八ヶ岳(硫黄岳〜横岳〜赤岳、花と絶景のご褒美)


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,643m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
4:50赤岳山荘-4:55美濃戸山荘-6:45赤岳鉱泉(朝食休憩30分)7:15-8:35赤岩ノ頭-9:00硫黄岳山頂(ぶらぶら20分)9:20-9:40硫黄岳山荘-10:40横岳山頂(休憩10分)-11:25三叉峰-12:10地蔵ノ頭-12:15赤岳展望荘(昼食休憩20分)13:20-赤岳山頂
・下山
13:30赤岳山頂-13:50文三郎尾根分岐-14:40行者小屋(休憩30分)15:10-16:15美濃戸山荘(牛乳ごっくん10分)16:25-16:30赤岳山荘
天候 | 晴れのち曇り時々雷3回、雨少々(レインウェアー要らない程度) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト…美濃戸山荘にあります。(行きは気付かず未提出) 昨年の蓼科山もそうでしたが、八ヶ岳では黄色い箱が登山ポストのような気がします。 ・トイレ情報…赤岳山荘(\50チップ)、美濃戸山荘(\100チップ) 他各小屋にもあります。(私は未使用です。) ・水場情報…赤岳鉱泉、行者小屋にあります。(上に行ったら小屋の飲み物になりますね。) ・山道情報 ・赤岳山荘→赤岳鉱泉…始め林道のなだらか登り、途中から沢沿いを歩く全く問題なしの道。 ・赤岳鉱泉→硫黄岳…それ程きつくもない登り、こちらも至って問題なしの道。 ・硫黄岳→硫黄岳山荘…尾根歩き問題なしです。 ・硫黄岳山荘→横岳…硫黄岳山荘を出て始めはなんら問題ないのですが横岳に近づくにつれ岩場が増え、梯子、鎖場が増えます。断崖絶壁の脇を歩く事もしばしば。しかし、落ち着いて歩けば問題ないです。 ・横岳→赤岳展望荘…3つか4つのピークを越える岩場の連続する尾根道。こちらも落ち着いて一歩一歩進めば大丈夫です。 ・赤岳展望荘→赤岳…傾斜はきついですが鎖を頼りに着々と登るのみです。 ・赤岳→文三郎尾根分岐…ずーと岩場。鎖を頼りに下らないと降りれない。慎重に行けば問題ないです。(登りきつそうです) ・文三郎尾根分岐→行者小屋…始めはやや傾斜あり浮石もありとても滑り易いです。(1度滑って尻もちつきました。)その後は階段も整備されていて歩き易かったです。 ・行者小屋→美濃戸山荘…安定した岩の上を歩くことが出来比較的歩き易いです。 ・食べ物情報…美濃戸山荘にて八ヶ岳山麓牛乳(\200) 中央高速、八ヶ岳PAにてプレミアムソフトかな。(\350)とにかく量が多い。 |
写真
感想
本当は、岩手周辺の山を登ろうと思ってました。しかし、天気は良くなさそう。行くのは止めました。(でも天気まずまず良かったようで)
土曜は午後から怪しいとの天気予報だったけど、午前中の晴れ間に景色を堪能しようと、かねてから行きたかった八ヶ岳に行く事にしました。
少し寝坊して八ヶ岳山荘からスタートの予定でした。バイクで林道はどうかなと。
しかし、遅れたのもあったけど意外と行けそうだったので赤岳山荘を目指す事に。
まぁ、悪路とまでは行かないけど岩がボコボコ出てるし目茶苦茶低速で走り転ばず無事に到着。ほっと一安心。
最近の山行は人の少ない所ばかりだったので人気の八だと何だか安心出来ます。
準備していると何人もの人が歩き始めていました。私も、準備して体操して山に挑みます。
美濃戸山荘すぎて、少し歩くと男女二人にご挨拶。バイクに乗っていると目立つのか「バイクの方?」から始まりその後はお話ししながら歩きました。
途中、二人は何度も八を訪れているようでほとんど何も知らない私に沢山の植物の名前を教えてくれました。登山道の歩き方なんかも。
「始めの出だしをゆっくり時間を掛けて歩くのが重要だ。」と後半バテるんだと言う事でした。
私が写真っを撮って追いつくとステッキで花を指して名前を教えてくれてまるで師弟関係な感じ。
赤岳鉱泉で、一緒に朝食を取りました。岩登りすると言う事でした。「横岳から見えるからまたあとで。」大同心の分岐でお別れしました。とっても人の暖かいお二人でした。
