感動の唐松岳＊山で出会ったすべてに感謝＊

2017年04月29日(土) 〜 2017年04月30日(日)

• GPS: 13:40
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,042m
• 下り: 1,039m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:09
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:16

10:11 八方池山荘
10:35 10:39 石神井ケルン
10:58 10:58 第2ケルン
11:20 11:20 八方池
12:38 12:41 丸山
13:27 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 2:37
• 休憩: 0:13
• 合計: 2:50

7:02 唐松岳頂上山荘
7:43 7:43 丸山
8:45 8:57 八方池
9:21 9:21 第2ケルン
9:31 9:32 石神井ケルン
9:52 八方池山荘

二日目の朝、朝日を見て山頂を往復しましたが、ログを入れ忘れて、その部分が途切れてしまいました。

天候

1日目　下のほうは曇り　標高2000m以上からあられ雪と雷　2日目　快晴だけど強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方第三駐車場：無料　トイレあり　ゴンドラ乗り場まで徒歩5分
ゴンドラ＆リフト2本往復：通し券2,900円

コース状況／危険箇所等

八方池の前後は雪がないです。八方池山荘のほうはシャーベット、他は重たい雪でした。二日目は吹雪の後なので粒の大きいあられ雪が新しく積もりました。いずれにしても雪崩に注意。完全冬山装備です。ゴンドラ乗り場の登山指導員の方に、アイゼンとゴーグルは持っているか確認をされました。ゴーグルは持って行ってよかったです。

その他周辺情報

第三駐車場のそばに八方の湯があります。入りたかったのですが、12時からだったので入れませんでした。

写真

4/29 10:11

家から長距離運転頑張りましたが、途中、事故渋滞に巻き込まれて遅くなってしまいました。ゴンドラとロープウェイを乗り継いで八方池山荘。ここから登山を開始します。アイゼン着けていざっ

4/29 10:25

と思ったら、わりとすぐに夏道に。木道の上をあるくようになるのでアイゼンを外します。面倒だわ。

4/29 11:06

よくレコで見る顔ケルンって丸山ケルンだったかな？こっちの八方ケルン君も結構男前だよ。

4/29 11:15

白馬連峰展望図。数年前に栂池から天狗の頭までテント2泊で縦走しました☆この看板を見るとちょっと胸を張っちゃう。今日は2回目の唐松岳。残すは天狗の大下りと不帰の剣。怖いところを歩けば繋がる（笑）

4/29 11:21

空はすっきりしないけれど、山は見えています。ケルンの後ろが不帰1峰。

4/29 11:15

白馬三山や

4/29 11:52

五竜岳や鹿島槍ヶ岳。

4/29 12:09

標高があがってくると雪が降ってきて視界も段々と悪くなってきました。前を歩かれているmさん。私が見えなくならないように気遣って歩いて下さいました（涙涙）正直、mさんの後ろ姿があって心強かったです。遅い私を止まって待ってくれたり、本当にありがとうございました。

4/29 12:34

天気予報とおり雷も！雷の前に小屋に行けるかと思ったのに、雷雲の中を歩くことになってしまいました。これで死んだら何を言われるか分からないので絶対に生きて小屋に行かなければ！ちなみに小屋のご主人は「小屋番39年やっていてこの尾根で死んだ人はいないけど雷に当たった人はいる」と笑っていました。

4/29 13:30

よかった！着いた！！雷で首から下げていたカメラがブルブルしていました（この時はまさか雷のせいとは分からず…。金物はしまうべきでした。）小屋のみなさんも髪の毛やサングラスがビリビリしたそうです。マジ怖かったです。

4/29 13:30

mさんと一緒に小屋に着きました。本当に本当に心強かったです。ありがとうございました。

4/29 13:51

寝るところはこんなふうに2段ベットです。枕が8個くらい並んでいたけど混んだら1段に8人で寝るのかな。ちなみにこの日は1段に二人ずつで同じお部屋に4人でした。布団が冷たくて超重かったです。部屋に暖房もなく息が白かった。寒い寒いっ。でも私はシュラフとカイロを持ってきていたので寝ている時は大丈夫でした。

