北岳バットレス 第4尾根主稜


- GPS
- 17:06
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 2,105m
- 下り
- 2,098m
コースタイム
- 山行
- 2:08
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:09
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 12:13
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
クライミングを始めてからなんとなく心に抱いていた、"初めての北岳はバットレスから登る"を叶える山行に行ってきました。
この夏は珍しく丹沢から離れて3,000m峰に行ったものの、富士山と北穂高いずれも雨に祟られ富士山は登頂したものの、北穂は滝谷ドームと奥穂を諦めることになり、どうも天候についなかったので今回こそは何とか3,000mからの眺望が望みたいと思っていました。
その願い叶ってか、今回は出発当初から天候に恵まれ芦安の駐車場に着いたときには真夏のような青空が広がり、3日目の夜明け前こそ少し霧雨がありましたが、ほぼ晴天の中の行動となりました。
1日目、広河原からテン場の白根御池小山まで約2時間の道のりは、広河原から吊り橋を渡り、樹林帯を抜け暫く高度を稼いだ後は緩やかに登って行く明日への準備運動の用な感じの行程でした。13:00過ぎにテン場に着き寝床を準備し落ち着くと早速ご飯を食べて、小屋の自販機で買ったビールを飲み酒盛りに移行し、18:00過ぎには眠りにつきました。
2日目、1:30に起床し2:45頃出発。ヘッデン頼りに下部岸壁に到着して明るくなるのを待ちましたが、前日パーティーのベテランさんが冗談交じりに言っていた取り付きまでが核心かも知れないという意味がなんとなくわかりました。
今回は3人ずつ2組で登り、私は第4尾根の1P目クラックと4P目フェース〜三角形の垂壁・緩傾斜のリッジ、そして最後の城塞をリードさせていただきました。今回のコースではそれらがそれぞれ核心だと言われたものの、フォローで登らせてもらったそれ以外のピッチも本ちゃん慣れしていない私にとってはどれを取っても簡単には思えませんでしたが、絶景の中の緊張あふれる登攀は何物にも代えがたいほど爽快なものでした。
登攀終了後タイトなクライミングシューズからアプローチにシューズに履き替え、山頂を目指すと程なく登山道に出て北岳山頂に着くと頂上では大勢の人が休憩をしたり、代わる代わる山名標の前で記念写真を取っていたので、私達も他のPTの記念写真のシャッターを切る代わりに私達の写真も取っていただき、少し休んでから肩の小屋経由で御池小屋に戻り、無事目的を達成した安堵感の中ビールと焼酎で宴をして19:00頃に就寝しました。
3日目、今日は帰るだけなので取り立てて急ぐ必要はありませんが、皆早く寝たので早く目が覚め、6:40頃にはテン場を出発し大樺沢経由で広河原を目指しました。
昨日未明にヘッデン頼りで歩いた径路を進み、二俣から広河原に向かうと道々花の写真を撮ったり休み休みしたりしながらも9:05頃には広河原に到着し、吊り橋のたもとから見上げると北岳の山頂はガスで隠れていましたが、八本歯のコルは見えました。
芦安で乗り合いタクシーからマイカーに乗り換え、日帰り湯に立ち寄り汗を流して帰途に就きました。
丹沢もいいけれど、アルプスの雄大な景色の中を歩くのも良いものですね。
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