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Yamareco

記録ID: 1556943
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

鳳凰三山と北岳でクタクタ~。

2018年08月14日(火) 〜 2018年08月16日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
26:16
距離
33.3km
登り
4,053m
下り
3,899m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:52
休憩
2:34
合計
13:26
5:21
5:21
3
5:24
5:40
68
6:48
7:02
35
7:37
7:39
34
8:13
8:22
30
8:52
9:07
54
10:01
10:07
6
10:13
10:14
26
10:40
10:49
34
11:23
11:35
23
11:58
11:58
45
12:43
13:28
56
14:25
14:25
48
15:13
15:26
118
17:25
17:30
13
17:43
17:47
2
2日目
山行
8:13
休憩
1:54
合計
10:07
17:49
18
4:53
5:00
115
6:55
7:38
39
8:17
8:19
117
10:16
10:20
28
11:08
11:28
35
12:03
12:19
17
12:35
12:35
10
12:46
12:58
31
13:29
13:34
5
13:39
13:42
59
3日目
山行
1:35
休憩
0:04
合計
1:39
14:41
81
6:40
6:44
14
天候 初日から雨,曇り,晴れと天気がクルクル。
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
いつもの関東在住の隊長に導かれ夜叉神峠まで。北岳下山後は広河原からバスで,夜叉神峠に帰って帰路につきました。
コース状況/
危険箇所等
猛烈な上り下りの道ですが,さすが百名山。どこもよく手入れされています。北岳のはしごなんか本当に整備が大変だと思います。ありがたいことです。
その他周辺情報 今回は隊長の指南でテン泊の道中でした。要所要所に山小屋が沢山あって登りやすい山でした。北岳肩の小屋の3000mうどんが沁みました。
早朝夜叉神峠駐車場を出発。山旅のスタート。
早朝夜叉神峠駐車場を出発。山旅のスタート。
峠に向かう途中で御来光。雲海の上に朝日。
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峠に向かう途中で御来光。雲海の上に朝日。
朝の夜叉神峠からは,ピーカンの白峰三山がすごすぎ!明日は登ろう!
朝の夜叉神峠からは,ピーカンの白峰三山がすごすぎ!明日は登ろう!
マツムシソウみっけ!
2
マツムシソウみっけ!
ホソバノキソチドリが咲いています。チドリ系の花。初めて見ました。
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ホソバノキソチドリが咲いています。チドリ系の花。初めて見ました。
富士山も見えた〜。山梨に来た〜って感じです。
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富士山も見えた〜。山梨に来た〜って感じです。
鳳凰三山の道中,甲府盆地の大雲海と八ヶ岳。ここらにコメツガからオオシラビソに植生が変わるポイントがあるそうです。杖立峠で小休止。道のりはまだまだ。
鳳凰三山の道中,甲府盆地の大雲海と八ヶ岳。ここらにコメツガからオオシラビソに植生が変わるポイントがあるそうです。杖立峠で小休止。道のりはまだまだ。
火事場跡。稜線を少しずつ登って行きます。
火事場跡。稜線を少しずつ登って行きます。
北岳。朝はものすごい眺望でしたが,ガスってきました。
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北岳。朝はものすごい眺望でしたが,ガスってきました。
苔生すオオシラビソの道。
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苔生すオオシラビソの道。
苺平で小休止。標高2500m。
苺平で小休止。標高2500m。
セリバシオガマ。今回の旅にはいっぱい見た花。
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セリバシオガマ。今回の旅にはいっぱい見た花。
トリカブト。これもあちこちに。
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トリカブト。これもあちこちに。
薬師岳。雲が湧いてさっきまでの眺望はどこかへ。
薬師岳。雲が湧いてさっきまでの眺望はどこかへ。
白峰三山も隠れてしまった。
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白峰三山も隠れてしまった。
砂払岳。山の上なのに海の砂浜のような原っぱ。
砂払岳。山の上なのに海の砂浜のような原っぱ。
タカネビランジ。南アルプスの夏の花。道々たくさんありました。
