記録ID: 1478626
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬三山めぐり、温泉付き
2018年05月26日(土) 〜
2018年05月27日(日)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 16:45
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,862m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:51
天候 | 両日とも晴れ ただし、26日夜から27日早朝まで強風で小屋の窓ガラスがガタガタ鳴りっぱなし 27日早朝は白馬山荘から鑓温泉分岐まで、稜線上は強風にさらされた |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土曜日の朝6時半で猿倉駐車場は混んでいた。この日は開山祭が駐車場の奥で開かれたため、駐車場スペースが3−4割使用できなかったための混雑だった |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは猿倉荘にある。トイレもあり(100円) 猿倉荘から白馬尻: 雪のない夏道を進む。白馬尻の手前で雪道となる。土で汚れた雪渓を乗り越えると大雪渓になる。この時点で白馬尻小屋はまだ設営されていない 白馬尻から村営頂上宿舎: 大雪渓を進むが、いずれアイゼンを装着することになるので、さっさと着けて登るのがよい。朝はアイゼンがよく効く。落石多数。音もなく雪渓の上を滑って動く石もあるので前方を見て歩くこと。最後は急登。急登後にさらに登り、右手方向へ進む 頂上宿舎から白馬山荘経由、白馬岳: 頂上宿舎の前と手前の階段が一部露出している。稜線まで上がると雪はない。ここでアイゼンを外して白馬山荘へ向かう。山頂へも雪はない 白馬山荘から旭岳往復: 稜線から旭岳方面に下り、雪面に出たところでアイゼン装着。雪の上を歩いて旭岳山頂へ向かう。雪のおかげで山頂にたどり着きやすい。山頂の稜線は露出している 白馬山荘から杓子岳: 雪のない稜線歩き。丸山から先に進んで下ると雪の斜面に出る。白馬山荘から鑓温泉分岐までの間で、この1か所のみ雪が残っている。早朝は滑りやすい。面倒でもアイゼンを付けるかシリセード的に下りるか。私はそのまま下りて滑って尻もちをついた。杓子岳はトラバース路と山頂を踏むコースがある。どちらもOKだが、山頂へ登りは小石のザレ場的な山道で急登。巻道は一部雪の斜面を通過する 鑓ケ岳経由、鑓温泉分岐: 杓子からぐっと下がって登り返す。踏み跡は見てとれるが、こちらも急登。山頂から下っていくと分岐に出る 鑓温泉分岐から鑓温泉: 夏道を下ると雪渓に出る。雪道を下るが、途中に亀裂が形成中。現時点では越えられるが、今後は迂回が必要になると思われる 鑓温泉から小日向のコル: 夏道ルートのトラバースを避けて、鑓温泉から沢沿いに下り、左手の小日向のコルに登り返すコース取りを進む 小日向のコルから猿倉荘: GPSで夏道コースを意識しながら雪の上を下る。雪のある歩きやすい沢沿いを選択すると、夏道より1本か2本右側の沢に入ってしまう。夏道を進んでも途中からはどこを通っても枝に阻まれ歩きづらい。たまに赤リボンが出てくるが、そこも枝がうるさく歩きづらい。夏道の最後の方は雪解けの水で沢と化している。ある意味、今回の核心部だった |
その他周辺情報 | コンビニ: 八方温泉の八方交差点にローソンがある。以降はない 日帰り温泉: 八方温泉に、八方の湯、おびなたの湯、みみずくの湯など、いくつかの日帰り温泉がある http://hakuba-happo-onsen.jp/access/ 私は「みみずくの湯」を利用した 午前10時〜午後9時30分(受付終了午後9時)。600円(以下のサイトに100円割引クーポン)。内湯:男女各1、露天:男女各1。0261-72-6542 http://hakuba-happo-onsen.jp/mimizukunoyu/ |
写真
感想
木曜、金曜と良い天気が続き、週末まで持つかやきもきしたが、土日も良さそうだ。気温が高い予報なので、少しでも涼風が吹きそうな雪渓歩きを選択した。日帰りで大雪渓を往復する計画を立てたが、日曜も天気が持ちそうなのと、30数年ぶりに鑓温泉に入りたかったので、1泊してのんびりと白馬三山を回ることにした。ついでに、積雪期に登りやすい旭岳にも足を延ばした
今回の山行で、針ノ木から白馬の稜線がつながった。30数年前、20代後半に針ノ木雪渓から稜線に上がって縦走した時には、白馬には進まず鑓温泉に下った。この時は、親父が若い頃に鑓温泉に浸かっている白黒写真を見つけ、自分もどうしても入りたくて分岐から鑓温泉へ下ったのだった
今年計画していた白馬三山めぐりは、本当はもう少し早くやりたかった。開山祭の日とは知らず出かけたが、本格的な夏山シーズンを前に、白馬としては十分なほど静かな山を楽しむことができた。そして何といっても鑓温泉に入って、2100メートルの湯船に浸かれたことが何よりの癒しになった
今度はいつか、雲へと向かうあの稜線を登って白馬に向かいたいと思っている。また、不帰の嶮から五竜、鹿島槍へと続く稜線も再訪したい。でもその前に室堂から新穂高だな・・
いくつになっても夢はたくさんあった方がいい
今回の山行に感謝感謝!
