家族4人で白馬岳 〜白馬大池〜栂池高原


- GPS
- 19:38
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,484m
- 下り
- 1,880m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:44
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:18
天候 | 初日:曇り時々晴れ 2日目:曇りのち雨 3日目:雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特別に危険箇所はないが、大雪渓はスリップに注意。白馬大池から栂池高原への下山は、岩を渡り歩くので、転倒に注意。 |
その他周辺情報 | 八方に車を置いておけば、下山後に移動してきて温泉に入れる。 |
写真
感想
夏休みを利用して、北アルプス・後立山連峰の「白馬岳」に登ってきた。
8月14日
夕方、自宅(関西)を出発。
名神高速は愛知県内で渋滞しているので北陸道を使い、糸魚川IC→白馬村へ。
八方の駐車場着は午前0時50分。
荷物を整理して、朝4時40分まで仮眠した。
早朝、予約していたタクシー(4人でバスに乗るのとほぼ同じ料金で、早くて楽)で登山口の猿倉に向けて出発。
猿倉荘前では、20人ほどが準備をしていた。
ここで朝食とトイレを済ませ、7時過ぎに登山開始。
山道からすぐ林道に出て、「白馬尻小屋」まで快適に歩く。
小屋の前からは大雪渓がよく見えた。
山道を少し行くと大雪渓に合流し、ここでアイゼンを付ける。
ワシとヨメは「オクトス」の6本爪。
子供たちは「モンベル」の6本爪を使った。
体格によって、アイゼンの大きさを分けてみた。
雪渓の上は当たり前だけどヒンヤリと寒く、気温は10度くらい。
歩くところはステップになっているので、思ったより楽に歩ける。
途中、クレバスとシュルンドを避けるために土の上を歩き、また雪渓に戻る。
10時40分ころ、雪渓上の道が終わるところに到着。
ここでアイゼンを外し、秋道を登る。
小さな沢を何度か渡り、尾根をずっと登っていくと、いつしかお花畑に。
高山植物が道の左右を埋める道を「村営白馬岳頂上宿舎」まで登る。
今日の宿「白馬山荘」まであと少しだったので、休憩もそこそこに出発。
子供たちはまったく疲れも見せず、山荘まで駆け上がる。
来年は荷物をたっぷり持たせてやる!
白馬山荘は日本最大の山小屋というだけあって、確かにでかい。
もはや「小屋」ではないよな。
宿泊受付は、宿泊カードを出す「①受付」の窓口と、料金を払う「②会計」と
分かれていてシステマチックな流れで、まるで病院みたい。
部屋は2人(2畳)分ずつ仕切られていて、隣のようすは分らない。
ただ、入口にカーテンがないので、通路や向かいの部屋から丸見え状態。
このへんは何とかしてほしいところだ。
夕食まで時間があったので、白馬岳の頂上に登ってきた。
頂上はガスでまったく視界がなく、風も強くてすぐに下山した。
晴れていれば大パノラマのはずだったのに残念。
夕食は「ハンバーグ定食」。
ご飯とみそ汁は、お替り自由。
相席になった方たちと楽しく喋りながらいただく。
これも山小屋の食事のいいところ。
8月15日
翌朝、雨は降っていないけど、あいかわらずの曇り空。
白馬三山も見えたり隠れたり。
朝食後まで迷っていたけど、とりあえず白馬三山のひとつ「杓子岳」まで行くことにした。
小屋から宿舎方面に進み、唐松・五竜・鹿島槍へと続く縦走路を歩く。
杓子岳の頂上への道は、かなりガレていて歩きにくい道だ。
頂上からの景色を期待していたが、ここもガス。
記念写真だけ撮り、白馬山荘へ戻った。
杓子岳の頂上へは縦走路から外れて行くことになるので、縦走する人すべてが通るとは限らない。
今回、とりあえず頂上は踏んだので、次回にここを縦走する機会があれば、気兼ねなく頂上をパスできるな(笑)
山荘にデポさせてもらったザックを回収し、白馬岳の山頂を再び越えて栂池方面に進む。
歩きやすい稜線の道をどんどん下る。
ここも晴れていれば、きっと絶景なんだろう(泣)
三国境で休憩し、「小蓮華山」へ。
このあたりから「船頭の頭」までの間に、雷鳥に5度遭遇し13羽を見た。
道の真ん中で砂浴びをしていた親子は、足元まで近づいてきてくれた。
今回の山行では、天気には恵まれなかったけど、この雷鳥との出会いは、
家族全員満足だった。
雨が降る中、「白馬大池山荘」にちょうど14時に到着。
夕食までの暇つぶしに、自炊スペースでコーヒーを飲んだり、談話室(食堂)でマンガを読んだりして過ごした。
夕食は「カレーライス」。
ライスとカレールーは、お替り自由だ。
トッピングはトンカツで、なかなか肉厚でボリュームがあった。
夕食後も外は雨でやることもないから、しばらく食堂で読書をし、20時過ぎに就寝した。
8月16日
下山する日も天気は小雨模様。
時間はたっぷりあるので、ゆったりと準備して出発する。
これから白馬岳方面に向かう人も多いようだ。
白馬大池のふちを歩き、白馬乗鞍岳へ進む。
山頂は登山道から離れたところにあるが、植生保護のため、そこには行けない。
仮のピークで一休みし、小さな雪渓を渡り、“ゴーロ”な道を下っていく。
濡れていて転倒に注意するところだけど、幸いにフリクションがいい岩質なので、
転ぶことはなかった。
さらに下ると「天狗原」の湿原に出た。
ここからは木道もあり、しばらくは歩きやすい。
休憩を取りつつ、栂池自然園へと歩く。
自然園の手前の道はかなりのドロンコ道で、この辺りは今日一番の悪路だった。
自然園には10時23分に到着。
せっかくなので、ビジターセンターで入園料を払い、湿原を散策した。
さらに、せっかくなので、利用誓約書にサインして館内のクライミングウォールで
精力的に登った。
それまでの天気のうっ憤を晴らすかのように。
設定課題の10手ほどの5.10bとか5.11aとか、自分で課題を作って、家族全員で1時間近くも打ち込んでしまった(汗)。
あとはロープウェイとゴンドラを乗り継いで、栂池高原スキー場の最下部まで一気に下りる。
タクシーで八方に戻り、「八方の湯」で汗を流した。
下山後の温泉は最高だ。
この温泉、やはり山帰りの人が多い。
湯上りのブランドもののTシャツですぐにわかる。
ワシは「ボラーレ・エスカラーダ」のTシャツだったけど、山関係とは誰も気付かなかっただろうな。
帰りは安曇野ICまで国道を走り、ここから高速へ。
特に渋滞もなく、午前0時50ごろに自宅へ帰還した。
FBもヤマレコもコメントありがとうございます。私も写真が好きでデジタル一眼をかついでいたのですが、最近は体力低下を感じて、ここ2年の夏山はコンパクトデジカメです。八方池の写真、拝見しました。絶景に遭遇したときの心情、よくわかります。谷川岳もいつか行ってみたいです。お互いに、いい山行ができるといいですね。
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