赤岳・阿弥陀岳 地蔵尾根〜御小屋尾根 厳冬期の美しい岩稜

日程 | 2018年02月18日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー | , |
天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
美濃戸口、八ヶ岳山荘駐車場。500円。
車・バイク
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 8時間18分
- 休憩
- 3時間24分
- 合計
- 11時間42分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
shilokoさんのペースに合わせてゆっくりです。
コース状況/ 危険箇所等 | 全行程明確なトレースあり。 早朝の美濃戸〜行者小屋気温−18℃。下山時は−8℃。 赤岳稜線上、気温−15℃だが極寒の10m/sほどの西風。 地蔵尾根、急坂だが階段状に踏み跡があり歩きやすい。鎖も出ている。 中岳〜コル、稜線雪庇の脇を歩く。踏み抜き、滑落注意。 阿弥陀岳、鉄梯子と急坂。トレースはあるが浅いので、蹴りと膝入れてピッケル使用し登攀。 下山時の美濃戸別荘街道路、凍結により通行止めで迂回したが歩行者は行けるようだ。 |
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過去天気図(気象庁) |
2018年02月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by growmono
今日は二十四節気「雨水」。春一番が吹き、雪から雨へと変わる時期。
草木が芽吹き始め、三寒四温を繰り返し、梅の香り漂う春に向かう。
週末から寒気が入ってきて、また上越山稜へは行けず。赤城山の霧氷は日常の風景と化し、浅間方面はやはり飽きてきたのでインターバルをおきたい。予想天気図とSCWを見て八ヶ岳だけは快晴となることを確信。プランを練る。
阿弥陀北稜から行きたかったが、shilokoさんも同行するので止めて、地蔵尾根から赤岳経由で阿弥陀岳へ、そのまま御小屋尾根で下山する周回ルートにした。よって車は美濃戸口へ停める。林道を歩かなくてはならないのが痛いが・・・
また2月16日にshilokoさんが永遠の20回目の誕生日を迎えられたので、赤いイチゴはないが赤い名の白い雄大な誕生日ケーキの頂上に立って頂くプレゼントを用意した。自らの足で到達する喜びに勝るものはない。しかも快晴。誰かとは大違い。
深夜3時に前橋を出立。気温−13℃の白樺湖周辺では塩カル散布車がもう始動していた。道中の路面積雪凍結は少なく、長野県と各自治体による道路管理のありがたさを改めて感じる。群馬県も見習え。
約140km走行し美濃戸口に5時40分に到着。駐車場には20台程度、日曜日にしては空いている。気温−18℃、夜が明け日の出前の厳しい寒さ。薪ストーブ全開の暖かい八ヶ岳山荘で駐車料金500円を支払い、6時過ぎに出立。美濃戸へ向かう林道を歩いて行く。橋の手前で気が付いたが積雪が少ない。
御小屋尾根から下山しなければ美濃戸へ停めるのだが、昨年同月に来たときは凍結が酷く、轍がきっちりと出来ていたが、今年は積雪凍結が少なく轍すら小さい。これなら低車高の4WDでも行ける。ここの林道特有のツルツル凍結も少ない。チェーンスパイクを履いたが不必要なくらいだ。
