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Yamareco

記録ID: 1603378
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

笠ヶ岳(笠新道より)

2018年10月04日(木) 〜 2018年10月05日(金)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
15:03
距離
27.9km
登り
2,350m
下り
2,344m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:02
休憩
1:37
合計
8:39
距離 13.4km 登り 2,097m 下り 324m
6:11
6:12
13
6:51
6:52
17
7:09
14
7:23
7:30
179
10:29
10:51
65
11:56
1
11:57
11:58
6
12:04
12:09
6
12:15
12:18
0
12:18
34
12:52
12:53
32
13:25
13:56
12
14:08
14:28
12
2日目
山行
5:56
休憩
0:57
合計
6:53
距離 14.5km 登り 261m 下り 2,029m
6:29
24
6:53
38
7:31
2
7:33
7:34
47
8:21
8:35
144
10:59
11:06
14
11:20
11:32
13
11:45
11
11:56
11:57
16
12:13
12:15
15
12:41
12:46
2
天候 1日目:高曇り
2日目:雨→曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
新穂高温泉 登山者用無料駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
・駐車場〜笠新道入口〜杓子平
最初の林道歩きは特に語るべきことはありません。
お助け風穴を経て中崎橋を渡ると笠新道の入口となります。
笠新道は岩階段状に整備されてはいますが、杓子平まではノンストップ急登となります。
この区間はよく整備されていますが狭い箇所や大岩の上を渡っていくような箇所もあり、致命的ではありませんがそれなりに歩きにくい箇所も出てきます。
ある程度の感覚で現在標高を示す看板がありますので、焦らずジリジリと歩いていきましょう。
2000m付近から灌木帯と熊笹ゾーンとなり、視界が開ける箇所が増えてきます。

・杓子平〜抜戸岳(の肩)
長い急登を上り詰めて尾根の上に飛び出すようにして目の前に杓子平が広がります。
杓子平の標識から巻道分岐までの区間は笠新道で唯一とも言える平和な区間となります。
休憩的地でもあるので、登りでも下りでもこの先に備えて英気を養うと良いでしょう。
巻道との分岐から先は再び急登となります。
巻道方面は崩落のため通行止めとなっているので、笠ヶ岳登山の計画は必然的に抜戸岳を経由するコースとなるので時間の読みには注意しましょう。
分岐から抜戸岳の肩の部分までは急登なだけでなく浮石も非常に多く、笠新道ではもっとも気をつけなければならない区間となります。
岩だらけの広大な斜面はどこでも歩けそうに見えますが、正解のルートはペイントで示されているので外れないように注意です。

・抜戸岳(の肩)〜笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳
稜線へ登りつめると足元に笠ヶ岳の方向がペイントされた岩があります。
抜戸岳へ立ち寄る場合には、この分岐を右に行きますがルート整備度は数段階下がりますので緊張感のある道となります。
笠ヶ岳方面はよく整備された明瞭な道が続きます。
一定のアップダウンを挟みながら徐々に笠ヶ岳へと近づいて行き、笠ヶ岳山荘テント場の手前あたりから一気に登って行きます。
テント場から山荘までも緩やかな道ではありますが、一定の斜度と距離があるため疲れた足にはなかなかのキツさとなります。
笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳へは15分ほどの道のりですが足元はゴロゴロの岩道なため、テント場サンダルなどで行くのはオススメしません。
おはようございます。
ここは新穂高登山指導センターです。
今回は笠ヶ岳を目指してやってまいりました。
2018年10月04日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 6:16
おはようございます。
ここは新穂高登山指導センターです。
今回は笠ヶ岳を目指してやってまいりました。
季節は10月となり、仕事の都合で今年の北アルプス登山はラストになりそうです。
前回同じ道を歩いて双六岳へ行きましたが、そこから見えた笠ヶ岳に今度こそ行きたいと思います。
2018年10月04日 06:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 6:22
季節は10月となり、仕事の都合で今年の北アルプス登山はラストになりそうです。
前回同じ道を歩いて双六岳へ行きましたが、そこから見えた笠ヶ岳に今度こそ行きたいと思います。
わかっているけど面倒くさい林道歩き。
なにか林道が楽しくなる方法があったら教えてください。
2018年10月04日 06:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 6:30
