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Yamareco

記録ID: 1586843
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳〜長年の宿題を果たしに

2018年09月15日(土) 〜 2018年09月16日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
27:22
距離
31.5km
登り
2,056m
下り
2,049m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:33
休憩
0:21
合計
3:54
距離 11.3km 登り 738m 下り 262m
12:56
29
14:38
14:59
111
16:50
2日目
山行
7:55
休憩
2:35
合計
10:30
距離 20.2km 登り 1,318m 下り 1,796m
5:47
82
7:09
7:11
81
8:32
8:33
4
8:40
9:24
4
10:32
10:34
54
11:28
12:50
89
14:19
14:38
62
16:12
16:17
0
16:17
ゴール地点
天候 15日:晴れ
16日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 飛行機
新千歳空港からとよぬか山荘までレンタカーで移動、2時間半位。登山口までのシャトルバスは往復共完全予約制、乗る人の名前もチェックしています。
コース状況/
危険箇所等
幌尻岳に登るにはこのコースが最も楽で安全だと思います。
但し、シャトルバス・山小屋は完全予約制ですので事前に予約が必須です。

林道終点(北電取水口)から幌尻山荘までは基本的に登山道は無く糠平川を遡上して行く事になります。
糠平川は本格的な沢登りでは有りませんが、徒渉は10回以上(数え切れない程)有りますので登山靴ではなく沢靴が必要です。
苔で滑って転倒すると危険ですので沢専用の靴を強くお勧めします。ストックも有った方が流れの速い場所の徒渉に安心です。
今回はしばらく本格的な雨が降っていないとのことで水位は低かったのですが、それでも膝上まで浸かりました(私の身長は172 Cm)小柄な女性などは股下まで濡れる覚悟が必要だと思います。
徒渉ポイントには目印がありますので迷うことは無いと思いますが、対岸に渡る大体の場所がわかるだけですので、実際の徒渉は自分で判断して安全に渡れるルートを見つける必要が有ります。全く沢登りをしたことが無い人は経験者と同行した方が良いと思います。徒渉中に転倒すると死亡事故にもつながりますのでくれぐれも慎重に。
当然ですが増水している場合は絶対に入ってはいけません(シャトルバスも運休になります)。私は直近は3回計画してやっと今回登れました。