極寒の林道を歩いていくとウェアに霜が降りてくる。熱を逃がさず湿気だけ放出する最先端繊維は凄い。赤岳山荘前のアイスキャンディーを見物し、単調な林道歩きの終点はゲート。そしてその先にはさらに単調な南沢の樹林帯歩きへとなる。ホテイランへの思いを膨らませ、八ヶ岳独特の苔生した岩場や沢は雪で覆われている。まだ暗いモノトーンのシラビソの間を歩いていく。
開けた白河原へ出ると目前には横岳。大同心、小同心が朝日に輝く。快晴の青い空にスノーモンスターと雪原が広がる。まるで小田代ヶ原の貴婦人のようなシラカンバの霧氷を左手に見て、雪に埋まったヘリポートを過ぎると行者小屋。
カラフルな多数のテントがあると思ったが10張程度。行者小屋前も人が少なく、岩稜を登攀するクライマーは見なかった。装備、格好だけの写真写りを気にする「なんちゃって」さんは多数いたが・・・
ヘルメットを被りアイゼンを装着しエネルギーチャージして地蔵尾根へ出立。地蔵尾根を下ったことはあるが、登りは初体験のshilokoさんはやや緊張気味。知っているからこそ思うものがあるのだろう。滑落だけ注意すれば良く、距離が短いので1時間もすれば上がれる。踏み跡も多く急な階段だと思えばいい。下を見るから怖くなる。
やはり冬季も人気の山で、山岳会や学生の合宿が多く、山荘泊後の下山時間にちょうど当たったようで、団体さんが数珠繋ぎで下りてくる。アンザイレンのツアーも多く。初心者を見ていると、急坂で修行しているようだった。
振り返ると遅れ始めたshilokoさん。私は背後の美しい景色を眺めながら、これから登る阿弥陀岳をつぶさに見ながらゆったりと歩いていく。階段の一部や鎖も露出しており、やはり昨年より雪が少ない。降雪は多いが雪が残らないのか?地蔵の頭下の尾根も雪庇やナイフリッジになっていない。昨年は股関節を痛め、強風に煽られ、ビビりながら下ったのだが・・・股が開けるくらい幅があり岩が露出している。
お地蔵様が鎮座する地蔵の頭からは素晴らしい眺め。北に斑雪で峻厳の横岳、南に地吹雪あがる赤岳と富士山、東に野辺山、美し森、清里。西に北アルプスの白屏風、北八ヶ岳。そして上空は雲一つない快晴の青空。気温−15℃だが極寒の西風10m/sで体感温度は−30℃近い。
完全防御のshilokoさんのウェアには霜が降りていた。幾多の極寒を潜り抜けてきた私だが流石に鼻の頭が痛かった。フードはしたが天然のバラクバラでまだ余裕。日に焼けたが霜焼けにもならなかった。厚顔無恥。
赤岳展望山荘脇で宴会場開設、昼食。実家に帰ったshilokoさんの手土産、群馬ソウルフード、上白井の三ツ星、永井食堂のモツ煮「もつっ子」を鍋で温める。豆腐とネギをこれでもかと投入するのが愚か者流。味を薄める。昔よりしょっぱくなった様な気がするのは私だけか?それとも私自身がしょっぱくなったのか?
〆は高山うどんを投入し群馬県産オールスターズコンプリート。富士山を眺めながら喰らう。shilokoさんはチューハイとワインで摩利支天との戦いに向けて酔拳の下準備していた。かなり計画より遅延しているので急いで出立。
冷たい西風が強く吹き付ける赤岳への急登を上がっていく。13時半を回り北峰には誰もおらず、南峰に4名いただけ。幸運にも誰もいなくなった山頂でshilokoさん一人のバースデー写真を撮影。バラクバラで誰だか分からないが・・・。時間が押しているので早々と出立。
八が岳ブルーの空の下、斑雪と岩稜で美しい赤岳を振り返りながら、文三郎分岐を過ぎ中岳へ。ややナイフリッジと雪庇の脇を歩いていく。雪が締まってトレースもあるので問題ない。