わかっているけど面倒くさい林道歩き。
なにか林道が楽しくなる方法があったら教えてください。
今年の夏は連休といえば悪天候という夏でした。
今はもう秋ですが、今回も台風が近づいている中の登山です。
一泊二日の行程ですが、どうにか天気は持ちそうなのですが…。
2018年10月04日 06:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 6:54
今年の夏は連休といえば悪天候という夏でした。
今はもう秋ですが、今回も台風が近づいている中の登山です。
一泊二日の行程ですが、どうにか天気は持ちそうなのですが…。
お助け風穴を通過。
夏に来た時よりかなり涼しいので、今回はスルーしました。
2018年10月04日 06:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 6:55
お助け風穴を通過。
夏に来た時よりかなり涼しいので、今回はスルーしました。
自己責任橋(中崎橋)を通過。
この先の工事区間や小屋に向けてガンガントラックが通過しているので、徒歩で通過する分には問題ないでしょう。
2018年10月04日 07:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 7:13
自己責任橋(中崎橋)を通過。
この先の工事区間や小屋に向けてガンガントラックが通過しているので、徒歩で通過する分には問題ないでしょう。
そしていよいよ笠新道入口。
難易度は高くないですがとにかくキツく長いため、かなりのハードコースとして認識されている道。
よし、いくぞ!
2018年10月04日 07:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
10/4 7:27
そしていよいよ笠新道入口。
難易度は高くないですがとにかくキツく長いため、かなりのハードコースとして認識されている道。
よし、いくぞ!
序盤はよくある登山道といった具合の道が続きます。
所々に段の大きな登りがありますが、まだおとなしめな感じ。
2018年10月04日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 7:30
序盤はよくある登山道といった具合の道が続きます。
所々に段の大きな登りがありますが、まだおとなしめな感じ。
かと思えば割とすぐにこんな感じになります。
ここは崩落の跡でもあると思いますが、基本的にはタフな岩階段が延々と続く感じです。
2018年10月04日 07:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 7:39
かと思えば割とすぐにこんな感じになります。
ここは崩落の跡でもあると思いますが、基本的にはタフな岩階段が延々と続く感じです。
無限に続くかのような九十九折をこなしていきます。
整備はされているので歩きにくくはないですが、単純にキツイ。
2018年10月04日 07:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 7:50
無限に続くかのような九十九折をこなしていきます。
整備はされているので歩きにくくはないですが、単純にキツイ。
なかなか豪快な倒木とその処理後の道。
写真では分かりにくいですが、左の断面は直径60cmくらいはあると思われる巨木です。
2018年10月04日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:13
なかなか豪快な倒木とその処理後の道。
写真では分かりにくいですが、左の断面は直径60cmくらいはあると思われる巨木です。
ひたすらに急登。
事前の予習では2000mくらいから展望がひらけてくるとの事なので黙々と登ります。
2018年10月04日 08:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 8:16
ひたすらに急登。
事前の予習では2000mくらいから展望がひらけてくるとの事なので黙々と登ります。
道中にはこのような標高を示す看板があります。
ここは1700m地点。
全部見つけてないと思いますが、1450,1700,1800,1920(杓子平への中間地点),2100,2200を見つけました。
2018年10月04日 08:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:24
道中にはこのような標高を示す看板があります。
ここは1700m地点。
全部見つけてないと思いますが、1450,1700,1800,1920(杓子平への中間地点),2100,2200を見つけました。
1700mを過ぎたあたりから針葉樹の巨木が減り、紅葉の樹林帯となってきました。
これは気持ちが良い。
2018年10月04日 08:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:26
1700mを過ぎたあたりから針葉樹の巨木が減り、紅葉の樹林帯となってきました。
これは気持ちが良い。
低木が増えてきたため、所々で好展望となります。
横を見れば穂高連峰の威容が常にあります。
2018年10月04日 08:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:33
低木が増えてきたため、所々で好展望となります。
