記録ID: 1584483
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無雪期ピークハント／縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
和賀岳−甘露水登山口より（その1）
2018年09月16日(日) [日帰り]
Ssakana
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,310m
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日帰り
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:07
17:01
薬師岳登山口公衆トイレ
ここ2，3年は真木林道崩落のため，秋田県側の薬師岳登山口を経て和賀岳には行けなかった。去年の暮あたりから，日曜日のみ真木林道が通行可能になったと聞き及んでいたところであった。
秋田中央ICから秋田自動車道に乗り，大曲で大曲西道路を経て真木林道に入った。大西道路終点で国道13号線に出てからは，ともかくカーナビに従った。現美郷町内の千畑の商店街を通ったが，以前あった「どかんと一発かまどきゃし」の方言による交通標語の大看板がなくなっていた。
現在のところ，一般車両で行ける真木林道の最奥が薬師岳登山口公衆トイレ前のあたり。駐車スペースには5，6台が駐車されていた。朝起きてから秋田県側から和賀岳に行ってみようと思い立ったこともあり，私が最後尾の登山者となったと思う。登山客ばかりでなく，釣り客も来ているようだ。私のすぐ後に乗り入れてきた人は，長靴を履いて出て行ったので釣り目的だったようだ。
いつも持参するハンディGPSを忘れてきたので，時間記録のためチェックポイントに着いた時と出発したときは必ず時間メモの為にデジカメ写真をとるように心がけた。
この日はそれなりに気温が上がり，森の中の登りは汗が眼鏡に落ちるくらい。倉方から上の尾根に出たときは日差しが強烈で特に暑く感じた。
薬師岳頂上までは誰とも会わなかったが，薬師岳頂上では男の人と女の人1人おられた。男の人は間もなく下山していった。女の人の連れ5人はその先の小杉山まで行ってちょうど戻って来るところだという。薬師岳頂上かた小杉山から下山してくるグループの姿が見えた。
出遅れたので和賀岳まで往復できるかどうかわからなくなってきたが，ともかく小杉山までは行ってみるつもりで薬師岳から先へと進むことにした。薬師岳の先の薬師平のあたりでトレランの若者一人とすれ違う。薬師平の向こうで小杉山から引き返してきた5人組の方々と会った。ややガスってきたのと，夕刻までの行動時間を考え，和賀岳まで行かずに小杉山で引き返してきという。
小杉山で買ってきたサンドイッチを食べ，引き返す選択もあったが，やはり和賀岳を目指してさらに先へと歩き始めた。小杉山の手前あたりから，登山道の足元の笹が刈られ，足元が見えやすくなっている。ただ刈られた笹を踏むと滑りやすい。
小杉山の向こうで年配の男の人が下りてくるのとすれ違う。小杉山から小鷲倉を経て和賀岳までは歩きやすいこともあり，思っていたよりも早く到着することができた。和賀岳頂上では岩手県側から登ってきた年配の男の人と若めの女の人が休んでご飯を食べていた。この日は岩手県側から沢登りをして登ってきたグループもいたようだ。
秋田中央ICから秋田自動車道に乗り，大曲で大曲西道路を経て真木林道に入った。大西道路終点で国道13号線に出てからは，ともかくカーナビに従った。現美郷町内の千畑の商店街を通ったが，以前あった「どかんと一発かまどきゃし」の方言による交通標語の大看板がなくなっていた。
現在のところ，一般車両で行ける真木林道の最奥が薬師岳登山口公衆トイレ前のあたり。駐車スペースには5，6台が駐車されていた。朝起きてから秋田県側から和賀岳に行ってみようと思い立ったこともあり，私が最後尾の登山者となったと思う。登山客ばかりでなく，釣り客も来ているようだ。私のすぐ後に乗り入れてきた人は，長靴を履いて出て行ったので釣り目的だったようだ。
