クワウンナイ川（カウン沢出合とヒサゴ沼に2泊3日）

2017年08月31日(木) 〜 2017年09月02日(土)

• GPS: 17:49
• 距離: 30.0km
• 登り: 993m
• 下り: 1,750m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 0:14
• 合計: 7:26

距離 10.1km 登り 499m 下り 98m

6:46 清流橋の駐車場
7:05 7:12 ポンカウンナイ沢出合
14:05 14:12 上二股（カウン沢出合）
14:12 上二股（カウン沢出合）

2日目

• 山行: 9:39
• 休憩: 0:03
• 合計: 9:42

距離 4.0km 登り 136m 下り 184m

6:15 上二股（カウン沢出合）
14:30 14:31 日本庭園
14:38 14:40 天沼
15:09 ヒサゴのコル
15:57 ヒサゴ沼避難小屋

3日目

• 山行: 6:27
• 休憩: 0:54
• 合計: 7:21

距離 15.8km 登り 377m 下り 1,496m

5:39 ヒサゴ沼避難小屋
6:33 6:40 ヒサゴ沼分岐
6:54 7:12 化雲岳
10:15 10:20 第一公園
11:47 12:11 滝見台
13:00 清流橋の駐車場

天候

曇、晴のち曇、曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅ひがしかわ道草館で前夜泊
道の駅ひがしかわ道草館から天人峡温泉まで約26km、30分

コース状況／危険箇所等

■クワウンナイ川入渓の手続き
2017年は6月30日に北海道森林管理局からプレスリリースが発行され、
Web上でも以下のURLからその内容を閲覧できる。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/press/kamikawacyubu/170720.html
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/press/kamikawacyubu/attach/pdf/170720-1.pdf
提出に必要な書類等については以下URLに全て添付されている。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/kamikawatyubu/nyuukeitetuzuki/index.html
■ポイントは
・入渓期間は7月1日〜9月15日まで
・入林届は、入渓予定日の10日前までに提出（FAX可）
・入林届の受付は、平成29年6月30日(金)から
・野営地は原則としてカウン沢出合のみ
・入渓マナー等では焚火は禁止でした
★GPSログは2日目の肝心の魚止めの滝から稜線縦走路に出るまで捕捉できませんでした（原因不明）。

その他周辺情報

■下山後の温泉は天人峡温泉・しきしま荘（700円、利用時間：12:00〜19:00）
https://www.sikisimasou.jp/spa/
■食料の買い出しは道の駅近くのスーパーチェーンふじ/東川店
〒071-1425 北海道上川郡東川町西町3-439-32
TEL：[phone]

