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Yamareco

記録ID: 136919
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

馬場島より剱岳 北方稜線

2011年09月25日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
18.9km
登り
3,263m
下り
3,261m

コースタイム

※剱岳の山域に関しては断面図のグラフ(上図↑)が適切に表示されません。ご注意ください。

(馬場島起点の往復日帰り)
●馬場島→松尾平→早月小屋→剱岳
→長次郎コル→池ノ谷尾根ノ頭→池ノ谷ガリー→小窓ノ王肩→小窓→(同路)→馬場島
●距離:23km(早月尾根16.6km、北方稜線6.4km)
●行動時間:15時間33分(往路8時間54分、復路6時間36分)



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※コースタイムは、途中の小休憩を含みます。
・早月尾根登り(5時間34分)
4:21馬場島→4:42標高1000m→5:17標高1200m→5:41標高1400m→5:50標高1600m→6:17標高1800m→6:51標高2000m→7:19早月小屋
7:40早月小屋→8:26標高2600m→9:18標高2800m→9:55剱岳頂上

・北方稜線下り
10:18剱岳→(13分)→長次郎のコル10:31
10:35長次郎のコル→(5分)→モアイ像10:40→(9分)→有名なトラバース10:49→(12分)→池ノ谷尾根ノ頭11:01
11:02池ノ谷尾根の頭→(スラブの下り、13分)→池ノ谷乗越11:15
11:17池ノ谷乗越→(ガリーの下り、28分)→三ノ窓11:45
11:53三ノ窓→(発射台の登り、15分)→小窓ノ王肩12:08
12:13小窓ノ王肩→小窓分岐→(1時間4分、ただし30分程度道迷い)→小窓13:17

・北方稜線登り
13:17小窓→(37分)→小窓ノ王肩13:54
13:58小窓ノ王肩→(14分)→三ノ窓14:12
14:17三ノ窓→(ガリーの登り、22分)→池ノ谷乗越14:39
14:47池ノ谷乗越→(スラブの登り、7分)→池ノ谷尾根の頭14:54
14:55池ノ谷尾根の頭→(7分)→有名なトラバース15:02→(9分)→モアイ像15:11→(5分)→長次郎のコル15:16
15:22長次郎のコル→(行きと異なるルート、37分)→剱岳15:59

・早月尾根下り
16:18剱岳→(1時間19分)→17:37早月小屋17:52→(2時間2分)→19:54馬場島
→富山市内

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天候 快晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬場島に駐車スペース有。前日22時の段階で満車でした。
コース状況/
危険箇所等
憧れの剱岳。
以前から気になっていた北方稜線。
小窓ノ王肩からの絶景をぜひこの目で見てみたいと、早月尾根経由の日帰りで登って参りました。
天候にも恵まれ、すばらしい山行となりました。
次回は、泊りがけでゆっくりと仙人池方面まで足を延ばしてみたいと思います。
本当に素晴らしい山ですね・・・

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【早月尾根登り】
北方稜線に備えて剱岳頂上までの体力消費をなるべく抑えるため、非常にゆっくりとした速さで登りました。
なお、早月尾根には水場は一切存在しません。

●馬場島→松尾平
馬場島の駐車場最奥から左手に進むと有名な「試練と憧れ」の碑があり、早月尾根の登りが始まります。
いきなりの急登に驚かされますが、すぐに道は平坦となり、松尾平の標高1000mの標識が現れます。
これ以降、標高2800m地点まで差200mごとに標識があります(後述)。

●松尾平→早月小屋
松尾平をすぎると急登が復活し、以降、小屋までほぼ休みを許さず続きます。
ここで注意すべきは、先の標識です。
この標識、一応標高差200m毎に設置してあるということになっていますが、多くの方がご指摘なさっているように、正確性を欠くようです。
例えば、1400m→1600m区間は1200m→1400m区間よりはるかに距離も標高差も小さく、地図と照らし合わせても・・・?といった感じです。

途中、標高1200m付近には有名なタテヤマスギの巨樹があります。

●早月小屋→剱岳
小屋を過ぎるとやがて道はハイマツ帯を行くようになり、一気に見晴しがよくなります。
富山市街から猫又山、赤谷山、立山室堂方面まで、大展望が広がります。
次第に道は傾斜を増して鎖場等が現れ、右手から別山尾根が合流してくるとすぐに祠のある剱岳山頂に飛び出します。

