白馬岳(村営頂上宿舎テント泊)→栂の湯


- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,874m
- 下り
- 1,274m
コースタイム
5:40白馬駅6:00-
6:25猿倉6:35-
7:45白馬尻小屋8:00-
8:50大雪渓入口-
10:30大雪渓出口-
11:30葱平-
12:30避難小屋-
13:40村営白馬岳頂上宿舎
二日目
5:10村営白馬岳頂上宿舎-
5:30白馬山荘5:55-
6:45白馬岳山頂7:10-
7:55三国境8:05-
8:50小蓮華山山頂8:55-
10:50白馬大池山荘11:10
12:00乗鞍岳
13:23天狗原
14:40栂池山荘
-
天候 | 一日目・ほとんど雨、夕方だけ晴れ 二日目・早朝晴れ、のちガス、のち雷雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り・乗合タクシーで白馬・バスで長野・長野新幹線で東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓は落石注意。大きな岩が転がって来るのを目撃しました。 乗鞍岳〜天狗原の岩場は足場注意。雨の後は泥で滑ります。 栂の湯:ゴンドラ乗場すぐ横(700) |
写真
感想
初のムーンライト山行で混雑必至の白馬岳へ。
一日目
以前tatomoさんに教えていただいた、夜行快速「ムーンライト信州」で深夜23:54新宿を出発。車中はほぼ登山客。お隣は北岳行かれるとのこと。少しお話して就寝。
あまり眠れなかったが、寝ずに車を運転するよりははるかに楽だった。
早朝5:40、白馬駅に到着。改札を出ると壮大な山並みが広がる。
30分程バスに揺られ猿倉に到着。登山口は既に大混雑。入山カード提出し出発。
白馬尻小屋まで林道を行く。久々に担ぐテントの重さがこたえる。
白馬尻小屋を越えたあたりから雨が降り出し、レインウェアを着込む。
しばらく進むと大雪渓入口に。アイゼンを装着する登山客でごった返している。
6本爪軽アイゼンを装着し、大雪渓へ。
ここから大渋滞。葱平まで続いてるんじゃないかと思うくらい先頭が見えない。
大雨の中ひたすら前の人の後を淡々と歩く、とはいえ真夏の雪道歩きは楽しい。
雪渓出口付近で落石を目撃。
石といういうより岩がガラガラと音をたてて転がっていった。
その迫力に周囲から悲鳴が。人の歩くコースでなかったから良かったが。
かなり前方から気付いていなければ避けるのは難しそうに見えた。
大雪渓出口から葱平はまた大混雑。急勾配の狭い道が続くためすれ違い待ちも
重なって、10歩進んで止まり、を繰り返す。葱平通過辺りでかなりバテてきた。
周囲の人達も苦しそう。小休止をいれながら少しずつ先に進む。
このあたりから高山植物が咲き乱れ素晴らしい光景なのだが、
ゆっくり楽しむ余裕がない。雨はさらに激しさを増してきた。
レインウェアの中までびしょぬれになりながら、やっとのことで村営頂上宿舎に到着。
500円払いテント受付。すでにかなりのテントが張られている。
雨の中、快適さは後回しにして、できる限り早い設営を心掛ける。
設営後、シュラフをだして一時間ほど仮眠。3時過ぎに起きると雨が上がっていた。
宿舎のカフェに行き、生ビールと枝豆、モンブランを注文。
ストーブ前でレインウェアを乾かしながら何組か同席の方と歓談。
さすが白馬岳、全国の登山者がここに集まって来ていることを実感。
すこし落ち着いたところで散歩がてら稜線までいってみると、予想外の夕焼けが!