4/29 15:13

小屋の暖房は食堂にある手前のまったく暖かくないストーブだけ…。後ろの薪が入ったストーブは飾り？みんなが寒い寒いってストーブから離れないのに、たくさんストーブが置いてあるのに、これ一台しかつけないって。ちなみに当然濡れた物も乾かすところはなかったです。ストーブで手袋を乾かしていたら火事になるからと怒られました。自炊の人も火を使うのは外で、ですって。外は吹雪ですよ？

4/30 4:42

おはようございます！寒い夜を乗り越え朝を迎えました。強風は残っていますが吹雪ではなくなりました。小屋を出たら、この剱岳！ばんざーい！！

4/30 4:43

五竜も。

4/30 4:53

4:53　朝日が出てきました。

4/30 5:04

早く起きられてよかった（←それが心配だった…）泊まったら、やっぱり日の出は見たいもんね。

4/30 5:12

でも剱岳のモルゲンロートにはならなかったかな…。

4/30 5:12

あ、もう山頂に人がいる！私も行ってみよ〜。

4/30 5:14

こちらは白馬方面の山々。

4/30 5:15

登っている途中から剱岳。

4/30 5:31

山頂で！撮って頂きありがとうございました！ちなみに笑顔です（笑）

4/30 5:31

まさかこの景色を私も見ることが出来るとは！本当にうれしいです。

4/30 5:32

白馬のほう。不帰ノ剣？

4/30 5:33

こっちは小屋のほう。

4/30 5:40

同じ写真を何枚もごめんなさい。少し明るくなってきて、そろそろ下山します。

4/30 5:56

下りてきて振り返った唐松岳。

4/30 6:01

唐松と一緒の私。お隣りで一緒に寝た女性の方が、私が一人だから、後ろからきている私を待って撮影してくれました。何とやさしい（涙）

4/30 6:01

剣とも一緒に。ありがとうございました！

4/30 6:55

いったん小屋に戻り朝食を食べて、では下山です。

4/30 6:55

剣と唐松。ぎりぎり（笑）

4/30 7:14

ぎざぎざしているからやっぱり不帰ノ剣かな？何で分からないんだ（苦笑）

4/30 7:15

そのつづき。白馬のほうへの稜線です。

4/30 7:33

これは下りてきて振り返ったところです。これから登っていく人達と「いい天気でよかったね〜！」ってご挨拶。

4/30 8:14

冬道は尾根を直登＆直登。小屋でお話しした方が、何回直登があるか数えたけれど7、8回で数えるのをやめたって（笑）

4/30 8:34

ここですれ違った方に「もうアイゼンを外したほうがいいよ。岩が出ていてかえって危ないし、雪があってもシャーベットだから大丈夫」って。本当にすれ違う方もみんな親切で…、山っていいな。

4/30 8:35

で、アイゼンを片付けていたら、突然、雷鳥さん♪う〜。。。超ラブリ〜♡

4/30 8:36

私、ほとんど雷鳥さんに会えないので夢かと思いました。あまりにも見ないので、まったく期待していなかったです。雷鳥さん、ありがとね。

4/30 8:50

八方池まで降りてきました。

4/30 8:51

不帰ノ剣、天狗の大下り

4/30 8:51

天狗の頭

4/30 8:51

白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳（白馬三山）

4/30 8:51

白馬三山と小蓮華岳

4/30 8:52

小蓮華岳、白馬乗鞍岳

4/30 9:01

ちなみに八方池は真っ白。八方池の上も散歩しました。

4/30 9:27

五竜岳と鹿島槍ヶ岳

4/30 9:40

下山は景色を楽しみながら、本当にのろのろのろのろと下りてきました。この木道を下ったらリフト乗り場です。おしまい。

撮影機器：

Xperia Z3 SOL26 au SONY

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

peachy

雪の唐松岳に行ってみたくて、ヤマレコで残雪期におすすめの山として紹介されていたので行ってみました。唐松岳頂上山荘が4月29日に開くというので、私の力的に上で泊まれば無理がないと思ったのがこの日を選んだ理由です。

