涸沢テン泊で残雪の北穂高岳へ

2018年04月29日(日) 〜 2018年05月01日(火)

• GPS: 20:00
• 距離: 35.4km
• 登り: 1,748m
• 下り: 1,708m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:45
• 合計: 7:45

6:31 上高地バスターミナル
6:35 6:38 無料トイレ
6:46 6:46 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:30 7:30 明神館
7:34 7:35 徳本口(徳本峠分岐)
8:15 8:15 徳沢公衆トイレ
8:23 8:26 徳澤園
8:47 8:47 新村橋(パノラマ分岐)
9:45 10:14 横尾 (横尾山荘)
10:34 10:34 横尾岩小屋跡
11:24 11:33 本谷橋
13:05 13:05 Sガレ
14:16 涸沢

2日目

• 山行: 4:42
• 休憩: 1:05
• 合計: 5:47

6:09 涸沢
6:13 6:25 涸沢小屋
9:06 9:21 北穂高岳(北峰)
9:25 10:02 北穂高小屋
10:05 10:06 北穂高岳(北峰)
11:56 涸沢小屋

3日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 1:29
• 合計: 6:19

7:18 宿泊地
7:44 7:44 Sガレ
8:19 8:29 本谷橋
9:10 9:10 横尾岩小屋跡
9:26 9:53 横尾 (横尾山荘)
10:37 10:37 新村橋(パノラマ分岐)
10:49 11:32 徳澤園
11:48 11:49 徳沢公衆トイレ
12:31 12:31 徳本口(徳本峠分岐)
12:36 12:44 明神館
13:23 13:23 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
13:31 13:31 河童橋
13:37 上高地バスターミナル

天候

1日目：晴れ
2日目：晴れのち曇り
3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

コース状況／危険箇所等

上高地ー本谷橋：ところどころ積雪（アイゼン不要）
本谷橋ー涸沢：積雪。夏道ルート。雪はデコボコで歩きにくかったです。（登りはアイゼン不要、下りは必要でした）
涸沢ー北穂高岳：ザクザクの雪で登りはアイゼンも効きました。下りではだいぶ緩んでいましたが思ったよりおりやすかったです。登って来る人はものすごく大変そうでした。

