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ヤマレコ

記録ID: 1228460 全員に公開 沢登り日高山脈

札内岳西面直登沢(エサオマントッタベツ川山スキー沢)

日程 2017年08月14日(月) 〜 2017年08月16日(水)
メンバー
天候曇り(山中は終日霧ション)
アクセス
利用交通機関
車・バイク、 自転車
戸蔦別川沿いの林道が、H28年8月下旬の大雨で崩壊し通行止めになっているので、通行止め箇所(地形図c394m表記手前のc380m付近)から自転車を使ったが、林道は至る所で崩壊(多くの橋が落橋)し、トッタベツヒュッテまでの行程2/3は自転車を押して歩くこととなった。ヒュッテから先は、昭和の沢手前c545m付近まで2/3くらいは自転車走行可だった。c545m付近に自転車をデポし歩いた。自転車使用がアプローチ時間の短縮になったかは疑問。H28年8月下旬の大雨災害の凄まじさを再認識。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
5時間6分
休憩
8分
合計
5時間14分
Sスタート地点10:2411:46トッタベツヒュッテ11:5413:11びれい橋13:50神威北東尾根末端15:00エサオマントッタベツ川ガケノ沢分岐15:38宿泊地
2日目
山行
9時間50分
休憩
47分
合計
10時間37分
宿泊地05:2006:36エサオマントッタベツ川山スキー沢出合06:4611:10札内岳11:4715:57宿泊地
3日目
山行
3時間33分
休憩
2時間58分
合計
6時間31分
宿泊地05:2805:46ピリカペタヌ沢八ノ沢分岐06:49ピリカペタヌ沢五ノ沢分岐08:08トッタベツヒュッテ11:0611:59ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
14日(月)10:24(林道車止め)→11:16(幌後橋)→11:46(トッタベツヒュッテ)11:54→12:10(戸蔦別川橋)12:21→12:49(自転車デポ)12:51→13:11(びれい橋)→13:24(第6号砂防堰堤前)→13:38(エサオマントッタベツ川林道)13:49→14:29(入渓)→15:00(c726m二股)→15:38(c810m付近)C1

15日(火)3:00(起床)5:20→6:36(c996m二股/西面直登沢出会い)→6:46→10:44(稜線)→11:10(札内岳)11:47→15:57(c850m二股)

16日(水)3:00(起床)5:28→7:05(林道)→8:06(ピリカタンヌ沢林道入口)→8:08(トッタベツヒュッテ)8:33→9:33(自転車デポ地点)→10:06(トッタベツヒュッテ)11:06→11:59(車止め)
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図 [pdf]