徐々に雲が晴れていくと剣岳、立山が姿をみせる。
何も見えなかったところに急に広がって行く壮大な光景に周囲からも歓声があがる。
日も落ち寒くなってきたのでテントに戻り、晩飯を済まし就寝。
今までのテント泊で一番の快眠。
二日目
すこし寝坊し4時過ぎに起床。5時過ぎに出発。20分ほどで白馬山荘に到着。
眺めの良さと山荘見学で6時過ぎまで滞在。一度は泊まってみたい山荘だ。
そろそろ山頂にと思ったころにはガスがかかり、視界ゼロに。
トボトボと頂上を目指していると、霧の中、突然ブロッケン現象が起きた。
元気を取り戻し、山頂へ。山頂は大勢の人で賑わっている、みな楽しそう。
しばらく山頂を満喫し、小蓮華山へ向かい出発。
三国境で小休止、雲の合間から雪倉山がみえる。1時間弱で小蓮華山山頂に到着。
山頂は剣が一本刺さっているだけ。
ここから白馬大池まで気持ちのいい稜線歩きが続く。
白馬大池のテント場も環境がよく、のんびり過ごすならこちらの方がよさそうだった。
大池から乗鞍岳まで結構大きな岩場。マークにしたがって歩けば問題ないが、だんだん足の筋力が無くなっている感覚がある。
乗鞍岳のハイマツに覆われた山頂を過ぎると、再び大きな岩だらけの下り。
ここでさらに脚力が落ち休憩回数が増える。集中力も落ちてなんどかつまずく。
雪田をわたり、再び岩の上をあるく。この辺りから再び雨が降り始め、
岩がすべりやすくなる。天狗原の木道を過ぎたあたりで雷雨に。
栂池手前は登山道が川の様。最後は泥濘の中をなんとか転ばずに通過し栂池山荘に到着。
ホースとブラシで靴とウェアの泥を落とし、アイスを食べる。
ロープウェー乗り場は観光客と登山客で大混雑。ロープウェー、ゴンドラを乗り継ぎ下山。麓の栂の湯で汗を流す。
帰りは時間を優先して新幹線で。
テント泊最長の山行になり体力の限界も実感。天候にも恵まれなかったが、
朝夕に見られた景色、高山植物の群生からは今までにない感動を味わうことができた。
morotomoniさん、テン泊お疲れ様でした
実は来週16、17に同じルートを行くんですよ
(団体で小屋泊とヘタレですが・・)
レコとても参考になりました
やはり白馬、花は沢山ですね
でも雪渓はペース配分に注意しなければですよね
あと山頂で剣が見れるといいんですが
しかし
燕山荘を思い出しましたよ
枝豆はmustですね
massyさん、コメントありがとうございます!
そうでしたか、来週もまた混みそうですね。
雪渓は大名行列みたいで、なかなか自分のペースを守るの難しそうです
自分のコースタイムはヘロヘロ&写真撮りながらなんで、だいぶ遅いです。massyさんならかなり余裕をもった山行ができると思います。
ビールは生
よい山行になるといいですね。
宴会レポ、楽しみにしてます
14日〜16日に栂池から逆ルートでテント泊予定です。
白馬大池のテン場で一泊したかったので。
頂上でさらに一泊して大雪渓から下山予定です。
一日3時間程度しか歩かないマッタリした行程になりそうです。
3taroさん、コメントありがとうございます。
白馬大池、いいテン場ですね。
自分ももう一泊できたらきっとテント張ってました。
天狗原〜乗鞍岳〜大池の大岩の連続はテント担ぐと
けっこうこたえました。ゆっくり登られるといいと思います。
大雪渓は落石気をつけてください。
下りのほうが気付きにくいと思いますので。
白馬、楽しんできてください。
レコ楽しみにしてます
ムーンライト、どうでしたでしょうか?
時間の有効利用にはなると思いますし、
青春18きっぷと併用すると、より安くいけますよ。
私が昨年、初めてアルプス系でデビューしたルートです。テント背負ってでは大変でしたでしょう。
特に、雪渓が終わってから小屋までが辛かったような。
お花が一杯あるのに、見る気にもなれないぐらいに
疲れますよね。
山頂はガスのようですが、ブロッケン現象が見れて羨ましいです。
白馬大池は綺麗なので、テント泊してみたいですね。
しかし、栂池から登ることを想像すると、「ゲェ!!」
って感じです。
テント背負っての、あの下りも気が抜けないところですね。
ルート選択に困りますが、鑓温泉に行って見たいですね。
という私、テント3回目で4泊5日の波乱万丈の裏銀座を縦走してきました。
また、ヤマレコに上げますので見てやってくださいませ。
どこかご一緒にテント泊をしてみたいものですね。
やはり、雲取山?
tatomoさん、コメントありがとうございます。
お陰様で、充実のムーンライト山行となりました。
仰るとおり、雪渓後の登りと栂池への下りは
しんどかったです。
栂池への下りは自分も嫌いです。
鑓温泉、確かによさそうですね。
裏銀座、縦走ですか?
レコ、拝見しますよ。
もう少し涼しくなったら、雲取山ご一緒しましょうか?
再会を楽しみにしております。
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