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Yamareco

記録ID: 138004
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

瑞牆山荘-金峰山-大弛峠-国師ヶ岳-北奥千丈岳-川端下

2011年09月29日(木) 〜 2011年09月30日(金)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
14:26
距離
28.3km
登り
1,652m
下り
1,812m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

29日:瑞牆山荘0930-0948林道出合-1011富士見平1015-1058鷹見岩分岐-1106大日小屋1122
   -1202大日岩1226-1353砂払ノ頭1405-1425金峰山小屋分岐-1515金峰山1530
   -1640朝日岳1650-1714朝日峠1720-1750大弛小屋

30日:大弛小屋0825-0850前国師岳-0858国師ヶ岳0901-0910北奥千丈岳0913-0940大弛小屋0950
   -1323廻目平キャンプ場入口1336-1418川端下バス停
天候 29日 快晴
30日 晴時々曇
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:町田-八王子-韮崎-増富温泉-瑞牆山荘
復路:川端下-信濃川上-小淵沢-八王子-町田
コース状況/
危険箇所等
・大日岩-砂払ノ頭間で道がわかりにくい箇所があります。真っ直ぐ進むと緑のロープが張られているところで、正規ルートはその左側です。
・砂払ノ頭から金峰頂上まで、ゴロ岩を飛び跳ねたりよじ登ったりが続きます。
・大弛峠から国師ヶ岳・北奥千丈岳方面は、とても良く整備されています。
・川上牧丘林道は、山梨県側は先日の台風により通行止でした。長野県側は、歩くには問題ありませんが車の通行はできません。
瑞牆山荘前からスタート
2011年09月29日 09:27撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 9:27
瑞牆山荘前からスタート
富士見平小屋
2011年09月29日 10:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 10:11
富士見平小屋
鷹見岩分岐
2011年09月29日 10:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 10:58
鷹見岩分岐
大日小屋を見おろす
2011年09月29日 11:06撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 11:06
大日小屋を見おろす
大日岩
2011年09月29日 11:06撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 11:06
大日岩
大日小屋
水場はすぐ脇
2011年09月29日 11:14撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 11:14
大日小屋
水場はすぐ脇
鷹見岩
2011年09月29日 11:22撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 11:22
鷹見岩
八ヶ岳
2011年09月29日 13:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 13:56
八ヶ岳
瑞牆山
2011年09月29日 13:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
9/29 13:56
瑞牆山
雲の上に富士山
2011年09月29日 13:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
9/29 13:57
雲の上に富士山
雲の上に南アルプス
2011年09月29日 13:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 13:57
雲の上に南アルプス
金山平?
2011年09月29日 13:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 13:57
金山平?
砂払ノ頭より金峰山
2011年09月29日 14:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
9/29 14:05
砂払ノ頭より金峰山
五丈石
まるでスフィンクスのよう
2011年09月29日 15:04撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 15:04
五丈石
まるでスフィンクスのよう
八ヶ岳をバックに金峰山頂
2011年09月29日 15:16撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 15:16
八ヶ岳をバックに金峰山頂
金峰山頂より富士山
2011年09月29日 15:17撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 15:17
金峰山頂より富士山
朝日岳より国師ヶ岳と北奥千丈岳
2011年09月29日 16:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 16:41
朝日岳より国師ヶ岳と北奥千丈岳
振り返って金峰山と鉄山
今回のお気に入り
2011年09月29日 16:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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9/29 16:41
振り返って金峰山と鉄山
今回のお気に入り
朝日岳より富士山
2011年09月29日 16:44撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 16:44
朝日岳より富士山
朝日峠
2011年09月29日 17:14撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/29 17:14
朝日峠
大弛小屋テン場
2011年09月30日 06:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 6:41
大弛小屋テン場
今日の富士山は裾野だけ
2011年09月30日 08:48撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 8:48
今日の富士山は裾野だけ
北奥千丈岳への分岐
2011年09月30日 08:53撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 8:53
北奥千丈岳への分岐
国師ヶ岳山頂
2011年09月30日 08:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 8:58
国師ヶ岳山頂
一等三角点
2011年09月30日 09:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:01
一等三角点
北奥千丈岳山頂
ガスっててなにも見えず
2011年09月30日 09:10撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:10
北奥千丈岳山頂
ガスっててなにも見えず
シャッターを押す寸前まで2600表示だったのに〜
2011年09月30日 09:13撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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9/30 9:13
シャッターを押す寸前まで2600表示だったのに〜
良く整備された道
2011年09月30日 09:27撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:27
良く整備された道
この切り込みのおかげですこぶる歩き易い
2011年09月30日 09:33撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
9/30 9:33
この切り込みのおかげですこぶる歩き易い
大弛小屋
2011年09月30日 09:42撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:42
大弛小屋
大弛峠駐車場
通行止のため誰もいない
2011年09月30日 09:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:50
大弛峠駐車場
通行止のため誰もいない
林道土砂崩れその1
2011年09月30日 09:53撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 9:53
林道土砂崩れその1
林道土砂崩れその2
2011年09月30日 12:03撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 12:03
林道土砂崩れその2
舗装路流出その1
4WD車でも無理
2011年09月30日 13:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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9/30 13:02
舗装路流出その1
4WD車でも無理
舗装路流出その2
車が入ってきたら確実に事故る
2011年09月30日 13:07撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 13:07
舗装路流出その2
車が入ってきたら確実に事故る
ゲートがありホッとしました
2011年09月30日 13:20撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 13:20
ゲートがありホッとしました
廻目平キャンプ場入口
『入山禁止』ののぼりがある
なぜ?
2011年09月30日 13:34撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 13:34
廻目平キャンプ場入口
『入山禁止』ののぼりがある
なぜ?
こういうことでした。
2011年09月30日 13:36撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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9/30 13:36
こういうことでした。
右のくぼみが大弛峠?
2011年09月30日 13:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 13:41
右のくぼみが大弛峠?
ロッククライマーの聖地
2011年09月30日 13:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 13:50
ロッククライマーの聖地
この看板には助かりました
2011年09月30日 14:00撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 14:00
この看板には助かりました
川端下バス停
2011年09月30日 14:18撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 14:18
川端下バス停
信濃川上駅
2011年09月30日 15:08撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
9/30 15:08
信濃川上駅

