記録ID: 126553
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
笠〜双六〜槍 花と展望の稜線散策
2011年08月06日(土) 〜
2011年08月08日(月)
tekutekugo
その他1人
- GPS
- 171:10
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,187m
- 下り
- 3,171m
コースタイム
一日目
新穂高温泉バスターミナル5:00-笠新道入り口6:30-11:10杓子平11:15-抜戸岳13:00-15:00笠ヶ岳山荘
二日目
笠ヶ岳山荘4:30-4:50山頂5:10-5:30笠ヶ岳山荘6:45-11:30弓折岳-13:00双六山荘テント場16:00-17:00双六山頂17:35-18:40双六テント場
三日目
双六山荘5:50-6:20樅沢岳-10:00千丈乗越10:15-12:00槍平小屋12:40-16:10新穂高バスターミナル
新穂高温泉バスターミナル5:00-笠新道入り口6:30-11:10杓子平11:15-抜戸岳13:00-15:00笠ヶ岳山荘
二日目
笠ヶ岳山荘4:30-4:50山頂5:10-5:30笠ヶ岳山荘6:45-11:30弓折岳-13:00双六山荘テント場16:00-17:00双六山頂17:35-18:40双六テント場
三日目
双六山荘5:50-6:20樅沢岳-10:00千丈乗越10:15-12:00槍平小屋12:40-16:10新穂高バスターミナル
天候 | 初日 雨 二日目、晴れのち夕方雷雨 三日目 晴れのちガス |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜到着にも関わらず、8〜9割埋まっていました。 明け方にはほとんど満車になっていました。 なお、下山後の8日(月曜)午後4時でも9割がた埋まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笠新道、本当にきついです。杓子平まで果てしない急登。 登り始めて一時間くらいで雨に降られ、カッパ着用。テント泊で13kgの荷物。 本当にあごが出そうになりました。 杓子平でホッとしたのもつかの間、しばらく水平歩行のあと、また急登が始まります。お花は見事でしたが、ヘロヘロ状態。 やっとの思いで稜線に出たのを待つかのような激しい雷雨。 途中ライチョウにあった時からこうなることは予測してました。我が家の山行、ライチョウにあって雷に襲われなかったことは稀なので・・・。 稜線に出てからが長いですね。始めてのコースなのでどういう状況かわからず、真っ白なガスと雷雨の中ひたすら歩くしかなし・・・。テント場が見えたときは歓喜しましたが、小屋はテント場よりまだ上になります。この時点でもうテント張る気持ちは失せ、小屋に向かってドロドロ登りました。 こんな天気にもかかわらず(こんな天気だからこそ私たちと同じくテント持ってるのに小屋泊に変えた人も多かったせいか)小屋は満員御礼でした。布団三枚の蚕棚に六名。疲れてるにも関わらず、暑くてすぐに目が覚め熟睡できませんでした。乾燥室はありますが、雨具、靴は利用禁止。乾燥できるのは着衣やタオルのみになります。 一晩中雷雨と踏んだのですが、その予想はいいほうに裏切られ、夕日の頃にガスがあがり展望が広がりました。 槍から穂高の眺め最高でした。 ご来光は槍の肩から・・・富士山や白山も確認できました。 二日目は槍まで行くつもりだったのですが、前日のダメージが大きく初日夕方のうちに戦意喪失。双六までのんびりお花畑を見ながら歩くことにしました。 秩父平までは展望は素晴らしいけど、ハイマツ帯でお花は少なめです。しかし、秩父平はものすごいお花畑。素晴らしかったです。感激ひとしおでした。そのあと、鏡平への分岐まで2ピーク越すのはなかなかしんどかったです。でもずっとお花の稜線で癒されます。 秩父平でまたライチョウに遭遇してしまいました。 案の定、花見平から先猛烈な雷雨。 ただ、双六に着くころに第一波終了。 そそくさとテントを設営いたしました。 このテン場は水はけがいいのか、大雨の後にも関わらず乾燥しているかのような状況でした。 小屋でビールを飲んで、夕立第二波の間に早めの晩御飯。 どうやら第三波はなさそうな気配なので、私はすでに踏んでいるのですがダンナがまだなので双六頂上を踏みに行くことにしました。 昨日と同じく夕暮れマジックで晴れることを期待したのですが、この日はダメでしたね。同じ道を下るのもつまらないので、中道を下山することにしました。平凡な道ですが、コバイケイソウの大群落で一見の価値はあると思います。若干の登り返しがありますので、体力ギリなら同じ道を引き返すほうが無難でしょう。 さて、三日目です。 素直に鏡平経由で降りるか、予定していた西鎌尾根を行くか。朝テントを開けた時の空模様で決定することにして就寝。テント内は12度くらい。エアマットと夏用の薄いダウンシュラフ。Tシャツにフリースだけで暖かく眠れました。 朝、テントを開けると・・・・西鎌決定!! 二日間たっぷり歩いた足に、樅沢の登りは堪えるかと思いきや、わりと楽に登れてしまいました。槍穂、乗鞍、笠、双六、三俣蓮華、鷲羽・・・・大パノラマです。 西鎌尾根という響きとは違って、まあるい稜線はたくさんのお花が咲き、甘い香りが漂っていました。 双六から向かうと登りベースになり若干体力は必要ですが、槍に向かって歩くというのは何とも気持ちが良いものです。 今回は3日しかお休みがなかったため槍は割愛いたしましたが、西鎌尾根は堪能できたと思います。 千丈乗越からは延々下りになります。 そろそろ足に来ました。 槍平小屋で冷たいうどん。美味しかったです。生き返ります。 でもここからが長いんです。 よたよたふらふら、もう歩きたくないと足が訴えますが、歩かなければ帰れない。バスターミナル到着4時過ぎでした。 大変よく歩いた三日間でした。 でもお花と展望を満喫。 素晴らしいこの夏のハイライト登山となりました。 さて次はどこへ・・・・・ |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
撮影機器:
感想
この夏、やっと夏山らしい山行ができました。
初日の雨ですっかり意気消沈。
カッパ山行はつらいです。
うさわの笠新道は、やはりきつかった。
でも、頑張った甲斐あって、その日の夕方からはまずまずの天気。
素晴らしい稜線散策が楽しめました。
秩父平ってすごくきれいな場所ですね。
でも、もう笠新道はこりごりかな(笑)
鏡平経由でテントなしで行きたいな〜〜〜
去年買ったテントMSRハバハバ初めて本格的に山で使いましたが、なかなかに居住性の良いテントです。
ただ、上部のロフトは真ん中にテンションがかかっていてものを乗せても落ちてきやすく使いにくいですね。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
笠ヶ岳/笠新道ルート/新穂高温泉起点杓子平抜戸岳分岐笠ヶ岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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