笠ヶ岳(笠新道〜笠ヶ岳〜弓折岳〜小池新道) 途中までは快調な登山であったが…


- GPS
- 13:49
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
天候 | 快晴(気温高く、また、日差しが強く、とにかく暑かった!!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道はとにかく急登の連続のため、足場をしっかりと確認しながら慎重に登ることが望まれる。さすがに夏山シーズン突入で、しかもたくさんの登山者が最近は入山しているため、残雪については笠ヶ岳山荘の手前でわずかな雪渓を越えるのみでほぼ無雪の状況であった。 |
写真
感想
日帰りで笠ヶ岳を登ろうと、知人と未明に登山口を出発する。そして、笠新道を快調に登り、今日の調子はよいと感じたのが束の間、笠ヶ岳山頂直下の水場にてしばらく休憩(雪解け水をがぶ飲み)していると、いきなり体調不良に陥る。そのため、山頂に行くまでに時間がかかってしまった。山頂に到着してからも気分はどんどん悪くなるばかりで、吐き気ももよおし始めたので、下山開始直後に恥ずかしながら嘔吐してしまった(原因は、睡眠不足、熱中症、高山病といろいろ考えられたが、とにかく登山を甘く見てはいけないことを痛感させられた。)。ちょうどその頃、笠ヶ岳山荘に救助ヘリが来ていたので、あやうく助けを求めそうになったが、胃の中の物をすべて出し切ったのが良かったのか、少しずつ体調も回復傾向になったので、なんとか自力で下山しようと開き直った。その後は、知人が笠新道よりも小池新道の方が楽に下山できるからと気を遣ってくれたため、その言葉を信じ稜線を歩くが双六小屋分岐からの小池新道までなかなか辿り着くことができなかった。もしかしたら、装備も何もないが、今日の下山を諦め、どこかでビバークしなければならないとふと頭をよぎり始めたころ、稜線で出会った優しいベテラン登山者の男性に「まだまだ日没までじゅうぶん時間はあるからあせらずに行きなさい。あのピーク(弓折岳)を越えたら小池新道があるから。」と勇気づけられ、再度力を振り絞ることができた。(その頃には、ふくらはぎがパンパンになっていた。)弓折岳をなんとか登り、ようやく弓折乗越(小池新道下山道)に到着すると、気分もようやく落ち着くことができた。(そこで、13年ぶりに奇跡的に大学の同級生に出会うというハプニングもあった。)そこからは一気に下山をし、なんとか日没までに登山口まで到着することができてよかった。
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