしたのは、私ではなくkanemaruさんでした。
kanemaruさんから赤岳主稜と阿弥陀岳北西稜を先生にお願いしたと聞いて、一緒に
八ヶ岳に行かないかとお誘いを受けたが、なにせ凍傷をやらかした後なので寒い山に
行くのは正直怖い。
そこで鳳凰に試しに登り、凍傷を起こした皮膚が何事もなかったので、今回の八ヶ岳
バリエーションとなった。
しかし、問題が一つ。
10日の日曜日に用事があるので、それを終えてから東京を16:35に出発。
美濃戸口に着いたのは、ほぼ日が落ちた6:30分。
ゴムチェーンを装着し美濃戸へ。
林道は日が当たっている所は完全に溶けて地面が露出している個所もありますがFF
スタットレスではかなり厳しい。
美濃戸から赤岳鉱泉まではヘッデンを点けて21時過ぎに到着。
11日朝8時過ぎに赤岳主稜へ向けて出発。
メンバーは私onsenとkanemaruさんとガイドの先生とガイド資格を持っているFさんの4名。
赤岳主稜の取り付き地点となる文三郎尾根の三番目の階段の上部までは問題なく歩けます。
kanemaruさんは2ピッチ目のチムニーの登り口にFさんがビレイポイントを取り、
赤岳沢上部をロープで確保しながらトラバースを通過。
私は先生とコンティニュアスでトラバースを通過。
2ピッチ目はチムニーの入り口に挟まっている大きな岩を乗り越え、途中からリッジを
右へ巻くように登攀します。ここが最初の核心になります。
うろ覚えなのですが、kanemaruさんが言っていた、「左に巻いてから取り付けと言
われた」ところが上部の核心ではなかったか?
私は難しいと感じたので、少し登って左に巻いたら、呆気なく登ってしまった。
あれを直登して、簡単に登れるとは、kanemaruさんの身体能力はただ者ではないと
推測された。
その上部は雪と氷と草付きなので、ピッケルのブレードを持ってピックを刺しなが
ら登ります。
赤岳主稜と横岳西壁石尊稜の難易度は同じだと言われています。
全く同じ条件で登ってはいないのですが、難易度的にもロケーション的にも石尊稜
の方が上ではないだろうか?
また、下山も石尊峰から地蔵尾根に向かって横岳を縦走するので楽しみもあります。
因みに赤岳主稜の登り詰めた一般道は赤岳頂上山荘から少し降りた所に出るので、
素直に下山すれば地蔵の尾根経由になります。
下山後、赤岳鉱泉のアイスキャンディーで、明日の阿弥陀岳北西稜で使うアブミの
練習をしましたが、慣れていないので腕がバンバンになって、凄く疲れました。
>あの年齢、あの体重、あの荷物を考えれば超人的体力だと思う
って・・・あの体重は余計だろ!(笑)
今回、八ヶ岳のバリエーションを登るに際して、カメラをヘルメットに装着するビ
デオを購入したのですが、撮影方法を間違えたのか残念ですが記録は消えてしまっ
たのです。
肝心なところは、その「ビデオを見ればいいや」的だったので、ルートを実は良く
覚えていません。
kanemaruさんが仰る通り、目的はそのビデオを何度も見て、ルートを完全にマスタ
ーすることです。
明日の阿弥陀岳北西稜ではしっかり撮らないとね。
onsen♨
初めてのクライミングが赤岳主綾C2というのをどう評価していいのか分からないが、子供の頃ばあちゃんに「なんとかと煙は高いとこが好きなんだよ」と怒られた自分はおそらく大丈夫だろうと考えつつ出発。
しかしonsenさんのザックでかすぎ。
何入ってるのか聞いたらビデオ撮影するためのカメラがとその親機が入っているらしい。
コースを勉強するために買ったと言ってましたが、もしかして将来ガイドなしで主綾行くつもりですか…
文三郎尾根を途中まで上がってから主綾の取り付きまで左にトラバース。
ちょっとしたガレ場をコンテで登ってから「下の核心」といわれるところに出る。
ここまで特に難しくもなく高度感もない。
下の核心というのは2mくらいの垂壁なのだが、ガイドさん(ボスの方)には左に巻いてから取り付けと言われた。
だがどう見ても直登した方が楽そうだったので直登する。
その後はちょっとした斜面をバイルを使ったりしながら登り核心下に出た。
さてその核心なんだがほとんど記憶にない…(詳細はonsenさんの感想を参照のこと)
なんか普通に壁状の岩場をバイルを時々使いながら登ったような気がする。
まあ確保されてるって安心感からか特に緊張もしなかったし恐くもなかった。
ただ上の方では結構息が切れたので少々酸欠だったのだろうか。
赤岳(2,899m)での酸素量ってどのくらいだろう…
しかしonsenさん元気だよなあ。
土曜日ゴルフ行った後美濃戸に夜着いて、それから荷物担いで鉱泉入り。
で翌日赤岳主綾登攀だもん…
あの年齢、あの体重、あの荷物を考えれば超人的体力だと思う。
阿弥陀岳北西綾編につづく…
onsenさん
kanemaruさん はじめまして
赤岳主稜お疲れ様でした
onsenさん、ついに完全復活ですね!おめでとうございます
登攀中のビデオ撮影とはさすがですね
今回は撮れなかったようですが、とても興味あります
ぜひ、動画もアップして下さい!
