空木岳&池山 ☆終日貸し切り☆

2018年05月22日(火) [日帰り]

• GPS: 09:51
• 距離: 16.4km
• 登り: 1,763m
• 下り: 1,763m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:36
• 休憩: 1:13
• 合計: 9:49

6:16 空木岳登山口駐車スペース
6:32 6:33 タカウチ場(池山分岐)
7:14 7:15 池山
7:31 7:32 池山小屋
7:35 7:35 池山尾根水場
8:02 8:03 尻無
8:12 8:12 マセナギ
9:03 9:03 大地獄
9:07 9:08 小地獄
9:28 9:29 ヨナ沢ノ頭
10:45 10:56 空木平カール分岐点
11:20 11:21 駒石(駒石山)
11:51 11:51 駒峰ヒュッテ
12:02 12:52 空木岳
13:00 13:01 駒峰ヒュッテ
13:20 13:20 駒石(駒石山)
13:36 13:37 空木平カール分岐点
14:19 14:19 ヨナ沢ノ頭
14:38 14:38 小地獄
14:43 14:44 大地獄
15:14 15:14 マセナギ
15:19 15:19 尻無
15:36 15:37 池山尾根水場
15:57 15:58 タカウチ場(池山分岐)
16:05 林道終点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

池山林道終点の駐車場は他の利用者なく、終日貸し切り状態
10台ほど駐車可能、少し下った位置にも駐車可能スペースあり。

コース状況／危険箇所等

大地獄、小地獄のあたりは雪は全くなく、鎖場を慎重に通過すれば問題ない。

標高2,300mを過ぎると断続的に登山道に雪が現れる。
避難小屋と駒石方面の分岐の手前の北斜面トラバースは断続的に雪があり、表面はザラメ状、その下は硬い氷でステップが刻みにくい状態、最初はツボ足、途中からチェーンスパイク装着したが爪が短いので効きがいまいち。
12本爪という選択もあるが脱いだり履いたりが面倒なので、ピッケルを使って足と合わせて2点確保で進んだがこれが正解。

帰りは雪が多少緩んだが、同じ場所は滑り止めは装着せずピッケル使った2点確保で問題なく通過できた。
滑落リスクもある場所なので滑落停止も想定してピッケルが有効だった。

避難小屋、駒石分岐より先も積雪あるが駒石手前からは地面が露出した状態。
登りはチェーンスパイク装着していたが、ザラメ雪でほぼ効果なく、ツボ足でも一緒。
下りはツボ足で時折踏み抜きあり。
気温によって雪質変化するので、使う使わないにかかわらず、当面は冬装備必要。
自分の装備は、ピッケル＋12本爪＋チェーンスパイク

その他周辺情報

駒ケ根高原に日帰り温泉やソースカツ丼のお店あるが利用せず。
ソースかつ丼は自分の好みでは「ガロ」がおすすめ。

写真

5/22 5:55

朝6時前に到着。
平日ではあるが、一台も車はいません。
途中でもカモシカ一頭と出会っただけです。

5/22 5:55

駐車場から南アルプス
中央に塩見岳

5/22 6:26

この時期の登山道、標高の低いな所ではヤマツツジが見頃です。

5/22 6:33

今日は初めて駐車場のトイレ脇から直登急登コースを登りタカウチ場（池山分岐）に出ました。
初めてついでに池山に登ります。

5/22 6:41

池山に向かって気持ちの良い登山道です。

5/22 6:47

今年初めてのマイズルソウ
咲き始めです。

5/22 7:05

こちらも今年初めて！
ギンリョウソウ

5/22 7:08

オオバタチツボスミレ？！

5/22 7:14

新緑が気持ちいです。
青空も・・・

5/22 7:17

池山山頂に到着！
1773.8mだそうです。
これまでは直接空木岳目指していたので、ここに立ち寄るのは初めてです。

5/22 7:16

ここは中央アルプス千畳敷の格好の展望台です！

5/22 7:16

千畳敷にズームしてみた。
八丁坂に登山者ん一人見えます。
宝剣岳が黒い！
こういう位置から見る千畳敷は初めてですが、なかなかいいですね！

5/22 7:16

南アルプスもこんな感じ。

5/22 7:27

今年初めてが続きます。
イワカガミも咲いています。

5/22 7:32

池山小屋
ここも初めて！

5/22 7:34

空木岳登山道と空木岳遊歩道の分岐
いつもは登り登山道、下り遊歩道ですが遊歩道を登ります。

5/22 7:35

エンレイソウ見っけ！

5/22 7:35

ズダヤクシュ群生してます。

5/22 7:46

コミヤマカタバミは気温ががらないと花を開いてくれません。

5/22 7:54

ダケカンバの登山道気持ちいいなあ！

5/22 8:04

尻無で登山道と遊歩道が合流します。

5/22 8:12

マセナギ

5/22 8:30

シロバナエンレイソウ

5/22 8:46

ロープや鎖でなく丈夫なワイヤー設置されてます。
地図で見ると大地獄のまだ手前なのかな？
いまだにどこが大地獄で小地獄か正確にわかっていないおいらです(笑)

5/22 9:00

鎖場・・こっちが大地獄かな？！

5/22 9:49

標高が2,300mを超えると登山道に雪が現れます。
雪は断続的なので滑り止めは装着しません。
午後になると踏み抜きやすいので注意！

5/22 9:55

今年初めて出会うバイカオウレン
この花はこの後群生しています。

5/22 10:00

また雪道・・・

5/22 10:16

北側斜面のトラバース道
表面はシャーベット、すぐ下は凍結でキックしてもしっかりしたステップは刻めません。
雪のある場所は断続的なのでアイゼン履く気になれません。

5/22 10:34

チェーンスパイク履いてみるけど、シャーベットではあまり効果なし。
滑落防止の意味でピッケル出したらこれが効果的。
ピッケルと両足の3点のうちを2点をしっかり確保することで快適に登れます。
帰りも滑り止め使わずピッケル1本で楽に下れました。

