残雪の表銀座縦走（燕岳・大天井岳・常念岳・蝶ヶ岳）
長野県
すけ
体力度について
- GPS
- 19:43
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 2,969m
- 下り
- 3,616m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:02
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 10:42
中房温泉〜燕山荘 CT4:00 結果3:46
燕山荘〜大天荘 CT3:40 結果3:56
2日目
大天荘〜常念小屋 CT3:00 結果1:52
常念小屋〜蝶ヶ岳ヒュッテ CT5:10 結果4:16
蝶ヶ岳ヒュッテ〜三股 CT3:00 結果1:50
| 天候 | 5月2日 快晴 ほぼ無風 気温5度〜10度程度 5月3日 やや高曇りの晴れ ほぼ無風 気温−3度〜10度程度 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
・行きは、駐車場併設のバス停から中房温泉行のバスに乗車。始発に乗ったけど、ほぼ満員になった。片道1700円 ・帰りは三股から徒歩で穂高駅まで戻ろうと思った（15�劼�らい）けど、ほりでーゆー四季の郷の手前あたりで登山帰りの方が車に乗せてくださり、穂高駐車場に帰還。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・中房温泉から燕山荘まで、ルートは明瞭、登山者も多く、特に危険個所なし。急登は第3ベンチ以降から本格的になる。また、森林限界は合戦小屋のちょっと上。 ・表銀座縦走路は、基本的に夏道を行く。トレースあり。夏道が出ているところもあったが、終始アイゼン。 ・蛙岩の冬季ルートは、穴が狭くて、ザックを背負ったままでは通過できなさそうに思えた（試してないけど）。高瀬川側の岩場を降りて通過したけど、多少のルーファイ能力が必要。また、着雪の状況により無理な場合があると思われる。 ・為右衛門吊岩は、高瀬川側を巻く感じになるが、着雪の状況によっては通過が難しそうだと感じた。 ・大天井岳の直登は2700mくらいの鞍部から山頂までの標高差250m程度で斜度30〜40度位。北側斜面なので雪は午後でも硬く締まっていた。また、トレースもあり。岩が結構あり、このコースで落石があるならここ。ヘルメット推奨だと思った。 なお、信州側の夏道のトラバース路は雪崩の危険のため通行禁止。 ・大天井岳から常念小屋までは緩やかな稜線で夏道がかなり露出。 常念小屋から蝶ヶ岳までは、体力的には常念小屋からの急登がツラく、常念岳からの急な下りが脚への負担大な感じ。2512ピークを越えたあたりから蝶槍の中腹まで樹林帯となり雪が深くなる。トレースがないとラッセルになると思われる。2592ピークと蝶槍への2つの急登がある。 ・大天井・蝶間は、常念岳山頂付近のみアイゼンを装着した。ただ、常念岳から先の2592ピークや蝶槍のアップダウンは、アイゼン推奨な感じだった。 ・蝶ヶ岳からの下りは、すぐに樹林帯に入り、その後2100m程度まで急坂が続く。まめうち平でアイゼンを外したけど、その後もアイゼンがあった方が良い斜面が続いた。 |
| 予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
拍手休日ダイヤだったら6時前に到着できたけど。仕方ない。
山頂パスしても良かったけど、やっぱり行きたくなってしまうのが人情！
眼前に槍を見ながらスタートっていうのが良いね。
後続のパーティは、どうやら穴をくぐってきた様子。
岩と雪の嫌らしいトラバース。しかしその先には槍が見える。
トレースはあり、アイゼンは効くが、ミスったらゲームオーバー。
ニュースによると、この翌日奥穂と北穂で滑落事故があったと。明日は我が身。
装備
| 個人装備 |
ザック：グレゴリー：バルトロ65
チェストバッグ:パーゴワークス フォーカスL
シューズ：スポルティバ トランゴEVO GTX
ハードシェル：ホグロフス ロック スピリット ジャケット
レインパンツ：ファントラック エバーブレスフォトン パンツ
アンダーウェア：ファイントラック スキンメッシュT
ベースレイヤー：モンベル ジオラインLW
ベースレイヤー：アイスブレーカー テックライトSS
ミドルレイヤー：パタゴニア キャプリーン ミッドウェイト ジップ
パンツ：アークテリクス ルフロイショーツ
タイツ：モンベル ジオラインLW
グローブ：モンベル Outdryレイングローブ他
帽子：マウンテンイクイップメント クラシックパトロールキャップ
サングラス：スミス バズー
バラクラバ：ファイントラック メリノスピン（不使用）
靴下：スマートウール マウンテニアリング他
インサレーション：マウンテンハードウェア ゴーストウィスパラーダウンジャケット
インサレーション：モンベル トレールアクションタイツ
テントシューズ：モンベル ダウンフットウォーマー
ゲイター：アウトドアリサーチ クロコゲイター
アイゼン
ピッケル
ストック
テント：ファイントラック カミナドーム１
シュラフ：ナンガ オーロラ600DX
