霧島連峰縦走(備忘録)〜韓国岳からの山座同定〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,625m
コースタイム
天候 | 1日目:晴れ、2日目:くもり時々雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
東京駅17時4分発の「ひかり25号」に乗車して小倉駅へ、そこで夜行急行「かいもん」(22時31分発)に乗り換え、西鹿児島駅で下車(6時13分着)。バスを1回乗り換え、登山口のえびの高原へ入った(到着、9時12分)。 (下山) 1日に3本しかないバス便、高千穂河原発(11時3分発)をタイミング良くつかまえることができた。林田温泉でバスを乗り換え、南宮崎駅(15時着)へ。特急「にちりん4号」(16時43分発)で小倉駅へ。駅前のビジネスホテルで1泊した翌日、「ひかり2号」(7時4分発)に乗車、東京駅12時35分到着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当時は快適な稜線漫歩ができた。現在は新燃岳周辺は立入禁止。高千穂峰の頂上直下の急坂は、砂礫上で歩きにくい。 |
その他周辺情報 | 湯之野温泉国民宿舎「みやま荘」で宿泊(当時、1泊2食付5,000円) 高千穂河原よりタクシーで往復。 |
ファイル |
スケッチ達人K氏よりいただいた、霧島山群概略図と高千穂峰からの展望図
(更新時刻:2017/05/01 10:29)
同じく、高千穂峰からの展望図と市房山からの展望図
(更新時刻:2017/05/01 10:27) |
写真
感想
1991年3月の登山記録。この4月より、転職先での新しい生活が始まる。鋭気を養うための南九州遠征登山。
初日は上天気。まずは、えびの高原から霧島連峰最高峰、韓国岳登山。多くの人が軽装で登っている。1時間半弱で山頂。百名山の53座目の登頂。軽い昼食をとる。多くのハイカーで賑わう中、スケッチをしている初老の男性(K氏)が目に入った。そばに行き、覗き込むと、見事なスケッチをされている。いろいろ会話しているうち、よほど気に入られたのか、記念にいくつかの展望図を頂戴した(別添ファイル)。ちなみにK氏は、ごく最近まで毎年2回、年賀状と暑中見舞いに、ご自慢の山の絵手紙を送ってくださっていた。
韓国岳から先、霧島連峰縦走路に入ると、めっきり人は少なくなった。急な砂礫の下りを苦労して下ると、のびやかな草原の道となる。左手前方には、高千穂峰が見事である。あまりの美しさに、時々立ち止まっては見入ってしまう。
新燃岳の火口からは噴煙を上げている(現在は新燃岳周辺は登山禁止)。毒々しい青色をした火口湖が、瞼に焼き付いた。
中岳付近も、より近づいた高千穂峰を背景に、気持ちの良い草原が広がる別天地であった。中岳からは、岩がゴロゴロした歩きにくい急坂を下り切るり、高千穂河原に到着。今日は、ここで打ち切り。高千穂峰は、明日登ろう。タクシーで温泉宿に向かう。
翌朝、昨日と同じ運転手のタクシーに乗り、再び高千穂の河原に向かう。曇天の下、高千穂峰の斜面を登り始める。火口壁の一端に立つと、昨日たどった霧島連山が一望の下。しばらくすると、霧がスーッと流れてきて視界を遮り、同時に大粒の雨が降ってきた。
実に登りにくい高千穂峰直下の砂の急坂を我慢をすると頂上。悪天の平日にもかかわらず多くのハイカーで賑わっていた。寒風が吹く中、祝杯の缶ビールを開けた。「寒い!」。この峰の象徴である天の逆鉾を確認したことに満足して、15分後には、下山にとりかかった。
山頂直下の急な砂の斜面では、2〜3回転倒した。多くのハイカーに見られ気恥ずかしかった。
高千穂河原に戻ると、1日3本しか通っていないバスの昼前のバス(11時20分発)のタイミングにドンピシャ合った。林田温泉経由で南宮崎駅に戻る。私は鉄の趣味ももっているので帰りは鉄道を使った。特急「にちりん」号で、5時間もかけて小倉駅へ。小倉駅前のビジネスホテルで1泊して、翌朝の新幹線で東京駅に戻った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する