雲取山にてビビィ泊


- GPS
- 30:47
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 2,844m
- 下り
- 2,572m
コースタイム
08:00 奥多摩駅
11:52 鷹ノ須山
15:06 雲取山
15:30 雲取山荘
2011.12.18
08:00 雲取山荘
09:00 芋ノ木ドッケ
12:44 天祖山
14:09 天祖山登山口
14:57 東日原
天候 | 2011.12.17 晴れ 2011.12.18 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石尾根は特に問題なし。長沢背稜は雪が残っており、注意が必要。 |
写真
感想
雲取山荘に着いた時、雪の状態を見て思った。
これからが本番だ。
今までのはウォーミングアップに過ぎないんだ、と。
奥穂高で会ったやつとの第二回山行。今回は奥多摩から石尾根経由で雲取山へ歩き、雲取山荘でテン泊、2日目は芋ノ木ドッケ経由で天祖山から東日原というマニアックなルート。
目的はこの時期、ブラックダイヤモンドの26Lで快速幕営装備が可能か。
俺はビビィ、連れはツェルト。どこまでやれるか楽しみだった。
08:00 奥多摩駅出発。軽快に登山口を目指す。
11:50 六ツ石山を巻いて鷹ノ巣山へ。登りはやはり疲れる。
実は途中すれ違った犬を連れた外国人トレイルランナーに見覚えがあり、犬の名前を言ったらやはり本人だった。
前回会ったのは南八ヶ岳の編笠山へ登る途中。
やはり犬連れでそん時はビブラムファイブフィンガーを履いていた。
山での偶然ってのはかくも面白いもんだ。
鷹ノ巣山でさっさとお握り一個を食い、記念撮影して先に進む。
鶏冠フリース帽の初参戦で気分上々。
その後も高丸山、千本ツツジを巻き、七ツ石山でもっかい小休止。
必殺のスペシャルゲテモノドリンクをちょくちょく飲んだんで、バテて動けなくなるような事は起きなかった。しかしこれはちょっと不味いうえに見てくれが最悪ときてる。
改良が必要だな。
15:00 雲取山山頂に到着。小雲取辺りから身体の調子が上がる。どんだけスロースターターなんだか。
避難小屋は既に10人ほどおり、今日も混みそうな具合だ。
行列が雲取山荘へ向けて降る時の気温はー6℃。
今夜は晴れそうだし、寒くなりそうだ。
1530 山荘に到着し、テント泊の申し込みを済ませて幕営場所を探す。
既に6張ほどあったが、当然みなテント。ダブルウォールで冬用外張の幕もちらほら。
隣のおっちゃんやそのまた隣のお姉さんが、ビビィとツェルトを見て苦笑いしてた。
「それで寝るんですか…?」
呆れてたんだと思う。
俺達なら出来る。俺達は強い。そう自分達に言い聞かせ、飯にありついた。
連れのツェルトはやはり内部空間が広く、これなら2人でも寝れそうだな。この作りに感心した。
俺の夕飯は棒ラーメン2食にビール。
さっさとラーメンを腹に納め、残りのビールを楽しんだ。
食事を済ませ、水と靴だけは凍らせない事、やばくなったら山荘へ逃げ込む事を再度確認し、自分のビビィに入った。
翌朝は日が出てから準備しようと言う事になった。寒いし、それからでも帰りに間に合うだろうと。
18:00 ビビィで落ち着き始めた頃集団が横切った。この時間になっても三峰方面から上がってくる集団がいる事にびっくり。
その人たちに、「あの人あのまま寝るの!?」ってびっくりされた。
結露が心配で、入口全開なもんで顔丸出しだ。無理もない。
しかし、今回初導入のウェスタンマウンテニアリング・フライトジャケットは本当に暖かく、なんとか耐えられそうじゃないか。
21:00 トイレに外に出ると、連れのシュラフがツェルトから思い切りはみ出てる!