中岳のコルを過ぎると本日のお楽しみ、阿弥陀岳への急坂が始まる。雪もクラストしておりトレースや鉄梯子もあるが、踏み跡が浅く疎ら。ピッケルを差し支点にして蹴りと膝入れて、大きく階段状にトレースを付けておいた。これなら後続のshilokoさんも歩きやすくなるだろう。西黒尾根氷河跡より傾斜は緩く距離も短いから余裕のCT通り25分で到着。自分のテリトリーである県内の山としか比較できない田舎者。
頂上からの景色を眺め、まだ眼下のshilokoさんの様子を伺う。やはり疲れが見えるようで少し登っては休みの繰り返し。声援を送り見守る。やはり登山は自らの脚で登り、自らの脚で下山するのが基本。自らとの闘い、誰も助けない。厳しいようだがこれが私のルール。
マラソン選手のゴールのように力を出し切り山頂へshilokoさん到着。良く頑張りました。貸し切りの阿弥陀岳山頂で記念撮影。15時半となり下山時のヘッデン使用を準備して摩利支天、御小屋尾根へ向かう。
美濃戸をはじめ広大な諏訪盆地と北アルプスを眺めながら下っていく。シャーと音がして小雪崩かと振り向くと、shilokoさんがシリセードしていた。さすが下山家でプロのシリセードBC第一人者だけある。
樹林帯に入ると私もシリセード。トレースを消し去る重量級が猛スピードでかっ飛んで行く。その跡はまるでリュージュコースのようになっている。そこを滑るshilokoさんはキャーキャー言いながら華麗に滑る。16時を過ぎても遊んでいるアホで愚かな二人には、この後御小屋山先で八ヶ岳からの素敵な出逢いが用意されている。
不動清水を過ぎ樹林帯を黙々と歩き、御小屋山の登り返しではshilokoさんが精も根も尽き果てつつも頑張って歩いていた。しばらく行くと暗い樹林帯内で「ふっ」と気配を感じた。気配の先にはにニホンカモシカがいた。積雪から露出した草場で食事中だった。やはり私からは獣の気配、同類の匂いがするのか、近寄ってもあまり逃げ出さない。shilokoさんが写真を撮ろうとすると行ってしまった。
しかし数歩行くとまた気配を感じた。今度は左手にニホンカモシカ。顔が白い個体だ。可愛らしい。樹林帯の奥の方だがshilokoさんも写真が撮れた。カモシカとの出逢いは、八ヶ岳からの粋な誕生日プレゼント。
夕日に照らされる樹林帯の中をひたすら歩いていく。ヘッデンを点灯し17時41分に日の入り、乗鞍岳辺りに夕日が沈み、別荘地に着いた頃には日が暮れて真っ暗に。街灯が点いている所でアイゼンを外す。路面凍結で通行止めがあったが歩行者は歩いて行けるようだった。遠回りしてしまった。
J&Nの眩い明かりと三日月に迎えられ、無事駐車場に到着。約12時間、18kmに及ぶ楽しい旅は終わった。なにより長距離と急坂、登り返しをめげず頑張ったshilokoさんに、快晴の八ヶ岳と美しい眺望を見せることが出来た。そして今日の素晴らしい景色や出来事を思い出しながら、夜の帳が下りたエコーラインで帰路へついた。
草木が芽吹き始め、三寒四温を繰り返し、梅の香り漂う春に向かう。
週末から寒気が入ってきて、また上越山稜へは行けず。赤城山の霧氷は日常の風景と化し、浅間方面はやはり飽きてきたのでインターバルをおきたい。予想天気図とSCWを見て八ヶ岳だけは快晴となることを確信。プランを練る。
阿弥陀北稜から行きたかったが、shilokoさんも同行するので止めて、地蔵尾根から赤岳経由で阿弥陀岳へ、そのまま御小屋尾根で下山する周回ルートにした。よって車は美濃戸口へ停める。林道を歩かなくてはならないのが痛いが・・・
また2月16日にshilokoさんが永遠の20回目の誕生日を迎えられたので、赤いイチゴはないが赤い名の白い雄大な誕生日ケーキの頂上に立って頂くプレゼントを用意した。自らの足で到達する喜びに勝るものはない。しかも快晴。誰かとは大違い。