幌尻山荘から山頂までは普通の登山道で、特に危険な場所や間違いやすい場所は有りません。(ヒグマに注意)
その他周辺情報 下山後は翌日の羊蹄山に向けてニセコに移動しました。
今回もLCCです。
成田空港は雨。
2018年09月15日 05:37撮影 by  SC-01K, samsung
9/15 5:37
今回もLCCです。
成田空港は雨。
本州と北海道が見えます。
2018年09月15日 07:06撮影 by  SC-01K, samsung
9/15 7:06
本州と北海道が見えます。
千歳空港は晴れてました。
2018年09月15日 07:30撮影 by  SC-01K, samsung
9/15 7:30
千歳空港は晴れてました。
登山口までのシャトルバス車内。
なんと他に乗客は無し、貸し切りです。
2018年09月15日 11:26撮影 by  SC-01K, samsung
9/15 11:26
登山口までのシャトルバス車内。
なんと他に乗客は無し、貸し切りです。
登山口の第二ゲートです。
トイレ、水場、待合プレハブ小屋が有ります。
携帯の電波は来ていません。
2018年09月15日 12:51撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 12:51
登山口の第二ゲートです。
トイレ、水場、待合プレハブ小屋が有ります。
携帯の電波は来ていません。
まずは林道歩き2時間から。
2018年09月15日 13:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 13:00
まずは林道歩き2時間から。
この辺りはまだ夏の雰囲気です。
2018年09月15日 13:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 13:24
この辺りはまだ夏の雰囲気です。
林道終点、北電取水口です。
この橋が流され工事中です。
2018年09月15日 14:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 14:37
林道終点、北電取水口です。
この橋が流され工事中です。
橋が無いためここが最初の徒渉ポイントになります。
2018年09月15日 14:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 14:37
橋が無いためここが最初の徒渉ポイントになります。
この日のために沢靴(一番安いの)購入です。
昔は地下足袋にわらじが沢登りの定番だったんですが。。。。
2018年09月15日 14:52撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 14:52
この日のために沢靴(一番安いの)購入です。
昔は地下足袋にわらじが沢登りの定番だったんですが。。。。
いざ徒渉開始!
2018年09月15日 14:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 14:57
いざ徒渉開始!
しばらくは沢沿いの道があります。
2018年09月15日 15:00撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:00
しばらくは沢沿いの道があります。
こんなへつりもありますが、しっかりした鎖があるので気分的に楽です。
2018年09月15日 15:04撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:04
こんなへつりもありますが、しっかりした鎖があるので気分的に楽です。
スタートからドボンしないよう慎重に。
2018年09月15日 15:05撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:05
スタートからドボンしないよう慎重に。
ちょっとした高巻きも有ります。
2018年09月15日 15:34撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:34
ちょっとした高巻きも有ります。
ここが本来の最初の徒渉ポイントです。
2018年09月15日 15:39撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/15 15:39
ここが本来の最初の徒渉ポイントです。
この後10数回の徒渉が有ります。
2018年09月15日 15:43撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:43
この後10数回の徒渉が有ります。
こんな橋が架かっている場所もあります。(1ヶ所)
2018年09月15日 15:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:45
こんな橋が架かっている場所もあります。(1ヶ所)
へつりポイントも数回あります。
2018年09月15日 15:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/15 15:46
へつりポイントも数回あります。
小さなはしご。
2018年09月15日 15:48撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 15:48
小さなはしご。
水深は深いところで膝上まで有りました。
2018年09月15日 16:07撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 16:07
水深は深いところで膝上まで有りました。
澄み切った水、徒渉に入るとイワナが逃げて行くのが見えます。
2018年09月15日 16:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 16:21
澄み切った水、徒渉に入るとイワナが逃げて行くのが見えます。
あちこちから名も無い滝が落ちています。
2018年09月15日 16:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 16:29
あちこちから名も無い滝が落ちています。
秋を感じさせる花。
2018年09月15日 16:36撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 16:36
秋を感じさせる花。
水の豊かな山です。
2018年09月15日 16:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/15 16:40
水の豊かな山です。
沢歩きは1時間ほどで終わってしまいました。
楽しかったのに、残念(-.-)
2018年09月15日 16:49撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/15 16:49
沢歩きは1時間ほどで終わってしまいました。
楽しかったのに、残念(-.-)
翌朝。晴れました!急いで朝食を食べて出発です。
2018年09月16日 05:03撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 5:03
翌朝。晴れました!急いで朝食を食べて出発です。
一晩お世話になった幌尻山荘。快適でした。
2018年09月16日 05:04撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/16 5:04
一晩お世話になった幌尻山荘。快適でした。
稜線に向かって樹林帯を登って行きます。
2018年09月16日 06:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 6:08
稜線に向かって樹林帯を登って行きます。
高度を上げると紅葉が始まります。
2018年09月16日 06:34撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 6:34
高度を上げると紅葉が始まります。
北海道の山はもう秋ですね。
2018年09月16日 06:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 6:50
北海道の山はもう秋ですね。
途中の水場。
2018年09月16日 07:09撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 7:09
途中の水場。
水場はちょっと離れているので写真だけ。
2018年09月16日 07:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 7:10
水場はちょっと離れているので写真だけ。
稜線の雲が取れて行きます。