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タカネビランジ。南アルプスの夏の花。道々たくさんありました。
薬師岳にて。観音岳はすぐそこ。ガスがパーッと上がってきました。時間が経つとすぐガスの中。
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薬師岳にて。観音岳はすぐそこ。ガスがパーッと上がってきました。時間が経つとすぐガスの中。
タカネビランジ群生。痩せた土だろうに元気に咲いててすごい。
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タカネビランジ群生。痩せた土だろうに元気に咲いててすごい。
コゴメグサもたくさんありました。
コゴメグサもたくさんありました。
トウヤクリンドウ。派手ではないが清楚。北岳では主役級の多さでした。道ばたのコゴメグサ,タカネヒゴタイを眺めて歩く。
トウヤクリンドウ。派手ではないが清楚。北岳では主役級の多さでした。道ばたのコゴメグサ,タカネヒゴタイを眺めて歩く。
ホウオウシャジン。見るのは初めて。花崗岩の隙間に元気に花開いていました。
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ホウオウシャジン。見るのは初めて。花崗岩の隙間に元気に花開いていました。
いよいよ鳳凰三山2座目,観音岳。観音岳キタ〜。雨もキタ〜☂️☂️。この辺りでハンガーノック状態でしんどくなってきました。
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いよいよ鳳凰三山2座目,観音岳。観音岳キタ〜。雨もキタ〜☂️☂️。この辺りでハンガーノック状態でしんどくなってきました。
ずんずん進む。さっとひらけた霧の向こうに地蔵岳!足下にイワインチンの黄色い花(卑猥ではないよ)とタイツリオウギ。
ずんずん進む。さっとひらけた霧の向こうに地蔵岳!足下にイワインチンの黄色い花(卑猥ではないよ)とタイツリオウギ。
オベリスク。遠くから眺めたことはあったけど,近くで見るとザ・地蔵岳!って感じで納得。
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オベリスク。遠くから眺めたことはあったけど,近くで見るとザ・地蔵岳!って感じで納得。
地蔵岳の下にはお地蔵さんが並ぶ。いろいろいわれのあるお地蔵様です。花はソバナっぽいミヤマシャジンやダイモンジソウみっけ!。
地蔵岳の下にはお地蔵さんが並ぶ。いろいろいわれのあるお地蔵様です。花はソバナっぽいミヤマシャジンやダイモンジソウみっけ!。
オベリスクの存在感がすごい。
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オベリスクの存在感がすごい。
地蔵岳終了後は広河原までのゲキ下り。その前に地味に高い高嶺がありました。地蔵岳よりも高い?鳳凰四山じゃね?
高嶺山頂。北岳,間ノ岳,農鳥岳を期待するもかなわず。
地蔵岳終了後は広河原までのゲキ下り。その前に地味に高い高嶺がありました。地蔵岳よりも高い?鳳凰四山じゃね?
高嶺山頂。北岳,間ノ岳,農鳥岳を期待するもかなわず。
森林限界の草原を下りて行きます。
森林限界の草原を下りて行きます。
白鳳峠。峠と言っても2450m。足売り切れてます。梯子場も時々。朝出会った人はこのくだりを2時間ほどで登ったそう。すごすぎる!足下にレイジンソウ。
白鳳峠。峠と言っても2450m。足売り切れてます。梯子場も時々。朝出会った人はこのくだりを2時間ほどで登ったそう。すごすぎる!足下にレイジンソウ。
同行した隊長に遅れること数分。とにかく足が出ずに参りました!広河原に下山。南アルプススパークリングが置いてあったので,自分のビールとツーショット。広河原の横には澄んだ川の流れと沢鳴りが響きます。今日はここでお疲れ〜。
同行した隊長に遅れること数分。とにかく足が出ずに参りました!広河原に下山。南アルプススパークリングが置いてあったので,自分のビールとツーショット。広河原の横には澄んだ川の流れと沢鳴りが響きます。今日はここでお疲れ〜。
2日目。いいお天気です。広河原に朝が来た。稜線はぴーかん。御池小屋に何度もヘリが往復して荷揚げの真っ最中でした。こんな風に美味しいビールを運んでいるんですね。
2日目。いいお天気です。広河原に朝が来た。稜線はぴーかん。御池小屋に何度もヘリが往復して荷揚げの真っ最中でした。こんな風に美味しいビールを運んでいるんですね。
御池小屋のテン場に到着。さっそく幕営して夜の準備。もう少し雲が出てきた。北岳バットレスが目の前。
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御池小屋のテン場に到着。さっそく幕営して夜の準備。もう少し雲が出てきた。北岳バットレスが目の前。
北岳バットレス。
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北岳バットレス。
核心の北岳へ。取り付きの手前に多いのがセンジュガンピ,トモエシオガマ。たくさんあります。定番のハクサンフウロ。
核心の北岳へ。取り付きの手前に多いのがセンジュガンピ,トモエシオガマ。たくさんあります。定番のハクサンフウロ。
あそこまで登れるんかいな?