深夜3時に前橋を出立。気温−13℃の白樺湖周辺では塩カル散布車がもう始動していた。道中の路面積雪凍結は少なく、長野県と各自治体による道路管理のありがたさを改めて感じる。群馬県も見習え。
約140km走行し美濃戸口に5時40分に到着。駐車場には20台程度、日曜日にしては空いている。気温−18℃、夜が明け日の出前の厳しい寒さ。薪ストーブ全開の暖かい八ヶ岳山荘で駐車料金500円を支払い、6時過ぎに出立。美濃戸へ向かう林道を歩いて行く。橋の手前で気が付いたが積雪が少ない。
御小屋尾根から下山しなければ美濃戸へ停めるのだが、昨年同月に来たときは凍結が酷く、轍がきっちりと出来ていたが、今年は積雪凍結が少なく轍すら小さい。これなら低車高の4WDでも行ける。ここの林道特有のツルツル凍結も少ない。チェーンスパイクを履いたが不必要なくらいだ。
極寒の林道を歩いていくとウェアに霜が降りてくる。熱を逃がさず湿気だけ放出する最先端繊維は凄い。赤岳山荘前のアイスキャンディーを見物し、単調な林道歩きの終点はゲート。そしてその先にはさらに単調な南沢の樹林帯歩きへとなる。ホテイランへの思いを膨らませ、八ヶ岳独特の苔生した岩場や沢は雪で覆われている。まだ暗いモノトーンのシラビソの間を歩いていく。
開けた白河原へ出ると目前には横岳。大同心、小同心が朝日に輝く。快晴の青い空にスノーモンスターと雪原が広がる。まるで小田代ヶ原の貴婦人のようなシラカンバの霧氷を左手に見て、雪に埋まったヘリポートを過ぎると行者小屋。
カラフルな多数のテントがあると思ったが10張程度。行者小屋前も人が少なく、岩稜を登攀するクライマーは見なかった。装備、格好だけの写真写りを気にする「なんちゃって」さんは多数いたが・・・
ヘルメットを被りアイゼンを装着しエネルギーチャージして地蔵尾根へ出立。地蔵尾根を下ったことはあるが、登りは初体験のshilokoさんはやや緊張気味。知っているからこそ思うものがあるのだろう。滑落だけ注意すれば良く、距離が短いので1時間もすれば上がれる。踏み跡も多く急な階段だと思えばいい。下を見るから怖くなる。
やはり冬季も人気の山で、山岳会や学生の合宿が多く、山荘泊後の下山時間にちょうど当たったようで、団体さんが数珠繋ぎで下りてくる。アンザイレンのツアーも多く。初心者を見ていると、急坂で修行しているようだった。
振り返ると遅れ始めたshilokoさん。私は背後の美しい景色を眺めながら、これから登る阿弥陀岳をつぶさに見ながらゆったりと歩いていく。階段の一部や鎖も露出しており、やはり昨年より雪が少ない。降雪は多いが雪が残らないのか?地蔵の頭下の尾根も雪庇やナイフリッジになっていない。昨年は股関節を痛め、強風に煽られ、ビビりながら下ったのだが・・・股が開けるくらい幅があり岩が露出している。
お地蔵様が鎮座する地蔵の頭からは素晴らしい眺め。北に斑雪で峻厳の横岳、南に地吹雪あがる赤岳と富士山、東に野辺山、美し森、清里。西に北アルプスの白屏風、北八ヶ岳。そして上空は雲一つない快晴の青空。気温−15℃だが極寒の西風10m/sで体感温度は−30℃近い。
完全防御のshilokoさんのウェアには霜が降りていた。幾多の極寒を潜り抜けてきた私だが流石に鼻の頭が痛かった。フードはしたが天然のバラクバラでまだ余裕。日に焼けたが霜焼けにもならなかった。厚顔無恥。
赤岳展望山荘脇で宴会場開設、昼食。実家に帰ったshilokoさんの手土産、群馬ソウルフード、上白井の三ツ星、永井食堂のモツ煮「もつっ子」を鍋で温める。豆腐とネギをこれでもかと投入するのが愚か者流。味を薄める。昔よりしょっぱくなった様な気がするのは私だけか?それとも私自身がしょっぱくなったのか?
