風が応援してくれた、ほぼ背振全山一泊縦走(JR原田→脊振→JR福吉)



- GPS
- 29:06
- 距離
- 69.5km
- 登り
- 4,875m
- 下り
- 4,885m
コースタイム
- 山行
- 16:47
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 18:04
天候 | 29日 晴 最低19.1℃ 最高25℃(前原) 30日 晴 最低20.6度 最高27.3℃ 両日とも風速11〜13m 明け方−雷山避難小屋付近は、猛烈な風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
※駅近くのコンビニは、開店がもっと遅い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
長野峠の雷山登山口すぐ、木の伐採のため、登山道が途切れていた。 この時の相方のブログ http://reoen.blog.fc2.com/blog-entry-350.html |
その他周辺情報 | まむし温泉 600円(JR福吉まで、バスの送迎がお願いできるー助かります(^^♪) ※以前はタオル1枚付でしたが、なし。(値段が下がったから?) |
写真
装備
備考 | 〇持って行ってよかった レトルトのおかゆは、重いけど、そのままでもすぐ食べられおいしかった。 (◎食欲がない時) 〇持っていけばよかった スティックのお茶 |
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感想
〇背振縦走への経過
背振縦走は、3年前に相方が知り、そしていつかやってみたいと。
皆さんのレコを拝見すると、すごくきつそう。
そんな縦走、私は絶対無理!
でも、どんな道か付き合って下見を始めました。
今年は、相方が用事が多いので、一人行ったとき、お会いした「ふくおか山の会」のKさんに1泊縦走の教えを乞い、無謀な今回の挑戦に至りました。
hayashiyaさん、MINE74さん、JiggyUhhさん、ピナクル山の会さん等のレコを参考にさせて頂きました。お礼を申し上げます。
〇時期について
ベストは、汗をかかない、日の長い時期だそうです。
特に1泊縦走は、夜中まで歩くので、日が長いことが重要です。
鬼が鼻岩〜金山間は、岩場が続くので、明るい時間帯でないと危険です。
今回4月末で最高25℃、汗はかきましたが、1日中気持ちいい風が吹き、さらっとしていて快適でした。
夜間も、冷えずに、快適に歩けました。
※夜は冷こむと思っていたので、水が足りませんでした。
〇装備について
極力減らしましたが、食料が1キロほど余りました(^^;)
1日目
相方 長袖シャツ、タイツ、長ズボン、キャップ、手袋、サングラス
水1.5L 食料(おにぎり5、助六、お稲荷さん、ランチパック3)お菓子
ストック、ヘッドライト、予備電池、救急セット、カッパ上、手袋、手ぬぐい、傘(雷雨の可能性大で)、財布など
ザック計8キロほど?
私 長袖シャツ、半袖シャツ、タイツ、半ズボン、帽子、手袋、サングラス
水1.5L 食料(おにぎり4、調理パン4、玄米餅4、玄米コッペパン5)、菓子、BCAA6袋
ストック、ヘッドライト、予備電池、カッパ上、傘、手袋2、手ぬぐい
伸縮テープ等、トレぺ、スマホ、充電器、予備靴ひも、財布など、
ザック計6.5キロ
蛤岳過ぎ、蛤水道分岐の沢で、水を500ml(私)、1L(相方)汲む。
※きれいな水
背振の自販機で、各1.5L購入
(予備で持っていこうと思っていた東屋下の沢の水は、水量が少なく汲めず)
※金山下りる途中に、ビニール管がある水場あり。ここで水を汲めばよかった...
雷山避難小屋デポ
シュラフ、ガス、ヤカン、着替え、水4L、ペットボトル4本、豆乳2、
おかゆ2、カレー飯、リゾット、アンパン2、ソーセージ2、
豆菓子、芋けんぴ、BCAA6袋、スティックコーヒー2
2日目(1日目の備品除く)
相方 シュラフ2、ガス、ヤカン、水2.5L、着替え、芋けんぴ
私 水2L、着替え、
食料(カレー飯、リゾット、アンパン2、玄米餅4、玄米コッペパン5、
豆乳2、ソーセージ2)豆菓子、BCAA6袋、着替え
羽金山の手前の林道分岐の水場で 相方500ml給水(予備)
※水は余りました。
・余った食料
カレー飯、リゾット、玄米餅4、玄米コッペパン5、豆菓子、お菓子、
BCAA4袋
〇今回の縦走について
2週間前、基山→背振の下見で、その時は湿度が高く、たくさんの汗もかき、
また、荷物も1.5キロ軽かったので、風が吹く今回は、背振までは楽に行けました。
基山を下りた車道で、2泊3日で縦走している60代男性二人に追いつきました。
荷物は13キロ前後、縦走は初めてだそうです。
しばらくお話をしながらご一緒しましたが、だんだん離れてしまいました。
九千部山の休憩時にご挨拶しようと思っていましたが、かないませんでした。
蛤岳で、やはり背振縦走で休憩をしている20代の男性1名に追いつきました。
今日は同じ雷山避難小屋までということでしたが、きつそうだったのでちょっと心配です。
金山で、縦走している大学生3人に追いつかれました。
原田駅は、7:10分に出たそうです、はや!
