晩秋の立山三山と弥陀ヶ原 〜快晴の稜線&高原歩き〜
- GPS
- 08:30
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 1,544m
コースタイム
天候 | 終日ピーカンの快晴! 最後までガスはまったく出ず! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/index.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から一の越に向かう道、途中傾斜が急になるところからは登山道が凍り付いてます。 前日の天候に寄っては、ツルツルになってる場合があるので、6本爪以上のアイゼンがあれば安心。 一の越から雄山までは、凍り付いている場所もありますが、アイゼンは必要なし。 雄山から大汝に向かうルートは一部踏み固められた雪と氷です。 アイゼンなくても行けないことはありませんが、下りではあった方が安心です。 富士の折立の下りも同様に、アイゼンつけた方が快適に歩けます。 ただし、地面が露出してる場所もたくさんあるので、頻繁につけ外しが必要。 面倒くさいかもしれませんが、雪の場所はアイゼンつけた方が、結果的に速く歩けます。 弥陀ヶ原の木道は、朝は凍り付いて滑るかもしれませんが、日中、日が出ていればまったく滑りません。 途中、ササが茂って木道が見えにくくなってます。 つなぎ目の段差が見えない場所もあるので、転んだりしないようにしてください。 |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
秋の山行シーズン、今年は天気と休日のタイミングがあわず、しかも例年より早い冠雪。
気がついてみれば、どこも紅葉のピークは過ぎてしまい、すでに晩秋の山々。
ようやく晴れた3連休、泊まりでどこかに行きたかったが、諸々の都合でちょっと無理。
日帰りでどこ行こうかと考えた末、やっぱり近場の立山にしようかと。
先日の吹雪の朝日岳以降、すでに立山の稜線上は雪と氷がついているみたいなので、
雄山登って引き返し、晩秋の弥陀が原でも歩こうか。
立山駅についたのは午前4時半くらい。
連休の中日なので駐車場は満杯だが、前日の日帰り客で空いた近場のスペースに駐車。
切符売り場に行くと、すでに60人くらいの列。
6時の始発は乗れなかったが、臨時の6時10分のケーブルに乗れた。
室堂着は7時ちょい。
積雪はなくも、すでに氷の世界である。
雄山目指して歩き始めるが、ほとんどの人は室堂周辺が目的らしく、
登山道を先行する人は10人くらいしか見えない。
途中から道が氷ついているが、ザクザクしてるのでアイゼンいらず。
一の越から上のガレ場もところどころ氷がついているが、アイゼンは必要なし。
調子良く登り、なんと室堂から1時間10分で雄山山頂に着いてしまった。
夏と違って体温が上がらないからかな。
山頂社務所も雄山神社奥宮もすでに閉ざされていた。
人もすくなくまばら。
空はこれ以上ないくらいの快晴で、北アルプスは地形上見える山はすべて見えている感じ。
しかも、富士山まで見える!
立山は子供の頃から何度も何度も来ているが、富士山まで見えたのは初めてかも。
当初の予定ではここで引き返し、弥陀が原の予定であったが。。。
こんな快晴の稜線を歩かずに降りられるか!
快晴の下、あちらに見える剱岳も手招きしているじゃないか。
ってことで、予定変更、そのまま別山から雷鳥沢を降りるコースを歩くことに。
雄山から大汝に向かう道は雪もついて凍っている。
アイゼンなくても行けるかもしれないが、ソロリソロリ歩くよりは、アイゼン使った方が安全安心。
6本爪、持って来てよかった。
富士の折立の下りや、真砂岳過ぎるあたりまで、雪がついたり凍ったりしてる道がそれなりにあるが、
アイゼンつけたら快適快適。
元々、雪渓歩きが大好きなのもあるが、やはり雪国育ちのせいか、楽しくてしょうがない。
別山に登り詰めると、剱岳がようこそといわんばかりにドカーン!とそびえる。
いやぁ、やっぱすげぇなぁ!ここからの剱岳は!
せっかくだし、北峰にも行ってみる。
実は北峰は初めてなのだ。
なるほど、ここからは長次郎雪渓まで見えるじゃないか。(南峰からは見えないの)
剱岳「点の記」の文章を思い出し、柴崎芳太郎氏がスケッチしたのはここなのね、と感慨にふけりながら、コーヒーを炒れて食事休憩。
それにしても良い天気だ。
剱御前では、こちらも初めての剱御前山まで行ってみる。(三角点の手前にあるピーク)
ここからの剱岳の景色も素晴らしい。
雷鳥沢を1時間弱で一気に下る。(我ながらえらい速かった。)
みくりが池温泉で恒例のソフトクリームも食べたかったが、
遅くなりそうだし、そこまでまた登り返すのも面倒だったので、地獄谷経由で天狗平へ。
コーヒー休憩後、弥陀が原の木道歩き。
実は、弥陀が原を歩くのも今回が初めてである。
すでに紅葉も終わり、晩秋の装いではあるが、まるでここは天国か?と思うような景色。
まさに別天地の景色である。
立山に行く人は、ぜひ弥陀が原を歩いてみると良い。
室堂周辺だけ歩いて見て回るなんて勿体ない。
登山だけして帰るのも勿体ない。
まぁ、途中の獅子鼻岩辺りや一ノ谷を越える辺りの鎖場はちょっといやらしい道だけど。。滑るし暗いしね。
弥陀が原高原ホテルに着くと、運良くすぐにバスが来て、それに乗って美女平へ。
美女平では、ケーブルカー待ちで1時間。
待ってる人でごった返している。
立山駅に着いたのは5時過ぎ。
帰りは例のごとく、吉峰の里の温泉で疲れを癒す。
今回は最後までガスが全く出ず、ずっと快晴。
3000mの稜線歩きと、高原歩きを両方満喫の楽しい日でございました。
ちなみに、今の紅葉のピークは弘法の辺り。
弥陀が原はもう終わりかけである。
さて、シーズン最後の締め山行はどこにしよう?
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