笑いをこらえながらとりあえずトイレを済ませて戻ると、やはりはみ出てる。
心配になって中を覗くと、微かに動いているようなので安心して放置した。
02:00 何度目かの目覚め。外気温はやはり-10℃。風が強くなってきた。ツェルトがばたついてる。あいつ眠れないだろうなと思いながら、こっちもチャックを閉めて風に備えた。
今回はシュラフカバーを持ってこなかったのが悔やまれた。ビビィ内外の温度差が小さかった分、結露がシュラフ表面に集中してしまった。おかげで凍りついた個所もあり、自分の未熟さを思い知った。まだまだ修行が足りんね。
06:15 目が覚めた。少しは眠れたようだ。連れも起き出してるようで、ガサゴソ音がする。
ビビィから顔を出すと、向こうも無事なようだ。思わず笑っちゃった。
付近のテントの方々に聞かれた。「眠れましたか?」
『いえ、これじゃ夏でも寝れないんです^^; テントは快適でしたか?』
「快適でしたよ♪」
やはり積雪期はテントにしよう。そうしよう。
08:00 飯とトイレと撤収を済ませ、芋ノ木ドッケへ向けて出発。マイナールートはやはり良いな。
芋ノ木ドッケ山頂。長沢山へ向かう途中、単独のおじさんとすれ違う。珍しい。
雪はそこそこあるけど、軽アイゼンを付けるほどでもない。雪を楽しんだ。
太平洋が黄金色に輝くところで今回のパッキングを撮影した。
悪くはないと思う。しかしこれ以上寒くなったら無理だ。
14:10 なんだかんだで天祖山を過ぎ、日原林道へ降りた時はだいぶ疲れてた。
一気に東日原まで歩き、ぎりぎりで14:50のバスに間に合い奥多摩へ。
玉翠で日帰り温泉に入る時、ザック置き場で隣のお姉さんがいた。どうも見覚えのあるザックで声をかけてみたらやはり昨晩2個となりのテントにいた方だ。
石尾根を降りてきたらしい。すげー人だと思っちゃった。
こんな人と歩いてみたいな。
そんな事を考えながらビール片手に電車で帰った。
クリスマスの3連休は八ヶ岳だ。新しく買ったメスナーテントの初舞台ともなる。
今から楽しみでしょうがない。
コメント
この記録に関連する登山ルート

17日にお会いしました。
石尾根の途中であっさり抜かれたのを覚えています。
まさか、ツェルト泊とは、恐れ入りました。
私も鍛え直そうと思っています。
どこかの山でまた会いましょう。
では、良い旅を
TELAさん。初めまして。
覚えてます。もう一人、同じ時間帯に単独で軽装のおじさんもいたような。
どこかの山で、また会いそうですね☆
TELAさんも、良い山歩きを。
>yoginsさん
週末はお疲れ様でした。
思い返すと良い山行でしたね(つらかった思い出も結構浄化されてます)。
ツエルトを張るときには、心が折れかけてましたが、おかげさまでなんとか第二回ツエルト泊練習は成功におわりました。今回はなんというか・・・反省点が多すぎです・・・たぶん、一人では無理だった気もしますし、修行が足りませんな。
とはいえ、初めてのプチスノーハイクも楽しかったですし、冬季軽量ハイキングもじぶんの中では、限界ぎりぎりの山行だったので、登山を始めた1年目の最後のテント泊山行の締めくくりとしては大満足です☆
にしても、足が出てたのは早く言って・・・笑
凍傷になるかと思ったし・・・。
そそ、山行記録については、どうやら、参加者全員に反映されるみたいなので、改めてこちらで記録をあげるとかぶってしまうのでこの記録をもって僕の記録とします。
また、山いきましょ☆
鶏冠帽子、超かっこいい!!!!
>TELAさん
僕もおぼえてます。
私、どちらかというと赤いほうです(服が)。
石尾根は人も少なく快適にのぼれましたね。
今年も残り少ないですが、良い山歩きを。
こんちは。ワンコってこの子(ハナ)ですか?
ジュリアンともども元気そうだ。
http://www.tcat.ne.jp/~happy-ridin/happytrails/top.html
ビヴィ泊頑張って下さい。慣れると楽しいですよ。
ツェルトの方がコンパクトですけどww
roadmanさん、初めまして☆
いつも遊具大全読んでます。まさか御本人からコメント戴けるとは!
ハナちゃんです。有名なんですかね?
いろんなとこを走ってるようですが。
夏からずっとやってますけど、ビビィ好きです。
確かにツェルトのが遙かにコンパクトで軽量ですが、
そこは愛情ですよ^^;
雲取行ったんですね〜うらやましい・・。今年は雪があまりないかと思いましたけど思ったより積雪有る感じですね?
3連休は八ツですかー、ああ、山に行きたい、そして靴の筆おろししたいっす。。。
masafmixさん、はじめまして☆
年末辺りはもう少し積るんじゃないですかね?
3連休は天候荒れるらしいんで、気を付けなきゃいけませんが。
新品の靴は気合入りますよね^^
感想楽しみにしてます。
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