北岳(大樺沢〜左俣ルート)

2011年08月17日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,671m
• 下り: 1,674m

コースタイム

6:15[広河原]-7:55[二俣]8:05-9:30[八本歯のコル]-10:35[北岳山頂]10:45-11:20[肩ノ小屋]11:30-12:00[小太郎尾根分岐]-13:15[二俣]13:30-15:10[広河原]

天候

晴れ時々曇り一時雨

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

前日23:30[芦安市営駐車場着]-[車中泊]-4:30[乗合いタクシー]-5:45[広河原]

写真

前日深夜に麓に到着。
南アルプスに来た実感が沸きます。
車中で一晩明かし

翌朝、乗合いタクシーで広河原へ。

あの橋を渡れば北岳への道のりが始まります。

橋から直ぐの分岐では左にルートを取り、
大樺沢方面へ向かい、

沢沿いを歩きます。

鉄パイプや

木の橋を渡りながら

二俣を目指します。

大樺沢から北岳を見上げますが、
山頂は雲の中・・・。

それにひきかえ、
鳳凰三山方面は晴れてます。

何度も写真で見た雪渓が目前に。

雲に隠れて、バットレスの岩壁が威容を放っています。
大規模な崩落があったらしく、山の怖さを思い知らされます。

左俣コースを登りつめてからは梯子の連続。
その先にある

八本歯のコルでは

恐竜の歯を思い起こさせる岩が
幾つも並び立っている中、

稜線に出るまで岩の上を登りつめます。

楽しみにしていた稜線歩きは

雨と強風の洗礼。
ほぼ罰ゲーム。

どこを歩いているかもよく分からないまま

山頂へ。
「山と高原地図」には眺望最高と書いてあった。
書いてあったんだ・・・。

下山は肩ノ小屋を経由し

右俣コースから二俣へ戻ります。

名前はよく分からないけど

花は

キレイ

でした。

あいかわらず晴れてる鳳凰三山。

影がくっきり浮かぶほど

・・・帰りは晴れてきた。

でも最後まで北岳は顔を見せず。
くっそー、憶えてろよ。

納得いかないまま、広河原に到着。

温泉で自分を慰め、帰路に着きました。

感想

Qkuma

お盆休みも終盤。まとまった休みの内に、普段は行けない山に行くことにしました。
富士山に行ったばかりなので小屋泊という訳にもいかず、日帰りでの遠征を検討した結果、
南アルプスデビューする事に決定。以前より登りたかった、富士山の次に高い山、北岳へ。
車中前泊なので正確には日帰りではないですが・・・。

広河原に向かう乗合いタクシーの窓からは、よく晴れた空が覗いています。
これは南アルプスの雄大な眺望を堪能できそうだ。
ええ、そう思っていました。山頂に向かうまでは・・・。

広河原から橋を渡り、大樺沢へ向かいます。そうです、あの雪渓が有名な。
実際目にすると、北岳に来たことを改めて実感します。山頂がずっと雲の中に隠れているので、それまではちょっと実感が沸かなかったんです。
そして雲が少しでも晴れないか淡い期待を抱きながら、八本歯のコルへ。

・・・ダメだ、ガスでなんも見えねぇ。
どれだけ眺望を期待してここまで来たか。
ほぼ半ギレ状態で黙々と登り続ける。
稜線にでると更に状況は悪化、雨と強風に晒される始末。
これじゃ交通費払って遠い丹沢に来たのと変わらんな・・・。

途中出会った方々は偶然にも僕と同じ、南アルプスデビューの人ばかり。
あれか、北岳は一見さんには手厳しいのか。
北岳に来ただけという笑えないジョークが現実のものとなり、
とりあえず写真だけ撮って早々に退散。悪天の中、下山開始。

ガスを抜けると、向かいに見える鳳凰三山はあいかわらず山頂までよく見える。
しかも今更太陽が見えてきた。なぜ北岳の山頂だけ・・・。

よおし分かった、北岳。
喧嘩売ってる訳だな?リベンジしろと挑発してるんだな?
その喧嘩勝った!!絶対にまた来る。それも近いうちに。
でも広河原から見た時、北岳に雲がかかってたら別の山に行くことにします。

今回は、北岳登山はご機嫌を窺ってから、と北岳を女性認定する事になった山行となりました。

コメント

kojiro

北岳もガスでしたか
Qkumaさんはじめまして。

コメントいただきましたKojiroです。山頂付近はやはりガスですか。。。あたり一帯の上の方はガスだったようですね。仙丈ヶ岳は「女王」らしいので女性認定済みと思われますがやはり駄目でしたよ

北沢峠からの帰りのバスの窓からは、甲斐駒ケ岳がくっきり見えました。残念！　でももう一回行けばいいんです（と思うことにしています）。