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Yamareco

記録ID: 1353032
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳/赤岳真教寺尾根(2780mで撤退)

2018年01月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
tadomasa Aki-CL その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:44
距離
13.5km
登り
1,473m
下り
1,471m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:10
休憩
0:30
合計
10:40
6:49
6:50
12
7:10
7:21
49
8:10
8:10
3
8:13
8:13
86
9:39
9:44
15
9:59
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321
15:20
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11
15:31
15:42
40
16:22
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4
16:26
16:26
29
16:55
16:55
6
17:14
17:14
6
17:20
17:20
1
17:21
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2018年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
美し森駐車場に駐車。50台駐車可能、無料。トイレ、売店、自動販売機は冬季閉鎖。
サンメドウズ清里スキー場(http://www.sunmeadows.co.jp/)の駐車場も利用可能。リフトは8:30〜16:30営業。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
真教寺尾根の最上部は連続する鎖場となり難度も高くなる。樹林帯を抜けた所で早めに登攀装備を整えるのが良い。
樹林帯には幕営好適地もいくつかあった。
◆登山ポスト
たかね荘入口にあり。
夜が白む時刻に到着した美し森駐車場から出発。
2018年01月06日 06:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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夜が白む時刻に到着した美し森駐車場から出発。
ここから登山道だが「真教寺・県界 積雪時不可」とある。
2018年01月06日 06:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここから登山道だが「真教寺・県界 積雪時不可」とある。
凍りついた木の階段を登る。
2018年01月06日 06:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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凍りついた木の階段を登る。
奥秩父の山並み。金峰山の五丈岩がくっきりと望まれる。朝日も金峰山の肩から昇りそうだ。
2018年01月06日 06:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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奥秩父の山並み。金峰山の五丈岩がくっきりと望まれる。朝日も金峰山の肩から昇りそうだ。
鳳凰三山を前衛にして北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の雄大な展望。
2018年01月06日 06:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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鳳凰三山を前衛にして北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の雄大な展望。
進行方向にも権現岳が見えて来た。
2018年01月06日 06:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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進行方向にも権現岳が見えて来た。
そして振り返れば富士山。早朝から写真撮影に来ている方がいた。
2018年01月06日 06:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 6:48
そして振り返れば富士山。早朝から写真撮影に来ている方がいた。
展望台まで登ると赤岳が正面に見える。
2018年01月06日 06:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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展望台まで登ると赤岳が正面に見える。
モルゲンロートに燃える赤岳。
2018年01月06日 06:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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モルゲンロートに燃える赤岳。
こちらは権現岳から旭岳。
2018年01月06日 06:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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こちらは権現岳から旭岳。
二手に別れるが奥で合わさる。正面に見えるのが牛首山だろう。
2018年01月06日 06:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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二手に別れるが奥で合わさる。正面に見えるのが牛首山だろう。
たかね荘の入口。ここに登山ポストがある。
2018年01月06日 06:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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たかね荘の入口。ここに登山ポストがある。
羽衣池。
2018年01月06日 07:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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羽衣池。
金峰の肩から陽が出てカラマツ林に陽が射し込む。
2018年01月06日 07:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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金峰の肩から陽が出てカラマツ林に陽が射し込む。
カラマツ林の中の登山道を行く。真教寺尾根ルート通して明確なトレースがあり助かった。
2018年01月06日 07:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 7:22
カラマツ林の中の登山道を行く。真教寺尾根ルート通して明確なトレースがあり助かった。
防火帯に出た。それ程直答せずに100m程で登山道は右手の森の中に入っていく。
2018年01月06日 07:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 7:28