〆は高山うどんを投入し群馬県産オールスターズコンプリート。富士山を眺めながら喰らう。shilokoさんはチューハイとワインで摩利支天との戦いに向けて酔拳の下準備していた。かなり計画より遅延しているので急いで出立。
冷たい西風が強く吹き付ける赤岳への急登を上がっていく。13時半を回り北峰には誰もおらず、南峰に4名いただけ。幸運にも誰もいなくなった山頂でshilokoさん一人のバースデー写真を撮影。バラクバラで誰だか分からないが・・・。時間が押しているので早々と出立。
八が岳ブルーの空の下、斑雪と岩稜で美しい赤岳を振り返りながら、文三郎分岐を過ぎ中岳へ。ややナイフリッジと雪庇の脇を歩いていく。雪が締まってトレースもあるので問題ない。
中岳のコルを過ぎると本日のお楽しみ、阿弥陀岳への急坂が始まる。雪もクラストしておりトレースや鉄梯子もあるが、踏み跡が浅く疎ら。ピッケルを差し支点にして蹴りと膝入れて、大きく階段状にトレースを付けておいた。これなら後続のshilokoさんも歩きやすくなるだろう。西黒尾根氷河跡より傾斜は緩く距離も短いから余裕のCT通り25分で到着。自分のテリトリーである県内の山としか比較できない田舎者。
頂上からの景色を眺め、まだ眼下のshilokoさんの様子を伺う。やはり疲れが見えるようで少し登っては休みの繰り返し。声援を送り見守る。やはり登山は自らの脚で登り、自らの脚で下山するのが基本。自らとの闘い、誰も助けない。厳しいようだがこれが私のルール。
マラソン選手のゴールのように力を出し切り山頂へshilokoさん到着。良く頑張りました。貸し切りの阿弥陀岳山頂で記念撮影。15時半となり下山時のヘッデン使用を準備して摩利支天、御小屋尾根へ向かう。
美濃戸をはじめ広大な諏訪盆地と北アルプスを眺めながら下っていく。シャーと音がして小雪崩かと振り向くと、shilokoさんがシリセードしていた。さすが下山家でプロのシリセードBC第一人者だけある。
樹林帯に入ると私もシリセード。トレースを消し去る重量級が猛スピードでかっ飛んで行く。その跡はまるでリュージュコースのようになっている。そこを滑るshilokoさんはキャーキャー言いながら華麗に滑る。16時を過ぎても遊んでいるアホで愚かな二人には、この後御小屋山先で八ヶ岳からの素敵な出逢いが用意されている。
不動清水を過ぎ樹林帯を黙々と歩き、御小屋山の登り返しではshilokoさんが精も根も尽き果てつつも頑張って歩いていた。しばらく行くと暗い樹林帯内で「ふっ」と気配を感じた。気配の先にはにニホンカモシカがいた。積雪から露出した草場で食事中だった。やはり私からは獣の気配、同類の匂いがするのか、近寄ってもあまり逃げ出さない。shilokoさんが写真を撮ろうとすると行ってしまった。
しかし数歩行くとまた気配を感じた。今度は左手にニホンカモシカ。顔が白い個体だ。可愛らしい。樹林帯の奥の方だがshilokoさんも写真が撮れた。カモシカとの出逢いは、八ヶ岳からの粋な誕生日プレゼント。
夕日に照らされる樹林帯の中をひたすら歩いていく。ヘッデンを点灯し17時41分に日の入り、乗鞍岳辺りに夕日が沈み、別荘地に着いた頃には日が暮れて真っ暗に。街灯が点いている所でアイゼンを外す。路面凍結で通行止めがあったが歩行者は歩いて行けるようだった。遠回りしてしまった。
J&Nの眩い明かりと三日月に迎えられ、無事駐車場に到着。約12時間、18kmに及ぶ楽しい旅は終わった。なにより長距離と急坂、登り返しをめげず頑張ったshilokoさんに、快晴の八ヶ岳と美しい眺望を見せることが出来た。そして今日の素晴らしい景色や出来事を思い出しながら、夜の帳が下りたエコーラインで帰路へついた。
感想/記録
by shiloko
お誕生日のプレゼントとして厳冬期の八ヶ岳へ連れていっていただきました。
自分の誕生日が業務繁忙期開始と重なっているため、毎年お祝いどこらではなく精神的にも追い詰められてるところ。
プレゼントに形あるものをいただいてもそれはそれで嬉しいのですが、いつか劣化したり損耗してしまう…。
でも、素晴らしい山の記憶はいつまでも色褪せないし、
いつでもわたしの心の中にあって、
強く前向きな気持ちにさせてくれると思います。
…などと、言ってはおりますが、阿弥陀岳への最後の急登はしびれましたw
帰りが遅くなってしまってgrowさんには悪いなぁと思いますが、
力を振り絞りました。
もつっ子とうどんと、growさんのおにぎりもたくさん食べたのに、なかなかエネルギーになってない感じでした。
気温が低いと消化のための血液が頑張れないのかなぁ〜
ともあれ、無事に下山できて良かったです。
まだ登山2年目ですが、
少しずつ成長していきたいです。
赤岳や阿弥陀岳、権現岳、
遠くに見える北アルプスの美しさは忘れることはないでしょう(*´-`)♪
永遠の20歳でなくてもいーや、
その時できる最高の事をして
これからも山と共に歳を重ねていぎたいと思いました。
自分の誕生日が業務繁忙期開始と重なっているため、毎年お祝いどこらではなく精神的にも追い詰められてるところ。
プレゼントに形あるものをいただいてもそれはそれで嬉しいのですが、いつか劣化したり損耗してしまう…。
でも、素晴らしい山の記憶はいつまでも色褪せないし、
いつでもわたしの心の中にあって、
強く前向きな気持ちにさせてくれると思います。
…などと、言ってはおりますが、阿弥陀岳への最後の急登はしびれましたw
帰りが遅くなってしまってgrowさんには悪いなぁと思いますが、
力を振り絞りました。
もつっ子とうどんと、growさんのおにぎりもたくさん食べたのに、なかなかエネルギーになってない感じでした。
気温が低いと消化のための血液が頑張れないのかなぁ〜
ともあれ、無事に下山できて良かったです。
まだ登山2年目ですが、
少しずつ成長していきたいです。
赤岳や阿弥陀岳、権現岳、
遠くに見える北アルプスの美しさは忘れることはないでしょう(*´-`)♪
永遠の20歳でなくてもいーや、
その時できる最高の事をして
これからも山と共に歳を重ねていぎたいと思いました。
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この記録へのコメント
投稿数: 2067
この寒い時期に凄いことをやりますね!