横を見れば穂高連峰の威容が常にあります。
焼岳もくっきり。
目立つ山なので、とてもよく分かりますね。
2018年10月04日 08:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:33
焼岳もくっきり。
目立つ山なので、とてもよく分かりますね。
1800m地点を通過。
ここまであまり休憩に適した広場はありません。
1人2人程度ならなんとか腰をおろせる岩がある程度。
2018年10月04日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:40
1800m地点を通過。
ここまであまり休憩に適した広場はありません。
1人2人程度ならなんとか腰をおろせる岩がある程度。
植生はさらに薄まり、熊笹が増えてきました。
2018年10月04日 08:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 8:49
植生はさらに薄まり、熊笹が増えてきました。
長い行程なので見飽きるほど見える焼岳。
背後には乗鞍岳も。
2018年10月04日 08:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 8:53
長い行程なので見飽きるほど見える焼岳。
背後には乗鞍岳も。
目指す尾根が見えてきています。
綺麗な紅葉。
惜しむらくは青空か。
しかし快晴だと暑くてキツイので、高曇りは丁度良いですね。
2018年10月04日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 9:06
目指す尾根が見えてきています。
綺麗な紅葉。
惜しむらくは青空か。
しかし快晴だと暑くてキツイので、高曇りは丁度良いですね。
槍ヶ岳もはっきり見えています。
来年こそはあそこに行こう。
2018年10月04日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 9:24
槍ヶ岳もはっきり見えています。
来年こそはあそこに行こう。
道は岩成分が大分増え、写真のようなガレ場歩きも少なくありません。
軽自動車大の大岩の上を歩いていく箇所もあるので、転倒には最新の注意を。
2018年10月04日 09:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 9:28
道は岩成分が大分増え、写真のようなガレ場歩きも少なくありません。
軽自動車大の大岩の上を歩いていく箇所もあるので、転倒には最新の注意を。
2100m地点通過。
槍穂高の眺めが一望とありますが、樹林が邪魔で槍は見えません。
むしろここより大分手前に一望ポイントがあった。
2018年10月04日 09:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 9:34
2100m地点通過。
槍穂高の眺めが一望とありますが、樹林が邪魔で槍は見えません。
むしろここより大分手前に一望ポイントがあった。
ハァハァ…。
まだ杓子平まで300mほど高度を稼がねばなりません。
ここら辺が精神的にも一番しんどい。
2018年10月04日 10:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:14
ハァハァ…。
まだ杓子平まで300mほど高度を稼がねばなりません。
ここら辺が精神的にも一番しんどい。
あの尾根の向こうに杓子平があるはず。
紅葉は美しいですが、見える印象ほど近くないのです。
しかも杓子平まで到達しても、まだ全体の60%ほどという現実。
2018年10月04日 10:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:18
あの尾根の向こうに杓子平があるはず。
紅葉は美しいですが、見える印象ほど近くないのです。
しかも杓子平まで到達しても、まだ全体の60%ほどという現実。
展望は良いです。
あまりにも長いので若干飽きが来ていますが、樹林帯に居た時よりは気持ちは楽になってきました。
2018年10月04日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:31
展望は良いです。
あまりにも長いので若干飽きが来ていますが、樹林帯に居た時よりは気持ちは楽になってきました。
はるか下方に新穂高温泉が見えます。
凄いところに来ている。
2018年10月04日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:36
はるか下方に新穂高温泉が見えます。
凄いところに来ている。
麓の新穂高温泉と焼岳・乗鞍岳。
遠いなぁ…帰りはあそこまで歩くのかぁ。
2018年10月04日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:36
麓の新穂高温泉と焼岳・乗鞍岳。
遠いなぁ…帰りはあそこまで歩くのかぁ。
そして尾根の切れ目から飛び出すと、突如広がるこの光景。
思わずおおっ!と声が出てしまいました。
すうううげええええ!
2018年10月04日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:53
そして尾根の切れ目から飛び出すと、突如広がるこの光景。
思わずおおっ!と声が出てしまいました。
すうううげええええ!