いつも持参するハンディGPSを忘れてきたので，時間記録のためチェックポイントに着いた時と出発したときは必ず時間メモの為にデジカメ写真をとるように心がけた。
この日はそれなりに気温が上がり，森の中の登りは汗が眼鏡に落ちるくらい。倉方から上の尾根に出たときは日差しが強烈で特に暑く感じた。
薬師岳頂上までは誰とも会わなかったが，薬師岳頂上では男の人と女の人1人おられた。男の人は間もなく下山していった。女の人の連れ5人はその先の小杉山まで行ってちょうど戻って来るところだという。薬師岳頂上かた小杉山から下山してくるグループの姿が見えた。
出遅れたので和賀岳まで往復できるかどうかわからなくなってきたが，ともかく小杉山までは行ってみるつもりで薬師岳から先へと進むことにした。薬師岳の先の薬師平のあたりでトレランの若者一人とすれ違う。薬師平の向こうで小杉山から引き返してきた5人組の方々と会った。ややガスってきたのと，夕刻までの行動時間を考え，和賀岳まで行かずに小杉山で引き返してきという。
小杉山で買ってきたサンドイッチを食べ，引き返す選択もあったが，やはり和賀岳を目指してさらに先へと歩き始めた。小杉山の手前あたりから，登山道の足元の笹が刈られ，足元が見えやすくなっている。ただ刈られた笹を踏むと滑りやすい。
小杉山の向こうで年配の男の人が下りてくるのとすれ違う。小杉山から小鷲倉を経て和賀岳までは歩きやすいこともあり，思っていたよりも早く到着することができた。和賀岳頂上では岩手県側から登ってきた年配の男の人と若めの女の人が休んでご飯を食べていた。この日は岩手県側から沢登りをして登ってきたグループもいたようだ。
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
薬師岳登山口公衆トイレ。真木林道は現在，日曜日のみ終日自家用車が通行可能。
薬師岳登山口公衆トイレは薬師岳避難小屋を兼ねている。薬師岳登山口公衆トイレの建物内部。
薬師岳登山口公衆トイレの建物の中にある「真木真昼県立自然公園太田地域案内図」。
イヌガヤ（犬榧）。イチイ科イヌガヤ属の常緑小高木の針葉樹。別名：ヘビノキ（蛇の木），ヘダマ（屁玉），ヒノキダマ（檜玉），ヘボガヤ（へぼ榧）など。
9/16 9:41
イヌガヤ（犬榧）。イチイ科イヌガヤ属の常緑小高木の針葉樹。別名：ヘビノキ（蛇の木），ヘダマ（屁玉），ヒノキダマ（檜玉），ヘボガヤ（へぼ榧）など。
イヌガヤ。カヤ（カヤ）は葉が硬くで握ると痛いが，イヌガヤの葉はカヤより軟らかい。
ツリフネソウ（釣船草，吊舟草）。ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。別名：ムラサキツリフネ（紫釣船）。
ツユクサ（露草）。ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。英語名はasiatic dayflower。
本日の持参物。量的には空荷に近いイメージ。500mlペットボトル4本持参したが，結局3本を消費。
カタバミ（酢漿草，片喰，傍食）。カタバミ科カタバミ属の多年草。日本では近年，カタバミとよく似たオッタチカタバミ（おっ立ち片喰）という帰化植物が急増しているという。
9/16 9:54
カタバミ（酢漿草，片喰，傍食）。カタバミ科カタバミ属の多年草。日本では近年，カタバミとよく似たオッタチカタバミ（おっ立ち片喰）という帰化植物が急増しているという。
薬師岳登山口公衆トイレ前の道標。公衆トイレの裏から登山道が始まるのかと思ったが，そうでもないようだ。甘露水口は林道をさらに進んだ先のようだ。
9/16 9:54
薬師岳登山口公衆トイレ前の道標。公衆トイレの裏から登山道が始まるのかと思ったが，そうでもないようだ。甘露水口は林道をさらに進んだ先のようだ。
薬師岳登山口公衆トイレ前の林道脇に薄紫色の野菊。ノコンギク，ユウガギク，カントウヨメナなど候補があるが，どれだかわからない。
薬師岳登山口公衆トイレ前の林道脇の野菊。冠毛が長そうなのでノコンギクか。
