奥丸山 北アルプスの静かな山歩きと展望を楽しむ
hamahako
体力度について
- GPS
- 10:17
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,410m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 1:13
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:20
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:44
- 山行
- 1:00
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:05
| 天候 | 3日間とも晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
往復：5140円 片道：2880円 往復がお得です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
思ったよりもちゃんとした登山道でした。 �‥仍蓋�から100mほどは登山道を覆う草の丈が高くて、朝露で全身びしょ濡れになりました。が、わさび平小屋や新穂高の登山指導所で言ってきたので、草刈が行われる可能性あり。 ��倒木があったりやや崩れ気味のところがあったりするが、荒れている感じはない。悪そうな感じのところは、使う必要はないけどトラロープあり。目印としてありがたい。また、ん？と思うようなところはテープがあり、迷うことはない。 �Ｎ農�に出て急登が終わって一安心と思いきや、地味に登りが続いて意外と頂上が遠い。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
この3連休、きっとどこに行っても人が多いだろう、そして大雨の後なので沢沿いの道は避けよう（渡渉が苦手）ということで、どこに行こうか地図を眺めていたら、奥丸山が目に入ってきました。ちょっと調べてみると展望がよいとのこと。また、アプローチを調べたら、大阪朝発でわさび平小屋ベースでお手頃。静かでかつのんびり過ごすにはこれっきゃない！と張り切って出かけました。
わさび平小屋は、今までは通過点。小屋の前の水槽に浮かぶキュウリやトマトが気になっていた小屋でした。双六まで一気に行くのがしんどい人が鋭気を養うために泊まってる感じ。なので、宿泊者はそんなに多くなかったです。私みたいに連泊するやつなんて超レアと思われます。
小屋は現在改築中でお風呂は男女時間交替制。とはいえ、シャワー、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤーが完備。また、気温が高かったので、寝るときも窓を開けっぱなしでちょうどいい感じでした。網戸があるので虫も気にならず、快適でした！
さて、奥丸山なんぞに行く人はほとんどいないだろう、ということで気を引き締めて出発。登山口から100mほどは背丈ほどの草が道に覆いかぶさり、朝露で全身ずぶ濡れ。すぐに乾きましたけど（笑） そこを抜けるとしっかりした登山道。適度にテープなんかもあり、割と整備されています。大雨の後に誰か歩いた形跡もあり、とっても安心して歩けました。といっても、今日は誰も入っていないようで、時々クモの糸が顔に絡まってきましたけど。
下丸沢を渡ってちょっと行くと、中崎尾根への急登が始まります。ジグザグの登りの後は、巨樹帯に入り、木の根っこの上を歩いたり手掛かりにしたりしてガンガン登っていきます。たまに倒木があったりして、短足の私はどのように越えようか思案しながらヨッコイショという感じです。巨樹も最初はブナだったのが、いつの間にか針葉樹に変わります。稜線の手前は、トラロープ箇所が連続しましたが、ロープを使うほどではないけど、登山道の目印になりました。針葉樹の奥に青空が見えて、あと少し！と何度か騙されながらも、ようやく稜線に飛び出しました。そこで穂高とご対面！背面には笠が岳。素敵です。
ここからは稜線ですが、地味な登りが続きます。小屋のお兄ちゃんから、意外と稜線が長いよ、と情報をもらっていたのである程度の覚悟で進みます。キレットにはロープが渡してありました。草が茂っているので道の両側がどうなっているか見にくいのですが、結構切れ落ちています。ロープがなければ気づかずに、気楽に適当に足を置いて滑落なんていうこともあり得ます。ちゃんと整備していただいてありがたいことです。
キレットあたりからお花の種類が増えてきます。ニッコウキスゲが出てきたら、奥丸山の頂上！人が6人もいてビックリです。3人組はほぼ入れ違いに中崎尾根を下っていきました。せっかく人がいたので、頂上で写真を撮ってもらいました。ありがとうございました。残りの3人のうちの2人は槍平小屋から登ってきたとのこと。1時間半くらいで来れるらしいのですが、かなり急らしい。もう1人は、今朝早く双六から西鎌尾根を通って槍の肩まで行き、穂先は渋滞のため登らずに西鎌尾根を千丈乗越まで下ってから中崎尾根を下ってきたとのこと。奥丸山への登り返しがきつかったとおっしゃってました。にしてもスッゴイ健脚で驚きです。皆さんが中崎尾根を下って行ったあと、約30分間は頂上完全独占状態で展望を楽しみました。
本当に奥丸山からの眺めはステキです！滝谷が真正面に目の前に見える場所なんて他にありません。ちょっと感動です。頂上も適度な広場となっており、居心地が良かったです。いつまでもいたい！と思えるような場所で、今回の選択は大正解！でした。
いつまでも居るわけにもいかないので、後ろ髪ひかれる思いで下山し始めます。ほぼ分岐のところまで戻ってきたころに、内腿が左右ともに攣って痛くて動けません。倒木を跨いだり、普段と違う動きのせいか？と思いましたが、血糖値を測定して原因が判明。頂上にいるときは血糖値が低くて、食べてもあんまり値が上がってこなかったので、運動によりインスリンの効きがとっても良くなってると思ってインスリンを打たずにパンなどを食べていました。が、今は血糖値が急上昇中↑↑。体内のインスリンを使いきって糖を利用できなくなったため足が攣り始めたようです。なので分岐にてインスリンをプチっと投与。その後足の攣りは収まりました。もちろん、芍薬甘草湯（68番）も経口投与しましたけど。ほんと1型糖尿病は何かと面倒くさいなぁ。でも、普通に歩けるようになって一安心。今から足元の悪い急坂を下らなければならないんで。
さて、下りが苦手なのでよたよた下っていると、後方より鈴の音がどんどん近づいてきて、元気な若者1人に追い抜かれました。槍から南岳に行って槍平に下った後、奥丸山に登り返してきたとのこと。こちらも超健脚。ついて行くのは到底無理なので、ゆっくり丁寧に下りました。
小屋に戻って生ビール！そしてお風呂で汗を流してさっぱり。幸せです。今日は昨日よりもさらに宿泊者が少ないので、のんびり＆ゆったりです。当初はテント泊も考えたんですが、テントだとお風呂に入れないので、小屋泊まりにして正解でした。
3日目は下るだけ。松本行きのバスまで時間があるので、ロープウェイ往復して、展望を楽しむ＆千石平の三角点ゲットしてきました。とにかく天気がいいので、見えるべき山のほとんどが見えました。が、昨日の奥丸山からの展望の方が格段に素敵！と思いました。
連休中にもかかわらず静かでかつ展望がよく、しかもガツガツ歩かずにまったりできるという、私にとって最高の山旅でした。
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