写真

戸蔦別川沿いの林道は、地形図c394m表記手前のc380m付近の落橋箇所で通行止めになっている。ここから自転車を使ってみたが・・・。
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戸蔦別川沿いの林道は、地形図c394m表記手前のc380m付近の落橋箇所で通行止めになっている。ここから自転車を使ってみたが・・・。
学生時代から30年以上使っている自転車。二十歳のころ、この自転車で道内を放浪した。
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学生時代から30年以上使っている自転車。二十歳のころ、この自転車で道内を放浪した。
通行止め箇所の落橋を越えて車止めを見る。この先林道は消失し河原になっており、山側に仮分け道がつけられている。
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最初に自転車をデポしようと考えた所。
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最初に自転車をデポしようと考えた所。
幌後橋前の戸蔦別川本流の砂防ダムが破壊されていた。
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幌後橋前の戸蔦別川本流の砂防ダムが破壊されていた。
落橋した幌後橋を越えたものの、林道の状態が悪く、再び自転車をデポしようと考えた所。
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落橋した幌後橋を越えたものの、林道の状態が悪く、再び自転車をデポしようと考えた所。
トッタベツヒュッテは難を逃れていた。
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トッタベツヒュッテは難を逃れていた。
トッタベツヒュッテからは、戸蔦別橋まで快適に自転車走行できたが、落橋した戸蔦別橋を越えると、倒木に行く手を阻まれ、三度自転車をデポしようと考えた。
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トッタベツヒュッテからは、戸蔦別橋まで快適に自転車走行できたが、落橋した戸蔦別橋を越えると、倒木に行く手を阻まれ、三度自転車をデポしようと考えた。
昭和の沢出会い(c664m)手前の倒木箇所に自転車をデポし、徒歩で移動。
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昭和の沢出会い(c664m)手前の倒木箇所に自転車をデポし、徒歩で移動。
びれい橋の上にできた水たまりに黒アゲハ蝶?が集っていた。
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びれい橋の上にできた水たまりに黒アゲハ蝶?が集っていた。
林道が雨水の流れ道になっていたのだろう。
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林道が雨水の流れ道になっていたのだろう。
第6号砂防堰堤前。H28年8月災害前はここまで車で来ることができた。
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第6号砂防堰堤前。H28年8月災害前はここまで車で来ることができた。
エサオマントッタベツ林道分岐。エサオマンベツトッタベツ林道は藪に覆われている。数分藪漕ぎすれば衣服は露でびっしょり濡れる。
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エサオマントッタベツ林道分岐。エサオマンベツトッタベツ林道は藪に覆われている。数分藪漕ぎすれば衣服は露でびっしょり濡れる。
林道というか踏み跡に覆いかぶさる藪を漕ぐこと40分で入渓。
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15:30で行動を終え、C810m付近に幕営。
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15:30で行動を終え、C810m付近に幕営。
良い焚火ができた。
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良い焚火ができた。
朝起きると濃い霧に覆われており、行くか戻るかしばし思い悩む。
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朝起きると濃い霧に覆われており、行くか戻るかしばし思い悩む。
とりあえず、この沢のウリとなっているナメを見てみることとした。標高1100m付近。ここから沢の様相が変わる。
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とりあえず、この沢のウリとなっているナメを見てみることとした。標高1100m付近。ここから沢の様相が変わる。
前の写真の滝の上から下をのぞく。この近くに下降時の懸垂に使ったと思われる残置ピトンと腐った捨て縄があった。
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前の写真の滝の上から下をのぞく。この近くに下降時の懸垂に使ったと思われる残置ピトンと腐った捨て縄があった。
こんな感じのナメが、滝を交えつつc1400m付近まで続く。
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こんな感じのナメが、滝を交えつつc1400m付近まで続く。
滝の右側を空身で登り、ロープを固定して登り返した。結果論として、荷物を背負って登っても問題ない滝だった。ロープを使ったのはこの滝のみ。この滝を登って、この沢の下降はメンドーなことを実感。
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滝の右側を空身で登り、ロープを固定して登り返した。結果論として、荷物を背負って登っても問題ない滝だった。ロープを使ったのはこの滝のみ。この滝を登って、この沢の下降はメンドーなことを実感。
c1240m付近の滝。流水の中をガシガシ登った。
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c1240m付近の滝。流水の中をガシガシ登った。
c1400m二股手前。右股を行く。
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c1460m二股。右股を行く。