薬師岳登山口公衆トイレの先の林道はメンテナンス工事がなされているようだが通行止め。車は行けないが，通行止めの先へと歩いてゆく。
通行止めの先の林道。このあたりは崩落した後に工事をしたところのようだ。
オオハンゴンソウ（大反魂草）。キク科オオハンゴンソウ属の多年草。北米原産の帰化植物。日本へは明治中期に観賞用として導入され，1955年には野生化したと言われる。
9/16 9:57
オオハンゴンソウ（大反魂草）。キク科オオハンゴンソウ属の多年草。北米原産の帰化植物。日本へは明治中期に観賞用として導入され，1955年には野生化したと言われる。
ミゾソバ（溝蕎麦）。タデ科タデ属またはイヌタデ属に分類される一年生植物。
通行止めの先の林道は，もう一か所メンテナンス工事がなされているところがある。
甘露水口。ここまで林道上を歩いてきたが（駐車場から1kmほど），ここから登山歩道に入る。
葉は小さめだがシシガシラの葉であろう。シシガシラ（獅子頭）はシシガシラ科ヒリュウシダ属のシダ植物。
白い花のツリフネソウ。近くに紫のツリフネソウも黄色のツリフネソウもある。
ホテイシダ（布袋羊歯）。ウラボシ科ノキシノブ属の夏緑性のシダ植物。葉質は薄く波打つ。
曲沢分岐。小路又口とは地図では薬師岳登山口公衆トイレ近くからの登山道のようであるが，今は歩く人が少ないようだ。
コタニワタリ（小谷渡）。チャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性のシダ植物。
足元が濡れているところあり。今回のコースでは足元が濡れているところはコース全体ではほとんどない。
ミヤマニガウリ（深山苦瓜）。ウリ科ミヤマニガウリ属の一年草。巻きひげを持つつる植物。
ミヤマニガウリ。雄性両全性異株。すなわち雄株と両性株があり，雄株は少ないという。写真の花は両性花のようだ。
ユキザサ（雪笹）の実。ユキザサはキジカクシ科マイヅルソウ属の多年草。
コフキサルノコシカケ（粉吹猿腰掛）。マンネンタケ科マンネンタケ属のキノコ。胞子が舞い出ると周りをチョコレート色に染める。
コフキサルノコシカケ。胞子が地面に落ちてチョコレート色になっている。
木の名前表示板が幹の中に埋もれている。名前表示板は「ブナ」と書いてあったのであろう。
ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）。キク科アキノキリンソウ属の多年草。
ヤマソテツ（山蘇鉄）。キジノオシダ科キジノオシダ属のシダ植物。
セリ科の花。ミヤマセンキュウであろうか。もしくはイブキゼリか。
セリ科の花。ミヤマセンキュウまたはイブキゼリのようにも思うが，セリ科の花を見分けるのはとても難しい。
ハンカイシオガマ（樊噲塩竈）。ハマウツボ科シオガマギク属の多年草。
ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）。キク科アキノキリンソウ属の多年草。
ツリガネタケ（釣鐘茸）。サルノコシカケ科ツリガネタケ属のキノコ。
ツクバネソウ（衝羽根草）。ユリ科ツクバネソウ属の多年草。黒い実が落ちて赤みがかった萼片が残ったもの。
トチバニンジン（栃葉人参）の実。トチバニンジンはウコギ科トチバニンジン属の多年草。
尾根上に出ると東側から南東方向の稜線の山々が見えて来た。東南東に見えるのは大甲（標高1108m）［写真中央］。
写真のほぼ中央，南南東方向に見えるのは中ノ沢岳（標高1161m）。その左手前に見える頂上のややとがった山が甲山（標高1012m）。
9/16 11:27
写真のほぼ中央，南南東方向に見えるのは中ノ沢岳（標高1161m）。その左手前に見える頂上のややとがった山が甲山（標高1012m）。
尾根上に出たところから南南西の方向。写真の中央部奥に見えるのが真昼岳。
エゾオヤマリンドウ（蝦夷御山竜胆）。リンドウ科リンドウ属の多年草。東北地方から北海道の高山帯に分布。茎頂部にまとまって花をつける。
1
9/16 11:27