写真

8/31 6:21

右手に清流橋の駐車場。天人峡温泉から麓に下る方向を見ています。羽衣トンネルの手前に清流橋がかかっており、その下にクワウンナイ川がかかています。

8/31 6:22

清流橋駐車場の入山地点に近い方の片隅に駐車。
自分たちの車だけでした。

8/31 6:22

駐車場から天人峡温泉（奥）の方を見ています。赤いコーンが見える所が林道入口です。

8/31 6:48

登山開始。林道に入ります。

8/31 6:55

昔は車が通ったのでしょう。ガードレールが残っています。

8/31 7:05

林道の踏跡が終わる辺りで入渓。

8/31 7:06

入渓地点はポンクワウンナイ川の出合付近です。

8/31 7:07

ポンクワウンナイ川を渡渉。右奥がクワウンナイ川の本流。

8/31 7:10

渡渉の連続です。水量は普通だと思います。

8/31 7:22

渡渉を嫌うとこんなへつりをする羽目となります。

8/31 7:38

C618の先でS字状ゴルジュとなります。駐車場スタートして約50分。

8/31 7:45

普通は左側（右岸）を高巻きますが、対岸からじっくり観察すると右岸をへつっても行けそうでした。

8/31 7:55

高巻きに入口で下に下ります（荷物が重たいので慎重に）

8/31 7:55

この後はドボンしないようにへつります。

8/31 8:26

渡渉は深い所でひざ上ですが、水流が激しいのでももまで濡れます。

8/31 10:04

倒木を伝って渡る場合もありますが、かえって危ない感じ。

8/31 11:33

渡渉はいかに水量の少ない場所を選びますが、ストック（トレッキングポール）は重宝します（出来ればダブルが良い）。

8/31 13:43

この日のテン場（カウン沢出合）が近くなった所で、右岸の壁から水が流れていたので、3.5Lほど汲みました。

8/31 14:05

カウン沢出合

8/31 14:15

テン場を物色。正面がカウン沢。

8/31 14:19

増水の心配はなかったけど、少し上がった台地にテン場を見つけました。

8/31 14:41

テント設営終了。砂地の上にふきの葉を敷き詰めました。

8/31 15:46

1人は早速釣り。

8/31 16:10

釣果はロング缶ほどのを4尾と少し小ぶりなのを4尾

8/31 16:48

残る1人は薪を集めて焚火の準備して、大きめの4尾は塩焼きに。

8/31 17:39

小ぶりの4尾はぶつ切りにして味噌汁の中へ

9/1 6:08

2日目の朝、テントの撤収完了

9/1 6:12

2日目のスタート、クワウンナイ川の本流を行きます。

9/1 6:57

1日目の河原歩きと違って傾斜があります。

9/1 7:10

1時間弱でF1 魚止めの滝

9/1 7:18

魚止めの滝は右側（左岸）を巻きます。

9/1 7:19

泥壁で滑りやすく、この倒木が良い手がかりでした。

9/1 7:23

巻き終えて滝の上部を覗いたところ

9/1 7:24

直ぐに次の滝が現われます。ここも右側を行きました。

9/1 7:24

9/1 7:29

F2 10mの滝。

9/1 7:29

F2は左側（右岸）のガレを登って巻きます。

9/1 7:37

飽きることなくナメや小滝が続きます。

9/1 7:47

壮大なナメ滝。意外と水流は速く強く、流れを選びながら歩きます。

9/1 7:52

長大なナメ滝も所々小滝となっています

9/1 7:56

1170m二俣

9/1 7:56

ここは左俣を行きます。F3 3mの滝でしょうか。

9/1 7:59

右俣の滝は大きいです

9/1 8:02

滝といえるほど大きくありませんが、これがF4 4mなのでしょうか？

9/1 8:06

まだまだナメが続きます

9/1 8:06

ナメも傾斜があると緊張します

9/1 8:10

結構流れは速いので慎重に歩きます

9/1 8:11

9/1 8:33

何トンボでしょうか

9/1 8:37

2つ前のも滝っぽいですが、こちらがF5 3mでしょうか？

9/1 8:39

ナメの下流を振り返りました

9/1 8:44

F6 10mの滝が見えてきました

9/1 8:46

右側（左岸）を行きますが、近づくと2段になっています。

9/1 8:48

上段は傾斜がありますがホールドがしっかりとありました。

9/1 9:15

F7 8mハングの滝。ここは左側（右岸）のガレ場を登って大きく高巻きました。

9/1 9:16

写真は滝の右側（左岸）の壁で、巻けないことはなさそうですが・・・

9/1 9:16

左側（右岸）のガレキの左手から取付きました。

9/1 9:22

巻く途中から見たハングの滝

9/1 9:26

左側（右岸）の高巻きは垂壁にロープが2-3本垂れています。

9/1 9:26

ロープ直下は垂壁なので左手の緩い方から取り付き、後半はロープを回してもらって、ロープ頼りでずり上がりました。

9/1 9:39

高巻き途中にテン場がありました

9/1 9:52

ハングの滝の上は穏やかな流れ

9/1 10:13

またトンボがいました。さっきのとは違う種類

9/1 10:23

F8F9の滝が見えて来ました。1355m二俣で、ここは左俣を行きます。

9/1 10:24

F8、F9と連続する滝

9/1 10:32

F8F9の高巻きは二俣を分けている尾根に取り付きます。

9/1 10:32

高巻きの途中から下の方のF8滝が見えます。

9/1 10:44

この高巻きも終了近くの灌木帯の中にぽっかりとテン場がありました。

9/1 10:49

高巻きを終えた滝の上の流れ。

9/1 11:30

最後のF10 6mの滝が見えて来ました。

9/1 11:30

F10 6mの滝

9/1 11:30

ここは左手の草付きから巻きます

9/1 11:36

巻く途中からF10を見たところ

9/1 11:38

F10を過ぎても階段状の小滝が連続します

9/1 11:43

源流も近くなり、周りの木々は紅葉が始まっています

9/1 11:56

水流が乏しくなって来ました

9/1 12:39

伏流となって、所々に水たまりがあります

9/1 12:55

明瞭な踏跡となり、終了の縦走路がある稜線が見えて来ました

9/1 13:30

源流から振り返ります

9/1 13:45

雪渓が融けずに残っていてテン場もあります

9/1 13:51

源流にある池（沼）

9/1 14:18

縦走路に出ました。トムラウシ方面をみたところ。

9/1 14:18

天沼方面

9/1 14:39

天沼

9/1 15:09

ヒサゴ沼への下降点

9/1 15:20

途中から雪渓を下ります。渓流タビのままなので滑って苦労しました。

9/1 15:31

雪渓末端で水を汲みました。

9/2 5:38

3日目の朝。台風は離れて通過するようで、何とか天気はもちそうです。

9/2 6:11

化雲岳への登りは夏道が出ていますが、右手には雪渓が残っていました。

9/2 6:33

トムラウシからの縦走路に合流

9/2 6:34

綿毛のチングルマ

9/2 6:58

化雲岳頂上。この後、正面ではなく、右手から回り込むようにして岩搭の上に立ちました。

9/2 7:06

秋模様

9/2 7:26

ウラシマツヅジの紅葉

9/2 7:28

うっすらとトムラウシ

9/2 7:57

振り返ると化雲岳

9/2 8:17

ポン沼からの旭岳

9/2 9:35

リンドウ

9/2 10:13

タチギボウシ

9/2 10:16

第一公園の木道の上に旭岳

9/2 11:55

羽衣の滝

9/2 12:45

天人峡温泉に下山。入林届に記帳。

9/2 12:54

天人峡の柱状節理

9/2 12:59

清流橋の駐車場に帰着

撮影機器：

Canon PowerShot SX700 HS Canon

装備

個人装備

長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット ロックカラビナ カラビナ スリング 長袖シャツ 防寒着 ザックカバー 食器 ライター ロールペーパー ストック シェラフ

共同装備

ガスカートリッジ コンロ コッヘル ポール テント テントマット 調理用食 材

感想

hina1048

20年近く前にクワウンナイ川を遡行した時は、今と違ってスマホはもちろんインターネットもそれほど普及しておらず、大した事前情報なしに出かけたが、若かったこともあって、何の苦労もなく遡行を終えて、2日目に縦走路に出た時にトムラウシも往復していた。しかし、今回は年齢も進んで体力も衰え、朝の内は良いペースですすむものの、午後が近づくとどんどんペースが落ち、2日目はトムラウシどころかヒサゴ沼の避難小屋に駆け込むのが精一杯だった。それでも今回は事前収集した予備知識が豊富だったので、1つ1つのゴルジュや滝を確認しながら味わって登ることができ、改めてクワウンナイ川の素晴らしさを噛み締めて記憶（ほとんどがカメラ頼み）にしまって帰ることができた。