千曲川源流域は天国の様相(^0^)

2018年06月17日(日) [日帰り]

• GPS: 09:35
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,440m
• 下り: 1,419m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:01
• 休憩: 1:28
• 合計: 9:29

5:34 毛木平
5:59 5:59 大山衹神社
6:10 6:12 慰霊碑
6:58 6:59 なめ滝
8:12 8:31 千曲川・信濃川水源地標
8:50 8:51 2353m地点
9:16 9:28 甲武信ヶ岳
10:35 10:40 三宝岩
10:40 10:40 三宝山
10:45 11:04 三宝岩
11:07 11:12 三宝山
11:39 11:39 尻岩
11:56 12:03 武信白岩山
12:19 12:19 武信白岩山(北峰)
12:53 13:06 大山
13:27 13:27 十文字小屋
13:35 13:35 十文字峠
13:45 13:48 かもしか展望台
13:58 13:58 十文字小屋
14:41 14:42 水場(五里観音)
15:01 15:01 毛木平
15:03 ゴール地点

天候

長野県側は晴れ（他地域は雲海の上の快晴）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】
　自宅〜圏央道〜中央道〜須玉IC〜清里エリア〜毛木平駐車場
　 　
【復路】
　毛木平駐車場〜川上村役場（マルシェ川上）〜おいしい学校（香りの湯）〜国道
（20号・412号・129号）〜自宅
　

コース状況／危険箇所等

【毛木平〜千曲川源流】
　ゆったりした登りは、美林・美苔が続く天国の道。
　　
【〜奥秩父山塊主脈線】
　谷の詰めから斜面登りに変わって斜度が上がる。
　シラビソの美しい森の中が続く。
　　
【〜甲武信ヶ岳ピーク】
　標高2400を超えているのに、針葉樹に包まれた尾根道。
　林が尽きる頃に、富士山側の展望が現れはじめ、ピーク直下で樹林限界を迎える
と、一気に美景の広がる感激がある。
　　
【〜三宝山】
　この方面のルートは山頂を辞すとともにシラビソの森に入る。
　この埼玉県最高峰との間は、高山森林の特徴が満載の尾根となり、中間のコルは苔
全開！！
　ピークからの眺望は、林の切れ目から三宝岩を覗くくらいしかないが、南北の尾根
の中では最も高いので一等三角点がある。
　　
【三宝岩（ピストン）】
　三宝山ピークの数メートル下から、木々に囲まれた分岐がある。
　甲武信ヶ岳側からの登りだと、分かりにくくロストする。
　（私もロストしたし、岩の下で食事中だったカップルも、岩の上で山談義を楽しん
だtekutekugoさんもロストしたそうです）
　　
【三宝山〜尻岩〜2288m峰〜武信白岩山〜大山〜十文字峠】
　主に針葉樹と石楠花（時々、広葉樹）の森になっている尾根をアップダウンする。
　尻岩も白岩山も名の通りの形容で、ピークに行くにはクライミングスキルが必要。
　大山はポッカリの眺望ポイントで、奥秩父全体の山々が見渡せ、上州側も臨める。
　この日は、下界は雲海に没しており、白い海が小気味良く揺れていた。
　十文字峠は、大山からの鎖を下りきれば、あとは森の中を楽しんでいけば小屋が見
えてくる。
　
【カモシカ展望台（ピストン）】
　東沢方面へのトラバースから、東沢に落ちる尾根に至る。
　三宝山から主脈の山々を眺め上げることができる。
　昔は登山道だったらしいが、展望台から下は切れ落ちているので、崩落による廃道
だろうか？
　　
【十文字峠〜毛木平】
　西へ張り出す尾根の南側直下をトラバース路で下る。
　標高1900mあたりで尾根を北側へ乗越し、沢谷に下りていく。
　いずれも、シラビソ・コメツガに囲まれた心地の良い森の中。

その他周辺情報

【温泉】
　おいしい学校”香りの湯”（410円）
　幹線道路から少し離れるので空いてる上、ハーブ入りの浴槽もある(^O^)
　ちなみに、入浴中は３人に会っただけ。
　
【お土産】
　川上村役場前のmarche川上（森の駅マルシェ川上）
　地元の農産物の直売や手作りの民芸品。
　（レタス・長芋をゲット！）
　　
　なんと、役場内の「ヘルシーパークかわかみ」にお風呂（300円）があったことに
気が付いたのは、清里あたりまで戻ってからでした(^_^;)
　軽食コーナーやヘルシー施設も併設なので、次回は利用させていただこう！