感想

 休日出勤した分の代休を利用して奥秩父主脈を歩こうと思い、テントを持って出かけることにしました。差し当たり瑞牆山荘から歩き始め大弛峠を目標にし、翌日以降は体調をみながら次の目標地を決めることにしました。

・出発全日
 明朝早くに出発するとわかっているのに、就業後に性懲りも無く飲みに行ってしまいました。食料などの調達もあり、家に帰ったのが2300、最終準備を整え終わったのが0130となりました。睡眠時間は2時間だけ、毎度のことながらこんな自分に呆れるばかりです。

・アクセス
 韮崎駅0745発の増富温泉行きバスに乗ると、終点で瑞牆山荘行きバスに乗ることができる(ただし前者が大幅に遅れる場合は待たない)ため、始発の横浜線で八王子へ行き、中央本線を大月と甲府で乗り継いで(どちらも階段登り降りあり)、0738に韮崎駅に着きました。予定通り増富温泉行きに乗って終点に着くと、瑞牆山荘行きバスの運転手さんが外で待っていてくださり、バスへ案内してくれました。乗客は私一人だけ、それでも運転手さんは観光案内をしてくれます。本谷川の温泉より上流が『ミニ奥入瀬』と呼ばれていることや、金山平が信玄の隠し金山(きんざん)だったことなど、初めて知りました。

・金峰山を目指す
 瑞牆山荘から富士見平までは、9/11の瑞牆山行と同じルートなので不安なく歩けましたが、背負っている荷物の重さの違いからかより息が切れてしまいました。それでも大日小屋まではなんとか行けましたが、大日岩への登りで足が止まることが多くなり、汗が滝のように吹き出します。砂払ノ頭手前では、歩いているより止って息を整える時間のほうが長くなり、標準コースタイムよりかなり遅れてしまいました。この調子では明るいうちに大弛峠まで行けるかどうか、だんだん不安になってきました。多くのすれ違う登山者の方々とお話ししましたが、大弛峠までいくつもりであることを伝えると、「ギリギリだねぇ」とか「日が落ちるのが早いから無理しないほうがいいよ」とアドバイスをいただいたりしました。
 それでもなんとか砂払ノ頭に着き、山頂への稜線が一望できると、一気にテンションが高まりました。雲の上に浮かぶ富士山や南アルプスの山々はとても美しく、ここまで頑張って登った者へのご褒美のように感じました。
 気持ちはハイになったのですが、ここから山頂までの稜線はゴロ岩の連続で、岩の頭を飛ぶように進んだり這いつくばって登り降りしたりで、思ったようにペースが上がりません。五丈石がすぐそこに見えるのに、なかなか近づいてくれません。結果、砂払ノ頭から五丈石まで1時間もかかってしまいました。
 間近で見る五丈石の迫力には圧倒されました。想像よりはるかに大きなものでした。「遠くからでもその独特な姿を確認できるのだから、当たり前かぁ」などと妙に納得して、金峰山頂へ進みました。予定より1.5h遅れで、百名山4座目、金峰山頂に到着しました。