そう、ようやっと杓子平へ到達です。
ここで一休み。
しばし休憩していると、後ろから次々とおおっ!という声が聞こえてきます。
ここは誰しもが声に出さずに居られない景色です。
2018年10月04日 10:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:38
そう、ようやっと杓子平へ到達です。
ここで一休み。
しばし休憩していると、後ろから次々とおおっ!という声が聞こえてきます。
ここは誰しもが声に出さずに居られない景色です。
前方左には目指す笠ヶ岳が。
まだまだはるか遠くに見えます。
しかしこの景色は…これは惚れる。
2018年10月04日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:53
前方左には目指す笠ヶ岳が。
まだまだはるか遠くに見えます。
しかしこの景色は…これは惚れる。
色調を補正してみました。
自動補正なのであまり細かい事はできていませんが、私のような素人でもお手軽にできて面白い。
2018年10月04日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 10:53
色調を補正してみました。
自動補正なのであまり細かい事はできていませんが、私のような素人でもお手軽にできて面白い。
杓子平からは抜戸岳方面へ上がり稜線へ出ます。
わずかですが緩やかな天国ゾーン。
2018年10月04日 11:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:05
杓子平からは抜戸岳方面へ上がり稜線へ出ます。
わずかですが緩やかな天国ゾーン。
この写真は補正しておりません。
斜面の紅葉が美しすぎる。
2018年10月04日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:08
この写真は補正しておりません。
斜面の紅葉が美しすぎる。
抜戸岳までの写真も良い草紅葉。
平和なのはここだけですが、精神力は一気に回復しますね。
2018年10月04日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:08
抜戸岳までの写真も良い草紅葉。
平和なのはここだけですが、精神力は一気に回復しますね。
抜戸岳方面と巻道との分岐。
笠ヶ岳への近道は左ですが、通行止めになっています。
笠ヶ岳を目指す人は必然的に遠回りをすることになるので、計画を立てる際には注意を。
2018年10月04日 11:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:10
抜戸岳方面と巻道との分岐。
笠ヶ岳への近道は左ですが、通行止めになっています。
笠ヶ岳を目指す人は必然的に遠回りをすることになるので、計画を立てる際には注意を。
抜戸岳の肩に当たる部分まで岩の急登が続きます。
かなりの急登なうえに浮石が非常に多いため、最も緊張感のある区間です。
2018年10月04日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:17
抜戸岳の肩に当たる部分まで岩の急登が続きます。
かなりの急登なうえに浮石が非常に多いため、最も緊張感のある区間です。
遥か上方まで見える岩のペイントを目指して進みます。
この斜面はなかなかに広大で、気をぬくと違う方向に行ってしまいやすいので、視界が悪い時は特に注意を。
2018年10月04日 11:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 11:45
遥か上方まで見える岩のペイントを目指して進みます。
この斜面はなかなかに広大で、気をぬくと違う方向に行ってしまいやすいので、視界が悪い時は特に注意を。
キツイ急登を登りきるといよいよ待望の稜線です。
写真は稜線到達点から抜戸岳方面。
抜戸岳へ立ち寄る場合にはこちらへ。
2018年10月04日 12:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:02
キツイ急登を登りきるといよいよ待望の稜線です。
写真は稜線到達点から抜戸岳方面。
抜戸岳へ立ち寄る場合にはこちらへ。
少し歩くと抜戸岳(2813m)のピークです。
この場所までの道は笠・双六間の縦走路から外れているため、ちょっとした踏み跡を頼りに辿り着く感じです。
2018年10月04日 12:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:11
少し歩くと抜戸岳(2813m)のピークです。
この場所までの道は笠・双六間の縦走路から外れているため、ちょっとした踏み跡を頼りに辿り着く感じです。
抜戸岳から双六岳方面。
黒部五郎岳・薬師岳が美しい。
2018年10月04日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:09
抜戸岳から双六岳方面。
黒部五郎岳・薬師岳が美しい。
抜戸岳から槍穂高の展望。
息を飲む大パノラマ。
2018年10月04日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:09
抜戸岳から槍穂高の展望。