あそこまで登れるんかいな?
グンナイフウロ。鳳凰三山を背景に鮮やかに。北岳ははじめからすごい花畑です。
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グンナイフウロ。鳳凰三山を背景に鮮やかに。北岳ははじめからすごい花畑です。
ミヤマコウゾリナ。タンポポっぽいがれっきとした高山植物だそうです。
ミヤマコウゾリナ。タンポポっぽいがれっきとした高山植物だそうです。
下から小さく見えていた雪渓が目の前に。
下から小さく見えていた雪渓が目の前に。
雪渓のそばで突然ボコボコッ!大きな音がしました。雪渓の雪が崩れて陥没したようです。びっくりしました。
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雪渓のそばで突然ボコボコッ!大きな音がしました。雪渓の雪が崩れて陥没したようです。びっくりしました。
振り返れば鳳凰三山が背中を押してくれますが,左俣コースのゲキ坂は苦しい。一本調子の上りがいつまでも続いてヘロヘロ。
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振り返れば鳳凰三山が背中を押してくれますが,左俣コースのゲキ坂は苦しい。一本調子の上りがいつまでも続いてヘロヘロ。
そして急激に雲が登って来ます。どこもかしこも,あっという間に雲の中。八本歯のコルへの登りより北岳バットレスを間近に見る。クライマーの方々,ここをどうやって登るのでしょう?ここまで来るだけでもしんどいヘナチョコには想像不能。
そして急激に雲が登って来ます。どこもかしこも,あっという間に雲の中。八本歯のコルへの登りより北岳バットレスを間近に見る。クライマーの方々,ここをどうやって登るのでしょう?ここまで来るだけでもしんどいヘナチョコには想像不能。
八本場のコルを登りきる。梯子だらけで疲れた足には堪えました。八本歯の頭のトンガリがすごすぎてぼーっと眺めていました。トンガリは朝から眺めつつ登った池山吊り尾根へと伸びています。岩陰にてちょっと休憩しましたが,3000mの雨風は冷たい。手袋がないと手がかじかみそうです。
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八本場のコルを登りきる。梯子だらけで疲れた足には堪えました。八本歯の頭のトンガリがすごすぎてぼーっと眺めていました。トンガリは朝から眺めつつ登った池山吊り尾根へと伸びています。岩陰にてちょっと休憩しましたが,3000mの雨風は冷たい。手袋がないと手がかじかみそうです。
北岳山頂に向けて最後の岩場。さみー(>_>)。トウヤクリンドウだらけゾーン。
花は風に耐えるチシマギキョウ。イワツメクサ。尾瀬以来,ここでも会えイブキジャコウソウ。ウスユキソウにダイコンソウ。タテヤマリンドウと✿いっぱい。
北岳山頂に向けて最後の岩場。さみー(>_>)。トウヤクリンドウだらけゾーン。
花は風に耐えるチシマギキョウ。イワツメクサ。尾瀬以来,ここでも会えイブキジャコウソウ。ウスユキソウにダイコンソウ。タテヤマリンドウと✿いっぱい。
急な岩場を上れ!上れ!ウサギギクに,元気のないタカネナデシコ。バラの仲間のキンロバイ。ヨツバシオガマにイワベンケイと続く。
急な岩場を上れ!上れ!ウサギギクに,元気のないタカネナデシコ。バラの仲間のキンロバイ。ヨツバシオガマにイワベンケイと続く。
トリカブトブラザーズ。
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トリカブトブラザーズ。
寒い稜線をゆっくりと登って20分。ついにてっぺんに。北岳にキタ〜。
寒い稜線をゆっくりと登って20分。ついにてっぺんに。北岳にキタ〜。
でも残念ながら眺望はありません。朝は360度パノラマだったそうです。まあいいことにしましょう。