2018年09月16日 07:10撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 7:10
稜線の雲が取れて行きます。
幌尻岳から北に続く稜線、戸蔦別岳。
2018年09月16日 07:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/16 7:21
幌尻岳から北に続く稜線、戸蔦別岳。
北カールと、幌尻岳。山頂はまだガスの中。
2018年09月16日 07:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/16 7:37
北カールと、幌尻岳。山頂はまだガスの中。
北カールを望遠で。いかにも熊が居そうです。
2018年09月16日 07:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 7:37
北カールを望遠で。いかにも熊が居そうです。
気持ちの良い稜線に気分も上がります。
2018年09月16日 07:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 7:37
気持ちの良い稜線に気分も上がります。
幌尻岳から北に続く稜線。
40年前歩くはずでした。
2018年09月16日 07:38撮影 by  SC-01K, samsung
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9/16 7:38
幌尻岳から北に続く稜線。
40年前歩くはずでした。
既に秋色。
2018年09月16日 07:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 7:45
既に秋色。
山頂が見えてきました。
2018年09月16日 07:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 7:46
山頂が見えてきました。
歩いてきた道を振り返って。
2018年09月16日 07:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 7:56
歩いてきた道を振り返って。
山頂が完全にガスから出ました。
2018年09月16日 08:18撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 8:18
山頂が完全にガスから出ました。
立派な山容です。
2018年09月16日 08:18撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 8:18
立派な山容です。
新冠からのルートと合流しました。
2018年09月16日 08:36撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 8:36
新冠からのルートと合流しました。
幌尻岳山頂。
40年越の宿題を果たした瞬間です。
2018年09月16日 08:49撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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幌尻岳山頂。
40年越の宿題を果たした瞬間です。
何度もヤマレコで見た山頂標識が現実のものになりました。
2018年09月16日 08:53撮影 by  SC-01K, samsung
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9/16 8:53
何度もヤマレコで見た山頂標識が現実のものになりました。
時々ガスが流れ遠くの景色は見えませんでした。
2018年09月16日 09:35撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 9:35
時々ガスが流れ遠くの景色は見えませんでした。
北カールを見下ろして。
2018年09月16日 09:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 9:37
北カールを見下ろして。
名残惜しく山頂を何度も振り返りながら下山します。
2018年09月16日 09:40撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 9:40
名残惜しく山頂を何度も振り返りながら下山します。
錦秋を楽しみながら下山します。
2018年09月16日 09:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 9:50
錦秋を楽しみながら下山します。
2018年09月16日 09:51撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 9:51
本当に気持ちの良い稜線です。
2018年09月16日 09:52撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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9/16 9:52
本当に気持ちの良い稜線です。
北カールにスポットライトが当たっています。
2018年09月16日 09:54撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/16 9:54
北カールにスポットライトが当たっています。
あの稜線も歩いて見たかった。
2018年09月16日 10:06撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
9/16 10:06
あの稜線も歩いて見たかった。
幌尻岳、素晴らしい山でした。
2018年09月16日 10:06撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
9/16 10:06
幌尻岳、素晴らしい山でした。
5時のシャトルバスに合わせてのんびり下山します。
2018年09月16日 13:08撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 13:08
5時のシャトルバスに合わせてのんびり下山します。
渡渉中のイメージ。実際にはもう少し深い所が多いです。
2018年09月16日 13:24撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 13:24
渡渉中のイメージ。実際にはもう少し深い所が多いです。
こんな濡れたへつりは油断ならないですね。
2018年09月16日 14:02撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 14:02
こんな濡れたへつりは油断ならないですね。
沢歩きの終点が見えてきました。
2018年09月16日 14:17撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 14:17
沢歩きの終点が見えてきました。
これは渡渉に使う杖らしいです。
必要な人はご自由に。
2018年09月16日 14:18撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 14:18
これは渡渉に使う杖らしいです。
必要な人はご自由に。
最後にまた林道歩きが待っています。
2018年09月16日 14:19撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 14:19
最後にまた林道歩きが待っています。
きれいな枝沢があちこちから滝になって流れ込んでいます。
2018年09月16日 14:50撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 14:50
きれいな枝沢があちこちから滝になって流れ込んでいます。
楽しかった二日間ももうすぐ終わりです。
2018年09月16日 15:35撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 15:35
楽しかった二日間ももうすぐ終わりです。
第二ゲートです。
2018年09月16日 16:29撮影 by  SC-01K, samsung
9/16 16:29
第二ゲートです。
バス乗り場まで戻ってきました。
2018年09月16日 16:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
9/16 16:25
バス乗り場まで戻ってきました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ シェラフ 携帯トイレ
備考 沢靴は必ず必要。渡渉は水位が低くても膝上まで浸かるので、ショートパンツが良い。ストックも必要。