●剱岳頂上
頂上からは、富士山・槍ヶ岳を始め、日本の名峰が手に取るように望まれました。
ものスゴい大展望に、大感激です。
ひと休憩入れた後は、いよいよ北方稜線へと入っていきます。


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【北方稜線下り】
●剱岳→長次郎のコル
長次郎のコルまでは普通の稜線歩きです。特に危険はありません。
池平山方面からいらっしゃった方々にお会いしました。

●長次郎のコル→モアイ像→池ノ谷尾根の頭
長次郎のコルから正面にそば立つ岩棚を右手に向かってトラバースします。
残置ロープ等もあります。
トラバースを過ぎるとモヤイ像を左に見つつ、池ノ谷尾根の頭までの稜線歩きです。
途中の有名なトラバースは特に危険は感じられませんでしたが、直後のザレ場が滑ります。

●池ノ谷尾根の頭→池ノ谷乗越
池ノ谷尾根の頭からは、剱岳本峰をはじめ、北方稜線の峰々が一望できます。(動画参照)
頭から乗越を目指してスラブを下ります。ルートは適当に取りますが、私は頭から見て右手にある沢状の地形を下っていきました。100m程度降下すると乗越に達します。

●池ノ谷乗越→池ノ谷ガリーの下り→三ノ窓
池ノ谷乗越からは、悪名高き(?)池ノ谷ガリーの全貌を望むことが出来ます。
噂通りの急斜で、ひとたび落石を起こせば止まりそうにはありません。
慎重に慎重に下っていきました。
しかし周囲の景観は抜群で、疲れも吹き飛びます。

●三ノ窓→発射台→小窓ノ王肩
ガリーを下りきると三ノ窓です。右手には谷間にへばりつく三ノ窓雪渓が望まれます。
三ノ窓からは、正面に見える小窓ノ王の岩棚、通称「発射台」を登っていきます。
発射台の登りは快適です。
ひと登りで、小窓ノ王肩に達します。

●小窓ノ王肩→小窓分岐→黒の大岩→雪渓のある時期は危険とされるトラバース→小窓
肩から見上げる北方稜線の諸峰、それに池ノ谷左俣の絶壁は、まさに息を飲む絶景です・・・ 風景でここまでの感動を覚えたのはいつ以来のことでしょうか・・・
肩からは小窓雪渓を下に見つつ、黒の大岩まで下っていきます。
しかしガスにより黒の大岩付近でルートを誤り、20分以上悩みました。このあともガスは晴れることなく、せっかく到着した小窓でも展望はゼロでした。
小窓までの区間には本来「二か所の雪渓のトラバース」がありますが、時期が時期だけに単なるガレ沢のトラバースに変わっていました。

【北方稜線登り】重複しますので要点のみ。
●発射台の下り
これが想像以上に厄介でした。ガレガレで浮石だらけ、次の一歩が定まりません。
池ノ谷ガリーが凍っていたということもあるのでしょうが、こちらの方が手こずりました。要注意です・・・

●池ノ谷ガリーの登り
雪氷でガレが凍りついていたおかげか、そこまで苦労しませんでした。
しかし通常ですとかなり手こずると思われます。他に登山者がいる場合はまず間違いなく落石を見そうです。

ガリーを詰め、スラブをよじ登り、モアイ像を右に見てトラバースをし、剱岳山頂に無事に戻ってきました。


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【早月尾根下り】
では、名残惜しくはありますが、馬場島目指して下ります。

●剱岳→早月小屋
下りでクサリが本領を発揮します。登山道は結構切り立っているので、勢い余って・・とならないようにご注意ください。
雲海、滝雲と、刻々と変化する風景に見とれました。