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c1515m付近。この滝を越えてまもなくして水は枯れる。
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c1630m付近。沢型を行く。
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c1630m付近。沢型を行く。
札内岳山頂。風はなく、ガスに覆われていた。やがて、霧ションになる。
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札内岳山頂。風はなく、ガスに覆われていた。やがて、霧ションになる。
エサオマントッタベツ岳までの藪漕ぎ縦走はやめて、ピリカペタヌ沢を下降することにした。9年前の記憶によると明瞭な踏み跡が源頭に導いてくれたのだが、今回は踏み跡を見失い、早々に藪突入。
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エサオマントッタベツ岳までの藪漕ぎ縦走はやめて、ピリカペタヌ沢を下降することにした。9年前の記憶によると明瞭な踏み跡が源頭に導いてくれたのだが、今回は踏み跡を見失い、早々に藪突入。
c1570m付近で沢型に出る。
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c1570m付近で沢型に出る。
c1520m付近。右股に赤テープが付いていた。9年前は山頂からの踏み跡をたどり、右股の源頭に出たものと思われる。
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c1510m付近。ようやく水が出てきた。
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c1510m付近。ようやく水が出てきた。
下りがへたくそな俺は、何度もロープを出してラッペルした。遅々として高度が下がらない。c1370m付近。
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ラッペルした滝。c1300m付近。
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ラッペルした滝。c1300m付近。
ラッペルした滝。c1275m付近。
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ラッペルした滝。c1220m付近。
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c850m二股で幕営。霧ションで濡れた木ばかりだったが、良い焚火ができた。焚火技術が上がったかもしれない。霧ションが激しかったので、濡れた服を完全に乾かすまでいかずにテントに入った。
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c850m二股で幕営。霧ションで濡れた木ばかりだったが、良い焚火ができた。焚火技術が上がったかもしれない。霧ションが激しかったので、濡れた服を完全に乾かすまでいかずにテントに入った。
朝食の棒ラーメン。イオンで売っている。九州各地の棒ラーメンを食べたが、熊本の棒ラーメンが一番いけた。難はスープがペースト状になっており、重量があること。こういう小さな積み重ねがザックを重くする。
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朝食の棒ラーメン。イオンで売っている。九州各地の棒ラーメンを食べたが、熊本の棒ラーメンが一番いけた。難はスープがペースト状になっており、重量があること。こういう小さな積み重ねがザックを重くする。
850m二股より下がらなかれば、幕営適地を見つけることは難しい。ここは平だった。
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800m二股。左股からの大量の土砂で埋まっていた。
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760m二股。右股からの大量の土砂で埋まっていた。
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676m二股。左股から大量の土砂で埋まっていた。
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地形図に記載されているc595m堰堤左岸の林道着。
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林道歩きになったと思いきや、林道は至る所で流出していた。
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ピリカペタンヌ沢林道入口着。
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ピリカペタンヌ沢林道入口着。
トッタベツヒュッテに荷物をデポして自転車回収に行く。落橋した戸蔦別川橋の現場。
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トッタベツヒュッテに荷物をデポして自転車回収に行く。落橋した戸蔦別川橋の現場。
雨水が流れた林道は深く掘れていた。
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雨水が流れた林道は深く掘れていた。
自転車回収。ここから約30分でヒュッテに戻った。
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c394m地点で戸蔦別川に合流する沢の砂防ダムは破壊されていた。
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c394m地点で戸蔦別川に合流する沢の砂防ダムは破壊されていた。
c394m地点の林道は流出して、こんな状態。自転車は押しました。
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c394m地点の林道は流出して、こんな状態。自転車は押しました。
車止め着。自転車の車輪を外して、車に収めた図。
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車止め着。自転車の車輪を外して、車に収めた図。