私のスケジュールとは違ったけど旅は道ずれ、とても楽しい出だしの山行になりました。
また、一人になり硫黄を目指す事になります。一緒にゆっくり歩いたせいか標高上ってもきつくはなかったです。それ程、急登も無かったですがいい歩き方できたかな。
花を探しながら歩き、少し明るくなると青空が広がり眺望も良く、高度を上げるたびにその光景は素晴らしいの一言。
午後からは天気悪いとの予報だったけど、これほどの景色見せて貰えてもう充分な位の気持ちでした。
赤岩ノ頭でも休憩の方とご挨拶。そしてしばし会話し硫黄を目指しました。
登りながらも顔がにやけてしまう程の天気。青空をバックに花たちもきれいだし。
やっと硫黄岳に到着。火口のえぐれた断崖絶壁が凄さを物語ってました。
硫黄岳からは山荘が見え、下りなので調子よく下っていくと、赤岩ノ頭でお話した方に「コマクサ咲いてますね。」って言われて「えっ…ありがとうございます。」
その後は、目を凝らして探しながら歩く事が出来ました。色々と話しするといい事あります。
横岳の岩手前までの尾根道では花たちをモデルに写真撮影。既に、この時は雲が掛かってしまい眺望はないものの花たちが楽しませてくれました。
横岳に近づくと岩場が多くなり歩くのにも慎重になります。
結構、下を見ると断崖。始めは、やや怖さも感じ気を付けながらの岩歩きです。
そんな場所でも花は沢山咲いていて気を紛らわしてくれました。
何とか横岳へ到着。崖の下を見てみると二人の人が小さく見えました。そう、先ほど分岐で別れた二人です。
お互い、大声で会話しました。「大同心には行って今戻りだー。」「下りは気を付けて〜。」なんて。周辺のみなさんすみませんでした。でも、あんなに大声出すのなんて恥ずかしいけど自然と大声出ちゃいました。
雲が流れて二人も見えなくなり無事を祈りつつ横岳を後にしました。
さて、最高峰の赤岳を目指します。幾つかのピークを越えていかなければなりません。
上がったり下がったり。きつくなかったけど、岩場歩きは慎重にならざるお得ないからさっきまでのお花探しみたいな楽しみが薄れてしまいました。
でも、こんな時に花を見つけると嬉しさ倍増です。「ツクモグサ」の事聞きながら情報を探していたのですが、皆さん見れていないようで。
もう、遅いのは知っていたのですが見てみたかったんです。しかしなんと「ツクモグサ」発見です。もう枯れかけてました。でも嬉しかったですね。簡単には見つけられないから。
とにかく、お花畑は続きます。そして、赤岳展望荘までの道のりも長かった。
赤岳展望荘で昼食を取り最後の赤岳へアタックです。昼食の時パリパリと言う変な音がしていたんです。その時は何だか分かりませんでした。
登り始めると、ゴロゴロ鳴っているじゃないですか。さっきのはどうやら雷だったのです。
「こりゃやばいなぁ。」なんて思いつつ登り続けていると、ポツポツと雨も落ちてきたので、直ぐにレインウェアー着こんでカメラなど濡れると困る物は防水バックにしまい頂上を目指しました。
途中からはずーと眺望はなかったんですが、頂上で眺望がないとがっくしですね。
先に登っておけば良かった。美味しい物は最後に残しておくタイプなので最後に残してしまうんです。
程なく下山です。
文三郎尾根分岐までは、結構急で下るのも結構慎重に下りました。浮石もずるっとくるのでバランス崩し易いです。
分岐からの下りも不安定な浮石の道で結構体力消耗しました。正直、疲れましたし眠気もあったので小休止。
その後、歩き続けると階段が出てきてとっても楽に下れました。とても有難かったです。
階段なかったらきつかったです。そして、行者小屋に到着。着ていたレインウェアを脱いで、水分も補給して元気を取り戻しました。上空を見上げると時折雲の合間から横や赤が見え隠れ。
そして、行者小屋を後に傾斜の緩い山道を調子良く歩いていくのですが、歩けど歩けど登山口にはつかない。案内表示がないといつまで続くんだと言う気持ちになり完全に一人我慢大会です。
まぁ、休んで気分を変えればいいんでしょうが、休めないたちで歩き続けやっと登山口に着いた時の喜びは最高に気持ちいいです。
そして、牛乳も最高!いやぁ、みなさんお疲れ様でした。
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