●早月小屋→馬場島
途中からヘッ電点灯し、馬場島まで一気に下りました。
先行者の明りが点々と見えました。同じ時間帯に下山なさっている方が結構いらっしゃいました。
19:54馬場島着。さすがに疲れましたが、大満足の山行になりました。
では、まずは馬場島から早月尾根を登って剱岳頂上を目指します。早月尾根にはこのように標高差200m毎に標識がありますが、あまりあてにしないほうがいいようです。
2011年09月25日 05:58撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 5:58
では、まずは馬場島から早月尾根を登って剱岳頂上を目指します。早月尾根にはこのように標高差200m毎に標識がありますが、あまりあてにしないほうがいいようです。
早月小屋。
2011年09月25日 07:21撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 7:21
早月小屋。
(特大画像)奥大日岳の稜線。絶景でした。ついつい足が止まります。
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(特大画像)奥大日岳の稜線。絶景でした。ついつい足が止まります。
猫又山方面。うっひょ〜! 思わず声を上げてしまいます。
2011年09月25日 08:11撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 8:11
猫又山方面。うっひょ〜! 思わず声を上げてしまいます。
標高2400m辺りから先日の雪が現れるようになりました。
2011年09月25日 08:58撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 8:58
標高2400m辺りから先日の雪が現れるようになりました。
左手にはこのあと通る北方稜線がよく見えます。楽しみです。
2011年09月25日 09:01撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 9:01
左手にはこのあと通る北方稜線がよく見えます。楽しみです。
(特大画像)室堂方面。ボーダーの端くれとしては奥大日の沢が気になります・・・奥は薬師岳。
2011年09月25日 08:54撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 8:54
(特大画像)室堂方面。ボーダーの端くれとしては奥大日の沢が気になります・・・奥は薬師岳。
標高2800m付近。次第に切り立った岩尾根の登となってきます。
2011年09月25日 09:42撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 9:42
標高2800m付近。次第に切り立った岩尾根の登となってきます。
クサリ等が整備されています。下りの際に重宝しました。
2011年09月25日 09:50撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 9:50
クサリ等が整備されています。下りの際に重宝しました。
別山尾根(前剱、室堂方面)との分岐。同じような形状の標識が新旧二つあります。
2011年09月25日 09:58撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 9:58
別山尾根(前剱、室堂方面)との分岐。同じような形状の標識が新旧二つあります。
剱岳頂上。前日(土曜)は大賑わいだったとのことですが、この日はわずかに数名でした。
2011年09月25日 10:05撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:05
剱岳頂上。前日(土曜)は大賑わいだったとのことですが、この日はわずかに数名でした。
(特大画像)画になるクライマーさん。かっこ良すぎです。
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(特大画像)画になるクライマーさん。かっこ良すぎです。
(特大画像)ご覧ください、この高度感。最高です。
2011年09月25日 10:01撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:01
(特大画像)ご覧ください、この高度感。最高です。
(特大画像)槍・奥穂から黒部五郎までの大展望。山名をつけました。拡大してご覧ください。
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(特大画像)槍・奥穂から黒部五郎までの大展望。山名をつけました。拡大してご覧ください。
おお、あれは・・・まごうことなき不二の峰です。横には甲斐駒が見えていました。
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おお、あれは・・・まごうことなき不二の峰です。横には甲斐駒が見えていました。
相棒の黒ヘルとユータスくん。同色。小休憩のち、いよいよ北方稜線へと向かいます。
2011年09月25日 10:15撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 10:15
相棒の黒ヘルとユータスくん。同色。小休憩のち、いよいよ北方稜線へと向かいます。
数十メートル進んだ地点から剱岳頂上を振り返る。
2011年09月25日 10:21撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 10:21
数十メートル進んだ地点から剱岳頂上を振り返る。
北方稜線の全景。チンネ、八ツ峰等の名峰がひしめきます。
2011年09月25日 10:21撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 10:21
北方稜線の全景。チンネ、八ツ峰等の名峰がひしめきます。
池平山方面からお越しの方。この日、北方稜線では3パーティーに遭遇しました。
2011年09月25日 10:28撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:28
池平山方面からお越しの方。この日、北方稜線では3パーティーに遭遇しました。
長次郎のコルの直後の、有名なトラバースです。ルートは上中下の三つに分かれているようです。
2011年09月25日 10:31撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:31
長次郎のコルの直後の、有名なトラバースです。ルートは上中下の三つに分かれているようです。