息を飲む大パノラマ。
抜戸岳から笠ヶ岳方面。
美しすぎる天空の散歩道。
2018年10月04日 12:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:11
抜戸岳から笠ヶ岳方面。
美しすぎる天空の散歩道。
抜戸岳から分岐まで戻る際に撮影した写真です。
こんな感じの薄い踏み跡をたどりながら到達しました。
2018年10月04日 12:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:13
抜戸岳から分岐まで戻る際に撮影した写真です。
こんな感じの薄い踏み跡をたどりながら到達しました。
分岐まで戻りました。
さて、本命の笠ヶ岳を目指しましょう。
2018年10月04日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:19
分岐まで戻りました。
さて、本命の笠ヶ岳を目指しましょう。
分岐から笠ヶ岳方面。
ルートガイドにはここから先は緩やかとありますが、こうしてみるとまだ結構登るなぁ。
2018年10月04日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:19
分岐から笠ヶ岳方面。
ルートガイドにはここから先は緩やかとありますが、こうしてみるとまだ結構登るなぁ。
こちら写真も補正をかけてみました。
夏山っぽくなった。
2018年10月04日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:19
こちら写真も補正をかけてみました。
夏山っぽくなった。
稜線から見下ろす打込谷。
こちら側は遥か遠くまで開発の入っていない大自然が続きます。
当然ルートなどありませんが、世の中には向こうから来る人も居るのだろうか。
2018年10月04日 12:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:26
稜線から見下ろす打込谷。
こちら側は遥か遠くまで開発の入っていない大自然が続きます。
当然ルートなどありませんが、世の中には向こうから来る人も居るのだろうか。
笠ヶ岳まではいくつかの小ピークを挟みますが、道はほとんど巻いていく感じなので、見た目よりはキツくありませんでした。
2018年10月04日 12:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:29
笠ヶ岳まではいくつかの小ピークを挟みますが、道はほとんど巻いていく感じなので、見た目よりはキツくありませんでした。
稜線からは常に大展望。
薬師岳を左、鷲羽・水晶を右に、中央には立山も。
2018年10月04日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:39
稜線からは常に大展望。
薬師岳を左、鷲羽・水晶を右に、中央には立山も。
道のいく先には抜戸岩の塊が見えています。
抜戸岩の通過が稜線上では最低点となるので、あそこまで行ったらあとは上り詰めるだけ!
2018年10月04日 12:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:52
道のいく先には抜戸岩の塊が見えています。
抜戸岩の通過が稜線上では最低点となるので、あそこまで行ったらあとは上り詰めるだけ!
抜戸岩とはよく言ったものです。
まるで人工の切り通しの様。
まさかこんなところで切り通しを作る様な土木工事をするとは思えないので、自然物なのでしょうが不思議ですね。
2018年10月04日 12:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 12:54
抜戸岩とはよく言ったものです。
まるで人工の切り通しの様。
まさかこんなところで切り通しを作る様な土木工事をするとは思えないので、自然物なのでしょうが不思議ですね。
さあ登り返しですぞ!
山頂との標高差はおよそ200m。
結構キツイけど最後の頑張りどころです。
2018年10月04日 13:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:02
さあ登り返しですぞ!
山頂との標高差はおよそ200m。
結構キツイけど最後の頑張りどころです。
笠ヶ岳山荘のテント場を通過。
この日は2張りしか幕営の方はいらっしゃいませんでした。
山荘まで遠いためやや面倒なテント場ではありますが、このロケーションは是非ともいつか堪能したい。
2018年10月04日 13:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:17
笠ヶ岳山荘のテント場を通過。
この日は2張りしか幕営の方はいらっしゃいませんでした。
山荘まで遠いためやや面倒なテント場ではありますが、このロケーションは是非ともいつか堪能したい。
テント場から見上げた笠ヶ岳山荘。
ぬおー、遠い!しかも結構登る!
幕営したらトイレに悩みそう。
2018年10月04日 13:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:17
テント場から見上げた笠ヶ岳山荘。
ぬおー、遠い!しかも結構登る!