あらためてお二人の活動に敬意を払います。
おめでとうございます。完歩と誕生日に
お体に気をつけてしばらくは穏やかにお願いします。
投稿数: 464
厳冬期の赤岳を未登頂だったshilokoさんに経験させたくて連れて行きました。
日曜日に晴れるのは八ヶ岳しかありませんでしたからね。
私の経験の範囲と個人的感想、気象条件で異なりますが、ここの寒さが耐えられるなら、厳冬期の上信越山稜はほぼ耐えられると思います。登れるとは言いませんが。
1時間半近く計画より遅延し焦りましたが、阿弥陀を過ぎたあたりから逆に日暮れ行動の準備をしました。文句言っても時間は戻りませんからね。頑張った人に失礼です。夕日がきれいでしたね。たまには良いものです。カモシカとも会えましたし。
今日も休みで、赤城山の霧氷や浅間山が白くきれいに見えてましたが、撮影した300枚以上の写真編集とヤマレコ作成などで一日終わってしまいました。iiyuさんご指摘の通り大人しくしてました。晴れの日に私が家にいるなんて珍しいですよ。また雪が降りますかね。
投稿数: 658
阿弥陀岳からの降りさすがですね(雪のない季節でもしり込みする尾根)
growmono さんのリードが良かったのかな、
日本語にすると愚弄者、そんなことなくしっかりした山リーダーですね、相棒の胃袋もしっかり押さえシャリバテないような山食を(今回はシロコさんのお土産)、いつも楽しみに見ています。
投稿数: 464
快晴になるのは八ヶ岳方面しかないことが分かり、阿弥陀北稜を行きたかったのですが、shilokoさん同行のため流石に中止しました。阿弥陀岳は昨年9月3日に訪れ、御小屋尾根から登り赤岳経由で地蔵尾根から下りて南沢で下山しました。今回はその逆、上り下りが反対のコースです。
寒さと急登に手こずるかなと思いましたが、一度歩いているから何とか行けるだろうと。しかし経験と体力差がやはり露呈しました。余裕を見て時間設定しましたが、1時間半以上の遅延です。ただ文句も言わず愚痴りもせず黙々と歩いていたのが印象的でしたね。見守って声援を送ってましたよ。メンタルも以前より強くなってきました。良い傾向です。
おっしゃる通り愚弄者です。無意味に愚かなことばかりする人間だからです。命名の由来はブログのタイトルを最初に「愚弄狼藉者の言い訳」としました。狼藉は品がないので外して愚弄者にしたのが始まりです。ヤマレコを始めるにあたり、アルファベット表記ではguromonoと単に置き換えただけなので、英訳で成長を意味するgrowにして、いつまでもチャレンジ精神を忘れずに成長し続けることを願ってgrowmonoにしました。
自分自身しっかりとしたCLとは微塵も思っていません。ただ現地での下調べとデータ重視の計画がたまたま功を奏しているのだと思います。必要以上のしつこい山座同定と方位確認、日の出入りや気象情報ですね。ヤマレコも今生きているデータですからフルに活用しています。また山岳部などに所属していないのも、上下や団体などのしがらみがなく、本流ではない自由な自己流です。山の常識すら知らない無知者ですが、人や自然に迷惑掛けずに山を楽しんでます。
女性に年齢と体重を聞くのは野暮な男のすることです。一年年齢を重ねるより、生きていく上での幸せや喜びを重ねていってもらえればいいと思います。
投稿数: 1247
厳冬の赤岳、しかも阿弥陀岳もその健脚ぶりに毎回驚かされます。
shilokoさん、お誕生日おめでとう