防火帯に出た。それ程直答せずに100m程で登山道は右手の森の中に入っていく。
振り返った眺め。こりゃ知らなければ真っ直ぐ降りるよなぁ。
2018年01月06日 07:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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振り返った眺め。こりゃ知らなければ真っ直ぐ降りるよなぁ。
防火帯を横切って暫くは深い樹林の径が続く。
2018年01月06日 07:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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防火帯を横切って暫くは深い樹林の径が続く。
ここが真教寺尾根コースの2/10。1/10はどこにある?
2018年01月06日 07:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここが真教寺尾根コースの2/10。1/10はどこにある?
権現岳から旭岳の白い稜線が見えるがカラマツの樹林が濃くてスッキリとは見通せない。
2018年01月06日 07:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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権現岳から旭岳の白い稜線が見えるがカラマツの樹林が濃くてスッキリとは見通せない。
少し樹々が少なくなったが今度は牛首山の尾根が邪魔をしてくれる。でも朝のこの時間だから権現、旭の東稜もくっきりと見える。
2018年01月06日 08:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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少し樹々が少なくなったが今度は牛首山の尾根が邪魔をしてくれる。でも朝のこの時間だから権現、旭の東稜もくっきりと見える。
南アルプスの高峰にも雲が掛かってきた。そのために鋸山の存在感が強い気がする。
2018年01月06日 08:01撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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南アルプスの高峰にも雲が掛かってきた。そのために鋸山の存在感が強い気がする。
スキー場のリフト終点。リフトを使えばここまでの1時間半がセーブできると言うことか。テント泊ならこの手だよな。なぜか電気柵がある。
2018年01月06日 08:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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スキー場のリフト終点。リフトを使えばここまでの1時間半がセーブできると言うことか。テント泊ならこの手だよな。なぜか電気柵がある。
スキー場リフト終点からすぐに賽の河原に出る。
2018年01月06日 08:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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スキー場リフト終点からすぐに賽の河原に出る。
賽の河原からの赤岳、横岳の展望。
2018年01月06日 08:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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賽の河原からの赤岳、横岳の展望。
南アルプスの雲は取れそうに無い。
2018年01月06日 08:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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南アルプスの雲は取れそうに無い。
暫くは陽当たりも良く展望も楽しめる登山道。
2018年01月06日 08:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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暫くは陽当たりも良く展望も楽しめる登山道。
五丈岩が目立つ金峰山、左には小川山、奥には甲武信岳。
2018年01月06日 08:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五丈岩が目立つ金峰山、左には小川山、奥には甲武信岳。
富士山は端正な姿を見せてくれている。
2018年01月06日 08:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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富士山は端正な姿を見せてくれている。
久しぶりの道標。
2018年01月06日 08:40撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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久しぶりの道標。
ウサギの足跡が多い。
2018年01月06日 08:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ウサギの足跡が多い。
崩壊地からの南側の展望。雪が積もっているのはまきば公園か?
2018年01月06日 09:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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崩壊地からの南側の展望。雪が積もっているのはまきば公園か?
コメツガの樹林帯を登る。
2018年01月06日 09:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 9:15
コメツガの樹林帯を登る。
牛首登山道の道標。
2018年01月06日 09:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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牛首登山道の道標。
牛首山に到着。傾いた道標が出迎えてくれる。
2018年01月06日 09:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 9:29
牛首山に到着。傾いた道標が出迎えてくれる。
牛首山は権現岳と旭岳の絶好の展望台だ。
2018年01月06日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 9:31
牛首山は権現岳と旭岳の絶好の展望台だ。
襞が深い。旭岳東稜の五段の宮も解る。
2018年01月06日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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襞が深い。旭岳東稜の五段の宮も解る。
旭岳東稜の登路は左側の樹林帯だろうか。
2018年01月06日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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旭岳東稜の登路は左側の樹林帯だろうか。
牛首山での休憩中サンドイッチを食べながら舟を漕ぐAki-CLさん。相当に眠そうだ。
2018年01月06日 09:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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牛首山での休憩中サンドイッチを食べながら舟を漕ぐAki-CLさん。相当に眠そうだ。