幕営したらトイレに悩みそう。
笠ヶ岳山荘までは写真の様な岩稜帯を登ります。
そこかしこの岩にガンバレと書いてある。
夜にトイレに行きたくなったらヘッデンでここを登るのかぁ…。
ちょっと怖いかもしれません。
2018年10月04日 13:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:22
笠ヶ岳山荘までは写真の様な岩稜帯を登ります。
そこかしこの岩にガンバレと書いてある。
夜にトイレに行きたくなったらヘッデンでここを登るのかぁ…。
ちょっと怖いかもしれません。
そしてようやっと笠ヶ岳山荘へ到着。
ぐえー、もう限界。
山頂は休憩してから行くことにしました。
2018年10月04日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:45
そしてようやっと笠ヶ岳山荘へ到着。
ぐえー、もう限界。
山頂は休憩してから行くことにしました。
山荘に入るとすく右手に受付があります。
左の引き戸の先は食堂兼談話室。
2018年10月04日 13:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:40
山荘に入るとすく右手に受付があります。
左の引き戸の先は食堂兼談話室。
私の寝床は階段正面の部屋の一番右奥でした。
この日は宿泊者が少なく、スペース的には1人あたり布団2枚分のスペースがあるほどでした。
2018年10月04日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:39
私の寝床は階段正面の部屋の一番右奥でした。
この日は宿泊者が少なく、スペース的には1人あたり布団2枚分のスペースがあるほどでした。
洗面所。
天水利用ですが、そのまま飲めるそうです。
右奥には和式ではありますが匂いもなくとても綺麗なトイレがあります。
2018年10月04日 13:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:40
洗面所。
天水利用ですが、そのまま飲めるそうです。
右奥には和式ではありますが匂いもなくとても綺麗なトイレがあります。
山荘前に広がる展望。
絶景としか言いようがない。
2018年10月04日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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山荘前に広がる展望。
絶景としか言いようがない。
山荘から北側方面。
立山の上に立山みたいな雲が浮かんでいる。
2018年10月04日 13:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 13:59
山荘から北側方面。
立山の上に立山みたいな雲が浮かんでいる。
さて一休みしたので山頂へ向かいます。
山頂へは15分ほど登りですが、岩稜帯のためサンダルなどで向かうのはオススメできません。
2018年10月04日 14:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:00
さて一休みしたので山頂へ向かいます。
山頂へは15分ほど登りですが、岩稜帯のためサンダルなどで向かうのはオススメできません。
笠ヶ岳山頂の祠。
1683年に霊山として円空上人により開山されました。
とても存在感のある巨大な山容なので納得ですね。
2018年10月04日 14:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:11
笠ヶ岳山頂の祠。
1683年に霊山として円空上人により開山されました。
とても存在感のある巨大な山容なので納得ですね。
そして笠ヶ岳(2897.6m)登頂です!
日本百名山であり、花の百名山にも選定されています。
また岐阜県の最高峰でもあります。
2018年10月04日 14:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:14
そして笠ヶ岳(2897.6m)登頂です!
日本百名山であり、花の百名山にも選定されています。
また岐阜県の最高峰でもあります。
山頂から槍穂高連峰。
山頂部分は雲に隠れてしまいました。
眼下手前には緑ノ笠のコブと播隆平、奥には杓子平の紅葉を見下ろします。
2018年10月04日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:18
山頂から槍穂高連峰。
山頂部分は雲に隠れてしまいました。
眼下手前には緑ノ笠のコブと播隆平、奥には杓子平の紅葉を見下ろします。
山頂から双六岳への縦走路方面。
双六岳手前の強烈な鞍部には双六小屋も見えています。
2018年10月04日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:18
山頂から双六岳への縦走路方面。
双六岳手前の強烈な鞍部には双六小屋も見えています。
山頂から焼岳・乗鞍岳方面。
乗鞍岳の後方には御嶽山でしょうか?
2018年10月04日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:18
山頂から焼岳・乗鞍岳方面。
乗鞍岳の後方には御嶽山でしょうか?
山頂から白山方面。
白山デカイ!
2018年10月04日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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山頂から白山方面。
白山デカイ!
