室堂・雷鳥平幕営で雄山・浄土山・剱御前の雪山歩き始め

2017年11月02日(木) 〜 2017年11月03日(金)

• GPS: 30:12
• 距離: 18.1km
• 登り: 1,724m
• 下り: 1,726m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:07
• 休憩: 1:32
• 合計: 7:39

距離 11.5km 登り 956m 下り 1,112m

9:03 スタート地点
9:19 9:20 みくりが池
9:41 9:42 雷鳥荘
9:50 10:53 雷鳥沢キャンプ場
11:08 11:09 雷鳥荘
11:24 みくりが池温泉
12:25 12:29 一の越山荘
13:23 13:28 雄山
14:14 14:15 一の越山荘
14:44 14:55 浄土山南峰
15:01 15:03 浄土山
16:01 みくりが池
16:04 16:05 みくりが池温泉
16:21 16:23 雷鳥荘
16:33 雷鳥沢キャンプ場
16:42 浄土橋

2日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 2:55
• 合計: 8:31

距離 6.7km 登り 773m 下り 627m

6:44 浄土橋
8:16 8:17 剱御前小舎
8:52 9:08 剱御前
9:38 9:39 剱御前小舎
10:23 10:27 浄土橋
11:42 13:02 雷鳥沢キャンプ場
13:21 13:22 雷鳥荘
13:46 14:50 みくりが池温泉
14:54 みくりが池
15:07 15:15 室堂
15:15 ゴール地点

天候

11月2日：晴れ時々曇り
11月3日：快晴！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

電鉄富山−立山−美女平−室堂（往復）

コース状況／危険箇所等

室堂〜雷鳥平：遊歩道はかなり除雪されていますが滑り止めが有った方が安全
室堂〜一ノ越：遊歩道はかなり除雪されていますが滑り止めが有った方が安全
一ノ越〜雄山：半分程度は岩が出ているミックス状態、氷結個所無し
一ノ越〜龍王岳：浄土山分岐までは積雪少、龍王岳のピークへはトレース無し
浄土山〜室堂：積雪多、トレース有り
雷鳥平〜剣御前：積雪多、トレース有り、氷結個所無し、別山乗越から先は新雪

その他周辺情報

下山時にみくりが池温泉を利用（700円）

写真

11/1 10:32

前日に市役所の無料展望台から剱・立山連峰を望む。
駅から歩ける距離なので、おすすめのスポットです。

11/2 6:36

立山駅周辺は丁度紅葉の見頃のようです。

11/2 6:39

帰りが早ければ紅葉見物に称名滝に寄ってみようかと目論んでみましたが無理でした。

11/2 7:50

バスからの見物でお手軽に済ませました?!

11/2 9:03

室堂まで上がると一気に雪景色！
しかも平日とは言え連休前なのにガラガラです。

11/2 9:17

みくりが池は薄っすら凍っていました。

11/2 9:40

地獄谷からは大きな音をたてて噴気が立ち昇っていました。

11/2 9:42

見覚えのあるテン場が見えて来ました。
雪もシッカリ付いているので、登山道を外れて真直ぐ向かいます。

11/2 10:56

一番乗りでテントの設営を終えて雄山に向かいます。

11/2 11:34

まずは室堂平から一ノ越を目指します。
それにしても空いていますねぇ。

11/2 13:20

で、せっせと登って雄山社務所。
せっかくのこの時期なので、二礼して社のあるピークまで登らせていただきます。

11/2 13:25

剣岳のピークが望めます。
まだ積雪が少ないので稜線の登山道も概ね見分けられますね。
雄山から大汝山への下り始めにはトレースが見えませんでしたが、写真を見直すと手前の稜線にはトレースが残っていますね。