先人に従い、中のルートを選択して右手に回り込みます。足場も広く、特に危険はありませんでした。
2011年09月25日 10:38撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:38
先人に従い、中のルートを選択して右手に回り込みます。足場も広く、特に危険はありませんでした。
残置ロープも多数見られます。
2011年09月25日 10:40撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 10:40
残置ロープも多数見られます。
中のルートを振り返る。帰りは下のルートを通ってみましたが、大変でした・・・
2011年09月25日 10:40撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:40
中のルートを振り返る。帰りは下のルートを通ってみましたが、大変でした・・・
モアイ像。想像以上にモアイ像だったので笑ってしまいました。
2011年09月25日 10:42撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 10:42
モアイ像。想像以上にモアイ像だったので笑ってしまいました。
有名なトラバースです。が、特に危険は感じませんでした。むしろ通過直後(小窓側)が浮き石だらけでザレているので要注意です。
2011年09月25日 10:57撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 10:57
有名なトラバースです。が、特に危険は感じませんでした。むしろ通過直後(小窓側)が浮き石だらけでザレているので要注意です。
小窓ノ王の「発射台」が見えました。これまた想像以上に発射台なので笑ってしまいました。
2011年09月25日 11:15撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:15
小窓ノ王の「発射台」が見えました。これまた想像以上に発射台なので笑ってしまいました。
池ノ谷乗越の頭から見下ろす池ノ谷乗越。適当に手掛かりを見つけて下っていきます。
2011年09月25日 11:16撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:16
池ノ谷乗越の頭から見下ろす池ノ谷乗越。適当に手掛かりを見つけて下っていきます。
目前の岩稜にクライマーさんが。
2011年09月25日 11:07撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:07
目前の岩稜にクライマーさんが。
このスラブを下ってきました。これもよく見かける画ですね。実際は斜度も緩いので特に危険はありません。
2011年09月25日 11:23撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:23
このスラブを下ってきました。これもよく見かける画ですね。実際は斜度も緩いので特に危険はありません。
ついに現れました、悪名高き(?)池ノ谷ガリーです。乗越からは左岸に沿うとすぐに踏み跡が鮮明になり、九十九折れに下っていきます。噂通りの急斜&ガレでしたが、この日は運良く雪氷で岩同士が凍りついていたので、若干歩きやすかったです。
2011年09月25日 11:25撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 11:25
ついに現れました、悪名高き(?)池ノ谷ガリーです。乗越からは左岸に沿うとすぐに踏み跡が鮮明になり、九十九折れに下っていきます。噂通りの急斜&ガレでしたが、この日は運良く雪氷で岩同士が凍りついていたので、若干歩きやすかったです。
ガリーにはこのように先日の降雪が残っていました。九月の雪。
2011年09月25日 11:28撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:28
ガリーにはこのように先日の降雪が残っていました。九月の雪。
ガリーを下ってきました。
2011年09月25日 11:49撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 11:49
ガリーを下ってきました。
三ノ窓から見た発射台。ホントに発射台ですね。ここを登っていきます。
2011年09月25日 11:54撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 11:54
三ノ窓から見た発射台。ホントに発射台ですね。ここを登っていきます。
発射台の登りです。
2011年09月25日 12:00撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 12:00
発射台の登りです。
(特大画像)振り返ると北方稜線諸峰の大絶景・・・これを拝みにやって来たのです。息を飲みました。
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(特大画像)振り返ると北方稜線諸峰の大絶景・・・これを拝みにやって来たのです。息を飲みました。
こんな感じにスラブとガリーを下ってきました。帰りも同じ道を通ります。
こんな感じにスラブとガリーを下ってきました。帰りも同じ道を通ります。
(特大画像)見下ろす池ノ谷左俣。立ち尽くしました・・・
2011年09月25日 12:13撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 12:13
(特大画像)見下ろす池ノ谷左俣。立ち尽くしました・・・
では、さらに進んで小窓へと向かいます。小窓ノ王肩を過ぎるとすぐ、小窓方面への分岐があります。矢印にしたがって右に下っていきます。
2011年09月25日 12:17撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 12:17
では、さらに進んで小窓へと向かいます。小窓ノ王肩を過ぎるとすぐ、小窓方面への分岐があります。矢印にしたがって右に下っていきます。
中央にひときわ白く輝くのは白馬鑓ヶ岳。五竜岳は目立ちませんね。意外です。
2011年09月25日 12:21撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 12:21
中央にひときわ白く輝くのは白馬鑓ヶ岳。五竜岳は目立ちませんね。意外です。
写真左下の黒い大岩をめざし下っていきます。右手には小窓の氷河。日本に現存する数少ない氷河の一つです。