写真

6/17 5:33

【毛木平駐車場】
　森のゲートから出発！
　神秘の入口みたい(^^)

6/17 5:52

【千曲川源流】
　珍しい水門。
　堰堤部から取水するのかな？
　でも、どこへ流すのだろう？

6/17 5:54

【千曲川源流】
　コメツガが居並ぶ森。
　戦後、カラマツの苗木を栽培するのが盛んだったらしいが、針葉樹を育成するのに適した気候だったのだろうね(^^)

6/17 6:20

【千曲川源流】
　さっきまでの針葉樹林は、いきなりダケカンバの森に早変わり！
　葉っぱと同じく丸い木漏れ日が心地よいね(^^)

6/17 6:34

【千曲川源流】
　固い樺の木が折れるなんて、余程の嵐があったのだね・・・(-_-;)

6/17 6:43

【千曲川源流】
　沢谷が浅くなってきた。
　流れの中まで樹があるなんて、贅沢な森だね(^^)

6/17 6:54

【千曲川源流】
　奥秩父名物”苔玉”が始まった！(^O^)

6/17 7:01

【千曲川源流】
　滑滝にも苔(^-^)　

6/17 7:20

【千曲川源流】
　緑の陽が溜まってる(^^)

6/17 7:24

【千曲川源流】
　水と苔の調和に、おもわずしゃがみこんでしまった(^^)

6/17 7:29

【千曲川源流】
　緑が流れてくる(^^)

6/17 7:44

【千曲川源流】
　深呼吸〜＼(^^)／

6/17 7:46

【千曲川源流】
　水の音が耳にいいね(^^♪

6/17 7:47

【千曲川源流】
　廃道だろうか？
　でも、対岸には道らしき跡は見当たらないね(^^;

6/17 7:51

【千曲川源流】
　崩落で出来た新しい谷は、緑の蛍光色のビームのよう(^^)
　光の奥には飛行機雲も(^^ゞ

6/17 7:52

【千曲川源流】
　陽だまりと流れ(^^)

6/17 7:56

【千曲川源流】
　水って、いい匂いだよね(^^)

6/17 8:09

【千曲川源流】
　ゲーキョ・ゲーキョ…ジージージョー♪
　ハルゼミたちの合唱と一緒に森も騒いでいるようだ(^O^)

6/17 8:14

【千曲川の源流点】
　流れが始まるところ(^^)

6/17 8:14

【千曲川の源流点】
　この谷の伏流が、日本で一番長い流れを作るのだね〜

6/17 8:25

【千曲川の源流点】
　やがて信濃川になる源は、谷の湧水から始まっていました(^^)
　367kmの旅立ちの前に、美味をちょっといただく(^^)

6/17 8:32

【千曲川の源流点】
　みんなココで記念撮影(^^)

6/17 8:34

【源流点あたり】
　物怖じしない若鹿くん。
　きっと、人間から美味しいものを貰った経験があるのだね(^O^)

6/17 8:34

【源流点あたり】
　若鹿とオジサンとツーショット！(^O^)

6/17 8:50

【奥秩父山塊主脈】
　縦走路に合流〜

6/17 8:51

【奥秩父山塊主脈】
　秋は、後ろの尾根へフル縦走したいね〜(^^)

6/17 8:58

【奥秩父山塊主脈】
　尾根上の林が切れると、うわっ！＼(^o^)／

6/17 8:58

【奥秩父山塊主脈】
　白い海に浮かぶ美し島(^○^)

6/17 9:05

【奥秩父山塊主脈】
　尾根の横に出てみると、甲武信ヶ岳が燦々(^O^)

6/17 9:14

【甲武信ヶ岳の直下】
　標高2475mになっても樹々が根を張っている。
　スゴイ保水力だよね(^^)

6/17 9:16

【甲武信ヶ岳ピーク】
　八ヶ岳バーン！
　先週は、お世話になりました〜(^o^)／

6/17 9:16

【甲武信ヶ岳ピーク】
　奥秩父西端のエースたちの間から、南アルプスのエースたち(^^ゞ
　ここからだと、金峰山が北岳と同じくらいの高さだね(^^)