山頂からクリヤ谷への道。
向こうは笠新道以上に厳しい様なのですが、一度歩いてみたいとは思います。
2018年10月04日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:20
山頂からクリヤ谷への道。
向こうは笠新道以上に厳しい様なのですが、一度歩いてみたいとは思います。
槍穂高連峰には紅葉がラインとして浮かび上がっていますね。
もう少ししたら上高地や新穂高の高度でも紅葉が楽しめるのでしょう。
2018年10月04日 14:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:29
槍穂高連峰には紅葉がラインとして浮かび上がっていますね。
もう少ししたら上高地や新穂高の高度でも紅葉が楽しめるのでしょう。
山頂から笠ヶ岳山荘を見下ろしています。
このくらいは登る感じです。
また、テント場の遠さが際立っていますね。
2018年10月04日 14:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 14:34
山頂から笠ヶ岳山荘を見下ろしています。
このくらいは登る感じです。
また、テント場の遠さが際立っていますね。
山荘に戻り夕食。
そろそろシーズンオフという事で、いつもよりオカズが多かった様です。
かなりのボリュームでお腹いっぱいになりました。
2018年10月04日 17:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/4 17:03
山荘に戻り夕食。
そろそろシーズンオフという事で、いつもよりオカズが多かった様です。
かなりのボリュームでお腹いっぱいになりました。
日没の時間、西側の展望。
残念ながら厚い雲により日没はよくわからない感じでした。
2018年10月04日 17:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/4 17:42
日没の時間、西側の展望。
残念ながら厚い雲により日没はよくわからない感じでした。
2日目朝。
辺りは一面濃いガスに包まれていて何も見えません。
霧雨程度ではありますが雨も降っています。
2018年10月05日 05:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10/5 5:44
2日目朝。
辺りは一面濃いガスに包まれていて何も見えません。
霧雨程度ではありますが雨も降っています。
計画ではこの日は弓折乗越まで縦走し、小池新道を使って下山する予定です。
笠新道を下りたくないというのが理由ですが、この視界では縦走路を楽しめそうにありません。
どうしようかなぁ。
2018年10月05日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 6:34
計画ではこの日は弓折乗越まで縦走し、小池新道を使って下山する予定です。
笠新道を下りたくないというのが理由ですが、この視界では縦走路を楽しめそうにありません。
どうしようかなぁ。
また来ますよ!
笠新道で来るかはわかりませんが、夏の杓子平は大変な花畑だそうなので、次はテントを担いで来てみようかな!
2018年10月05日 06:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 6:43
また来ますよ!
笠新道で来るかはわかりませんが、夏の杓子平は大変な花畑だそうなので、次はテントを担いで来てみようかな!
抜戸岳まで向かう途中、雷鳥のつがいを発見。
この辺りのハイマツ帯は雷鳥の生息地という予習はしていましたが、会えてよかった!
夏毛から冬毛に変わる途中の様子が可憐ですね!
2018年10月05日 07:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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抜戸岳まで向かう途中、雷鳥のつがいを発見。
この辺りのハイマツ帯は雷鳥の生息地という予習はしていましたが、会えてよかった!
夏毛から冬毛に変わる途中の様子が可憐ですね!
グエグエと鳴き声が聞こえるため横を見ると、なんと雷鳥の群れが!!
こんなに会えるとは思っていませんでした!
先ほどの2羽と合わせて、計13羽ほど確認できました。
2018年10月05日 07:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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グエグエと鳴き声が聞こえるため横を見ると、なんと雷鳥の群れが!!
こんなに会えるとは思っていませんでした!
先ほどの2羽と合わせて、計13羽ほど確認できました。
笠新道と縦走路の分岐に到達。
うーん…真っ白すぎる。
ここで気持ちが萎えてしまったので早く降りる事ができる笠新道を使うことにしました。
2018年10月05日 07:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 7:35
笠新道と縦走路の分岐に到達。
うーん…真っ白すぎる。
ここで気持ちが萎えてしまったので早く降りる事ができる笠新道を使うことにしました。
下山時、相変わらず3000m付近の稜線はガスの中であり、最後まで槍穂高は姿を見せてくれませんでした。
しかし切れ目から日光は刺すため暑い。
2018年10月05日 09:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 9:05
下山時、相変わらず3000m付近の稜線はガスの中であり、最後まで槍穂高は姿を見せてくれませんでした。
しかし切れ目から日光は刺すため暑い。
登りでもみた下界の新穂高温泉。
ぐおお、やっぱり遠い。
笠新道は下山でもかなり脚に来る道です。
膝がカクカクしてきます。
2018年10月05日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 9:16
登りでもみた下界の新穂高温泉。
ぐおお、やっぱり遠い。
笠新道は下山でもかなり脚に来る道です。
膝がカクカクしてきます。
やっと笠新道入口に着いた!下りもキツイ!