誕生日に相応しい景色ではないですか。
真っ白なモンスター、真っ白な尾根、最高ですね。
レコを見ると雪が少ないように見えます。どんな感じなのでしょう。
これからもっと雪が少なくなる。今シーズンは八ヶ岳は行かないで終わりになりそうです。
投稿数: 225
たまたまいい陽気の八ヶ岳でしたので、無事周回できました。
ルートを聞いた時は自分に行けるか心配でしたが、無事自分の脚で帰ってこられたので良かったです。
素晴らしい景色を満喫しましたが、
只今絶賛筋肉痛中です( ´△`)
しばらくおとなしくせざるを得ませんデスw
八ヶ岳は本当にいい所ですね、
他のお山にも行ってみたいなと夢は膨らむばかりです(*´-`)
投稿数: 225
御小屋尾根は疾患トレースがありました。
もしかしたら無雪期よりも人がたくさん入ってるのかも?
と思う位でした。
ほんと、growさんの先導がなければとても行かれませんので感謝感謝です。
永遠の20歳疑惑ですが、
中身は子供のようなオッサンのような…💧💧
投稿数: 225
お祝いのお言葉ありがとうございます♪
無雪期に反対周りで周回していたのは、この山行の前段だったのか!
と思いましたw
風もそれほど強くなく、絶好のコンディションだったのでラッキーでした。
growさん曰く、雪少なーいとのことです、
わたしは冬の八ヶ岳は初めてなので例年の様子がわかりませんが、風で飛ばされてるのかなぁと思っておりました。
歳を忘れたい位の年齢なのですが、
growさんの粋な計らいでとてもよい記念になりました(*´-`)
その時にしかできない経験をできるって、ものすごく恵まれていると思います。
コメントありがとうございました(o^・^o)
投稿数: 464
平標、仙ノ倉を2か月前から予定してますが、延々とスライドさせてます。
yasubeさんが行かれた時のような好天を望んでますので、じっと待つしかありませんね。
気が付けば残雪期になり、腐った雪の上を歩くことになりそうです。
阿能川、タカマタギへ気が変わるかもしれませんね。
秋に行っておおよそ分かっているから、冬季は逆コースで行けるだろうと。
少し無理強いしたようですが、頑張って歩いてましたね。
快晴で最高の眺望、稜線上しか風が強くなかったなど、条件が良かったことも大きいです。
1年半前、雨中の白毛門の下りで半べそかいていた人が、多少は強くなったようです。
30分程度は遅れるかなと思ってましたが、計画より1時間半も遅延したのは想定外でした。
文句や怒っても時間は戻らないので、逆に御小屋尾根からは余裕で歩いてましたね。夕日見てやるぞ!と。白い雪が赤く染まる景色。
頑張った人への誕生日のご褒美で、暮れ行く景色やカモシカが見せられたと思います。shilokoさんがこれから誕生日を迎えるたびに、白い八ヶ岳を見て今回の山行を思い出してもらえれば幸いですね。
おっしゃる通り、雪が少ないです。林道からして積雪量が半分以下です。除雪したのかと思うほどです。地蔵尾根も稜線下あたりに雪庇すらないです。赤岳から文三郎分岐、中岳までは石がかなり露出してます。横岳も遠目ですが、カニの横ばい辺りも少なそうです。もしかしてハシゴを使わないのでは?と思ってしまいました。遠くから見た蓼科山も少ないですね。
今後の積雪は分かりせんが、現状でしたら赤岳周辺は登りやすいと思います。アクセス道路の積雪凍結も少ないです。北陸や上越の雪をこっちに運びたいようですね。次に訪れる時はツクモグサ時期となりそうです。