6/17 9:21

【甲武信ヶ岳ピーク】
　さて、名山たちをいくつ言えるかな？(^^)

6/17 9:21

【甲武信ヶ岳ピーク】
　大好きな後立山たちが、ぼんやりと浮かんでいる(^^ゞ

6/17 9:23

【甲武信ヶ岳ピーク】
　山々をたっぷり眺めて大満足(^^)v

6/17 9:36

【甲武信ヶ岳ピーク】
　本日のメインランチ!(^▽^)!
　・・・と言っても、AM9：30

6/17 9:47

【甲武信ヶ岳ピーク】
　ムフフ！
　浮き富士を見つめながらご満悦！！(^○^)

6/17 10:07

【甲武信ヶ岳ピーク】
　さて、三宝山方面へ周回開始！
　入口から樹々のトンネルだもんねぇ〜

6/17 10:10

【甲武信ヶ岳〜三宝山】
　一気に下る！
　ポッカリしている口は、さっきまでいた甲武信ヶ岳ピーク(^_^;)

6/17 10:35

【甲武信ヶ岳〜三宝山】
　コルはシラビソとシャクナゲの大合唱(^^)

6/17 10:36

【三宝山ピーク】
　南面（甲武信ヶ岳方面）だけがポッカリ(^^ゞ
　あれれ、いつのまにか三宝岩への分岐を過ぎてしまったようだ(^_^;)
　居合わせた人々も異口同音で同じボヤキ(^O^)

6/17 10:37

【三宝山ピーク】
　とりあえず、1等三角点ゲット！(^^)!
　埼玉県最高峰（半分は長野だけど）だけに、ここが選ばれたんだねー

6/17 10:48

【三宝岩の上】
　コーヒータイム中のご婦人に招かれて岩のヘッドでまったりタイム(^^)
　甲武信ヶ岳と富士山の二重奏を楽しみながら、山談義に花が咲く(^^)　

6/17 11:03

【三宝岩の真下】
　tekutekugoさん、好きな山が一緒で楽しい山談義でした(^^)
　「行き合う」ってのは「意気合う」って意味でもあるのですね(^^)

6/17 11:05

【三宝山直下】
　三宝岩への分岐路！
　右が岩へのコースだけど、縦走路を登ってくると鋭角なので気が付きにくい(￣▽￣;

6/17 11:10

【三宝山ピーク】
　再びの訪問で、来た証を撮影(^^)!

6/17 11:39

【尻岩】
　クレヨンしんちゃんの●●だけ星人が頭から抜けなくなった(^^;

6/17 12:03

【2288mピーク】
　縦走路は通過しないので、ちょっとだけ戻って藪漕ぎ(^^;
　ちなみに、看板は何も読めない・・・

6/17 12:04

【2288mピークの直下】
　ご参考までに、ピークへの分岐路(^^)　

6/17 12:13

【武信白岩山へ】
　ピークは登山禁止になってるけど、ここから見ると納得！！(^^)

6/17 12:54

【大山ピーク】
　上州との国境尾根は雲海の堤防のようだね(^^)
　谷間の白いのは、レタス畑のビニール(^^ゞ

6/17 13:01

【大山〜十文字峠】
　このコース唯一の鎖が続く。

6/17 13:46

【カモシカ展望台】
　張り出す尾根の先0.5km、カモシカが立っていたら絵になりそうな場所でした(^^)
　ここから下は廃道なのだそうだ。

6/17 14:14

【八丁坂ノ頭】
　下りに優しい尾根は、ここで北側に乗越すとジグザグの連続が始まる。

6/17 14:18

【八丁坂】
　コメツガの大木の中、ジグザグをグングンくだる(^^)

6/17 14:39

【八丁坂】
　なんとまぁ、これだけ明るい針葉樹林ってのも珍しいね(^^)

6/17 14:42

【八丁坂】
　うまいーo(^▽^)o

6/17 14:46

【八丁坂】
　安全で快適な登山をありがとう(^人^)

6/17 14:50

【八丁坂】
　緑の空間(^^)

6/17 14:52

【千曲川源流】
　周回のゴールは緑のプロムナードから始まる(^O^)

6/17 15:00

【毛木平】
　朝スタートの時とは、色が全然違うね(^^)

6/17 15:11

【毛木平】
　魅力満載な山村だね(^^)

6/17 15:16

＜おまけ＞
【川上村・農村部】
　その中の通りの大河の川上に位置する村は、どこまでもレタス畑が続くは生産量日本一！!(^^)!