その他周辺情報

帰りは『さわんど温泉 梓湖畔の湯』に立ち寄りました。

写真

4/29 5:50

深夜1時に出発して沢渡到着。タクシー（4200円）にて上高地へ。

4/29 6:34

上高地到着〜。暑くも寒くない。

4/29 6:36

河童橋からおなじみの風景。雪少ないな〜。

4/29 6:37

さて、スタートしますか。

4/29 7:10

修行のはじまり。

4/29 7:28

明神

4/29 8:19

徳澤。ああ、ここでもうテントを張ってしまいたい・・・。

4/29 9:20

梓川が美しいです。

4/29 10:19

横尾到着。

4/29 10:42

屏風はいつも堂々としてる。

4/29 10:59

所々雪が出てきます。

4/29 11:16

アイゼンは不要。

4/29 11:20

このような箇所が何度かあります。

4/29 11:23

本谷橋〜。橋が既にかかっています。

4/29 12:05

みなさんここでアイゼンを装着していましたが、必要なさそうだったので我々はノーアイゼンで。

4/29 12:23

以前来た時は冬道を歩きましたが、今年は夏道沿いに上がります。道が細いので他の登山者の邪魔になる為立ち止まる事もままならず、ツラかった。

4/29 12:57

このあたりで既に死にかける私。

4/29 13:01

上がって行く登山者の列が見えます。

4/29 13:11

ついに同行者に荷物の一部を持ってもらうという失態。

4/29 13:24

遠い、涸沢はあまりにも遠い。

4/29 13:26

頑張れ自分。

4/29 13:29

ヒュッテが見えてるよ〜。

4/29 13:50

分岐が見えた！

4/29 14:07

しかし中々近づかない。

4/29 14:10

やっとテン場が！

4/29 14:22

着いた〜！1人1000円です。因みに、テント受付にシャベルが5、6本置いてありました。あれ、借りれるんじゃないかな。

4/29 15:17

設営完了〜。初の雪上テン泊っす。お隣さんもモンベルの罠。間違えないようにせねば。

4/29 15:23

やっとビールにありついた！乾杯〜！

4/29 15:35

思ったよりテント少なかったかな。

4/29 15:47

ウマーっ！

4/29 16:14

ヒュッテのテラスで火を使えるのはこの屋根の下だけ。宴会スタート。

4/29 16:39

鶏きのこ白湯スープ鍋。しかし、ここ風の通り道でスゲー寒い！

4/29 17:32

って事でテントに戻って二次会。テン場の方が暖かい。

4/29 19:00

日が落ちます。

4/29 19:02

静かな時間。疲れ切っていたのでぐっすり眠りました。

4/30 4:39

さて、翌朝です。

4/30 4:58

おはよー！

4/30 5:01

モルゲンタイム。

4/30 5:05

既に北穂に向かっている登山者たちがみえます。

4/30 5:05

あまり焼けなかったかな。

4/30 5:07

モルゲン終了。

4/30 6:07

すばらしい天気！

4/30 6:07

空が青い！

4/30 6:19

テントすくないよね。

4/30 6:24

我が家が見えます。

4/30 6:34

凄く暑くてスタート前、涸沢小屋の前でフリースなど脱いで長袖シャツ1枚になりました。

4/30 6:59

ただ淡々と、ひたすら登ります。

4/30 7:02

全然進んでないように思えるけど、振り返ると結構上がってるんだなー。

4/30 7:07

近くに見えて全然近づかない山頂。何度も何度も上を見上げて「まだかな〜」と。

4/30 7:41

多分この時登ってた人たちの中で私が1番ヘバってたな。

4/30 7:48

最初、高所恐怖症の過去が蘇って高度感にビビってたのも心が折れる原因のひとつ。

4/30 7:48

しかし段々そこは慣れてきた。

4/30 8:43

稜線の手前は結構斜度があります。

4/30 9:05

ふえ〜、やっと松濤岩！

4/30 9:05

最後は山頂直下の岩場を登ります。岩と雪のミックスになっていますが、気をつければ怖くないです。

4/30 9:22

山頂到着〜！

4/30 9:17

良かったー！来れたよ〜、涙

4/30 9:22

遠くにジャンダルム見える。

4/30 9:22

笠ヶ岳かな。

4/30 9:23

4/30 9:23

4/30 9:23

4/30 9:23

薄っすら富士ちゃん！

4/30 9:25

さて、北穂高小屋へ。

4/30 9:28

乾杯〜！って実は下りにビビっていたのでビールはオットからちょっともらって飲んだだけ。ヘタレです。

4/30 9:33

もう少し雪があったらな〜。

4/30 9:33

4/30 9:33

コーヒー美味しい。おかわりしたかった。

4/30 9:34

気持ちいいっすね〜。

4/30 9:34

前穂の下にはちっちゃく涸沢のテントが見えます。

