毛勝山 デブリ・新雪の阿部木谷
osamuin
体力度について
- GPS
- 10:01
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,316m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:53
| 天候 | 晴のち曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・車は片貝第四発電所まで。片貝山荘まで除雪されているが車両通行止め。 僧ヶ岳、毛勝山往復であれば自転車など利用可能。 ・板菱までの堰堤脇の通過は、一部がスノーブリッジを利用しているので、日々状況が変化するので注意。 ・阿部木谷コースは、板菱でスノーブリッジを利用して右岸に渡れるかどうかがカギ。 当面はOKですが6月に入ると要注意。 ・阿部木谷コースは、標高1700mから上部はデブリが多い。 早い時間帯に通過した方が上部からの落雪が少ないが、日の出近くではデブリの球が固いので歩きにくい。 また、雪崩跡に露出した雪面は固く通過時に緊張します（ピッケル、アイゼン必須）。自分は出来るだけ柔らかい雪を選んで標高を稼いだ。 ・標高2000mから上部は数日前の積雪で、深いところで脛程度の積雪。まさかラッセルするとは思いませんでした。勾配があるので一歩進んでは足が潜り込むので難儀した。 ・昼間近くになると尾根からの落雪が散見。緩んだ雪で、阿部木谷の下降は楽になる。 |
写真
谷右手からのデブリもある。時間が早いので雪は締まっている。ただ、雪崩の跡に出来た底層の雪面は固く、ピッケルとアイゼンで固い斜面を横切るときは慎重に進む。
2
ようやくボーサマのコルが見えてきた。新雪ラッセルトレーニングと割り切るが、歩を進めては沈むのでスピードが上がらない。天候も悪くなってきた。風で雪が舞い、一気に寒くなる。
3
下から多くの登山者が登ってくる。
それにしても標高を落とすと暑い。
感想
天気が良さそうなので、毛勝山へ行くことにした。
雪の状態が不明だったので早い時間帯に通過できるように早朝発とした。
単調な林道歩きを一時間ほどこなして、阿部木谷出合から残雪を利用して堰堤脇を幾つか超え板菱を過ぎる。まだまだ残雪が多い。
大明神谷出合を過ぎ、阿部木谷を眺めると上部は雪崩によるデブリが多そうだ。
標高1600m位から積雪があったようだ。ピッケルとアイゼンを準備して標高を上げる。
標高1700mから、デブリが多く、まるで溶岩地帯か河原のようだ。おまけに、まだ時間が早く、雪玉は固くカチンカチン。歩くのに難儀する。
直前の積雪による雪崩もあったようだ。
まずは谷左手の柔らかい雪面を選び標高を上げる。
ここもやがて北西尾根からの大量のデブリ地帯に遮られる。
谷の右手上部に荒れていない雪面が見えたので、谷中央のデブリ地帯をトラバースして右手の斜面から標高を稼ぐ。
ただ、雪崩で崩れた後の斜面は氷のように固く、通過時は慎重に進んだ。
標高2000mを超えると数日前の積雪でラッセルが始まった。
斜度40度以上あり、一歩踏み出すが沈み込むので体力を消費する。
斜度に対する緊張感はなかったが、高まる負荷でペースが上がらない。
二回ほど、テラス状の場所で軽く水分とゼリーを補給するが、ボーサマのコルに着く頃は疲れがピークであった。
その直後、登山者2名とスキーヤー1名が乗り上げてきた。
しばらく景色を眺めてから小休止して毛勝山へ向かう。
風が出てきて天候悪化の兆しあり。
この日は釜谷山辺りまで行きたかったが、
天候、雪の状態が良くないので、今回はここまでとした。
阿部木谷をそのまま下ると、多くの登山者とすれ違う。山スキーヤーも多い。
それにしても、雪が緩み下りやすかったが、暑さには閉口した。
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