・大弛峠へ
 山頂で、この先どうするか少し悩みました。大弛峠までの標準コースタイムは2.0h、ちょうど日没時間に到着できる計算です。「荷物は重いけど、基本降りだからなんとかなるかなぁ」と思いつつも、これまでのヘタレ具合を考えると無理しないほうが得策かと思ったりもします。ただ、翌日以降のことを考えると、少しでも先に進んでいたほうが良いに決まっているので、「テントもシュラフも背負っていることだし、いざとなったら山中で寝るのも有りか」と強行を決意して出発しました。
 鉄山を巻いた先までの降りは快調そのものでしたが、朝日岳への登りになるととたんに苦しくなりました。登っても登ってもピークが見えず、息があがって歩みが止まってしまいます。最後は這うように山頂に到着、標準タイムより10分遅れてしまいました。金峰山を振り返ると、太陽がもう間もなくそこへ姿を隠すところでした。
 最後の降りは、沈む夕日との競争になりました。一歩降りるごとに暗さが増していくように感じます。暗くなるにつれ、足元の高低差が自分の感覚と微妙にずれるようになり、バランスを失いかけることが多くなりました。慎重に歩かざるを得ず、一歩いっぽ確かめるように進みました。大弛峠の駐車場が見えた時には、心底ホッとしました。当初の計画より1時間40分遅れで大弛峠到着です。
 大弛小屋で幕営料を支払い外に出ると、すっかり日は暮れ、辺りは真っ暗でした。幕営地には他のテントは無く、独り占めでした。ヘッドライトの明かりを頼りにテントを張り、自分へのご褒美のアルコールを注入しましたが、お腹の調子がいまいち優れず、不安を抱えながら就寝しました。

・主脈縦走を諦め川端下へ
 0330に一度目が覚め、出発の準備を始めようかと外に出ましたが、身体の調子は全く回復しておらず、もう少し様子を見ようとテントに戻りもう一度横になりました。次に目覚めたのが0600で、先ほどより幾分かはましになった程度でした。差し当たりの目標を甲武信ヶ岳に決め、朝食をとり撤営を始めましたが、ここでトラブル発生、ある生活必需品をちょっとした不注意から失ってしまい、調子も優れないことから、思い切って主脈縦走を諦めることにしました。
 それほど時間はかかりそうもないので、国師ヶ岳と北奥千丈岳を往復してから、林道を川端下バス停まで降りることにしました。撤営完了後、ザックを小屋前に置かせてもらい、空身で国師ヶ岳に向かって出発しましたが、荷物を背負わないことがこんなにも楽なのかとつくづく感じました。登山道もとても整備されており、丸太の階段の中央30cmほどが平らにカットされているのには感服しました。このちょっとした気遣いがどれほど歩き易くなるか、今まで考えてもみませんでした。1時間余りで2つのピークを踏んで小屋に戻り、荷物を背負って林道を歩き始めました。
 林道歩きはとても単調でつまらないものでした。台風の影響で土砂崩れが発生しているところが数箇所ありました。山地図標準タイムを少し縮められれば、川端下1250のバスに乗ることができそうだったので、ペースを上げて歩きましたが、なかなか廻り目平に着きません。この道に関しては、山地図の標準タイムが少し短すぎると思います。荷物の重みに耐えかね、休憩の回数も増えたことから、1250は諦めました。ここからは少しゆっくり目に景色を見ながら歩き、1430のバスに乗りました。

・反省点
 テント泊縦走をするには、第一に充分な体調管理が必要だと感じました。ましてや前日に飲んで帰るなど以ての外です。
 次に、今一度装備を見直さなければならないと感じました。安全対策の装備は別として、今回一度も使わずに持ち帰ったものがたくさんありました。軽量化が必要かな?というものもありました。
 そして、もっともっと山を歩いて、経験を積まねばならないと思いました。

・感謝
 今回の山行では、途中たくさんの方々にお声掛けいただきました。辛い中、励ましていただいて、先を目指す気持ちが沸いたこともありました。本当にありがとうございました。

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