権現にも雲が被ってきた。風も冷たく防寒装備をして歩き出す。
2018年01月06日 09:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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権現にも雲が被ってきた。風も冷たく防寒装備をして歩き出す。
天狗尾根を従えて再び赤岳が見えてきた。
2018年01月06日 10:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 10:00
天狗尾根を従えて再び赤岳が見えてきた。
テント場の痕跡。
2018年01月06日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1/6 10:06
テント場の痕跡。
2つ目のテント場の痕跡。所々に良い所がある。
2018年01月06日 10:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 10:21
2つ目のテント場の痕跡。所々に良い所がある。
気温は-10℃だがダイアモンドダストが舞う。
2018年01月06日 10:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 10:36
気温は-10℃だがダイアモンドダストが舞う。
開けた所に出た。天狗尾根の眺めが良い。暖かいのでここで小休止。
2018年01月06日 10:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 10:50
開けた所に出た。天狗尾根の眺めが良い。暖かいのでここで小休止。
左から第二岩峰、大天狗、小天狗。H薗さんが冬季登攀した時には大天狗の北側をトラバースしたと言うが痺れそうだ。
2018年01月06日 10:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 10:50
左から第二岩峰、大天狗、小天狗。H薗さんが冬季登攀した時には大天狗の北側をトラバースしたと言うが痺れそうだ。
このアングルだと第一岩峰も望める。
2018年01月06日 10:55撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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このアングルだと第一岩峰も望める。
雲が晴れた。
2018年01月06日 11:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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雲が晴れた。
旭岳東稜は正面から見た時にはとても登攀は無理と思たけど、ここから見ると少し現実的かも。
2018年01月06日 11:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
1/6 11:00
旭岳東稜は正面から見た時にはとても登攀は無理と思たけど、ここから見ると少し現実的かも。
天狗達のアップ。
2018年01月06日 11:01撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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天狗達のアップ。
富士山にも笠雲が掛かりだした。
2018年01月06日 11:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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富士山にも笠雲が掛かりだした。
そろそろ森林限界も近いか。
2018年01月06日 11:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 11:11
そろそろ森林限界も近いか。
縞枯帯と言って良さそうな所に出た。
2018年01月06日 11:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 11:28
縞枯帯と言って良さそうな所に出た。
積雪も多くなってきた。
2018年01月06日 11:40撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 11:40
積雪も多くなってきた。
後から思ばこの辺りでアイゼンやらハーネスやらを装着しておくべきだった。
2018年01月06日 11:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 11:46
後から思ばこの辺りでアイゼンやらハーネスやらを装着しておくべきだった。
岩壁が近い。
2018年01月06日 12:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 12:02
岩壁が近い。
もう小天狗と同じ高さだ。
2018年01月06日 12:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 12:02
もう小天狗と同じ高さだ。
振り返るとかなりの勾配を感じる。
2018年01月06日 12:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 12:03
振り返るとかなりの勾配を感じる。
急な雪面をトラバースして今日最初の鎖に取り付く。鎖は下にも流れている。かなり危うくなって来たぞ。
2018年01月06日 12:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
1/6 12:07
急な雪面をトラバースして今日最初の鎖に取り付く。鎖は下にも流れている。かなり危うくなって来たぞ。
この上は岩稜帯で要アイゼン、と雪壁でアイゼンを着けるH薗さん。僕が立つ位置は大分マシだったが、もっと早く準備しておくべきだった。
2018年01月06日 12:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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この上は岩稜帯で要アイゼン、と雪壁でアイゼンを着けるH薗さん。僕が立つ位置は大分マシだったが、もっと早く準備しておくべきだった。
アイゼンを装着して攀じるH薗さん。この部分は急勾配で積雪が少なくピッケルも利かずアイゼンも岩を捉えているのか皆目解らずここで撤退したいと泣きを入れたが、後ろから来たAki-CLさんが鎖を雪から掘り出してこれを使って登らせてくれた。
2018年01月06日 12:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 12:17
アイゼンを装着して攀じるH薗さん。この部分は急勾配で積雪が少なくピッケルも利かずアイゼンも岩を捉えているのか皆目解らずここで撤退したいと泣きを入れたが、後ろから来たAki-CLさんが鎖を雪から掘り出してこれを使って登らせてくれた。
核心部を抜けたけど真教寺尾根道標はまだ8/10。後2割もあるの?
2018年01月06日 12:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 12:41
核心部を抜けたけど真教寺尾根道標はまだ8/10。後2割もあるの?
更に30分近く鎖場を昇り痩せ尾根に出たところで竜頭峰の分岐点が見えて来た。既に計画の引き返し時間13時は過ぎているが余裕がある設定なので14時でもOKとのこと。でも頂上まで行くと帰りは牛首山辺りからヘッデン下山になりそうだ。
2018年01月06日 13:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 13:18
更に30分近く鎖場を昇り痩せ尾根に出たところで竜頭峰の分岐点が見えて来た。既に計画の引き返し時間13時は過ぎているが余裕がある設定なので14時でもOKとのこと。でも頂上まで行くと帰りは牛首山辺りからヘッデン下山になりそうだ。
