つなげてみたい 奥秩父縦走路編


- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.2km
- 登り
- 4,004m
- 下り
- 3,451m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:50
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:30
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 6:15
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:05
最初は琵琶湖と若狭湾の分水嶺である、高島トレイルを歩こうと思ってたがアクセスが面倒。
上高地から蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳の縦走も考えたが、先日の涸沢で雪山は割合満腹。
結果近くて季節的にも良さそうな奥秩父エリアで、縦走路の空白区間をつなぐことにした。
最初は清里までの縦走計画を立てたが、早くも二日目に疲れてしまい大幅に下方修正。
一応奥多摩駅から瑞牆山荘までの赤線がつながったので良しとする。
天候 | 9日(水)霧雨、10日(木)雨のち雪のち晴れ、11日(金)晴れ、12日(土)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 山梨交通バス 西沢渓谷停留所、JR中央本線 塩山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
飛龍山周辺 崩落個所、登山道を塞ぐ倒木あり 鶏冠尾根 石楠花の藪がウザい |
その他周辺情報 | 奥多摩駅の2Fにカフェ併設の山道具屋さんあり 忘れ物をしたときは便利かも |
写真
感想
初日
朝まで徹夜で仕事をして報告書を納め、その足で奥多摩駅へ向かう。
この時点の天気予報は水曜雨のち曇り、木曜曇りのち晴れ、金土は快晴。
奥多摩駅に着き、2Fにあるカフェ併設の山道具屋で忘れ物した魔法瓶を購入。
登山届は清里駅までの縦走計画で提出したが、その志は半端で終わる。
バスに乗り、奥多摩湖を眺め呆けてたら、誤って一つ手前のバス停で下車。
少しばかり歩いてようやく登山口、さらに林道を歩き続け三条の湯に到着。
受付を済ませてテントを張り、お風呂にも入浴させていただく。
夕飯はおでんと即席ラーメン、ひと玉持ってきたキャベツは食べ放題。
二日目
朝方テントを叩く雨音で目を覚ます、曇り予報のはずだったが…。
雨の中テントを畳んで出発する、この日は雁坂小屋まで行く予定。
今回荷物は出発時点で20kgに満たない、その割にはすごく重く感じる。
すぐ息が上がり、休み休み登っているうちに雨が霰に、霰が雪に変わる。
スマホの天気予報情報(雲取山)を更新すると、雪のち曇りに変わっていた。
いっそのこと下山しようか?と考えたがとりあえず続行してみる。
飛龍山に到着、雨具は着ていたが中身がびしょ濡れなので着替える。
そのうち雪が大粒の霰に変わり、BB弾で撃たれ続けてる気になる。
霰が止んで、雲の隙間から急速に青空が覗き始めた頃に将監峠に到着した。
コースタイムを大幅にオーバーしてるし、思いの他疲れているため、
この日の宿泊地は笠取小屋にし、ゆっくりペースで歩くことにした。
唐松尾山を越えて笠取山に到着、南側には大菩薩嶺の尖った峰がそびえる。
多摩川源流の最初の一滴という箇所を通り過ぎて笠取小屋に到着。
無人だったので尋ねることもできず、良さそうな場所にテントを設営。
水場は近くトイレも綺麗、ロケーション抜群のテント場だった。
夕飯は昨日と同じキャベツ玉子しいたけ入り即席ラーメン…飽きてきた。
三日目
予想していたよりだいぶ寒かったが何とか眠ることができた。
テントの幕は凍りつき、外に出していたものには悉く霜がついていた。
この日大弛峠まで行く予定だったが、下方修正したため今更実現は難しい。
濡れものを乾かしてから出発し、雁坂小屋か避難小屋泊りにしようと企む。
持参した本を読んで過すうちに服もテントも乾き、出発の準備を始める。
数人の登山者が下から登ってきて、彼らに連れられるように出発する。
この日は終始富士山が綺麗に見え、富士山に見守られている感じがした。
燕山、古礼山、水晶山とそれぞれのピークを踏みようやく雁坂峠に到着。
これで今まで歩いた奥秩父が、奥多摩駅から瑞牆山荘までつながった。
雁坂小屋に泊まるか悩むが、早い時間なので避難小屋まで行くことにする。
雁坂嶺、東破風山、西破風山とそれぞれのピークを踏み避難小屋に到着。
昨年の夏、雁坂峠への途中大雨に降られた際にこの避難小屋を利用した。
そのときストーブを使いたかったが、置かれた薪を使うのは流石に躊躇した。
今回薪は拾い放題、ひと晩使うに十分な薪を集め、ストーブに火を入れた。
夕飯はやはり即席ラーメン、米の飯が食べたくてたまらない。
四日目
ダルマストーブの熱が冷めたらしく、0時すぎにうすら寒くて目覚める。
昨晩暑くて着ないままだったダウンジャケットを着て再び眠りに着く。
4時頃目を覚まし、ストーブに火を入れて出発準備をしながら計画を練る。
甲武信岳まで行き戸渡尾根で下りるか、木賊山から鶏冠尾根で下りるか。
昨年鶏冠山には登ったが、東沢から直登したので尾根ではつながっていない。
この際ここもつなげておこうと、鶏冠尾根で下山することに決めて出発する。
登るに連れ残雪も増えてくるが、持参した簡易アイゼンの出番はなかった。
6時半頃に木賊山山頂に到着し、甲武信には寄らずそのまま鶏冠尾根を下る。
目印のピンクテープが豊富で、それを慎重に追い続ければ迷う心配はない。
下りはじめは平坦だった尾根も高度を下げていくとヤセ尾根に変わっていく。
2177m地点でひと休憩していると、下から一人の若者が登ってきた。
朝4時に駐車場を出発してきたという、軽装とはいえなかなか早いペース。
鶏冠山下の岩稜帯では気をつけて下山するように、とアドバイスを頂く。
大型ザックは藪にひっかかりやすいし、多少減ったといえ15kg以上はある。
今度来るなら軽装備だな、と思いながら石楠花の生い茂る藪を漕いでいく。
第三岩峰手前に迂回路があったが、曲がらずに進んでいくとピークがあった。
足場の見えぬ岩稜を一旦下りかけるが、登り返し迂回路を廻ることにした。
迂回路を経て第三岩峰を見上げ、無理しないで良かった、と実感する。
その先もまだ岩稜帯は続くが、道を誤らず慎重に下ればまず問題ない程度。
チンネノコルから先は、少し急ではあるがごく一般的な登山道に変わった。
咲き始めの石楠花や満開のツツジの花を愛でながら、鶏冠谷出合に到着。
沢水で顔を洗って汗の塩気を落とす、沢には橋が架けられ徒渉せずに済んだ。
西沢渓谷入口バス停に着くと、丁度バスが待機していて待ちがないまま発車。
温泉に寄りたかったが、下車ボタンを押す事すら面倒で終点の塩山まで乗車。
塩山駅からもすぐ上りの電車があり、鈍行乗り継ぎで17時半には家に到着した。
風呂から上がって体重計に乗ると、自分の身長における標準体重を切っていた。
リバウンド上等で三日ぶりのビールを飲みに街へ出かけた。
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