スリーピングマット：クライミット イナーシャ オゾン＆サーマレスト Zライト
グラウンドシート
ストーブ：ジェットボイルZIP
カップ：スノーピーク チタンカップ450ml他
水筒：サーモス 山専ボトル500
プラティパス2l
ラジオ
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
タオル
ナイフ
コーヒーフィルター
漏斗
ポリ袋
ジップロック
ウェットティッシュ
ヘットランプ:ブラックダイヤモンド スポット
LEDランタン
カメラ：ペンタックスK-30
ミニ三脚
時計：スント トラバースアルファ
iPhone
|
|---|---|
| 備考 | 通常の冬装備から軽さを重視して多少ランクを落とした装備を選んだけどベースウェイトは19kg程度…。 機動力を高めるため、靴はスリーシーズン用、ボトムをハーフパンツに。また、わかんとショベルは人出の多さが予想されたのでナシにした。 風が弱いのは分かっていたので、テントではなくツェルトでも良かった。 ヘルメットは、迷った結果持っていかなかったけど、大天井の直登のところは、あった方が良かった。 |
感想
2月末に甲斐駒日帰りを敗退して以降、しばらく間が空いてしまったけど、雪が残っている間に北アルプス行きたいなあということで、車回収の面倒くささから敬遠していた表銀座縦走を計画。
当初の計画では、1日目に大天荘、2日目に蝶ヶ岳ヒュッテの2泊3日の行程で上高地に下山し、バスと電車で穂高駅の車を回収するというもの。
しかし、1日目を歩いているうちに、上高地に下りても車回収に3時間以上はかかってしまうし、だったら三股に下りて歩いても時間的に変わらないんじゃないかと思いました。横尾から上高地まで歩いて10�劼世掘�下山後15�卍�度なら歩けるだろうと、計画を変更して三股に下りることに。
そして、上高地に下りないなら、バスの時間を気にしなくても良いので、蝶ヶ岳で一泊する必要もないということから、1日短縮した計画に変更しました。
計画を変更したものの、1日目に大天井まで行けなければ意味がありません。
表銀座は歩いたことがなかったので、若干不安はあったものの、燕山荘までは予定通りの時間に到着できたので、そのまま進むことに。
しかし、比較的平坦な稜線をイメージしていたのと違って、大下り以降は登りがキツかったです。燕山荘で一泊していれば違ったのでしょうが、合戦尾根から引き続いての縦走は、テント装備には中々こたえました…。
常念小屋から蝶ヶ岳までは、数年前に歩いたことがあったので、2日目は予定通り蝶ヶ岳まで進むことができ、変更した計画のとおり、そのまま三股に下りました。
三股に下りてそのまま一般道歩きに突入しましたが、縦走後ということもあり、硬い登山靴でのアスファルト歩きは足指を痛みつける苦行でした…。途中何台か「乗っていきますか？」と声をかけてくださる方もいましたが、申し訳なさと気恥ずかしさから、遠慮させてもらいました。
しかし、足指の痛みから遅々としてペースは上がらず、ほりでーゆーまで行ってちょっと休もうとか思っているところで、声をかけてくださった方に乗せていただくことにしました。
話していると各地のピークをガンガン落としていらっしゃるようで、この日も鳳凰三山から引き続き常念・蝶の周回を終えてきたとのこと。そのアクティブさ、大変刺激になりました。「またどこかの山で会いましょう。」のセリフが格好良かったです。
本当にありがたく、感謝しかありません。また是非お会いしたいものです。
そして、ちょっと計画が行き当たりばったりすぎたのを反省ですね。三股に自転車をデポしてから中房温泉に入れば、なんの問題もなかったです。
一日余ったので、翌日は未踏だった四阿山に登りました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1127104.html
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無事にお帰りになられたようですね。
お疲れ様でした。
こちらこそ初対面なのにペラペラしゃべるオッサンの話を聞いて頂いてありがとうございました。
あの後、四阿・根子周回をサクッとやっつけるとは…。
この行程を2日でこなすだけでも大変な事なのに…相当な健脚ですね(^^)
私は鳳凰と常念・蝶をやっただけで限界でした。
翌日の地元BBQは筋肉痛の体で場所取り→焼き係と苦行の様なGWとなりました(^^;)
またどこかの山でお会いできたら良いですね。
その日が来ることを楽しみにしています。
あの時は本当にありがとうございました。あそこから駅まで歩く気力は余りなかったので、本当に助かりました。
鳳凰の後に常念の周回も十分スゴいですよ(^^;)
さらに翌日BBQでも働きづめとは…。充実したGWだったようですね。
私もあのまま帰ろうか迷ってたところ、刺激を受けて四阿山に行ってしまいました。
先週剣山に行きましたが、おっしゃっていたとおり、四国の山の奥深さを感じられる良い山でした。
私も百名山中心に登っていますので。またお会いできることを願ってます!(^^)!
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