1日目は、天気が良くないのは分かっていました。
天気予報で全国的に午後から雷注意と言っていたので、なんとか雷になる前に、と思っていたのですが、12時すぎくらいから雷になってしまい、あと30分から1時間以内に小屋に着けるところだったので、神様に祈りながら歩きました。ここでご一緒してくださったmさんには本当に感謝致します。私に合わせて歩いてくださって本当に申し訳なかったです。どうもありがとうございました。

一人で山小屋に泊まったのは初めて。山小屋ってコミュニケーション能力が必要な気がして気が引けてました。でも、寒くてストーブから離れなかったら、寒い人が集まってきてそこでお話しが出来て楽しかったです。食後もお一人の方達でお話しする機会がもて、私の行ったことのない山域のお話しや道具のことやとにかく色々新鮮で興味深いお話しが盛り上がってとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
私が一人だと知るとみなさんがとても親切に優しくしてくれてありがたすぎて…。
山にいる人達っていいなぁって思いました。

あ、あと、コンビニでおにぎりやパンをたくさん買い込んでしまったので、小屋は素泊まりにしました。お食事については不明です。すみません。

二日目は期待通りの快晴！
風は強かったので飛ばされないように気を付けて、景色をとことん楽しみました。
北アルプスの景色はやっぱりすごい！雄大で迫力があります。
思いがけず雷鳥にも会えて。あまり会ったことがないので、実は、なんでみんなそんなに喜ぶんだろう？って思っていましたが、実際に目の前にひょこって現れてもらうと、超嬉しい！今回の山行の締めに幸せをたくさん運んできてもらった気分になりました。（笑）

今までは一人でここまでは運転できないと思っていました。
都内からの高速バス利用でしか来れないと思っていたのですが、都内に出るのも疲れるし、もちろん帰るのもぐったり、行こうと思った時はすでにバスが満席も多々。
それで今回は思い切って自分で運転してきてみたら来れました！
信州は大好きで一年を通して夫とよく遊びに来ているので、その時も交代交代で運転していたから、いつの間にか大丈夫になっていたみたいです。
これで私の山行の幅も広がりました。
今年はたくさんの山に挑戦していきたいです。

山で出会ったみなさま、どうもありがとうございました！

追記
早出早着が登山の鉄則というのは基本のキの字で当然に分かっていますが、今回は長距離を一人で運転することから居眠り事故が怖く、計画をギリギリで組んでしまったことで、途中で事故渋滞に巻き込まれたりと到着が遅くなってしまいました。反省と今後の課題にしていきたいと思います。

コメント

backdrops

お疲れさまでした！
peachyさんこんにちは！
大冒険でしたねー(^^)

景色が凄すぎて、レコ見てるだけでおなかいっぱいです(^^)

山の雷は怖いですよね・・・。
しかも単独、心細いのが分かります。
本当にご無事で何よりです(^^)

綺麗な日の出、暖かい交流、雷鳥。
素敵な旅でしたね！

peachy

Re: お疲れさまでした！
backdropsさん、こんにちは。
コメントありがとうございます！
二日目に掛けて一日目に登る決心をしたのですが、
単独だからより一層注意が必要でした。
うれしいコメントありがとうございました

abenger7

凄いです！
peachyさん

ご無沙汰しております。
peachyさん，益々すごいことになっておりますね
それにしても山の写真が綺麗ですね！　そして孤高の人ばりに単独行，素晴らしいです。高度感アゲアゲでこれからのpeachyさんのご活躍が楽しみです。

また，peachyさんの日記も拝見しました。ちょっと笑ってしまいました。peachyさんは，愛されるべき存在ですよ。

今週の土日は吾妻連峰でした。遠くに安達太良山も見えて，そういえばpeachyさんも登っているかなあと訪ねてみました。レコを拝見して，凄い！と驚いてしまいました。　Climb Every Mountain!