感想/記録

・おしめの頃からキャンパーだった上の子が大学受験の年となり、毎年恒例の家族キャンプが終わりを告げた。夏休みの前半を沢山行、後半は家族キャンプで疲れた体を癒すことが多かった。一抹の寂しさを感じながら、今年の夏休みの沢を考える。
・昨年8月の大雨災害で日高の林道は至る所で通行止めになっており、日高の山が遠くなったことが北海道新聞で報道されていた。
・そんな中でも札内ヒュッテまでの道道が開いているというので、尾根越えして歴舟川に入ってヤオロに登るか、八の沢を遡行してコイボクシュシビチャリ川に下りて、そのまま本流を遡行してカムエクを登ろうかなと考え、会に仲間を募る日高の!!沢に同行してくれる者はいなかった。
・ひと昔前であれば、単独で日高の!!沢をやる自信があったが、7月下旬に行ったポンヤオロ遡行に照らし合わせれば、今の俺が単独でやれる日高の沢は!☆で一杯一杯だろう。
・ある方のSNS投稿で戸蔦別川林道が通行止めになっている箇所を知った。エサオマントッタベツ林道分岐まで約13km徒歩移動可能とのことだったので、自転車を併用してエサオマントッタベツ川にアプローチし、未遡行の札内岳西面直登沢(通称「山スキー沢」)を登って、札内岳からエサオマントッタベツ岳まで藪漕ぎして、エサオマントッタベツ川を下降することとした。
・計画立案時の長期予報では山の日を含む三連休の天気は今一、連休明けは晴れだったが、終わってみれば道東の8月2週と3週の天気は曇りで低温、山は9月上旬から中旬のような気温だった。
・林道のアプローチに自転車を使ったのは、正しい選択だったのかは疑問。効用がまったくなかったわけではない。少しは時間短縮につながったとは思うが、車止めからヒュッテまでは1/3、ヒュッテから昭和の沢手前までは2/3しか自転車走行ができなかったし、落橋箇所の通過が面倒だったことを考えると、素直に歩き通した方がよかったかもしれない。
・林道の状況やいくつもの橋が落ちている状況を見ると、廃道にならないことをただやだ祈るのみ。エサオマントッタベツ岳のアプローチは、徒歩3時間半がスタンダードになるのかもしれない。
・トッタベツヒュッテは無傷。車止めから約4km、徒歩1時間だろうか。1時間程度であれば無理なく歩ける距離だろう。
・カミナドーム2を新調し、今回の山行で初使用。ポール込みで1.4kgというものの、ツェルトよりは重い。キリションの天気の中でも快適に眠ることはできたが、キリションで濡れてたテントは2kg近くになったような気がする。フライのはっ水性能に疑問ありで、現在メーカーに問い合わせ中。
・15日の朝は3時起床。濃い霧に覆われて、テントのフライはぐっしょり濡れていた。遡行意欲とモチベーションが下がる一方だった。遡行すべきか下山すべきか、それが問題だとマクベスばりに悩む自分だった。下山を決め込むには早い時間と気象条件だったので、取りあえずこの沢の、ウリとされているナメを見に行くこととした。
・エサオマントッタベツ川は一枚岩でゴム底の沢靴が効きそうな岩質。本流から分岐する札内岳西面直登沢(山スキー沢)は、某ガイドブックによるとc1100~1400m間に素晴らしいナメが続くらしい。
・確かにナメと滝が続く沢だった。天気が良ければ美しいナメを堪能できたであろうが、山の中は終日霧ションで全身ずぶぬれ、不快指数120%、ただただ早く山頂に抜けることだけを考えていた。
・恥ずかしながら、熊鈴、熊スプレー、テントなど軽量化にほど遠い装備を持ってしまい、荷は重かった。これでは登れる滝も安心して登れない。1回だけ空身で登って、ロープを固定して登り返した。
・源頭の喬木とハイマツ漕ぎに難儀した。源頭の藪漕ぎには自信があったのだが・・・。この時はまだエサオマンまで藪漕ぎするつもりだったので、3Lの水を担いで更に荷が重くなったのが、原因かもしれない。
・稜線に上がって、足がもつれている自分を見て、これが50歳になるということかと悲しい現実を認識。
・霧雨の札内岳に着き、モチベーションが途切れてしまった。ピリカペタヌ沢を下山することにした。
・ピリカペタヌ沢は、9年前に北面直登沢(ガケの沢)を遡行した時にも下降した沢。それなりの滝が出てきて複数回のラッペルを強いられ、遅々として高度が下がらなかった記憶がある。
・札内岳から源頭までは明瞭な踏み跡がいざなってくれた記憶があったが、今回は早々に踏み跡を見失ってしまい、藪を濃いだ。
・沢の下降が不得意なこともあり、今回も複数回ラッペルした。
・ヒュッテまで下りられるかなと密かに思っていたが、今の自分には夢のまた夢のこと。16時まで行動して、ようやく850m二股。ここで行動終了。
・終日キリションで薪はすべて濡れていたが、それなりに良い焚火ができたが、霧雨が激しくなったので、濡れた服を完全に乾かせぬままテントに入ることとなった。
・翌日、一晩寝て元気な体になっても、ヒュッテまで2時間半を要した。
・地形図に記載されているピリカペタヌ沢沿いの左岸林道は至るところで崩壊し沢になっていた。
・ヒュッテに荷物をデポして自転車を回収し、下山。ヒュッテで下山準備をしているときに女性の単独登山者が上がってきた。彼女は、ピリカペタヌ沢を遡行して札内岳に登るとのことだった。無事、ピークを踏んだだろうか。
・日高の沢は、やはり他の山域の沢とは別格だが、今回は沢を楽しんだというよりは、日高の沢コレクションをひとつ増やしたにすぎない感が否めないのは残念。
・そして、50才になったことを痛感することになった山行となった。下山後の体の痛みと回復がひと昔前のようにならない。体力、沢を見る目、滝を登る技量、草付き、ガレ場を巻く、精神的な強さ、モチベーション、すべてが衰えている。

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この記録へのコメント

登録日: 2015/5/5
投稿数: 343
2017/8/25 8:45
 こんにちは
初めまして
一人で行かれるとは凄い
これだけ林道が崩壊していると日帰りは無理ですね
登録日: 2015/9/1
投稿数: 8
2017/8/25 12:40
 Re: こんにちは
はじまして。
トッタベツヒュッテまで徒歩で約一時間くらいです。ピリカペタヌ沢から札内岳や勝幌に上がれますが、日帰りは厳しいのではないでしょうか。行けたとしても、時間に追われてリスクが増すと思いますし、沢を楽しめないと思います。

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