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でも残念ながら眺望はありません。朝は360度パノラマだったそうです。まあいいことにしましょう。
山の東側は断崖絶壁。南アルプスは世界でも有数の隆起地帯だそうで,年間5mmずつ上昇しているとか。後1400年後は3200m峰となるか?その前に崩れるのか?バットレスでは大規模な崩落もあるそうです。
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山の東側は断崖絶壁。南アルプスは世界でも有数の隆起地帯だそうで,年間5mmずつ上昇しているとか。後1400年後は3200m峰となるか?その前に崩れるのか?バットレスでは大規模な崩落もあるそうです。
下山にかかります。とりあえずは北岳肩の小屋へ。肩の小屋まで岩下りが続きます。寒いのと疲れと空腹で黙々と歩きます。小屋の温かいうどんは体に沁みました。疲れていてロギングができてません。
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下山にかかります。とりあえずは北岳肩の小屋へ。肩の小屋まで岩下りが続きます。寒いのと疲れと空腹で黙々と歩きます。小屋の温かいうどんは体に沁みました。疲れていてロギングができてません。
お昼ご飯で復活した3人。帰りは草スベリコースへ。人スベリにならないように用心。
お昼ご飯で復活した3人。帰りは草スベリコースへ。人スベリにならないように用心。
こちらもゲキ下り。どこもかしこも急なとこが多い。
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こちらもゲキ下り。どこもかしこも急なとこが多い。
白根御池に帰ってきました。今朝とはうって変わって山は雲の中。しんどいですが花畑はすごすぎでした。
白根御池に帰ってきました。今朝とはうって変わって山は雲の中。しんどいですが花畑はすごすぎでした。
3日め。今日は広河原に降ります。8時のバスに乗るため5時過ぎに出発。朝のテントからは幻想的な風景が見えました。でも雨が降ってて…。
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3日め。今日は広河原に降ります。8時のバスに乗るため5時過ぎに出発。朝のテントからは幻想的な風景が見えました。でも雨が降ってて…。
途中ではこんなありがたいお日様が差すも,結局最後まで雨雨☂️。
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途中ではこんなありがたいお日様が差すも,結局最後まで雨雨☂️。
下りは順調に下りて7時過ぎには広河原山荘へ到着。恒例の乾杯🍻の後は,つりばしを渡ってバス停へ。8時のバスで広河原を後にしました。ハードでしたが終わってみるとホントに楽しい山の旅でした。
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下りは順調に下りて7時過ぎには広河原山荘へ到着。恒例の乾杯🍻の後は,つりばしを渡ってバス停へ。8時のバスで広河原を後にしました。ハードでしたが終わってみるとホントに楽しい山の旅でした。

感想

乗鞍にチャリンコで登って以来,3000m峰へのチャレンジです。今回も関東在住の二人が山旅指南をしてくれました。初日朝からあまり食べていなかったのと,慣れない空気の薄さでバテバテになって迷惑をかけてしまいましたが,終わってみればなかなか体験できない素晴らしい山旅でした。ホントありがたかったです。北岳の忘れもの(眺望)は,いつか回収しに行けるものなら行ってみたいですね。

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