H薗さんは登ってツルネ東稜を降りようと言うがそれはそれで時間が掛かりそうだ。
2018年01月06日 13:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 13:18
H薗さんは登ってツルネ東稜を降りようと言うがそれはそれで時間が掛かりそうだ。
結局まあ真教寺尾根の核心部は楽しめたし赤岳は皆何回も登っているし安全にこの辺りで引き返しますか、と言うことになった。
2018年01月06日 13:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1/6 13:19
結局まあ真教寺尾根の核心部は楽しめたし赤岳は皆何回も登っているし安全にこの辺りで引き返しますか、と言うことになった。
鎖でゴボウ(下りでもこう言うかな?)で降りるけど前腕がパンプする程に長い鎖場だ。翌日は全身筋肉痛だった。
2018年01月06日 13:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 13:39
鎖でゴボウ(下りでもこう言うかな?)で降りるけど前腕がパンプする程に長い鎖場だ。翌日は全身筋肉痛だった。
Aki-CLさんとH薗さんは余裕で降りてますが。
2018年01月06日 13:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 13:39
Aki-CLさんとH薗さんは余裕で降りてますが。
鎖場を抜けると急ではあるけど雪も深く歩きやすくなる。
2018年01月06日 13:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 13:52
鎖場を抜けると急ではあるけど雪も深く歩きやすくなる。
再び縞枯帯に。
2018年01月06日 14:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:00
再び縞枯帯に。
ここで先頭を歩くH薗さんが下りの足跡を発見!後続なんていなかったよね?Aki-CLさんが2年前の4月に真教寺尾根で墜死した人がいると呟くとヒューと冷たい風が吹く。
2018年01月06日 14:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:05
ここで先頭を歩くH薗さんが下りの足跡を発見!後続なんていなかったよね?Aki-CLさんが2年前の4月に真教寺尾根で墜死した人がいると呟くとヒューと冷たい風が吹く。
テントを発見。良かった〜。男性2人パーティだった。
2018年01月06日 14:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:07
テントを発見。良かった〜。男性2人パーティだった。
好展望地からの奥秩父方面の眺め。飯盛山の辺りにだけ陽が当たっている。
2018年01月06日 14:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:10
好展望地からの奥秩父方面の眺め。飯盛山の辺りにだけ陽が当たっている。
樹林帯に入って小休止。
2018年01月06日 14:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:27
樹林帯に入って小休止。
またもや下りの足跡を発見!
2018年01月06日 14:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 14:48
またもや下りの足跡を発見!
テント2張り発見。この手前で女性の声が聞こえてマジビビった。足跡発見箇所から大分距離があるのは気になったけど…。
2018年01月06日 15:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:08
テント2張り発見。この手前で女性の声が聞こえてマジビビった。足跡発見箇所から大分距離があるのは気になったけど…。
振り返って赤岳。もう随分遠くなった。
2018年01月06日 15:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:16
振り返って赤岳。もう随分遠くなった。
県界尾根の肩から浅間山が覗いている。
2018年01月06日 15:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:17
県界尾根の肩から浅間山が覗いている。
往路では気が付かなかった扇山の道標。余りにも哀れな。
2018年01月06日 15:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:20
往路では気が付かなかった扇山の道標。余りにも哀れな。
牛首山まで戻って来た。再び権現岳、旭岳に出逢うが早朝の光線下の方が美しさが引き立っていた。
2018年01月06日 15:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:41
牛首山まで戻って来た。再び権現岳、旭岳に出逢うが早朝の光線下の方が美しさが引き立っていた。
二度あることは三度ある?またまた下りの足跡発見。今度はテントは無かったが多分牛首山まで登って来た人のだろうと納得することにした。
2018年01月06日 15:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:43
二度あることは三度ある?またまた下りの足跡発見。今度はテントは無かったが多分牛首山まで登って来た人のだろうと納得することにした。
崩壊地まで戻って来た。
2018年01月06日 15:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 15:57
崩壊地まで戻って来た。
こう見ると奥秩父の山々の連なりは長い。
2018年01月06日 16:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 16:13
こう見ると奥秩父の山々の連なりは長い。
賽の河原。ここまで来たらスキー場はすぐだ。
2018年01月06日 16:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 16:21
賽の河原。ここまで来たらスキー場はすぐだ。
スキー場リフト終点。ここから45分程度かな?とAki-CLさんが言っていたがその通りだった。
2018年01月06日 16:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 16:25
スキー場リフト終点。ここから45分程度かな?とAki-CLさんが言っていたがその通りだった。
防火帯。
2018年01月06日 16:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 16:47
防火帯。
この道標があるのだが解っていないと見付け難い。防火帯に出るポイントの道標にこの辺りで対面に進むと明示しておいて欲しい。
2018年01月06日 16:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1/6 16:48
この道標があるのだが解っていないと見付け難い。防火帯に出るポイントの道標にこの辺りで対面に進むと明示しておいて欲しい。
羽衣池。両側に歩道があるがどちらを通っても同じようなもの。
2018年01月06日 16:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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羽衣池。両側に歩道があるがどちらを通っても同じようなもの。
何とか日没後の残照があるうちに美し森駐車場まで下山できた。大変お疲れ様でした。
2018年01月06日 17:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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何とか日没後の残照があるうちに美し森駐車場まで下山できた。大変お疲れ様でした。