2011年09月25日 12:24撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 12:24
写真左下の黒い大岩をめざし下っていきます。右手には小窓の氷河。日本に現存する数少ない氷河の一つです。
(特大画像)小窓ノ王下より望む後立山の峰々。山名をつけてみました。拡大してご覧ください。
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(特大画像)小窓ノ王下より望む後立山の峰々。山名をつけてみました。拡大してご覧ください。
実はこの直後急にガスに巻かれ、ルートを外してしまいました。20分以上悩みました。
2011年09月25日 12:25撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 12:25
実はこの直後急にガスに巻かれ、ルートを外してしまいました。20分以上悩みました。
雪渓が残っている時期は危険とされる箇所のようです。九月も末ですので、問題なく通過できました。
2011年09月25日 13:38撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 13:38
雪渓が残っている時期は危険とされる箇所のようです。九月も末ですので、問題なく通過できました。
小窓ノ王肩〜小窓の登山道には、このような目印が随所にあります。
2011年09月25日 13:50撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 13:50
小窓ノ王肩〜小窓の登山道には、このような目印が随所にあります。
小窓到着。しかしガスで何も見えません。晴れる気配もないので、早々に立ち去ることにしました。残念。
2011年09月25日 13:22撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 13:22
小窓到着。しかしガスで何も見えません。晴れる気配もないので、早々に立ち去ることにしました。残念。
では、北方稜線の登り返しです。小窓ノ王肩までの登りをやりすごすと待ち受けるのはガリーの登り。昇温のためか、落石が頻発していました。ご注意ください。
2011年09月25日 14:16撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 14:16
では、北方稜線の登り返しです。小窓ノ王肩までの登りをやりすごすと待ち受けるのはガリーの登り。昇温のためか、落石が頻発していました。ご注意ください。
ガスの北方稜線は厳粛な雰囲気。これはこれで絶景です・・・
2011年09月25日 15:02撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 15:02
ガスの北方稜線は厳粛な雰囲気。これはこれで絶景です・・・
池ノ谷尾根の頭にあるテン場には、ハーネスが打ち捨てられていました。ハーネスが打ち捨てられる状況とはつまり・・・・
2011年09月25日 15:04撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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9/25 15:04
池ノ谷尾根の頭にあるテン場には、ハーネスが打ち捨てられていました。ハーネスが打ち捨てられる状況とはつまり・・・・
やっとこさ剱岳に戻ってきました。本日二度目の山頂です。天候は回復傾向にあり、断続的に晴れ間もみられました。では、名残惜しくはありますが、馬場島目指して早月尾根を下ります。
2011年09月25日 16:05撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 16:05
やっとこさ剱岳に戻ってきました。本日二度目の山頂です。天候は回復傾向にあり、断続的に晴れ間もみられました。では、名残惜しくはありますが、馬場島目指して早月尾根を下ります。
早月尾根上部の下りではクサリを重宝します。ありがたいことです。
2011年09月25日 16:26撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 16:26
早月尾根上部の下りではクサリを重宝します。ありがたいことです。
どんどん下ります。
2011年09月25日 16:38撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 16:38
どんどん下ります。
雄大な雲海や滝雲も目にしました。ついつい足が止まります。早月小屋では、北方稜線上部でお会いした方々に再開しました。
2011年09月25日 17:31撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 17:31
雄大な雲海や滝雲も目にしました。ついつい足が止まります。早月小屋では、北方稜線上部でお会いした方々に再開しました。
後半はヘッ電点灯で19:54馬場島着。早月尾根〜馬場島では2名の登山者にお会いしました。大満足の山行でした。画像は駐車場に現れたキツネを撮ったつもりでしたが・・・笑
2011年09月25日 20:07撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
9/25 20:07
後半はヘッ電点灯で19:54馬場島着。早月尾根〜馬場島では2名の登山者にお会いしました。大満足の山行でした。画像は駐車場に現れたキツネを撮ったつもりでしたが・・・笑

感想

・剱岳。魅せられました。なんと偉大な山なのでしょう・・・・・
小窓ノ王付近より望む北方稜線諸峰・池ノ谷左俣の大絶景には本当に感動しました。風景でここまで感動したのは数年ぶりかもしれません・・・


・今回は日帰りのため、仙人池まで足を延ばすことができませんでした。また、小窓雪渓もガスガスで、まったく展望がなく残念でした。次回は室堂方面から剱沢を経由して2泊程度でのんびりと楽しみたいものです。


●剱岳頂上、それに北方稜線のHD動画です。前々回の白山・百四丈滝以来、レンズに汚れが残ったままになっています。申し訳ございません・・・

剱岳頂上の眺め(HD)

有名なトラバース地点付近にて(HD)

池ノ谷尾根の頭より(HD)

池ノ谷ガリーの様子(HD)

小窓ノ王の肩より北方稜線諸峰・池ノ谷左俣(HD)


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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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