4/30 9:54

生ビールは流石にまだなかった。

4/30 9:54

風もあまりなくて過ごしやすい日でした。

4/30 9:54

ここにも泊まってみたいかも。

4/30 9:55

槍さんサヨナラ。夏に行くから待っててね！

4/30 10:03

ではそろそろ下山します。

4/30 10:06

山頂直下は慎重に。

4/30 10:12

登る前からビビっていた下りですが、確かに稜線から暫くの斜度は50度程とキツイのですが、この雪質ならビビリの私でも想像していたより恐くなかったです。

4/30 10:14

テントが1張。すごいなー。ここに泊まるとかムリ！

4/30 10:17

下りは早い、とは言え、延々と下り続けます。

4/30 10:48

急斜面の下りが凄く苦手だったんだけど良い練習になりました。

4/30 11:11

4/30 11:18

我が家が見える！

4/30 11:39

喉乾いたなー。ビールはまだか。

4/30 11:50

もうひと息。

4/30 11:54

テント減ったな〜！

4/30 12:00

涸沢小屋到着。お疲れ〜！

4/30 12:04

涸沢小屋テラスで1次会。

4/30 12:04

涸沢小屋のテラス好きだな〜。

4/30 12:07

やっぱりおでんでしょ！

4/30 12:08

すこし曇ってきました。

4/30 13:47

ディナーのためヒュッテに来ました。

4/30 13:47

昨日より人少ない。

4/30 14:05

今回引率してくれた山の師匠作・採れたてフキノトウのオリーブオイル炒め。香がすごーく良くて美味しい！

4/30 14:43

小屋でワイン買いました。去年の秋涸沢小屋で買ったワインはごいちでしたが、こちらは井筒ワインでした。

4/30 18:33

陽も暮れたしテントに戻りますか。

4/30 18:50

夜は結構ビュービュー風が吹きました。寒かった。

5/1 5:07

アサ〜ッ！

5/1 5:15

昨日以上に焼けなかった。

5/1 5:30

5/1 5:30

大天井方面。夏に縦走予定。

5/1 7:19

下山します。

5/1 7:19

青い空！

5/1 7:19

デコボコで歩きにくいです。

5/1 7:26

名残惜しいなー。

5/1 7:36

暑いので半袖です。

5/1 7:49

ここからトラバースして夏道沿いへ。

5/1 8:27

本谷橋にはあっと言う間に着きました。橋の前でアイゼンを外します。

5/1 8:30

勢い良く流れてます。

5/1 9:25

横尾到着。

5/1 9:46

登山者は少なめかな。

5/1 9:47

トウが立つって言葉に敏感なお年頃。

5/1 10:10

この辺りでいつも名残惜しさを感じる。

5/1 10:11

キレイな色！

5/1 10:27

行きでは蕾だったニリンソウが沢山花開いていました。

5/1 11:01

徳澤園でひと休み。

5/1 11:05

いつものようにカレーをつまみに。

5/1 11:27

そしてついに食べたよソフトクリーム。甘さ控えめですごく冷たい。すっきりしますね。

5/1 12:15

下界は緑だ〜。

5/1 12:44

明神到着。帰りもヘトヘト。

5/1 13:17

おいおい、何やってんのキミら道の真中で。

5/1 13:35

焼岳が大きく見える。

5/1 13:40

BT到着〜！今回はクルマなので沢渡の駐車場までタクシーで。

5/1 19:54

渋滞も殆どなく地元に到着して焼肉でお疲れさま会！

撮影機器：

EOS 6D CANON

EOS Kiss X7 CANON

iPhone SE Apple

装備

備考

初めての雪上テント泊で装備は色々悩みました。今年の涸沢は例年より暑かったようですが、シュラフはモンベル#３、マットはU.L. コンフォートシステム アルパインパッドその下に暑さ１cmの870円で買った銀マット、さらにテントの底には百均の銀シートでのぞみました。
フリースと厚手のダウンを着込んで寝ましたが夜中に寒くて目が冷めました。しかし、眠れないという程でもなくシュラフは#3で問題無し。下からの冷気はあまり感じなかったのでマットは銀マットかモンベルかどちらかで良かった、オーバースペックだったと感じました。

感想

55mamikichi

GWは山の師匠の引率で涸沢に2泊幕営して北穂高岳へ。1日目は雪上テン泊も積雪期の3000m級も初めてだったので、つい余計なものを持ち過ぎた為にザックの重みで涸沢到着前にヘトヘトになる大失態。2日目は涸沢ー北穂をアタックザックで往復。しかし、急な雪の斜面をひたすら直登すること3時間、振り返ると高所恐怖症の過去が蘇える高度感で何度も心折れながらの山頂ゲット。いや〜、ちょっと泣くかもな感動でした。
残雪期とは言え曲がりなりにも積雪期の穂高にテント泊で登るには、技術的な事以前に気力体力のタフさが重要だなと実感した今回の山行でした。