感想

新年最初の山登りは真教寺尾根から赤岳。テント泊と言う案もあったが軽装で日帰り往復を狙うことにした。トレースには助けられたもののやはり真教寺尾根は長くしかも険しく2870m地点で時間切れ撤退とした。とは言え新年早々に雪山を存分に楽しむことができたのは幸先が良いことだ。

前回(14/11/08 八ヶ岳/天女山から権現岳・赤岳(真教寺尾根下山))真教寺尾根を下った際に防火帯から道に迷ったので明るくなってからの出発とした。空も白んだ6:40に美し森の駐車場を出発した。装備リストにはワカンとスコップもあったがそもそもワカンが必要な時点で日帰りは無理なんで車に置いていく。展望台まで凍りついた木の階段を登って行くがすぐに素晴らしい展望が開けて来た。富士山を正面に右手には南アルプス、左には奥秩父の山並みが続く。まだ雲も余り掛かっておらずに美しい姿を見せてくれていた。

真教寺尾根の入口からトレースがあり、羽衣池から先も導いてくれる。こう歩いてみると迷うことなく防火帯まで辿り着いた。防火帯に出た所でこのポイントを見逃していたことが前回の苦闘の原因と解った。防火帯を歩くのは150m程ですぐにまた樹林帯に登山道は続いて行く。30分弱でスキー場のリフト終点に辿り着き、更に数分で賽の河原。権現岳と旭岳が左手に見られたが賽の河原まで来ると正面に赤岳から横岳が大きく望まれる。西面からだと脇役も多いので赤岳が大きく目立たないけど東からだと八ヶ岳の主峰だね、とH薗さん。