阿弥陀北西稜も楽しみにしてます
そう言えば昨日阿弥陀を下から眺めたら、阿弥陀山頂と西の肩の間くらいだったか、結構な雪庇が出ていたような気が
北西稜のルートとか詳しく分からないので、だから何?っていうくらいの情報かも知れませんが・・・
Utundu
赤岳主稜お疲れ様です。
もう冬季バリルートも慣れたものですね。
山を楽しむ余裕が感じられます。
凍傷も癒えたようで何よりです。
私もこの冬アイスクライミングを始めるつもりで道具は用意したのですが、結局使わず仕舞いになりました。
まだ、技術より体力勝負の山行が続きそうです
北西稜のビデオはちゃんと写ってました。
しかし、初めて写すし、低温でどの位バッテリーが劣化
するのか想像出来なかったし、山行時間が長かったので、
画質を落としたら落とし過ぎてむちゃくちゃ画像悪いです
UPできる代物ではないのですが、ガッチリしてて耐久性
ありそうでビデオカメラとして、それ自体は使い勝手良
さそうでした。
これからを楽しみにしていて下さい。
北西稜のルートは行者小屋から見たら、阿弥陀岳のほぼスカイラインに当ります。
確かに阿弥陀山頂と西の肩(摩利支天)の間に大きな雪庇
がありましたよ。
目が良いですね?
目が良いということは、良いアスリートの条件ですからね。
私は老眼で苦しんでいます。
onsen♨
良い天気でしたし、久しぶりのヤツは気持ちが良かったです。
アイスクライミングやるつもりだったのですか?
装備にお金掛かりそうですが、揃っているなら安心です。
アイスもやり出したら、病み付きになるかもしれません。
事実kanemaruさんもやりたいって言ってますからね。
私は暫く休業宣言です
onsen♨
お疲れさまでした♪
ビデオ、残念〜〜〜
私も見てみたかったなぁ
凍傷、落ち着いたようでよかったですね。
でも、しばらく休業なんですか???
もったいないYO!
ビデオは画質が最悪なんですよー
>しばらく休業なんですか???
しまった!
休業じゃない。休養だった!
onsen♨
onsenさん、kanemaruさん、こんにちは。
お疲れ様でした。
八ヶ岳はどこから登っても高度感ありますね〜。
自分も冬の赤岳に登りたかったのですが、
今年は無理そうです
かなりのペースで冬山(しかも八ヶ岳!)に通い、
どんどんスキルアップしてますね。
しばらくの休養、しっかり充電してください
Utunduさん、MATSUさん、garumaaさん、hiro-tさん
どうもです。
こちらの赤岳主綾の方は、ルートさえ知っていればガイドなしでも行けると思いますが、やはりロープは必携だと思います。
このとき確保されて登ったのは2、3ピッチだと思うし、ロープがあまり張られないうちにサクサク上がれていたので自分の力で登った感があります。
ま、フォローですけどね…
しかし阿弥陀の方はフォローなのに自分の力で登った気がしません…
自分はとりあえず低所でシステムを学習したりムーブを練習したりしてから、またどこか挑戦したいと思います。
ちょっとした不注意が命取りになりそうなので…
ではでは
kanemaru
返事遅くなってごめんね。
>自分も冬の赤岳に登りたかったのですが、
今年は無理そうです
hiro-tさんには、絶対的に強い脚力をお持ちなので、黙
ってても積雪期の赤岳には行かれるでしょうね。
来季は縦横無尽に八ヶ岳を制覇していると想像できます。
赤岳主稜はそれ程難しくないのですが、一度はガイドを
引き連れて登られたら如何でしょうか?
onsen♨
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する