6/17 15:43

＜おまけ＞
【マルシェ川上】
　古のレタスをゲット！
　シャキシャキで美味かったよーo(^▽^)o

6/17 16:13

＜おまけ＞
【野辺山駅】
　JR線で標高日本一にちょっと立ち寄り(^^)

6/17 16:15

＜おまけ＞
【野辺山駅】
　ちょうど、列車も停車中ー
　かなり、のんびりしてましたね〜

6/17 16:22

＜おまけ＞
【JR最高標高地点】
　線路沿いに車を走らせ、ちょうどココに至った時、野辺山駅に停車中だった列車が走って行きました(^^)
　今日は、ジャストな巡りあわせがイッパイだなぁ(^^)

6/17 17:32

【おいしい学校】
　香りの湯は、ハーブでも癒されました(^^)
　空いてておススメー

6/17 18:14

【ローソン韮崎富士見一丁目店】
　やっぱりコレでしょう( ^^) _□

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

装備

個人装備

ザック：ガレナ30 靴：ツォロミーブーツ2

感想

oobantou

　6/17(日)　負傷のリハビリ目的で周回したルートは、生命力豊かな山域の彩と息吹きに、身体以上に心が癒された旅になりました(^^)
　　
　標高2500m級の高峰が連なる奥秩父山塊は「東アルプス」の別名もあるが、何よりも保水豊かな山肌が創るシラビソ・コメツガ等の針葉樹とナラ・カンバ類の広葉樹の深い森と、瑞々しい苔の大地が広がり、その伏水が渓谷の美を刻んで日本有数の美景を育んでいる。
　主脈の中央に位置する甲武信ヶ岳を3年8か月振りに訪ねたが、渓谷美を楽しんだ前回とは反対側の日本最長河川の源流域を歩いてみようと、長野県・川上村の毛木平から入山した。
　標高2475mの直下まで森に包まれる生命の故郷は、千曲(信濃)、笛吹(富士)、荒川の3大河の源を余らす程の恵みを山塊全体に広げ、思いを超える浄で豊かな空間を作っていた(^^)
　　　
　　　
【山行記】
　深夜
　こわい白い霧が消えると真っ暗け
　払暁
　うすい雲の幕が引かれると笑う空
　射光
　てらす緑の森が早くと呼んでいる
　　
　大河の源は森の豊かさの源となり
　森の滋養は苔の潤みで覆い尽くし
　緑の深林は気の浄さを優しく包む
　　
　緑の道は息吹きの坩堝の中を行き
　白き波間に浮かぶ島山に恋をして
　青い画版の思い描きに満ち足りて
　　
　行き会いは意気合いの思いになり
　笑う顔たちは嗤いを招く誘いあい
　心の充ちを感じた満ちた山旅なり(^^)
　　
＜Special Thanks＞
　
　(^^)tekutekugoさん
　ステキな山談義をありがとう！
　
　(^^)(^^)沢カップル
　南アルプスフル縦走の成功を祈ってます！
　
　(^^)(^^)(^^)(^^)実年カルテット
　行き会う度に笑いの輪がステキでしたね〜
　
　(^^)(^^)ロマンスペア
　写真のコーディネートをありがとう！

コメント

tekutekugo

こんばんは〜〜〜
ほんとうに、空も心も晴れ晴れの素晴らしい一日でした。
一番良い場所で同じ感動と時間を共有出来た事、すごくうれしいです
今度絶対、源流訪ねてみます
そんな気持ちをかきたててくれる、素晴らしいレコですね〜〜〜
知らないけど、まだまだいい場所が沢山あるんだ〜〜〜（当たり前か）
そんな場所にどんどん行ってみたいです。

早く、お怪我治されてくださいね。
（怪我されれいるようには見えませんでしたけど ）

oobantou

Re: こんばんは〜〜〜
tekutekugoさん、こんばんは(^^)
　こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました！
　源流域は、落ち着きのない私でさえ、ゆったり歩きたくなる癒しのエリアでした。
　今度は、秋にそこから金峰山方面へ縦走してみたいですね(^O^)

　怪我は、くしゃみと笑う時に痛みが残りますが、ギャグが下手なので痛む機会は少ないです(^^;