5/22 10:52

空木平カール分岐点に到着。
カール（避難小屋）方面にはいかず空木岳目指します。
ここからも雪は多少ありますが、傾斜はなだらかです。

5/22 10:59

空木岳山頂方面が見えてきた！
やっほ〜♪

5/22 11:00

山頂と右下に駒石

5/22 11:00

木曽駒ケ岳方面

5/22 11:01

雪道・・・
この辺は帰りに踏み抜き注意！
注意したって踏み抜くときゃあ踏み抜きますけど(笑)

5/22 11:08

ハイマツ帯越しに木曽駒ケ岳方面の稜線

5/22 11:08

正面に駒石見えてきました。

5/22 11:18

登山道左手、ユニークな山容が好きな田切岳です。

5/22 11:19

駒石その1
直下から

5/22 11:20

駒石その2
正面？！
カエルを連想しました。

5/22 11:21

駒石その3
山頂側から

5/22 11:28

駒石過ぎて山頂に続く道

5/22 11:31

この岩は初めて登った時から気になってます。
なんかしゃべりだしそうな・・笑いそうな！

5/22 11:38

御嶽山噴煙あげてます。

5/22 11:39

背後に南アルプス
青空奇麗だけど山頂付近の雲お邪魔だわ。

5/22 11:54

空木駒峰ヒュッテに到着！
山頂まではもうひと頑張り。

5/22 12:12

だいぶ足がよれてきたけど山頂に到着！

5/22 12:18

山頂から千畳敷、木曽駒ケ岳方面
昨年は千畳敷から手前の稜線をここまで歩いてきたんだけど、今の疲れた状態の体ではイメージできない。
三ノ沢岳は木曽駒ケ岳から望む姿とちょっと違いますね。

5/22 12:14

南駒ケ岳方面、手前に赤梛岳と田切岳
こちらの稜線もまた歩きたいなあ！

5/22 12:17

木曽谷側・・・

5/22 12:13

御嶽山

5/22 12:19

熊沢岳の上に乗鞍岳

5/22 12:20

木曽前岳の上に槍穂高連峰

5/22 12:20

空木平カール、故郷の伊那谷、そしてその向こうに南アルプス

5/22 12:24

中央に塩見岳、手前のどこかにおいらのお家があります。
ふだんはあちらから眺めているのですよね。

5/22 14:12

下山途中のバイカオウレン

5/22 14:43

大地獄？！の岩場降ります。

5/22 15:25

今日は気持ちの良いお天気でした！

5/22 15:29

コミヤマカタバミは帰りには花開いてました。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス ツェルト アイゼン ピッケル

感想

Q_B

自宅から最も近い山のひとつ、毎日眺めている空木岳。
計画にはなかったが池山を経由してみた。
木曽駒ケ岳、千畳敷の展望台としてとても良いロケーションだった。

登山道の雪は想像以上に少なくなっている。
雪斜面のトラバース、多少なりと滑落リスクがあるので冬装備で臨むのが吉。
春の花たちが咲き始めている。

最後の残雪、名残雪の眺望を楽しみ、春の花たちの目覚めに出会い、新緑の気持ちの良い登山道を歩く。

何度か歩いているコースなのに想像以上に体力を消耗、その点（自身の体力不足）はちょっぴりがっかり！
南駒ケ岳に足を延ばす体力は残っていなかった。

この時期の平日、駐車場の混雑は大したことあるまいとたかをくくり、ゆっくりと寝てのんびりと家を出た。
想定を超えて、駐車場は貸し切り状態。
駐車場から登山道、山頂まで貸し切りでびっくり。
誰もいないのは寂しいと思ったが、歩き始めたらすぐ忘れた。

最高の景色を独占させていただき、最高の山行だった。

雪山歩きは3年目だけど、コースが違い雪質が違うと、道具の使い方にも工夫が必要で、うまくはまると面白い。
今回はピッケルを雪斜面に突き立てて手掛かり、滑落防止に使ってみたが、想像以上に効果的だった。
”滑り止めなしでピッケルだけ”ってのも存外行けることを体験した。
ここら辺の話は、初心者のたわごとですので読み飛ばしてください。

最後に、登山道脇の斜面の中にペットボトルが捨てられているのを2か所見かけた。
「ごみ捨てるような奴は山に来るな！」と心の中で何度かつぶやいた。

コメント

jr1eeu

空木岳にも登られていたんですね 北さんから
おいらも３年前　秋にのぼり非何個やそばのテント場でテント泊しました、でてかんばが色づいてきた頃、山頂は快晴、寒くて１０分くらいでさがりました、また行きたい山です、信州は大好きなところ、安曇野や白馬が特にすき　冬は白馬にスノーボーに行っています。北さんから

Q_B

Re: 空木岳にも登られていたんですね 北さんから
空木岳は雲さえかかっていなければ、毎日山頂を眺めています。
僕の家から最も近い山のひとつです。
空木岳、赤梛岳、田切岳、南駒ケ岳、越百山・・、子供のころからあって当たり前の景色！
登山という意味で山を意識し始めた時から、この山たちには是非にも登らねばなるまいと思ったものです。
そして反対側には塩見岳、荒川岳、赤石岳・・こちらも登らねば(笑)
荒川岳や赤石岳はまだ登っていないのですが、今年の目標にしています。
スノボーはできないので、白馬も登りに行きます