賽の河原から1時間強、300m余りを登り牛首山に着いた。ここは権現岳と旭岳西壁の絶好の展望台だ。朝陽に二つの東稜が影を作って襞が深く見える。夏だと解らないが左下に傾斜して行く地層が感じられる。旭岳東稜の五段の宮もその地層の段差を超えて行くように見られる。H薗さんは登路を見極めようしているように見つめている。牛首山で小休止したが風も抜けてかなり寒く感じた。扇山を気付かずに超えて2400mを超えると樹林が開けた所に出てそこからは天狗尾根が良く展望できた。この辺りからだと旭岳東稜の勾配も多少は寝て見える。

2500mを越えると積雪が一層増す。2600mが森林限界だろうか、勾配も益々立って来る。この前でアイゼン、ハーネスを着けておくべきだった。2650mを越えると雪壁と言って良い状況になり、切れた壁の危ういトラバースの先に鎖が見えた。鎖は下にも続いているので夏ルートは直下に行くのだろう。ここから鎖が連続するが、最初の鎖はすぐに見えなくなる。先頭のH薗さんは雪壁の中でアイゼンを着け、僕にも多少とも安定した所でアイゼンを着けるよう指示した。僕もアイゼンを着けたがそこから上は立っていて積雪も少ない岩稜でピッケルは効かず、アイゼンの爪もどれだけ効いているのか自信が持てず、確保無しでは前進できなく感じた。H薗さんは抜けていき、前で装備を着けていたAki-CLさんが登って来た。ここに残ると伝えるとちょっと待ってと言い少し登ると鎖を雪から掘り出した。ともかくそれを使って登って来てとのことなので仕方なく鎖にしがみ付いて登る。この鎖の上で少し傾斜は緩くなり、真教寺尾根8/10の道標があった。この先もずっと鎖の連続だ。計画では引き返し時間を13:00に決めていたが、Aki-CLさんは14:00でも行けるだろうと言う。展望の良い痩せ尾根に出たら竜頭峰の分岐が見える。13:20。頂上まで行って戻って来るのに1:30だと牛首山を超えた辺りからヘッデン下山かな。H薗さんは鎖場の下降でロープを使うようだとかなり時間が掛かる、ツルネ東稜の方が安心だ、と言うが竜頭峰から先にも嫌なトラバースがあったしキレットも未知数だし、降りた後も、と結構時間が掛かりそうだ。まあほぼ核心部は登ったし、鎖もゴボウ(下りでもそう言うか?)で行けばそれ程時間は掛からないだろうから、ここで引き返すことにした。

下りは確かに鎖をゴボウで降りたが、下ってみてその鎖場の長さを実感した。すっかりパンプしてしまった。鎖場が終わり雪稜を降りて行き、樹林帯に入ると今度は亡霊に惑わされる。先頭を歩くH薗さんが突然立ち止まる、下りの足跡を見つけたようだ。我々の後続は居ただろうか?誰も気付いていない。するとAki-CLさんが一昨年の4月に真教寺尾根の鎖場で墜死した人が居ると言う。ヒューと冷たい風が流れて行く感じだった。でも暫く歩くと緑色のテントがあったので胸を撫で下ろした。ところが40分歩いたらまた下りの足跡がある。更に20分行くと今度は女性の声が聞こえて来た。スキー場はまだまだ距離があるよね。と思ったら二張りのテントがあり、また安心できた。いやいや、二度あることは三度ある。牛首山から下るとまたもH薗さんが下りの足跡を発見した。今度は流石にもうテントは無かったが誰か権現岳の眺望がよろしい牛首山に登って来たのだろうと納得することにした。

牛首山から賽の河原まではコースタイム通り40分掛かった。更に美し森駐車場まで50分。着く頃にはとっぷりと日が暮れぼちぼちヘッデンも必要と言う暗さになっていた。赤岳往復で1時間半使っているとやっぱり牛首山からヘッデン下山になっていた訳だ。まあ今回はこれはこれで良かったのだろうと納得できる。充実した初春山行でした。

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