それでは！

peachy

Re: 凄いです！
evclimMoutnさん、コメントありがとうございます
そうそう、evclimMoutnさんも吾妻連邦のレコをあげられてましたよね
すみません ゆっくり見てコメントもさせていただこうかと思っていたのに
私が先にいただいてしまって。
それに今までも、なんだか余裕がなくて拍手しかできなくてすみませんでした。
お恥ずかしいレコにエールをくださってありがとうございます。
いつも応援していただいて嬉しいです。
今年はいろいろ頑張ってみようかと意欲的です。
evclimMoutnさんにもいろいろ教えていただきたいです

Kazuhagi

コメント見ましたが
peachyさん　コンばんは

スイマセンようやく見れました。
あれ？深夜に出発しませんでしたか？
10時発とはだいぶ遅かったですね〜
雷はコワいですよー無事で何よりですが無理しちゃーいかんな〜
翌日天候良く素晴らしい景色の御褒美また多くの方に助けられて良かったですね！

peachy

Re: コメント見ましたが
Kazuhagiさん、コメントありがとうございます。
深夜は寝てました…。
私、高速道路で居眠りの経験があって、ガードレールが目の前に迫ってきたところで危うく回避したことがあるんです。
それで深夜発はしないようにしていました。居眠りが怖くて…。
10時になってしまったのは、諏訪湖あたりでまさかの事故渋滞で…。あと一時間は早く着けたはずなのですが、車の多い時期、多い時間帯は、事故渋滞も考慮しないといけませんね。
一人は何でも一人でやらないといけないから、今後十分に考えて計画していきたいと思います。
これからも厳しい指導をよろしくお願いします。

machagon

森林限界エリアの雪山の絶景☆
peachyさん、こんにちは

チームHENでの雪山訓練でスキルを上げられ、連続の雪山単独行、素晴らしいですし、憧れます
初日の悪天候で、雷の中、無事通過で、なによりです。
翌日は、すばらしい絶景
限られた強者のみに許される眺めなのでしょうね〜
お写真でいる限りでも、目を奪われますが、実際はもっと凄まじいばかりの絶景なのでしょう
また、山で出合われた方々との心あたたまるお話が、読んでいて、こちらもほっこりしてきました
きっとpeachyさん自身がそういう方々を呼び寄せているのでしょうね
ただ、小屋番の方、もうちょっと小屋を暖かくしてくれればよいのに…
絶景+大福もちのようにかわいらしいライチョウにも会えて収穫ありでしたね〜
北アルプス、夏にしか行けませんが、行きたくなってきました

追伸
高速道路の長距離運転の居眠り防止、わたくしは、よくミント系のガム噛んだりしていました、あとフリスクもそこそこ効きます
深夜出発の翌日昼近くまで運転した時は、エスタロンモカというカフェインの薬（普通にドラッグストアに売ってます）を服用、良く効きましたよ
ちなみに東京に移り住んで10年近くで車を運転しなくなった今は、ペーパーになっちゃいました

peachy

Re: 森林限界エリアの雪山の絶景☆
machagonさん、こんにちは
いつも元気がでるメッセージをくださってありがとうございます
前回今回と一人で思い切って行ってきましたが
それもこれもチームHEMでいろいろと教えていただいたかないとできなかったので改めて感謝ですね。
天気のことはKazuhagiさんの顔が目の前にチラついてどきどきものでした。
こりゃ怒られそう〜って
何事もリスクを回避するために事前の努力が大切ですね。
そのためのアドバイスありがとうございます
私、ふだんからガムを噛んだり飴をなめたりしないし、
そもそも一人で長距離の経験もなかったので準備ができていなかったです。
詳しく教えてくださりありがとうございます
「エスタロンモカ」は忘れないうちにチェックしてみますね。

machagonさん、いつもどうもありがとう

まるさん

山小屋で
テントから逃げ込んだおじさんです。
ストーブの前ではお話しできて楽しかったです。
２日目にライチョウ見れて良かったですね。
私が撮った動画だけではさみしいですよね。
またどこかでお会いしたら声をかけてください。

peachy

Re: 山小屋で
お待ちしてましたー(笑)
maruお兄さん♪コメントありがとうございます！
山小屋では楽しい時間をありがとうございました。
朝もお会いできるかと思っていたのに、あのままになってしまって心残りでした。
テントは無事でしたか？
見せていただいた雷鳥さんの動画は本当に可愛かったですよね。私も雷鳥さんに会えて嬉かったけど、仲良し夫婦の片方さんがいなくて少し残念でした。でも嬉かったけど！
楽しい思い出をありがとうございました。
こちらこそ！また山でお会いできますように。