ここからは林道なので脚には優しくて助かります。
ここへきて初めて林道万歳と思いました。
2018年10月05日 11:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 11:09
やっと笠新道入口に着いた!下りもキツイ!
ここからは林道なので脚には優しくて助かります。
ここへきて初めて林道万歳と思いました。
あまりのキツさから冷たくて甘い何かが飲みたくなり、逆方向ですがすぐ近くにのわさび平小屋に立ち寄りました。
ここはいいなぁ、泊まりたい。
2018年10月05日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 11:23
あまりのキツさから冷たくて甘い何かが飲みたくなり、逆方向ですがすぐ近くにのわさび平小屋に立ち寄りました。
ここはいいなぁ、泊まりたい。
新穂高温泉まで戻り、中崎山荘の日帰り温泉を利用。
入浴者用のわりと大きな駐車場があるので、車まで戻ってから改めて利用しに立ち寄れます。
2018年10月05日 13:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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10/5 13:17
新穂高温泉まで戻り、中崎山荘の日帰り温泉を利用。
入浴者用のわりと大きな駐車場があるので、車まで戻ってから改めて利用しに立ち寄れます。

感想

季節は10月となり、アルプスの高山は冬支度をする季節となって参りました。
各地の山小屋も営業終了まで残り僅か。
今年最後の北アルプスと考え、今回は笠ヶ岳へ行って参りました。

笠ヶ岳は実は前回双六岳に登った時に、本来の計画として組んでいた山です。
今年の夏は取得した連休が天候に恵まれず、計画変更して登った双六岳より笠ヶ岳を見ていました。
そもそもその時すでに笠ヶ岳に登りたかったわけですから、その姿を遠くに眺めながら笠ヶ岳に行きたい思いが強くなっていきました。
そして、今回ようやっと登る事ができました。

笠ヶ岳へのルートは、もっとも優しい小池新道から弓折乗越へ上がり笠ヶ岳まで縦走するルートがお楽しみ的にもオススメされています。
しかしこちらですと、時間的に鏡平山荘か双六小屋で一泊しなければならず、行程としては2泊3日となります。
台風の接近もあるのでどうにか1泊2日にまとめたかったという事があり、最短ルートの笠新道を利用する事にしました。

笠新道は言わずと知れた超タフなコース。
岐阜県内の北アルプスの中では屈指の超急登です。
切れ落ちた尾根やキツイ鎖場があるわけではありませんが、ほとんど緩むことのない斜度のまま長い長い登りをこなさなければなりません。
登山者用駐車場を起点とするなら、その行程はおよそ8.5時間というロングコース。
北アルプス三大急登として選定されているルートは剱岳早月尾根、烏帽子岳ブナ立尾根、燕岳合戦尾根ですが、少なくとも合戦尾根より笠新道の方が遥かにキツイです。
日本三大急登としても、谷川岳西黒尾根より笠新道の方が遥かにキツイと感じました。
体感的には農鳥岳の大門沢ルートより少しマシという程度にはキツかったです。
しかし同じ笠ヶ岳でもクリヤ谷ルートはもっとキツイという噂なので、いやはや物凄い所ですね。
バリエーションルートにはさらにとんでもない所がいくらでもありそうですが、ノーマルルートとしては屈指のキツさなのは間違いないでしょう。

今回笠新道を歩き切る事ができたため、これは来年の計画を立てる際の自信にもつながるような気がしています。
また急登を越えた先のご褒美はそれはそれは素晴らしいものですので、キツかったけどまた行きたい!と思えるような山でした。
来年のアルプスがとても楽しみになりました!



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