エゾオヤマリンドウ（蝦夷御山竜胆）。リンドウ科リンドウ属の多年草。東北地方から北海道の高山帯に分布。茎頂部にまとまって花をつける。
登山道の先に見える岩峰は薬師分岐あたりにあるもの。登山道は岩峰を登ってゆく。
ヒトツバヨモギ（一葉蓬）。キク科ヨモギ属の多年草。日本特産の高山植物。別名：ヤナギヨモギ。
ハクサンフウロ（白山風露）。フウロソウ科フウロソウ属の多年草。ハクサンフウロは東北地方から伊吹山まで分布。
キャラボク（伽羅木）の葉。キャラボクはイチイ科イチイ属の常緑低木でイチイの変種。本州の日本海側に多い。
薬師分岐から南西側に延びる尾根。その向こうには秋田県の仙北平野。
登山道のすぐ右側で岩がむき出しになっている。ここが尾根筋に出たところから見えていた岩峰。
岩がむき出しになっているところを乗り越えたところ。すぐ先に薬師分岐の道標がある。
薬師分岐の道標。倒れているせいもあり，帰りはこの道標に気付かなかった。
大甲，甲山方面からの尾根。国土地理院の地図にはこの尾根に道が付いているが，笹の茂みでほぼ道が見えない。
薬師岳山頂。薬師岳には2人の登山者が休んでおられた。単独の男の人はすぐに下山して行かれた。女の人の他の仲間5人はこの先の小杉山まで行っているようだった。
9/16 11:53
薬師岳山頂。薬師岳には2人の登山者が休んでおられた。単独の男の人はすぐに下山して行かれた。女の人の他の仲間5人はこの先の小杉山まで行っているようだった。
薬師岳で水分補給。ここまで登山口から500mlペットボトル2本消費。水分補給後，小杉山，和賀岳に向けて先へと進む。
キオン（黄苑）。キク科キオン属の多年草。別名：ヒゴオミナエシ（肥後女郎花）。
薬師岳から薬師平へ。草の丈は大きくないが，踏み跡が見えにくい。
登山道から西側の風景。神川沢の谷を隔てた向こうの南北方向に延びる尾根。
薬師平を過ぎたところで，小杉山から引き返してみた5人組の男女とすれ違う。薬師岳の頂上で待っていた女の人と同じグループの方々のようだ。
9/16 12:12
薬師平を過ぎたところで，小杉山から引き返してみた5人組の男女とすれ違う。薬師岳の頂上で待っていた女の人と同じグループの方々のようだ。
薬師平を過ぎたところから，小杉山と和賀岳の間にある小鷲倉をのぞむ。ややガスがかかっている。5人組の方々はガスがかかってきたのを見て小杉山から引き返してきたようだ。
9/16 12:13
薬師平を過ぎたところから，小杉山と和賀岳の間にある小鷲倉をのぞむ。ややガスがかかっている。5人組の方々はガスがかかってきたのを見て小杉山から引き返してきたようだ。
小杉山への登り途中にタカネナナカマド。紅葉はまだだが，赤い実が目立つ。
小杉山への斜面を登り始めたあたりより薬師岳の方向を振り返る。手前のピークの向こうに薬師平があり，
和賀岳まで往復すると下山が遅くなりそうだが，ともかく先へ行ってみることに。
小杉山から和賀岳を目指す。まずは途中にある小鷲倉のピークを目指す。
小鷲倉への登り。写真ではやや急な登りに見えるが，歩いてみればそんなに急な登りには感じない。
和賀岳から南に延びる稜線。岩手県側の高下コースはこの稜線上を通る。
小鷲倉から和賀岳への稜線上の登山道の足元の岩石。風化したグリーンタフだろうか。
イワイチョウ（岩銀杏）。ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。別名：ミズイチョウ（水銀杏）。
和賀岳山頂に到着。山頂には岩手県側の高下コースから来た男の人と女の人の二人組の先客あり。
和賀岳頂上の登山道開発記念の石碑。秋田県側の登山道の開発記念のようだ。1964年8月とある。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
日焼け止め
携帯
ストック
カメラ
|
|---|
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和賀岳−甘露水登山口より（その2）
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