感想

今回の北海道胆振東部地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

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幌尻岳に初めて挑戦したのは1978年、今からちょうど40年前でした。
北海道の山々を1ヶ月以上掛けて登った若き日の大遠征です。その最終目標としていたのが幌尻岳を含む日高山脈の縦走でした。
結果は悪天候による糠平川の増水により取り付く事も出来ず惨敗となりました。
そのときはまた来年チャレンジしようと思ってのですが、何となく縁遠くなって宿題の山となってしまいました。
1998年に転勤で札幌に異動となり大きなチャンスが訪れたのですが、計画する度に天気が悪かったりして結局札幌在住の3年間でも登ることは出来ませんでした。
そして最近になって、過去の宿題になっている山を一つずつ解消しようと計画を進めているのですが、昨年8月・今年7月と2回続けて増水で登れませんでした。
そして今回3度目のチャレンジとなりましたが何と直前に大地震発生、道内初の震度7で大きな被害となりとても登山どころでは無いと諦めていました。
ところが震災被害が落ち着いて来ると、風評から観光客が激減しておりこれが大きな問題となっているとの報道が有り、とよぬか山荘のホームページでも15日から通常通りシャトルバスを運行するので訪れてほしい旨のメッセージが有り予定通り行ってみることにしました。

今回も予算削減でLCC使用のため出発は成田空港です。
前回の教訓から余裕を持って搭乗できるよう早めに出たのですが、6時の始発を取っていたため何と家を出発したのは午前3時、これなら車中泊の方が楽だったかなと思ったのですが、成田空港で車中泊はまずいですよね。
さて2ヶ月ぶりの北海道、3連休なのに千歳空港が空いているのにまず驚きました。空港の施設もまだ復旧途中で3F以上のレストラン街はすべて閉鎖、一部のエスカレーターも止まったままで、震災の後遺症はまだ続いている様でした。
レンタカーでの移動は途中高速道路の速度規制が有りましたが、予定通りとよぬか山荘に到着しました。
道外から始発の飛行機で来るとちょうど都合の良い12時発のシャトルバスが有るのですが、何とこの日の乗客は私一人ちょっと申し訳ないようでした。

バス終点から林道を2時間ほど歩きいよいよお楽しみの糠平川の遡上が始まります。
以前沢登りをやっていた頃は、地下足袋にわらじが定番のスタイルだったのですが、さすがに今時わらじは無いよなぁと思い今回は一番安いモンベルの沢靴を用意しました。
これがなかなかの優れもの、わらじと違いズレることが無く、乱暴に扱っても破れる心配が無いので、好きなところをガンガン歩いて行けました。
糠平川そのものは沢登りと言うよりは川遊びに近い感覚で特に危険なところは無く水も冷たくなくて快適でした。えっもう!と言うような感じで幌尻山荘に着いてしまいました。
この日の山小屋の宿泊者は15名程、広々快適な夜が過ごせました。
翌朝4時過ぎに起きると良い天気、食事も早々に6時前には出発しました。小屋から先の登山道は至って普通でしたが樹林帯の急登を抜け尾根に乗ると、紅葉した北カールと幌尻岳に続く大展望が待っていました。
2000mそこそこの山ですが、本州で言えば明らかにアルプス級の景色が広がっていました。
快適な稜線を進み40年来の宿題で有った幌尻岳山頂に到着、生憎ガスが流れて北面の展望は無かったのですが、40年前辿るはずだった戸蔦別岳に続く稜線を感慨深く眺めました。
そこには二十歳そこそこの若い私が大きなキスリングザックを背負って勇んで進んで行く姿が見えるようでした。
まだまだこれから、残した宿題の山も有るし行ったことの無い魅力的な山が沢山待っています、トレーニングに励みいつまでも現役で山を登り続けようと改めて誓いました。

その後急いで下山、17時の最終のシャトルバス(これも私だけ)に乗り日高を後にして、次の目的地羊蹄山に登るべくレンタカーを飛ばしました。

翌日の羊蹄山の記録はこちらです→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1586852.html

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コメント

一足早い紅葉ですね
yamayaさん、おはようございます。
今期2度目の北海道ですね、幌尻岳お疲れさまでした。
そして学生時代からの訪れる事が出来なかった山なので感動も達成感も充実していたんだろうな。
地図で確認したら日高山脈?のほぼ中央、そして川も遡行しなくちゃならないしアプローチが大変そうですね。しかしながら北海道の山は雄大に見えます!、併せて一足早い紅葉も堪能し羨ましい限りです
お盆明けから毎週予定を組んでも台風や雨ばかり 全然山に行けてなくちょっと禁断症状、来週予定している日程も マークで困ったものです。

次のレコは羊蹄山ですか、楽しみに待っております
2018/9/19 8:57
Re: 一足早い紅葉ですね
opiroさんこんにちは。
なかなか登れなかった幌尻岳やっと登ってきました
それにしても初めて狙ってから40年掛るとは何とものんびりし過ぎですね。
まあ途中は殆ど忘れていて本気で狙ったのはここ数年なんですけどね
今回震災の直後だったので遊びに行くのはためらったのですが、現地で会う人みんなが観光客が減るのは北海道にとって大問題なので、どんどん来て欲しいと言ってくれてましたのでほっとしました。
8月からどうも天気がパッとしない日が多いのでopiroさんも晴天を求めて遠征はどうですか
今回も早々のコメントありがとうございました。
2018/9/19 13:43
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技術レベル
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体力レベル
4/5

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