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ピンさんこんにちは!
高山の地の利はすばらしいですねぇ。狙えるものなら狙って赴任したいものですが現在の勤務体系だと支店がひとっつもありません。(また遠征かー)
小日向のコルあたり、夏道でもトラバースが多いのでどう行くのかと興味深く拝見しました。やっぱりテキトーに狙っていく、んですね。(私が言うととんでもなくテキトーな感じしかしないかもですが )すんごいおもしろそうです。
土日青空で高級ブランドの一気つかみ取り!いいなぁ!おめでとうございます!
高山といえども、下道ばかりで3時間かかりましたよ
1時間で行ける新穂高温泉やアカンダナへ向かう平湯を過ぎ、安房トンネル抜けて沢渡も通り過ぎ、なんで私は八方まで行くのと思いながら車を走らせました
同じ雪歩きなら槍ケ岳でもいいんじゃない?と思いながら、雲上の温泉を再訪したく我慢して運転しました
我慢の甲斐あって、最高の雪渓歩きと稜線歩きと温泉を楽しめました。鑓温泉の硫黄泉の匂いがまだ体に染みついてほんのり薫るのがたまりません。じじいはもう混浴にときめきませんが、もう少し早い時期の鑓温泉でのテン泊にはあこがれます。再リタイアしたら、平日に絶対出かけます
カッパさん、次は馬蹄ですか?たっぷりと水を持っていってくださいよ。干上がっちゃいますよ。まぁ、朝日岳とか清水峠とか蓬峠とか、10−20分で補給個所はありますが・・・
笹っ原と花の谷川を楽しんできてください。レコ楽しみにしています
白馬三山の縦走、いいですね!
私もいつかやりたいと思いつつ、まだできていません。
写真だとよくわかりませんでしたが、静かな山旅だったとのこと。
やはり夏は人が多くなってしまうんですね。
行くなら春か秋ですかねぇ。
また、「夢はたくさんあった方がいい」との言葉、沁みますね。
私も夢を持っていきたいと思います。
eurekapapaさんの1か月前のレコに触発されて、鑓温泉に周回しました
白馬としては十分に静かでした。富士山並みとは言いませんが、夏の大雪渓は数珠つなぎ状態ですからね
まして杓子、鑓はこの時期に周回する人は少なく、前後を見渡しても人がほとんどいない状態でした(早朝出発したこともありますが)
でも鑓温泉は幕営場所を探すのも大変なくらい、すごい混雑ぶりだったようです。ここでのテン泊はeurekapapaさんのように早い時期にでかけるか、この時期なら平日に限りますね
小屋が営業を開始してしまうと、入浴者もさることながら、多くの登山者から丸見えで、おちおち湯船に浸かっていられません。次回は温泉横で静かにテン泊したいです
残雪の白馬三山縦走お疲れ様でした。
もうツクモグサが咲いているのですか。
残雪の溶けが今年は何処も早いのですね。
白馬鑓温泉、もう気にせず入るのみですね(笑)
お花の時期に完全に移行してしまい、なかなか残雪の北アに行けません。
夏山で今年も通うことになると思います。
ジムニーさん、コメありがとうございます
ツクモグサは小屋から山頂を目指す迂回路に咲いていました
小屋から上は全く雪がなく露出しているので、咲き始めたのでしょう
残雪登山もそろそろ終わりで、「夏眠」に入るまでにいくつ行けるかなという感じです
谷川の主脈はお花も咲き誇っていて、しかも、またまたバッタリで、素晴らしい山行でしたね.。撃沈した主脈と馬蹄が懐かしいです
今夏は少々暑くても、地の利を生かして北アに出かけてみようかなとも考えています
バッタリできれば最高です
2100メートルの湯船、最高です。
私は登山中の入浴、日光澤温泉しか行ったことがありません。
初夏で虻に刺されて散々でした(笑)
白馬山荘もうやっているのですか。
南アルプスじゃ信じられません、さすが白馬。
夢持ち続けられるって素敵です。
私がPinball_1957さんの齢になって赤石や塩見、甲斐駒登れるかどうか…。
2〜3月は思うように山行けないとボヤいてらっしゃいましたが GWくらいから尻上がりに素晴らしい山行されてますね。
天地人ばっちりハマってきて羨ましい限りです
トムさん、コメありがとうございます
贅沢な話ですが、晴れすぎて「雲上の温泉」とはいかなかったのが残念でしたが、久しぶりの鑓温泉はやっぱり最高でした。黒斑山の高峰温泉と同じく、標高2000m越えの温泉は格別です
日光澤温泉、懐かしいです。鬼怒沼の静かな湿原を訪れた際に、前泊しました。下山時には途中の加仁湯にも入り、女夫渕温泉の露天にも入りましたが、奥鬼怒の温泉は本当に最高です(もう女夫渕温泉はないんですね。残念です)
北アの山小屋は早いですよね。通年の西穂山荘は別格として、槍、穂高あたりはGWからオープンですし、表銀座の燕山荘、常念小屋、蝶ケ岳ヒュッテなどもすでにオープンしてます。夏山シーズン前の残雪期が、北アの狙い目です。シーズンの南アよりも静かな山が楽しめますよ。ぜひ北アにも足を運んでください
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