私たちの時間をいうと、「早いですよ!」と励まされました(^^;)
金山の後は、こんなに長かったかなー、
三瀬山手前で暗くなり、ライトをつけました。
三瀬峠で、金山であった大学生が休憩をしていて、声をかけ先に行きました。
ここは、登山道が変更になっていますが、蛍光テープを貼ってくれて、道はしっかりわかりました。
感謝感謝です。
井原まで、こんなに長かったかなー、
足が上がらなく、とてもきつくなってきました。
ここで大学生に追い越されました。
いつも10時過ぎに寝ている(子供か!)ので、10時前から頭もぼーとして、フラフラになってきました。
30m上って休み、の繰り返し。
喉が渇いているのですが、水が少ないので、一口飲んでじっとガマンです。
相方は、ゆっくりいけばいいからと励ましてくれますが、果たして、
雷山まで、行けるのだろうか?
なんとか井原まできました。
夜景がきれいと聞いていましたが、きつく頭がぼーとしているので、感動もありません。
次は最後の雷山。
昼間でも、長い道だったなあと、頭を垂れ、足元だけみて進みました。
上りは、休み休みです。息が上がります。
「ごめん、また、休ませて」と下を向いて、ハアハアしていると、
相方「そこに見えているのは、山頂の岩じゃない?」
前を見つめると、確かにあの雷山の岩だ。
「ヤッター!」と、駆け上りました。
あとは、避難小屋に下るだけです。
もううれしくて嬉しくて、目も覚めました。
避難小屋の戸をそーっと開けると、大学生3名が、焼きそばのお湯を沸かしていました。
他には、誰もいませんでした。
おかゆを温めて食べる予定でしたが、水を飲んで、速攻でに寝ました。
朝4時半に目が覚めると、外は嵐のような音。
なしか、今日は晴れだったはず。
スマホで調べても、晴れ。
でも、ここは嵐じゃ。
標高が高いから、違うのかも、と1時間遅らせよう、でも、カッパの下は持ってきてないからどうしよう、
など考えていると、大学生たちは起きてきて、出発の準備。
相方が起きてきて小窓から外を見て、「風は強いけど、雨は降ってないよ」
あわてて準備を始める。
出発をする頃は、強風ですが、風も前よりずっと弱まりました。
※大学生は、九大のワンダーフォーゲル部の方でした。
(後で取りに来るシュラフ等に、紙が貼ってました)
予定より50分遅れの出発。
足は、しっかり疲れています。思うように進みません。
雷山の長野峠近くで、2週間前はやってなかったのに、伐採で登山道が途切れてました。
印がないので、要注意です。
相方は、昨日からの靴擦れが悪化し、足が痛くなりました。
本日2回目の手当をしたあとは、少し良くなったそうです。
靴擦れは早めの手当てが肝心なので、昨日のうちにしておけばよかったです。
羽金から女岳までは、ピークがいつくもあり、疲れた足にはとても長く感じました。
女岳からは、通いなれた登山道ですので、気持ちが楽でした。
最後の十坊山に着いたときは、もう登らなくていいんだと、本当にうれしかったです。
その日は、もう2度と背振縦走はしたくないと言っていた相方は、今度は無泊で、とか言っています。
私には、無理です(-_-;)
コメント
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初全山を2日で踏破。すごいですね。
入念な準備と日ごろの鍛錬の賜物ですね。
なんだか新しい宿題をいただいたような気がしてます。チャレンジする目標をもらうというのは楽しいことです。この先1年あれやこれや考えながら、今度は逆ルートというのもまた嬉しいですし、馬にも会いたいですし(^◇^)、今度は私が参考にさせていただきます!!
早々のメッセージを頂き、また、装備の内容など、いろいろ教えていただき、本当にありがとうございました。
私は体力がないので、しっかり練習しないと無理なのです(^^;)
MINE74さんのように、無茶はできません
原田駅からの1泊縦走は、雷山避難小屋に水等をデポできるから、気持ち的にも楽だと思いました。まむし温泉で
私は超きつかったですが、MINE74さんですと、夜景も十分楽しめることでしょう。ただ、夜道は、一人ではちょっと怖いかもしれまん
ほぼ同じコースで、私も二日で脊振全山縦走にチャレンジしてきました。
結果は雷山で敗退。
すばらしい体力に感服いたします。
2度目のコメント、ありがとうございます(^^♪
雷山で止められたなら、十坊から行かれました?
私も一人だったら、途中で撤退していたと思います。
励ましてもらえたから、何とか行けました(^^;)
ふくおか山の会のKさんの教えによると、
背振無泊縦走は3人以上、荷物は3キロ以内(理想)だそうです。
(私は、寝ないと絶対無理)
jomonさんは、17サミッツに何度も行かれてすごいです。
今度、挑戦してみたいです。
おはようございます。
基山からでしたが、2日間しかスケジュールをとっておらず、ヤマップで雷山から十坊山までのルートは不明瞭とあったので、翌日の予定のために敗退しました。
道に迷ったり間違ったり、時間がない時は下見は大切ですね、脊振山系は初めてでしたが、すばらしい自然と豊富な水場に、また行きたい山になりました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1134558.html
拝見させてもらいました(^ ^)
一泊二日すごすぎ‼
もうトレランの人達並みですね‼
我々はやっとこ事で達成しました。
今の時期は、シュラフ等デポし軽量化したので、1泊のほうがずっと楽だったと思います
井原の登りから、雷山までは私はヘロヘロでした...
下見で出会ったトレランの方は、天拝(基山の前)〜十坊まで13時間 、
しかも往復するという
超人って、いるんですね
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