11/2 13:25

富山湾までしっかり望めます。

11/2 13:26

山頂からの大パノラマ。

11/2 13:26

イイねぇ。

11/2 13:26

何と富士山がハッキリ望めました！

11/2 13:26

槍を中心に。左端には富士山も。

11/2 13:26

槍を少しアップで。
眼下には黒部湖も...。

11/2 14:13

一ノ越まで降りてきて、微妙な雲行きと微妙な時間ですが、とりあえず龍王岳に向かってみます。

11/2 14:43

ほどなく手前のピークの富山大学立山研究所。

11/2 14:43

龍王岳は中々そそる風貌です。

11/2 14:47

怪しい雲行きのせいで、白山に向けた連綿と横切る稜線が何やら幻想的です。

11/2 14:47

天使のハシゴも...。

11/2 14:47

トレースは麓までで途絶えていたので、残り時間を考えてピークハントは持ち越しで帰路に着くことにします。

11/2 15:02

そのまま浄土山経由で室堂に戻ります。
トレースもありました。

11/2 15:02

ピークの標識は見つけられませんでしたが、この辺りが浄土山のピークでしょうか。

11/2 15:04

浄土山から左に折れる分岐を見逃して少し行き過ぎた所で雷鳥に出合いました。
少し戻って正規ルートで下ります。

11/2 15:29

室堂平とみくりが池が見えて来ました。

11/2 16:22

テントが一つ増えて本日は2張だけでした。

11/2 16:40

一ノ越を見返すと、雄山辺りが焼け始めました。

11/2 16:46

テントに戻ってから水汲みに浄土沢に降りると丁度アーベンロートの時間でした。
本来の橋は既に外されていますが、足元に渡り板とロープが渡してあります。

11/2 17:43

夕飯はモツ鍋と日本酒♪
今回初めて見つけた銀盤酒造の「剱岳」！
アルミ鍋を潰してもってきたら微妙な穴が開いてしまった様で途中から汁がポタポタ漏れて大変でした。

11/3 3:47

明けて翌朝。
火を使う前のテント内がマイナス5度なので、外はマイナス10度近かったのかな？
前夜は月明かりが明るくてテント内でもヘッデンが要らない位でした。

11/3 6:39

今日は雲一つない快晴で最高に気持ちの良い朝です！
朝ごはんを食べたり二度寝をしたりダラダラしていたら出発はこんな時間になっていました。

11/3 7:34

登り始めて1時間程で稜線から太陽が顔を出しました。

11/3 7:55

別山乗越までもう一息のところで見返す。
この辺りから少し風が強くなってきましたが、陽射しがあるので寒くは有りません。

11/3 8:17

別山乗越で剱岳とご対面。
剱沢方面は結構な雪が有るのに未だスキーのシュプールは見当たりませんでした。

11/3 8:18

早速気持ちの良い新雪を踏んで剣御前を目指します。
春には雪庇が育つ所ですね。

11/3 8:32

剱御前の最高点。

11/3 8:32

本当に良い天気！
富山平野から富山湾、能登半島までハッキリ望めます。

11/3 8:33

パノラマで。

11/3 8:33

見返すと槍ヶ岳まで望めます。
剣御前小舎には未だ陽が当たっていませんね。

11/3 8:33

室堂方面

11/3 8:47

更に進むと、こんなに良い天気なのに雷鳥に出合えました。
この時期は人が殆ど来ないからでしょうかね？
そう言えば早朝にもテントの中まで雷鳥の鳴き声が聞こえていましたね。

11/3 8:47

手前を見やるともう一羽いてペアでした。
どちらも丁度換羽の途中で白黒まだら模様でした。

11/3 8:54

剣御前の三角点。

11/3 8:54

辿って来た稜線を見返す。
手前の一番高いピークが剣御前の最高点。

11/3 8:55

山頂からのパノラマ。

11/3 8:56

この景色を眺められるなら、ここまで来る価値は十分にありますよね！
丁度風が治まったので、腰をおろしてパンをかじりながら暫くこの絶景を独り占めで堪能させてもらいました。

11/3 8:56

剱沢まで入れて。

11/3 8:56

剱岳に向かって真新しいトレースが伸びています！
剣御前小舎脇にテントが1張あったパーティーのもの様です。

11/3 8:58

名残惜しいですがそろそろ戻りますかね。

11/3 9:35

剱御前小舎まで戻って来ました。

11/3 10:20

浄土沢を渡ればテン場は直ぐです。
その後は春山の様な陽気で余りにも気持ちが良いので、テントやシュラフを干しながら、外のベンチでワインとチーズでまったりとしていたら、帰路に着くまで3時間近く停滞してしまいました。

11/3 14:51

帰りはみくりが池温泉で汗を流してから、缶ビールを飲みながらアイゼンをパッキングして帰路に着きました。

11/3 14:53

完璧とまではいきませんが、最後にかなり綺麗な逆さ立山が望めました！
お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

12本爪アイゼン ピッケル ワカン（出番なし）のフル装備

感想

uzt

　富山に行く機会があったので、当初は欅平から下ノ廊下を抜けてから黒部湖経由で室堂まで登ってから今回のコースを回る3泊4日で計画していましたが、阿曽原温泉の小屋占めまでは想定していたのですが、直前での降雪があり、しかも別山谷のハシゴを外してしまうとの情報も有り、更に3日目に大荒れの予報が出たので、おとなしく天気の良い内に室堂からの1泊2日に急遽変更して山行に臨むこととなりました。
　お蔭さまで、いつもより早めに本格的な雪山シーズンに突入することが出来ました。今シーズンの天候不順続きの山行のうっ憤を晴らすかのような最高のピーカンにも恵まれ、雪の剱岳の雄姿を満喫出来ました。下山時間に余裕が有ったので、初めてみくりが池温泉にも寄らせてもらいましたが、白濁の良いお湯でした。