雲海広がる残雪の立山*奥大日岳と立山三山縦走*
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:15
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:31
(奥大日岳)
カガミ谷乗越から最高地点までの登りの踏み抜きとか
(立山縦走)
富士の折立への登り(ピークは踏まなくても直下付近)
大汝山〜雄山の間、小さなピークの岩を巻くところ
天候 | 1日目:晴れのちガス、夕方は標高高いところは晴れて眼下に雲海 2日目:晴れのちガス 両日ともに風は微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢は市営の無料駐車場に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【室堂〜雷鳥沢キャンプ場】 みくりが池周辺のみ石畳が出ており、他は雪。アイゼンは不要でした。 【雷鳥沢キャンプ場〜新室堂乗越〜奥大日岳】 称名川(浄土沢)はまだ川になってなく雪で埋まってました 称名川わたってからアイゼンとストックとヘルメットを装備 新室堂乗越からは稜線。新室堂乗越〜室堂乗越〜カガミ谷乗越は踏み抜きなし 室堂乗越越えてからカガミ谷乗越まで2回ほど登りあり。 カガミ谷乗越〜最高地点〜奥大日岳までは雪庇の張り出しとクラック、踏み抜きに注意。下山時には雪がかなり緩み踏み抜きには注意してても踏み抜きました。雪庇は見えるので近づかなければ問題ないと思います 夏道は最高地点を経由せずトラバースしますが、最高地点あたりを経由して行きましたが最高地点も雪庇張り出し中だったのでガスだと注意。 【新室堂乗越〜剱御前小舎】 登り一辺倒で堪えます。最後は雪の細いルートを通って小屋への最後の道に入ります。 【剱御前小舎〜別山〜真砂岳】 小屋で一泊し、朝通過しましたが、アイゼンは不要でした。 雪があったのは別山手前のちょっとした鞍部と別山への登りのみ。あとは夏道がでてます。 【真砂岳〜富士ノ折立〜大汝山〜雄山〜室堂】 登山相談所で注意するポイントとして指摘されたのが、富士ノ折立の登りと雄山直下の2つ。 富士ノ折立の登りの途中から雪が出てきたため、アイゼンとピッケルを装着。富士の折立ピークは巻きました。登るにしても岩と緩んだ薄い雪のミックスでした、下りで使うのは怖そう。大汝山あたりは雪が多くてアイゼン装着で問題なくピークへ登頂。 個人的に一番嫌らしく感じたのが、大汝山〜雄山の間にあった岩を巻くあたり。踏み込みが効かなく少し怖かった。雄山直下は祠への岩場の直登コースにしようかと思っていたが、雪直登にステップがあったのでそちらにしたが、最後の所がやはりかなり急で雪がゆるふわで怖かった。 雄山から一ノ越はほとんど夏道のためアイゼンは使用せず。一ノ越から室堂は少し沈む程度でワカン等は不要でした。 |
その他周辺情報 | 「薬師の湯」を利用。 いつもここなので、そろそろ新規開拓もしたい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 厳冬期用のインナーを使用したが、さすがに暑かった。脱げずに汗だくに。ビーコンつけました。 |
感想
雪山納めに行くのに、奥大日岳行って剱御前に泊まるか、北穂で北穂高小屋に泊まるか悩んだが、北穂はGWに雪崩も多かったようなのと、天気が立山の方がよさそうなので、前者に決めた。
雪の大谷のシーズンである室堂は、外国人観光客しかいないんじゃないかというくらい、外国人ばかりでちょっと疲れる。ようやく室堂に到着したら早々に室堂を離れ歩き出すとすぐに静かな雪山に戻ってこれから行く奥大日岳も見え、気分もあがった。
奥大日岳へは先行者様のトレースが一筋。ありがたく辿らせていただきました。残念ながら奥大日岳に着くころにはガスに包まれてしまい展望はのぞめなかった。新室堂乗越まで戻ったら、剱御前までの長い登り。これがしんどい。体力的にも最後にこの登りは堪えた。
ようやく剱御前小舎に着く。本日の宿泊は、外国人登山者の団体とBC4名程。部屋6号室を貸切で利用、剱岳ビューのお部屋でした。夕食は5時から。時間があったので剱御前方面へ足をのばそうと外に出ると、なんと室堂は雲海の下。主要な頂だけが雲の上に浮かぶ幻想的な風景に。剱御前方面の小さなピークでしばらく剱岳鑑賞。気に入ったので、夕ご飯食べたらビールもってきて再び鑑賞、夕日が沈むまで周囲の山々を眺められた時間はなんとも贅沢な時間でした。また雲海と高層に雲があったため、夕日によって空が鮮やかに色づきました。
翌日はご来光の時間にはやはり起きれず(山ではいつも早起きできないのです)。朝食を食べ、BCの方お二人とほぼ同じ時間に出発。本日はクリアな快晴。白山方面の眺望も。別山からBCのお二人は滑るとのことで、お二人とはお別れ(別山からドロップするところを少し先から見えました、かっこよかったです)し、縦走します。さすがに平日のため、雄山までにすれ違ったのは1名のみ。真砂岳まではほぼ夏道、アイゼンも不要。真砂岳からは後立山連峰の稜線を眺められましたが、どうやら長野側は雲が多い様子。富士ノ折立への登りの途中でアイゼン装着。直下付近の岩場とアイゼンが食い込まない感じの緩い薄い雪が少し嫌らしく時間がかかりました(たぶんコース取りが悪かっただけです)。大汝山あたりはまだ雪も多く、雪庇もありました。大汝山〜雄山はほぼ快適に歩けましたが、一部小さなピークを巻く部分がアイゼンの効きも悪く滑りそうで少し怖かった印象です。雄山の祠へは雪の直登コースを選択。登りの最後がかなりキツイ傾斜かつ雪も緩み足元崩れやすかったので下りでは選択しない方が無難かと感じました。雄山の祠まで来ると一ノ越方面からきた登山者BCの方やら4名程お会いしました。一名は三山を縦走されるとのことでした。雄山から一ノ越はほぼ夏道でアイゼンは外しました、しかしこんなに急だったっけという印象。一ノ越からはタンボ平へ滑り降りる方が多数。一ノ越でしばらく休んでいると室堂方面はガスがかかってきて、室堂に着くころはガスに包まれてしまいました。
この時期はライチョウが多いです。何回も見れ、そして逃げずにポーズまでとってくれ、なんてできるライチョウなんだと感心しました。
奥大日岳こそ展望に恵まれなかったけど、雲海や夕景と絶景に恵まれた今シーズンの雪山納めとなりました。
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